音の大きさ

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等ラウドネス曲線。横軸は周波数、縦軸は音圧レベル。

音の大きさ(ラウドネス:loudness)とはヒトの聴覚が感じる音の強さであり感覚量(心理量)のひとつである。 音の大きさ(ラウドネス)の単位はsone(ソーン)であり、音圧レベルが40dBの1,000Hzの純音の音の大きさを1soneと定義している。ヒトの感じる音の大きさが2倍になれば2sone、半分になれば0.5soneと表される[1]

1,000Hzの純音の場合、音圧レベルが10dB上昇することにより、音の大きさ(ラウドネス)は約2倍となる。なお、1,000Hzから離れた純音の場合、音圧レベルの増大に伴う音の大きさ(ラウドネス)の上昇はこれよりも大きくなる[1]

同じ周波数の音であれば音圧が増大するほどヒトは音を大きく感じる。しかしヒトの聴覚の感度は周波数によって異なるため、同じ音圧であっても周波数が異なればヒトの感じる音の大きさは異なる。音の大きさが一定となる純音の音圧レベルを結んで得られる周波数音圧レベルの関係を図示したものが等ラウドネス曲線[2]である。 等ラウドネス曲線には、音の大きさのレベル(ラウドネスレベル:loudness level)が記載されている。音の大きさのレベル(ラウドネスレベル)は、同じ大きさに聞こえる1,000Hzの純音の音圧レベルとして定義されており、単位はphon(フォン)である[1]。かつて騒音計で計測される騒音レベルの単位として、ホンが用いられていたが、ホンとフォンとは異なる単位である。なお、騒音レベルの単位は、計量法の変更に伴い、単位はdB(デシベル)に変更されている[1]

  1. ^ a b c d 日本音響学会編、音響用語辞典
  2. ^ ISO 226

関連項目[編集]