ほっかほっか亭
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
日本 〒108-0014 東京都港区芝4-9-1 芝ニシイビル |
設立 | 1981年7月27日 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 2010401027580 |
事業内容 | 持ち帰り弁当事業 |
代表者 | 青木達也(代表取締役社長) |
資本金 | 4億5960万円 |
従業員数 | 78名 |
決算期 | 2月 |
主要株主 |
株式会社ハークスレイ 株式会社プレナス |
関係する人物 | 田渕道行(創業者) |
外部リンク | http://hokkahokkatei.co.jp/ |
ほっかほっか亭(ほっかほっかてい)は、株式会社ほっかほっか亭総本部(ほっかほっかていそうほんぶ)がフランチャイズ展開を行っている、持ち帰り弁当のチェーン店。キャッチフレーズは「わたしの街の台所」、略称・愛称は「ほか弁」または「ほっか」である。
ほっかほっか亭総本部は、2006年(平成18年)6月以降、長く九州・山口以外の西日本で地区本部として店舗を運営(直営ないし加盟店への委託)していた株式会社ハークスレイの傘下にある。
東日本・九州地方・山口県エリアでは、株式会社プレナスがフランチャイジーとなっていたが、プレナスが2008年(平成20年)5月14日をもってフランチャイズ契約を解消した。(詳しくは「プレナス」の項目を参照のこと)。ただし、解約はしたが、それらのエリアから完全に店舗がなくなったわけではなく、一部の店舗がほっかほっか亭として存続したほか、解約後、エリア内にほっかほっか亭としての新規出店も行われている。エリア内のほっかほっか亭店舗は暫定措置としてほっかほっか亭総本部が直接管理するか、ハークスレイが管理している。
概要
埼玉県草加市を皮切りに、"Honesty"(まじめに)"Hot"(つねにあたたかいお弁当)"Heart"(こころをこめて)の『3H』を基本理念として、銘柄米を使った炊きたてのご飯と作りたての惣菜という、それまでの弁当販売の概念を覆すメニューで大当たりとなり、2008年(平成20年)5月14日時点で全国に3,450店舗を展開するチェーン店へと成長した。略称の「ほか弁」は広く一般に定着し、当フランチャイズ店に限らず、調理したての弁当を販売する店舗や、その弁当全般の代名詞とまでなっている。
しかし前述のプレナスのフランチャイズ契約の解消により、同社の直営・加盟店を合わせて3,294店あった店舗のうちの2,028店と、サンコー(株)が運営する茨城地区の50店の、合わせて2,078店が新ブランド「ほっともっと」に転換したため[1]、2008年(平成20年)5月15日時点での店舗数は1,363店となり、約2,300店を展開していた本家かまどやが持ち帰り弁当業界首位に浮上し、ほっかほっか亭は業界3位に転落した[2]。離脱後、ほっともっとは地盤がなかった地域にも、既に出店しているやよい軒の流通網などを利用し、積極的にも出店し、現在はほっともっとがトップに立っている。ほっかほっか亭は現在も3位であり、2012年(平成24年)6月現在山形県・福島県・静岡県・山口県・佐賀県・長崎県・沖縄県には店舗がない状態である。
エリアフランチャイズにより地域ごとに運営会社が異なっているため、メニューなども地域ごとに違っている。
2008年(平成20年)12月より新ブランドロゴへ一新された(ブランドカラーの赤と黄色は以前と同様継続し、「3H」を模した3つの「H」が描かれている)。以前は、ほっかほっか亭の頭文字の「H」をデザイン化し、側面には「HOKKAHOKKATEI」と書かれていた。店頭のブランドロゴは順次、新ブランドロゴへ入替中ではあるが、現在でも旧ブランドロゴで営業している店舗もある。
沿革
- 1976年(昭和51年)6月6日 - 田渕道行(株式会社ほっかほっか亭総本部・代表取締役/当時)が、ほっかほっか亭の母体となる持ち帰り弁当店を埼玉県草加市にて創業。
- 1978年(昭和53年)4月 - 株式会社ほっかほっか亭設立。
- 1981年(昭和56年)7月27日 - 株式会社ほっかほっか亭総本部設立。
- 1984年(昭和59年)4月 - 株式会社ダイエーと提携。
- 1985年(昭和60年)1月 - 東部・関西・九州の3地域本部制を導入。
- 1990年(平成2年)12月 - 九州地域本部を吸収合併した株式会社タイヨーが、株式会社プレナスに改称。
- 1991年(平成3年) - 長崎と宮崎の地区本部がウィズン (We'SN) として、愛知・岐阜の地区本部だったヒューマンライフ株式会社がベントマンとして、それぞれ独立。その後、ほっかほっか亭も対抗する形で再進出。ウィズンの運営会社である東朋商事は2008年1月28日を以て事業を停止した(破産申立準備の報道)。
- 1993年(平成5年)7月 - 関西地域本部を、株式会社関西ほっかほっか亭から株式会社ハークスレイに改称。
- 1999年(平成11年)4月30日 - 株式会社プレナス(当時は九州と山口で店舗運営)が株式会社ほっかほっか亭(東部エリア)の株式をダイエーから買収し子会社化して、東日本にも進出。プレナスは、株式会社ほっかほっか亭総本部の株式44%(当時)も取得し、創業者に次ぐ第2位の株主に。
- 2004年(平成16年)3月 - 株式会社プレナスが株式会社ほっかほっか亭を吸収合併。
- 2006年(平成18年)6月 - フランチャイジーである株式会社ハークスレイが、フランチャイザー(統括本部)である株式会社ほっかほっか亭総本部の株式54.17%を、創業者である田渕道行社長から取得して子会社化。
- 2008年(平成20年)
- 2月6日 - プレナスがフランチャイズ契約の解除を総本部側に通知。ハークスレイも穴埋め進出の方針を明らかにしたが、該当店舗は全国の3分の2に達する。
- 3月31日 - 東京地方裁判所が、ほっかほっか亭総本部によるプレナスの営業差し止め仮処分申請をすべて却下[3]。
- 5月15日 - プレナスのフランチャイズ離脱に伴い、プレナス傘下の九州・山口・東日本地区(一部店舗除く)のほっかほっか亭2,294店舗のうち2,078店舗が「Hotto Motto」(ほっともっと)に転換。
- 7月17日 - ほっかほっか亭大分地区本部開設。
- 8月7日 - ほっかほっか亭埼玉支店開設。
- 10月22日 - ブランドロゴを2008年(平成20年)12月より一新すると発表。
- 10月31日 - ほっかほっか亭茨城支店開設。
- 12月1日 - 新ブランドロゴへ一新。
- 12月9日 - 株式会社ほっかほっか亭総本部福岡支店の移転とともに研修センターを開設。
- 12月16日 - プレナスに対する100億円の損害賠償請求訴訟を提起。
- 2009年(平成21年)
- 2010年(平成22年)8月1日 - ほっかほっか亭群馬地区本部開設。
- 2011年(平成23年)4月22日 - ほっかほっか亭秋田地区本部(新)開設。
各地区本部
ハークスレイ系
運営エリア:22府県。
運営会社 | 地区 | |
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株式会社ハークスレイ (ほっかほっか亭関西地域本部) |
富山県、石川県、福井県、愛知県、岐阜県、三重県、 大阪府、兵庫県(淡路島除く)、和歌山県、奈良県、 岡山県、広島県、鳥取県、島根県 | |
株式会社ハークスレイ福岡支店 (ほっかほっか亭福岡地区本部) |
福岡県、熊本県 | |
業務提携 | 株式会社ほっかほっか亭京滋地区本部 | 京都府、滋賀県 |
株式会社ほっかほっかフーヅ (ほっかほっか亭四国地区本部) |
徳島県、香川県、愛媛県、高知県、兵庫県(淡路島のみ) |
総本部直轄
運営エリア:18都道県。総本部・山口県・九州エリアはかつてプレナス直営・加盟店だったが、プレナスがフランチャイズ契約を解約したため、鹿児島県にある鹿児島食品サービスは総本部直轄の地区本部となり、直営店を含めたほっかほっか亭へ残留した店舗の運営・管理指導を行っている(解約当時は、熊本県にあるマルコフーズがほっかほっか亭熊本地区本部を設立し運営していたが、自己破産を申請したため現在は福岡地区本部のハークスレイが運営している)。なお、一部の食材・資材はハークスレイから入荷している(一部店舗除く)。そのため、入荷している店舗ではハークスレイの弁当メニューと重なっている物もある。
2008年(平成20年)4月、野崎漬物はほっかほっか亭総本部と新規契約しほっかほっか亭宮崎地区本部を設立、同年7月には西日本畜産株式会社とも新規契約し、前述の2社とあわせて九州地区の各地区本部となった。
運営会社 | 地区 |
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株式会社ほっかほっか亭総本部 | 北海道、宮城県、栃木県、茨城県、埼玉県、 東京都、千葉県、神奈川県、山梨県、長野県、 新潟県 |
株式会社みちのくジャパン (ほっかほっか亭岩手地区本部・青森地区本部) |
岩手県、青森県 |
株式会社スマートフーズサプライ (ほっかほっか亭秋田地区本部) |
秋田県 |
大洋食品工業株式会社 (ほっかほっか亭群馬地区本部) |
群馬県 |
西日本畜産株式会社 (ほっかほっか亭大分地区本部) |
大分県 |
野崎漬物株式会社 (ほっかほっか亭宮崎地区本部) |
宮崎県 |
株式会社鹿児島食品サービス (ほっかほっか亭鹿児島地区本部) |
鹿児島県 |
旧プレナス系
運営エリア:24都道県。2008年(平成20年)5月15日より一部店舗を除いて「Hotto Motto」(ほっともっと)に転換し独立した。以下の会社名は総本部が契約更新拒否を通知した時点におけるエリアである。
ほっともっとへ転換後もFQDN「www.hokkahokkatei.com」はプレナス側が所有し、以前は「www.hottomotto.com」へリダイレクトされるようになっていたが、現在はドメインが無い状態である。なお、ほっかほっか亭総本部は2008年(平成20年)10月からFQDN「www.hokkahokkatei.co.jp」を使用している。
運営会社 | 地区 | |
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株式会社プレナス | 合併前から直営 | 山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、 宮崎県、鹿児島県 |
旧・株式会社ほっかほっか亭 | 北海道、宮城県、山形県、福島県、栃木県、群馬県、 埼玉県、東京都、新潟県、山梨県、長野県、静岡県 | |
旧・株式会社ライズ | 千葉県、神奈川県 | |
業務提携 | サンコー株式会社 | 茨城県 |
株式会社ブレンズ | 沖縄県 |
弁当メニュー
メニューやキャンペーンは、運営会社・地区により異なっている。
運営会社 | 地区 |
---|---|
株式会社ほっかほっか亭総本部 | 北海道、宮城県、栃木県、茨城県、埼玉県、東京都、 千葉県、神奈川県、山梨県、長野県、新潟県 |
株式会社みちのくジャパン | 岩手県、青森県 |
株式会社スマートフーズサプライ | 秋田県 |
大洋食品工業株式会社 | 群馬県 |
株式会社ほっかほっか亭京滋地区本部 | 京都府、滋賀県 |
株式会社ほっかほっかフーヅ | 徳島県、香川県、愛媛県、高知県、兵庫県(淡路島のみ) |
株式会社ハークスレイ 株式会社ハークスレイ福岡支店 西日本畜産株式会社 |
富山県、石川県、福井県、愛知県、岐阜県、三重県、 大阪府、兵庫県(淡路島除く)、和歌山県、奈良県、 岡山県、広島県、鳥取県、島根県、福岡県、熊本県、 大分県 ※地区により一部メニュー・価格の違いあり |
株式会社鹿児島食品サービス 野崎漬物株式会社 |
鹿児島県、宮崎県 |
在阪ラジオ局ではハークスレイがCMを出稿しているが、同社のエリア外にもCMが流れてしまうため、「京都・滋賀・淡路島は対象外となります」というアナウンスが最後に入る。
プレナスとの関係について
- 2006年(平成18年)12月19日 - 株式会社プレナスが「ほっかほっか亭」の商標権はプレナスにあるとして、株式会社ほっかほっか亭総本部を相手取り、商標権使用料として9519万円の支払いを求め、東京地裁に損害賠償請求訴訟を起こした。この訴訟については、2008年(平成20年)4月25日に、東京地裁が、プレナスに商標権があるが、総本部に無償での商標使用権があることを認め、プレナスの請求を棄却し、総本部の反訴請求を認容する判決をした。
- 2007年(平成19年)2月6日 - ほっかほっか亭291店(旧プレナス管理店)で消費期限切れの商品を販売していたことが、社内調査により明らかになったと発表した。
- 2007年(平成19年)10月16日 - プレナスの東京オフィス内で行われているワゴン販売の中止を求めて、ほっかほっか亭総本部が東京地裁に提訴した。
- 2008年(平成20年)12月16日 - プレナスに対して、フランチャイズ契約のチェーン離脱後の競業を禁ずる条項に反するとして、約100億円の損害賠償請求訴訟を提起[4][5]。
- 2008年(平成20年)7月31日(28800株→38000株)、2009年(平成21年)5月29日(38000株→53000株)と、二度に渡る第三者割当増資が実施され、離脱当時のプレナスの所有株式は44%より低下している。
事件
- 2007年(平成19年)11月10日 - 山梨県の山梨万力店(旧プレナス管理店)にて同店店長の指示による消費期限の改ざんが行われていた事が、同店に勤務していたパート店員の内部告発により発覚。パート店員は店長に対し改ざんをやめるよう進言したところ、店長により解雇された。ほっかほっか亭は同店店長を無期出社停止すると同時に内部告発したパート店員を別の店舗にて再雇用すると発表した。
関連項目
脚注・出典
- ^ 創設時における「ほっともっと」店舗数等について 株式会社プレナス 2008年5月13日
- ^ 離脱2000店が15日新チェーン ほっかほっか亭分裂 asahi.com 2008年5月14日
- ^ 当社に対する仮処分命令の申立て却下に関するお知らせ 株式会社プレナス 2008年3月31日
- ^ ほっかほっか亭総本部、プレナスを提訴 100億円賠償請求 NIKKEI NET 2008年12月16日
- ^ 株式会社プレナスに対する損害賠償請求訴訟の提起について ほっかほっか亭総本部プレスリリース 2008年12月16日