Smartplus

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Visa TouchとSmartplusに対応した飲料自動販売機

Smartplus(スマートプラス)は、三菱UFJニコスが展開していた非接触型決済サービスである。

概要[編集]

日本信販が開発して2004年12月にサービスを開始した。POSレジと連携を当初から考慮し、店員は受領金額の入力が1回で済む。

2008年9月末時点のVisa Touch/Smartplus会員数は69万人で対応端末は4万9000台[1]であった。

Visaが日本で提供していた「Visa Touch」は、Smartplusの技術を採用している[2]

利用方法[編集]

Smartplus機能を搭載した専用カードの「カード型」と、おサイフケータイ機能を搭載したSmartplusに対応している携帯電話を用いる「モバイル型」が利用可能である。モバイル型はセキュリティ重視モードの場合、決済毎にパスコード入力を要求する。

サービス[編集]

クレジットカードと同様に、ショッピングキャッシングのサービスが利用可能である。

ショッピング[編集]

ICカード読み取り機に近接させて決済する。クレジットカードと異なり署名は求めないが、高額利用の場合には必要となる。決済の上限金額は999,000円で、30,000円までオフライン、3万円超はオンラインや通話でカード会社に信用照会する。

キャッシング[編集]

三菱東京UFJ銀行の旧UFJ店一部に設置されているFelica対応表記があるLeadusATMで、紐付けされたクレジットカードのキャッシングサービスが利用可能である。

沿革[編集]

  • 2004年
    • 12月 サービスを開始した。当初はATMのキャッシング利用に限定されていた。
  • 2005年
    • 8月 ショッピング利用サービスを開始した。
  • 2006年
    • 9月 Smartplusのシステムを用いたVisa touchがサービスを開始した。
  • 2007年
    • 12月18日 ユニーアピタの愛知県内19店舗、静岡県(アピタ藤枝店)、神奈川県(ユニー大口店)」、石川県(アピタ金沢店)で利用可能にとなる。
  • 2008年
    • 1月21日 全国のサークルKサンクスで利用可能となる。
    • 3月21日 ユニー・アピタの中京エリア計49店舗で利用可能となる。
    • 4月10日 全国のユニー・アピタで利用可能となる。
  • 2009年
  • 2013年
    • 11月30日 サークルKサンクスが取扱を終了する。
  • 2014年
    • 6月30日 モバイル型サービスを終了[3]する。
  • 2015年
    • 11月23日 ローソンがVisa Touch、Smartplus取扱を終了[4]する。
  • 時期不明
    • カード型サービスをカード有効期限で終了[3]する。

主な加盟店[編集]

総合スーパーマーケット、専門スーパー[編集]

ドラッグストア[編集]

自動車・輸送関連[編集]

旅行・娯楽[編集]

Smartplusに対応しているクレジットカード[編集]

下記の三菱UFJニコス(グループ会社を含む)のクレジットカードが対応している。

  • MUFGカード - MasterCardに限る。
  • UFJカード - MasterCardに限る[5]。三菱UFJニコスは、プロパーカードの一部を除いて新規募集を終了している[6]
  • NICOSカード - MasterCard又は国内専用に限る。三菱UFJニコスは、プロパーカードの一部を除き新規募集を終了している[6]

モバイル型対応携帯電話機種[編集]

NTTdocomo[編集]

FOMA[編集]

9シリーズ[編集]
7シリーズ[編集]

mova[編集]

2007年4月15日に新規のアプリ提供は終了している。

au[編集]

SoftBank[編集]

Disney Mobile[編集]

脚註[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

Smartplus - ウェイバックマシン(2015年11月26日アーカイブ分)