RPGツクール
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『RPGツクール』(アールピージーツクール)は、株式会社エンターブレインから発売されているRPG制作ソフト。
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[編集] 概要
元々は株式会社アスキーから発売されていたが、「アスキーツクールシリーズ」の開発がエンターブレインに移行すると「ツクールシリーズ」に改称され、ロゴから「アスキー」の表記が無くなった。
様々な命令、画像、音楽を組み合わせてオリジナルのRPGを制作することができる。画像、音楽はあらかじめ用意されたものの他、自分で作ったものも使用できる。作成したRPGは遊ぶだけなら本ソフトを必要としないため、友人に遊ばせたりインターネットで配布したりする事ができる。 また、命令の実行を応用すれば、RPG以外のジャンルのゲームを作る事もできる。
RPGツクールの歴史は古く、第1作は1990年発売のMSX2用『RPGコンストラクションツール Dante』である。なお、1992年発売の『RPGコンストラクションツール Dante2』は、RPGツクールシリーズ、Danteシリーズを含めて、唯一のアクションRPG(イースシリーズ風のRPG)製作ソフトである。これらのことは、エンターブレインのサイトでは解説されていない。
1995年発売のスーパーファミコン用『RPGツクール SUPER DANTE』以降、RPGツクールはパソコンとコンシューマーの両方を対象に作られるようになった。その後、プレイステーションやゲームボーイアドバンスなど、幅を広げていく。
今のところの最新版は、2007年12月27日に発売されたRPGツクールVXである。
また、エンターブレインが主催するゲームコンテストもあり、ツクールソフトで作った作品を応募できる(ツクール以外での応募も可の場合もある)。
[編集] シリーズ誕生まで
- 1988年 ツクールシリーズの元祖『アドベンチャーツクール』(PC-88)発売。
- 1990年2月 RPGツクールシリーズの始祖『Dante』(MSX2)発売。
- 1992年2月 ツクールシリーズを含めて唯一のアクションRPG作成ソフト『Dante2』(MSX2)発売。
- 1992年12月 『Dante』をPC-98に移植した『RPGツクール Dante98』発売。
- チャイムズクエスト DANTE98の前にでたRPG製作ソフト
[編集] 名称の由来
ツクールという名称は、「作る」と「ツール(tool)」の造語である(公式サイト参照)。このため、ローマ字で“tkool”という表記がされる場合がある。なお、外国語のサイトにおいては、誤ってツクールは「tsukuru」と「sukūru (school)」の造語であると紹介されていたり、「RPG school」として誤って紹介されている場合がある(語頭の tsu の発音は、 su に近くなることがある)。英語では「RPG maker」という名称があてられている。
[編集] PC版
[編集] RPGツクール Dante98
- MSX版からの移植作品。PC-98シリーズへの対応に伴い、一部仕様が強化されている。
- 簡単なシステムと、設定がそのまま目に見えるわかりやすさが好評で大ヒットとなった。また、そこから数々の名作も生まれた。
- フロッピーディスクからの起動のほか、ハードディスクへのインストールが可能。
- フロッピーディスク2枚のサイズでシステムを動かせるため、標準の日本語FEPにはVJE-Σが使用されていた。これはDante98本体とは別なため、ユーザーで好きなFEPを使用出来る。
- アスキー ログインソフト編集部より発売。価格は5,340円でフロッピーディスクは5インチ版と3.5インチ版が各2枚組の計4枚付属。別途MS-DOSのシステムが必要。
- ノンプレイヤーキャラクターはイベントでの命令以外ではカニ歩きのように前を向いたまま移動する。
- マップは切り替え形式。
- 全ての敵から逃げることが可能(ゲームによっては進行に支障をきたすことがある)。
[編集] RPGツクール Dante98 II
1996年7月・PC-98シリーズ
- 好評だった『RPGツクール Dante98』の続編。
- 基本的な操作を引き継ぎ、階層のついたマップ、変数の導入など、さまざまな機能が追加・強化・拡張された。
- 『Dante98 for Windows』と『D2win』を使えばWindows上で『RPGツクールDante98』、『RPGツクールDante98II』の作品がプレイ可能。
- 開発と企画自体は1994年後期から行われていたが、初期段階のゲームエンジンでは『RPGツクール Dante98』で実現し得なかった機能と要望を吸収しきることが困難となったため、アスキー エンタテインメント ソフトウェア コンテストなどで活躍していた尾島陽児氏に開発協力を打診し、ゲームエンジンの再構築が行われた。結果、発売日が当初の予定より1年以上延期する形となり、同時進行となっていたRPGツクール95とリリース時期が近くなってしまったことと、主流だったOSがMS-DOSからWindowsへの移行されてしまったことが重なり、発売から十分なユーザー層を確保することができなかった。このためDante98IIの作品数は相対的に少なかった。
- なお、尾島氏はその後2000、2003、XP、VXとPC系RPGツクールの開発を手がけ続けている。
[編集] RPGツクール95
- Windowsプラットフォームとしては初のRPGツクール。マウスでの操作が可能で、RPGツクール初心者のユーザーから人気が高かった。WAVEファイルやMPGムービーも使用可能になった。また、作成したゲームを不特定多数の人に配布・販売することが可能となった。
[編集] サンプルゲーム
- 猫の森のトラ吉
- 家出をした少女ウェンディが猫又の住む森に辿り着き、そこで幸せな一時を過ごすストーリー。後日完全版がネット上で公開された。
- 伝勇の冒険II
- かつて魔王を倒した伝説の勇者(伝勇)はホワイトと言う少女の所に遊びに行き、魔王と戦った記憶を述懐する。主人公の伝勇は、声は可愛いが自分の事しか考えていなく、する事は途轍もなくえげつない。主人公の伝勇のみ当時としては画期的だったフルボイスで、BGMはRPGツクールXPのサンプルゲームの「KNight-Blade Howling of Kerberos(ナイトブレード ケルベロスの咆吼)」に使用されている。あくまでサンプルと言う位置付けのため戦闘の難易度は低い。
- マリアReジェンド
- 天上界に住む天使マリアが、地上に落としてしまった「天使の杖」を探すために地上で冒険をするストーリー。7大隠しイベントなど、ゲーム外でのオマケも多し。戦闘が無いサンプルゲームの1つでもある。
- 復活の虚神
- 記憶喪失の青年ヨアンは記憶を取り戻すために旅に出る。そして旅の途中で仲間を増やしながら虚神の復活を阻止する。セーブ画面では女の娘の絵が入る。因みに主人公の「ヨアン」と言う名前は、このサンプルゲームの作者がRPGの主人公に付ける名前である。サンプルゲームの中で最もオーソドックスなRPGとしてのボリュームがある作品であるが、サンプルと言う位置付け上戦闘の難易度は低めにされている。
- ドルドル島の冒険
- 主人公の「わたし」は、ドルドル島へ赴く。縦長の島で「わたし」は冒険を繰り広げる。95のディレクター自らが製作したこともあり、登場するキャラクターすべてに機能をフル活用させたイベントを持たせている、特に決まったストーリーはなく、自由度の高いRPGである。サンプルと言う位置付け上、戦闘の難易度は低めに設定されており、武器を装備させた時の攻撃力の上昇値が高い。
- 剣の思い出
- ヒロインは剣を持つ青年と共に魔王と戦う。しかしその剣を持つ青年は…。正統派RPGのサンプル。他のサンプルゲームに比べて戦闘のバランスが木目細かくなっている。
- 教室の足跡
- ダンテ学園に通うヒロインのソフ子とその友人は学園内の幽霊に襲われる。彼女たちは何故自分達が襲われたのか、その原因を突き止めようとする。斜めを巧みに利用したマップチップが印象的なサンプル。
- 友達を探しに
- 画像と文章と選択肢を駆使した、デジタル絵本的な作品。主人公のユウとヒロインのメイシアは森で迷子になってしまい、森の小屋で出会った竜の子供と友達になる。キャラクターを動かす場面はないが、途中の選択肢によってストーリーが変わる。
- スィート・ハート
- 主人公はヒロインと仲直りをするために、変装して女子高に潜入したりする。ギャルゲータッチだが実際には硬派RPG。提携する仲間(女子高生)によってストーリーが変わるので、2度楽しめる。主人公が不審な変装者と見られているため、敵キャラがほとんど女子高生であり、サンプルの中では戦闘の難易度は若干厳しめである。
[編集] RPGツクール2000
RPGツクール2000を参照。
[編集] RPGツクール2003
RPGツクール2003を参照。
[編集] RPGツクールXP
RPGツクールXPを参照。
[編集] RPGツクールVX
RPGツクールVXを参照。
[編集] コンシューマー版
[編集] RPGツクール SUPER DANTE
- PC98シリーズで好評だった『RPGツクール Dante98』をスーパーファミコンに移植したもの。SFCならではの綺麗な画面が特徴となっているほか、巨大なモンスターが表示できるといった細かな改良がされている。
- 一方、キーボードが扱えないため、文字の入力が面倒になってしまった。
- ダンジョンのマッピングは4x4ブロックを一片とした素材を張り合わせるものだが、デザインは少ない。またフィールドにはマッピング機能がないため、既成の4つから選ぶしかなかった。
- 魔法グラフィックがあるが、どのグラフィックでも同じ効果音のため変化が少ない。
- 戦闘BGMを通常戦闘とボス戦闘とで使い分けることができない点も同時期のゲームと比べて見劣りする上にイベントに使える容量も少ない等問題点も多かった。
- キャラクターサイズは16*16ドットと、ファミコン時代の一般的なRPGキャラのサイズになっている。
- キャラクターグラフィック55種(船、動物含む)、モンスターグラフィック43種(色は全て固定)、BGM31種。
- 船や飛行船を呼び戻す機能が無いため、ワープ魔法で簡単にハマリ状態に陥ってしまう。
- 同一の敵を複数出すことができない。
- 魔法を10個以上覚えると古い順に覚えた魔法を忘れる。
[編集] サンプルゲーム
- FATE(フェイト)
- 主人公ライネスが婚約者のファルミアと共に冒険をするストーリー。名前や世界観は北欧神話が元となっている。後のシリーズのサンプルゲームに比べ、ツクールのチュートリアルなどがない。また、容量の都合で、街の住人が非常に少なく会話もほとんどない(完成品の残容量が非常に少ない)。元はPC用のDante98で作成されたものの移植版。
[編集] RPGツクール2
- ダンジョンの模様が選択できるようになり、フィールドのマッピングも可能になった。キャラクターサイズが24*16ドットに上がり、2.5頭身となる。
- 敵グラフィックが4つのカラーパターンから選択できるようになった。
- マップチップが同時代の市販ゲームと比較して見劣りしない。
- 用意されたBGMの質が向上しており、コンシューマー用ツクールの中で最高と評すファンも存在する。
- 素材が良好である。
- 戦闘エフェクトの一部は前作のものに別の効果音を付けたものとなっている。
- 人イベントを横向きや後ろ向きで配置できるようになる(SuperDanteでは正面向きのみ)。なお、この機能はサンプルゲーム作者である桃栗の意見により追加された。
- サテラビュー対応で、衛星データ放送を介して新しい素材をダウンロードすることができた。かなでーるで作曲したBGMを使うことも可能。
- ターボファイルTWINあるいはサテラビュー用メモリーパックにデータを保存することができる。
- 装備品を購入する際、パーティメンバーが装備可能か否か、現在の装備品と比較して強くなるか否かが表示された。この機能は便利であったにも関わらず、残念ながらツクール3以降には引き継がれなかった。
- 取扱説明書に載っていない便利な操作方法・機能がいくつかある(その一部は公式ガイドブックに載っている)。
- 前作での反省を活かし、仕様が大幅に改善され、多くの問題点が解消された。ただし、敵キャラはフィールド・ダンジョン・イベント用で区分されている点やダンジョンのマップの容量の計算方法は前作と変わらないのが惜しまれる。
[編集] サンプルゲーム
- だんきちのバクチン大作戦!!
- 不登校の高校生だんきちが主人公。製品と同名のゲームソフトを入手してツクール学園に突然連れて行かれるという突拍子もないストーリーだが、主となる内容はツクールでのゲームの造り方(主にイベント)の説明。そこでミニゲーム的なイベントが幾つか起こる進行。後半は舞台を学園外に移し、いわゆるRPG的な展開となる。
- これは、サンプルゲームをプレイすることでゲームの作り方を学べるような内容にして欲しいというスタッフからの要望に答えたものであった。
- レベルの上げ方が足りないと最終イベントを攻略できないハマリ状態に陥ってしまう。
[編集] RPGツクール3
- プラットフォームがプレイステーションに移行。
- 1ブロック単位でマッピングが可能になったほか、既成ダンジョンも収録。フィールドはサガシリーズに近いマーカー式の移動となったが、複数作ることが可能。
- 「アニメティカ」というモードを搭載、キャラクターやタイトルのペインティングが可能に。なお、アニメティカ側のみに収録されているサンプルデータ(大型サイズのモンスター1体や現代風キャラクターなど)がいくつかある。ツクール3で使用する場合はそのデータ分のセーブデータが必要になる。
- 「音楽ツクールかなでーる2」で作成した曲データをコンバートすることが可能。なお、ゲームで流れる際にドラム音がおかしくなるというバグがあるので注意が必要である(知っていれば回避可能)。
- MPの代わりにHPを消費する「必殺技」、パラメーター補正や特殊技能が得られる「職業」システムを導入。(必殺技の消費HPは最大99)
- 装備品の左腕と右腕には、両方に武器を装備することも可能。二刀流にした場合2回攻撃が可能でさらに2回攻撃できる設定の場合最大4回攻撃が可能になる。また、道具として使うことが出来る装備品は移動中も使用可能。
- 敵グラフィックの他、人物グラフィックも4カラーパターンから選択できるようになった。
- 物理攻撃、魔法・必殺技のダメージが多少ランダムに上下するようになる。
- AI導入。プレイヤーが戦闘中に操作できない味方キャラクターを作成可能になる。
- パラメータや通貨の名前が変更できるようになり、世界観の演出が広がる。(2まではあらかじめ決まっているパラメータ名を使わざるを得なかった)
- データセーブがPSの特長であるメモリーカード式となることで、それまでの家庭機用ツクールの欠点であった容量制限の問題が解決。システムデータとシナリオデータを別に保存することで、事実上無限にシナリオを作成できる。ただし、規模が大きくなるほど容量も大きくなり、メモリーカードを複数要する場合もある。(許容量を超えた場合、別のメモリーカードへの読み込みが開始される)
- 魔法やアイテムの種類数制限も大幅に緩和された。
- 魔法グラフィックは簡単なアニメーションを作成できるようになり、表現の幅が広がった。(前作のアニメーションの方が種類は少ないがクオリティは高いとの意見もある)
- なお、セーブに必要なブロック数が可変であることから、パッケージでの容量表示についてSCEIの担当と一悶着あった。(当時容量可変のPSゲームは存在せず、そもそもそのようなものが出るという想定がなかった。同様にPSで発売されたコンストラクションツールである「デザエモンPlus」(アテナ開発・販売)は、15ブロックを固定で使用する仕様。)
- 自動的に開始するイベントがなくなり、「イベントを引き継ぐ」になった。管理しやすくなった反面、イベント途中で特殊な分岐をさせるために自動開始を用いるといったようなトリッキーなテクニックは不可能に。
- イベント開始条件の指定上限数が4から99になり、規模の大きなイベント作成が可能に。
- イベントに、これまでの「はい/いいえ」の分岐に加え、乱数分岐、メッセージ分岐が追加される。
- 使用可能な漢字が大幅に増加(JIS第一水準? fix-me)。また、1つのイベント命令で大量の文章を入れられるようになるなど、文章回りが格段に向上。
- 敵キャラクターの出現パターンの指定が、マップ単位だけでなく任意の範囲を指定してもできるようになる。また、敵の出現グループはランダムであるが味方の数が増えるほど出てくる敵の数は増える。(サイズが小さいほど大量に出現)
- 音楽に関しては前作より質が落ちた、という声が多い。
- 全体的にドラクエっぽさ が薄れている。一部(フィールドなど)は意図的に非ドラクエ式システムを採用したものと思われる。
- ツクール2と同様、取扱説明書に載っていない便利な操作法・機能がある。しかも全く同様の操作・機能がである。そして、やはり同様に一部が公式ガイドブック、あるいは公式Webサイト上で公開されている。あえて説明書に載せないとしか思えないその意図は不明と言わざるを得ない。(伝統or遊び?)
- かつて広技苑CD-ROM版で、アスキーツクールコンテストに入賞した作品のデータが付属した。入賞作品だけあり、力作ぞろいである。CD-ROM広技苑は1回のみで打ち切られてしまったため、現在での入手は困難と思われる。また、ファミ通WAVEや電撃プレイステーションDにおいても作品の募集が行われ、入選作品は付録のCD-ROMに付属された。また、ダウンロードするセーブ数が多いのでプレイするにはメモリーカードを複数枚必要になる。
[編集] サンプルゲーム
- gobli -ゴブリくんの冒険-
- RPG世界のザコモンスター「ゴブリ」くんが、その世界でのボスキャラになるために冒険するというメタ的なストーリー。
- ツクール3の新機能である、敵キャラクターの出現範囲について言及されているシーンがある。
[編集] RPGツクール4
- 前作『RPGツクール3』に引き続き、画像エディタ『キャラクターツクール』が付属。しかし、作成したキャラクターの画像は戦闘シーン突入時に毎回ロードが行われるなど問題点が多い。
- 戦闘シーンがサイドビューとなり、リアルタイムバトル式となった(ただしFFのようなアクティヴ/ウェイトのような切り替えができない)。
- 魔法グラフィックは自分で簡単なアニメーションを作れる他、既製のムービーを選択できるようになった。
- FFの召喚魔法のようなムービーが用意された。中には、柴田亜美氏のキャラクターがゲスト出演している。
- イベント機能が強化され、変数が使用可能になる。
- 「音楽ツクールかなでーる3」で作成した曲データをコンバートすることが可能。
- 自動的に開始するイベントが復活。
- 「天候」の演出が追加される。
- キャラクターに顔グラフィックが付けられるようになる。また、文章表示中に「名前」を別枠で表示することができる。
- アイテムに、ゲーム中メニュー画面で表示されるコメントをやアイコンを設定できるようになる
- 魔法に「属性」が設定でき、ゲーム中ではその属性対応するアイコンが表示される。(属性は火水風土雷光闇天地魔)
- これらはオリジナルRPGを他人がプレイした際にありがちな「このキャラが誰か」「このアイテムは何か」「この魔法が何の効果を持つか」が分かりにくいことへの対処と思われる。
- 人物やダンジョングラフィックに時代劇風、現代風、SF風などのテイストが増えた。
- ダンジョンが上下二層式となり、前景の下をキャラクターが歩く演出が可能になるが、反面ダンジョン作成で消費する容量が増加、ツクール3と比較し、狭いマップを少数作るのが限界だった。あらかじめ用意されたマップを利用することもできるが、苦肉の策であった。容量制限の問題が再発。
- ダンジョン作成による消費容量が増加したのは、ツクール3に実装されていた、マップデータを圧縮して数分の一 - 数十分の一に容量を削減する機能(ツクール3では、隠しコマンドで圧縮前/圧縮後のデータ容量と圧縮率を見ることができる)が本作では実装されていないためである。そのため、マップの広さに比例して莫大なデータ容量を消費してしまう。
- 敵グラフィックの色数が減少。
- 「場所移動」のイベントを作成すると、そのイベントの「前」に来るだけで(今までのようにそのイベントにキャラを「重ねずに」)移動が起こる為、非常に不自然な場所移動になってしまった(しかも「歩けない場所」に設置すると、そのイベントの前に来ようと触れようと、場所移動出来ない)。
- 効果音やBGMのサンプリング周波数が『RPGツクール3』から半減、チープな印象に。また過去のツクールシリーズからの流用が多い。一方、音楽のクオリティは上昇している。
- ツクール3に輪をかけて脱ドラクエ志向が進んでいる。
- 発売後短期間で『RPGツクール5』の開発が発表されたため、他のシリーズと比較し『RPGツクール4』の息はかなり短かった。
- 後に、ムービーと敵グラフィックが、『RPGツクール2003』用の素材としてハンドブックのCD-ROMに添付された。Web上からのダウンロードも可能。
- バグが異常に多い。
- マップを移動するとBGMが同じマップ同士でも、もう一度はじめから再生される。
[編集] サンプルゲーム
- Rappin' MAGIC -銀の森と銀のアクマ-
- 主人公クレストがパール姫を助けるため城近くの森の秘宝を探しに行くストーリー。
- ワールドマップが無く町もダンジョンもひとつしかない。
- 今までのサンプルゲームと比較して短く、プレイしてわずか1時間程度でクリアできる。
[編集] RPGツクール5
- 自由度・難易度・手間が格段に上昇した、ある意味“究極のRPGツクール”である。それゆえ作品を完成させた者は少ないが、その反面労力を注ぎ込めば非常に凝った作品を制作することも可能。
- プラットフォームがプレイステーション2に移行。
- キーボードとかな漢字変換による日本語入力が可能になった。
- ツクール初の3D。
- ゲーム実行時の処理が遅い。
- セーブ容量が厳しい。
- ツクールシリーズの特長であったオブジェクト的「イベント」の概念を放棄、「イベント」によって「スクリプト」が起動される仕様に。これにより、製作者の自由度は格段にアップしたが、同時に難解さも生んだ。
- アイテムや魔法なども「スクリプト」の起動によって実行される。
- 「ゲームスイッチ」の名称を「フラグ」に変更。
- いくつものスクリプトを並行して実行できるため、複数イベントを同時に動かしたり、時間経過によって自動的に発生するイベントを作ったりするなど、従来のRPGツクールでは不可能であったことが可能になった。
- スクリプトの応用によっては、アクションゲームやシミュレーションゲームといった類のゲームも一応は作成可能であるが、当然の事ながら制約は多い。
- このように、それまでのツクールとは設計思想が大幅に変わっていて、かなりプログラミング的な仕様になっている。
- 「エフェクト」を自作することも可能。戦闘&マップで使用することができ、HPメーターなども表現できる。
- マップ製作に関しては、旧来どおりの「タイルを1枚ずつ配置する」方法と島を隆起・沈降させてマップを作る方法がある。後者の方が容量をそれほど必要としない
- 機能が膨大であるため、取扱説明書に詳細が載っていない部分が多い。公式HPを参照したり、ヘルプ機能を利用するとよいものの、一から手取り足取り手探りで解決していく作業には時間と労を必要とした。
- ガイドブックは発売中止となった。その為、解説が必要な部分の多くがユーザーの血潮により解明する事が必要不可欠となった。
- 発売当時に伊集院光氏の番組で、タイアップ企画(ドラゴンウエスト9の焼き直し版)が行われたが、夏休み限定企画だった為、配布データは途中制作までとなった。
[編集] サンプルゲーム
- fu-ma
- 比較的オーソドックスな内容。
- 完成度はまあまあ高い。クリアまでの所要時間だけで言えばおそらくコンシューマー用RPGツクールでは最長。
- サンプルゲームのデータにはパスワードがかかっている。ゲームクリアをするとパスワードが分かり、読めるようになる(公式サイトでもパスワードが公開されている)。
- ゲームシステムや世界観がドラゴンクエストのそれと酷似しているが、これはドラゴンクエストシリーズIV - VIIのシナリオを手掛けた折尾一則がゲームデザイン・監修を手掛けていることによるもの。氏の公式サイトでは自らミニドラクエと語っている。音楽を担当しているのは松尾早人。
[編集] RPGツクール
- 前作同様、フィールドは3D。
- 二頭身キャラで全体的にポップな印象の前作とは打って変わってキャラが八頭身となり、やや洋ゲーチックになっている。
- RPGツクール4にあった顔グラフィックが復活したが、クオリティは低く、3Dモデルの多くと一致しない、等の難点がある。
- 収録されている楽曲はプロの楽団によるもので、これらのクオリティは非常に高い。
- 初心者向けというのが今回のコンセプトだが、自由度が低く、かなりの制約が設けられる事に。
- ただ、その分画像はそれなりに綺麗であり、マップの作成も多少容易になっている。
- 作成可能な人物が敵味方主役脇役の合計が100体、フィールド、イベント、ダンジョン製作にも大きな制限が加わっている。
- ロード時間が非常に長い(戦闘シーン突入時や戦闘終了後に毎回数秒のロードが発生するなど)。
- エンカウント率が前作までと同様に相も変わらず高い。しかも今作は戦闘突入や戦闘終了の都度にロード時間が必要な為、これを難点とするユーザーも少なくない。
- キーボード非対応により日本語入力環境が大幅に劣化。
- 初回購入特典として「RPGツクール作成指南書〜ドラゴンランスの世界を創造しよう〜」を店頭で貰えたが、あくまで参考程度の冊子である。
[編集] サンプルゲーム
- サンプルデータ1『Dear Brave Heart』
- 魔術王ソロモンにより72体の悪魔が封じられてから1000年。その封印は効力を失いつつあり、そんな中、この悪魔たちに立ち向かう若者たちがいた。勇者たちの意思が宿るカード“ソウルクレスト”の力を解放する者、“ソウルマスター”。これは、4体の悪魔を封印した、若きソウルマスターの物語である……。
他にも、サンプルデータ2『太陽の昇る街』が用意されている。
[編集] 携帯ゲーム版
[編集] RPGツクールGB
- RPGツクールとしては初の携帯ゲーム用ソフト。いつでもどこでも気軽にRPG制作ができるようにというコンセプトで作られた。
- 通信ケーブルを使い作成したデータを共有することができる。これによって分担作業による共同制作が可能となった。
- ターボファイルGBを使って作成したデータを最大29個保存することができる。ちなみに、後に発売されるターボファイルアドバンスも使用することが可能。
- 戦闘シーンはドラゴンクエストシリーズでおなじみのフロントビュー。
- モンスター素材の中には、かのRPGのボスの形態を思わせるパーツ(顔、両腕)も登場している。文字制限の為、レッドドラゴンがレッドドラゴとしか表示できないのが有名に。
- 良く使う単語などを登録できるキーワード登録機能を搭載。
- 発売を記念して、2人1組で参加できる「タッグでツクールコンテスト」が開催された。
[編集] サンプルゲーム
- NOBLE CAT
- ある日、王女ニーナは魔法によってネコの姿にされてしまう。主人公ロコは王女ニーナと共に、姿を戻すための旅に出る。比較的オーソドックスなタイプのRPGで、ベッドで寝る度に元の姿やネコの姿に変わるなど、凝っている部分もある。
[編集] うちゅう人田中太郎で RPGツクールGB2
- 前作『RPGツクールGB』をベースに、当時『月刊コロコロコミック』で連載されていた「うちゅう人 田中太郎」のキャラクターを追加したもの。ツクールシリーズとしては異例の「原作付き」ということになるが、通常のファンタジーRPGも制作可能。
- 「うちゅう人 田中太郎」のキャラクター達がRPG制作術を指南してくれるという初心者にも分かりやすいチュートリアルを搭載。
- 前作同様、通信ケーブルを使って作成したデータを共有することができるため、分担作業による共同制作が可能。
- ターボファイルGBを使って作成したデータを保存することができる。ちなみに、後に発売されるターボファイルアドバンスも使用することが可能。
- 1枚絵を表示できるイベントシーン機能とキャラクターの会話時の顔グラフィック表示機能を追加。
- エラーが発生した際に、エラーの内容と対処方法を説明してくれるエラーメッセージ機能を搭載。
- サンプルゲームの中身を見ることができる「サンプルをみる」機能を追加。
- 前作に引き続き、良く使う単語などを登録できるキーワード登録機能を搭載。
[編集] サンプルゲーム
- おさとうクエスト
- いつも楽しみな給食の時間。しかし肝心の給食がいつもと違ってしょっぱくなっている。主人公のタカシはタロウと共に、その原因を突き止めようと給食室へと向かう。
- タカシ(堀町タカシ)、タロウ(田中太郎)といった、「うちゅう人 田中太郎」のキャラクターたちが登場するのが特徴。
- このゲームで、あるアイテムを入手すると使用できる素材が増える。
- MONSTERスクール
- 主人公である新米教師の「ゲンゴ」先生はある日、モンスターの子供達から「ヒトの言葉を学びたい」という依頼を受け、そのモンスター達の暮らす「マモン島」へ行くこととなる。モンスターの生徒達には一切の言葉が通じないが、唯一言葉のわかる通訳の妖精「フィララ」と共に言葉を教えていくことで様々な物語が展開していく。
- 前作『RPGツクールGB』の発売を記念して開催された「タッグでツクールコンテスト」で最優秀賞を受賞した作品。
[編集] RPGツクール アドバンス
- テストプレイをしながらゲームを製作できる新システム搭載。「プレイ&メイク」のスタイルが可能となる。
- 通信ケーブルを使って作成したデータを共有することができるため、分担作業による共同制作が可能。
- 戦闘シーンでは携帯機版ツクールでは初めてのサイドビュー戦闘(FF方式)を採用。ただし戦闘システムはツクール4のようなタイム制ではなく、ターン制である。
- メッセージに漢字を使えるようになった。
- 職業制である。
- ターボファイルアドバンスを使って作成したデータを最大15個保存することもできる。ちなみにマニュアルにはターボファイルGBの使用は不可と表記されているが、実際にはターボファイルGBでもデータを保存する事は可能。
- 『RPGツクール4』ほどではないが、ややバグが多い。(スタッフロールにはテストプレイヤーの記述がない。)
- ゲームプレイ時に毎回タイトル画面が表示され、スタート・コンティニューを選択させるようになった。また、メイクモードとプレイモードの切り替えが出来、プレイモードでは電源投入時に自動的にゲームが開始されるようになる。これら改良によって、市販ゲームに近い感覚で作ったゲームをプレイできるようになる。
- 機能、自由度は『RPGツクール2』と『RPGツクール3』の中間程度。『RPGツクール4』で採用された機能の一部も入っている。
- 画像素材の質は『RPGツクール2』に劣る。久々のドット絵環境でのRPGツクールであっただけに、やや惜しまれる。
- 素材はファンタジー物に特化しており、現代物、近未来物などの素材はほとんどない。
- 出荷数が少ない為か、ネットオークションや中古市場などは高値で販売されている場合もある。
- プレイヤーの移動速度がやや遅め。
- 作り易いため、『シリーズ中、作品完成に達する事が出来るツクール』と評価が高い。
[編集] サンプルゲーム
- ジュエルキーパー
- 主人公はある日、無実の罪で死刑を宣告されてしまう。王が偽者であると気付いた主人公は、その正体を突き止めようとする。コメディタッチのファンタジーRPG。シナリオはメタルマックスシリーズなどを手掛けた宮岡寛が担当。
- サンプルロードしても中身を覗くことはできない。
- おつかいクエスト
- チュートリアルを兼ねているため、サンプルゲームでありながら「不完全な」状態になっている。遊びながら不完全な部分を補完していくことによって、ツクールアドバンスでのRPGの作り方を学習できるようになっている。
- 「ツールファイブ」というキャラクターが登場するが、彼らのグラフィックは素材として使用することはできない。
[編集] 携帯iアプリ版
[編集] RPGツクールα
2002年12月18日・Windows98以降・iアプリ対応携帯電話専用。
[編集] RPGツクール for mobile
2006年4月17日・Windows2000以降・iアプリ対応携帯電話(900iシリーズ以降)専用。
- 携帯電話サイト『ツクールモバイル@RPG』に投稿を行うためのRPGツクール。ユーザーによるゲームの配布はできない。
[編集] 関連書籍
[編集] PC版
- RPGツクール Dante98 ―PC‐9801でキミだけのオリジナルRPGが簡単に作れる
- ログインソフト編集部(編集) ISBN 475610665X(1992/12)
- RPGツクール Dante98 2 ―手軽な操作で自分だけの本格的なRPGを作れる
- ログインソフト編集部(編集) ISBN 4756112447(1996/07)
- 出撃 RPGツクール95
- アスキー(編集) ISBN 4756127703(1997/03)
- RPGツクール95 完全網羅ガイドブック
- デジタルファミ通編集部 ISBN 4893667416(1997/05)
- RPGツクール2000 ハンドブック
- メディアミックス書籍部(編集) ISBN 4757701721(2001/02)
- RPGツクール2003 ハンドブック
- PCエンタテイメント書籍編集部(著) ISBN 4757714106(2003/03)
[編集] コンシューマー版
- RPGツクール SUPER DANTE 公式ガイドブック ―入門編
- ファミコン通信編集部 ISBN 4893663437(1995/04)
- 初心者向けの解説本。文字やゲーム画面の誤植が多かったが、増刷で修正されている。開発者インタビューのほか、オリジナルRPGを実際に作成した例やサンプルゲームの攻略法なども収録されている。
- RPGツクール SUPER DANTE 公式ガイドブック ―実践編
- スタパ斎藤、桃栗 たき子(著) ファミコン通信編集部(責任編集) ISBN 4893663542(1995/04)
- スタパ斎藤と桃栗たき子による独特の切り口でテクニックを解説。入門編と違い、漢字にルビがない、子供にはわかり難いネタが多い、などといった点から対象年齢はやや高めである。ジョークのような「RPGアイデア集」や丁稚な挿絵イラストも特徴。データを記入するための表が付属。
- RPGツクール SUPER DANTE 公式ガイドブック ―データ編
- アスキー出版局(編集) ISBN 4893663534(1995/05)
- グラフィック一覧やパラメータの仕様、一部の原画とコメントが掲載されている。グラフィック一覧は名称が記載されている。
- RPGツクール2 公式ガイドブック〈入門編〉
- ファミ通編集部(編集) ISBN 4893664735(1996/02)
- 前作と同じく「子供ユーザー」を対象としている。操作・機能ガイドといった内容のほか、RPG作りでの注意点が挿絵付き(歴代パッケージイラストと同じ人によるもの)でアドバイスされている。グラフィック一覧や仕様も収録されている。
- RPGツクール2 公式ガイドブック〈実践編〉
- ファミ通編集部(編集) ISBN 4893664794(1996/02)
- 前作と同じく「大人ユーザー」を対象としている。内容は入門編より深く、スタパ齋藤や桃栗たき子によるコラムが載っているなど、コアな仕上がり。仕様書を作るための表が巻末に付属した。表の記入例はゲーム帝国を元にしたRPGになっている。ほか、桃栗のサンプルゲーム制作の裏話も掲載されている。挿絵イラストは姫野かげまるが担当。
- RPGツクール3 公式ガイドブック
- ファミ通書籍編集部(編集) ISBN 4757700997(1997/11)
- 取扱説明書に載っていなかった戦闘時の計算式や、レベルアップに要する経験値など、必須と思われる内容がガイドブックにも載らないというミスを犯し、後からWeb上でデータを公開する事態に。内容は前作までにおける「入門編」に近く、テクニックの解説はほとんどない。
- RPGツクール4 公式ガイドブック
- ファミ通書籍編集部(編集) ISBN 4757703236(2001/01)
- ツクール4内での画像素材がほぼ完璧に収録されているため、やや厚い。ところどころにツクール4とはあまり関係の無い、桃栗たき子によるやや暴走気味のジョーク的コラムが書かれている。ちなみにそのジョーク的コラムを全て真に受けると当然まとなゲームにはならない(例として、成分が毒の回復薬やマトショリーカを意識したモンスターなどがある)。
- RPGツクール4 とってもかんたんツクールガイド
- Vジャンプ編集部(編纂) ISBN 4087790894(2000/12)
- RPGツクール5 公式ガイドブック
- 発売中止が公式サイトより発表された。
- RPGツクール5 とってもたのしくツクールガイド
- Vジャンプ編集部(編纂) ISBN 4087791904(2002/08)
- RPGツクール 公式ガイドブック
- ファミ通書籍編集部(編集) ISBN 4757721579(2004/12)
[編集] 携帯ゲーム版
- RPGツクールGB 公式ガイドブック
- ファミ通(責任編集) ISBN 4757701144(2000/03)
- RPGツクールアドバンス 公式ガイドブック
- ファミ通書籍編集部(編集) ISBN 4757715013(2003/05)
[編集] 関連項目
- ツクール魂
- 3分ゲーコンテスト
- ドリームスタジオ
- コンテストパーク(1997年6月 - 2002年6月までエンターブレインのwebで、それ以降テックウィン誌上で同誌が休刊されるまで続き、休刊後はインターネットで開催されていた)

