コンプレッサー (音響機器)

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ラックマウントされた各種Limiter/Compressor
Manley Mastering SLAM Stereo Mastering LimiterとStereo Variable Mu Limiter/Compressor
dbx 160XT Limiter/Compressor
Millennia TCL-2 Twin Topology Opto-Limiter/Compressor

コンプレッサー (compressor) は、エフェクターの一種である。音の強さの差を縮小する効果がある。略してコンプと呼ばれることもある。

目次

[編集] 概要

入力音量が予め設定した一定の値(スレッショルドレベル、閾値)を超えた場合、音量の変化を設定した比率(レシオ、レイシオ、圧縮比)で抑え、設定された時間で解放(リリース)するプロセスによって、その音量の最大と最小の差(ダイナミックレンジ)を圧縮する。入力信号が強くなるほど、増幅率が一定の比率で低くなる回路を用いる。

電子回路がほとんど同じなので、コンプレッサとリミッタが統合され、1つの機器で両方の動作が可能な機種もある。さらには様々な動作が可能なエフェクタの1機能としてコンプレッサを備えている機種もある。

[編集] 使用例

[編集] 楽器

ギターでは、音の粒(1音ごとの強弱)をそろえる場合に用いる場合が多い。逆に、圧縮が始まるまでの時間(アタックタイム)を調節してピッキングの音を強調することもある。 スレッショルドレベルを低く、圧縮比を高く設定すると、ギターでは同じ音量が長時間維持されるので、減衰時間を伸ばすサスティナーに近い役割をする。 ただし、コンプレッサを強く掛けすぎると、音に歪みがでたり、音質自体が変わったり、ピッキングの音が消えてオルガンの音のようになってしまう場合もある。

なお、ギターだけでなく、オンマイクで行うヴォーカルの収音にも頻用される。 その他、ベースドラムなど、様々な楽器にも用いられることがある。

また、音楽全体にコンプレッサをかけた後に音量を増幅することで、できるだけ長時間大きな音量が維持される(ピークレベルメータが最大に張り付く)ように利用される事もある。 ただし音量の最大と最小の差が圧縮される(ダイナミックレンジが小さくなる)ため、曲の強弱が損なわれて平坦になってしまうので、強弱を聴かせる曲には向かない。(逆に、元々全体的に強弱が平坦な曲にはよく使用される。)さらに全体を通してうるさくなってしまったりもするので、使い過ぎは避けたい。使用を誤ると音が歪んでしまうので、使用する際は注意が必要である。

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コンプレッサーは、において歯擦音('ess' の音)を取り除くために、当該周波数にイコライザーを設定したコンプレッサーに入力して、歯擦音の周波数でのみコンプレッサーが動作するようにして使われることがある。もし動作を解除すると、たとえレベルがそんなに高くなくても、歯擦音はの原因となる可能性がある。この使用法を「ディエッシング」de-essing という。

コンプレッションは、SSB を用いるアマチュア無線音声通信でも用いられる。これはしばしば、特定の無線局の信号を遠距離の無線局がよりよい了解度で受信するために、あるいはある無線局が送信した信号を、別の無線局が送信した信号よりも目立つようにするために用いられる。これらの用法は、複数のアマチュア無線局が DX(遠距離の)無線局と交信する好機会を得るために争う、パイルアップの時にとりわけ見出される。SSB 信号の振幅変調のレベルに依存するので、正味の振幅は、信号の振幅の平均、つまり送信出力の平均は、コンプレッションを使用しなかった場合よりも、より強力になる。現代のほとんどのアマチュア無線用 SSB トランシーバーには、スピーチ・コンプレッサーが組み込まれている。[1]

コンプレッションは陸上移動の無線においても用いられ、とりわけ業務用のウォーキートーキーの音声送信において、また遠隔操作での電話転送において用いられている。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

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  1. ^ "HF Radio Systems & Circuits", Sabin & Schoenike, editors. Noble, 1998, pp. 13-25, 271-290
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