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2020年2月15日 (土) 03:38時点における版

恵那駅
駅舎と駅前広場(2018年8月)
えな
Ena
地図
所在地 岐阜県恵那市大井町[1]
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海・駅詳細
明知鉄道駅詳細
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恵那駅(えなえき)は、岐阜県恵那市大井町にある、東海旅客鉄道(JR東海)・明知鉄道である[1]駅番号はJR東海がCF17、明知鉄道が11

乗り入れ路線

JR東海の中央本線と、第三セクター鉄道である明知鉄道の明知線との接続駅となっている。明知線は当駅が起点である。明知線は元々は中央本線ともども日本国有鉄道(国鉄)の路線であり、当駅も国鉄の単独駅であったが、明知線が第1次特定地方交通線への指定を経て1985年に明知鉄道に転換されたため、現在の形となった。

JRの運行形態の詳細は「中央線 (名古屋地区)」を参照。

歴史

  • 1902年明治35年)12月21日:大井駅(おおいえき)として、官設鉄道多治見 - 中津川間開通と同時に開業[2][3]一般駅
  • 1906年(明治39年)12月5日:駅前に岩村電気軌道が乗り入れ[2]
  • 1909年(明治42年)10月12日:官設鉄道の線路名称制定。中央西線の所属となる。
  • 1911年(明治44年)5月1日:線路名称改定[4]。当駅を含む中央西線が中央本線に編入される[4]
  • 1928年昭和3年)12月3日:北恵那鉄道大井線が駅に乗り入れ。新大井駅を起点とし大井ダム駅まで開通。
  • 1933年(昭和8年)5月24日:国鉄明知線が当駅から阿木駅まで開通[2]
  • 1934年(昭和9年)9月15日:北恵那鉄道大井線が廃止。
  • 1935年(昭和10年)1月30日:岩村電気軌道が廃止(廃止時は矢作水力の経営)[2]
  • 1963年(昭和38年)11月1日:恵那駅に改称[2]
  • 1981年(昭和56年)2月1日:車扱貨物の取扱いを廃止。
  • 1985年(昭和60年)11月16日:国鉄明知線が明知鉄道に転換[2]
  • 1986年(昭和61年)11月1日:チッキの取扱いを廃止。
  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、国鉄駅は東海旅客鉄道(JR東海)が継承[5]
  • 2006年平成18年)11月25日:JR東海の駅にTOICA導入。

駅構造

JR東海

JR 恵那駅*
えな
Ena
CF18 美乃坂本 (5.2 km)
(5.4 km) 武並 CF16
所在地 岐阜県恵那市大井町296-2
北緯35度27分18.327秒 東経137度24分29.321秒 / 北緯35.45509083度 東経137.40814472度 / 35.45509083; 137.40814472 (恵那駅)座標: 北緯35度27分18.327秒 東経137度24分29.321秒 / 北緯35.45509083度 東経137.40814472度 / 35.45509083; 137.40814472 (恵那駅)
駅番号 CF  17 
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 CF 中央本線名古屋地区
キロ程 328.6km(東京起点)
名古屋から68.3 km
電報略号 エナ
オイ←ヲイ(改称前)
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線[1]
乗車人員
-統計年度-
3,172人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1902年(明治35年)12月21日[2]
備考 業務委託駅(夜間無人駅
JR全線きっぷうりば
* 1963年に大井駅から改称。
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単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線を有する地上駅。1番線(単式ホーム)が副本線、2・3番線が本線となっている。上り列車については特急を除き、副本線である1番線に発着する。2つのホームは、ホーム東側にあるエレベーターが設置された跨線橋と、西側の階段がある跨線橋で連絡している。

駅舎は構内南側、単式ホームの中央付近にある。東海交通事業の職員が業務を担当する業務委託駅で、中津川駅が当駅を管理している。駅舎内部にはJR全線きっぷうりばなどが置かれている。TOICA利用可能駅であり、自動改札機が設置されている。早朝・深夜は無人となる。

のりば

番線 路線 方向 行先 備考
1 CF 中央本線 上り 多治見名古屋方面[注釈 1] 特急以外の列車
2 特急のみ
3 下り 中津川長野方面[注釈 1]  

明知鉄道

明知鉄道 恵那駅
えな
Ena
(2.6 km) 東野 10
所在地 岐阜県恵那市大井町302-2
駅番号 11
所属事業者 明知鉄道
所属路線 明知線
キロ程 0.0 km(恵那起点)
電報略号 エナ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線[2]
乗降人員
-統計年度-
771人/日
-2017年-
開業年月日 1985年(昭和60年)11月16日[2]
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JR東海の1番線の東側にある頭端式ホーム1面1線を有する地上駅[2]。JRのホームとは網で仕切られている。

明知鉄道発足時に中央本線との連絡線が撤去され、JR線とは繋がっていない。

駅舎はJR駅舎の東側にあり、2階部分には歯科医院が入居している。窓口では一日フリー切符や他の割引切符、硬券の乗車券類を発売している。窓口営業時間は 7:30~20:35。それ以外の時間は無人となり、自動券売機のみの発売のため定期券・回数券や一日フリー切符、硬券の乗車券類等は購入できない。連絡改札口があるが自動化されておらず、JR東海をTOICA等で利用後に明知鉄道に乗り換える利用客は、JR東海の改札を出た後で明知鉄道の乗車券を購入し、改めて明知鉄道の改札口に入る必要がある[1](逆の場合も一旦改札を出る必要がある)。

利用状況

「岐阜県統計書」及び「恵那市統計書 [6]」によると1日平均乗降・乗車人員は以下の通り。

年度 JR東海 明知鉄道
1日平均
乗降人員
1日平均
乗車人員
1日平均
乗降人員
1999年 6,862
2000年 6,890
2001年 6,872
2002年 6,772
2003年 6,624
2004年 6,586 973
2005年 6,426 941
2006年 6,336 3,168 913
2007年 6,346 3,172 889
2008年 6,366 3,183 921
2009年 6,208 3,104 828
2010年 6,210 3,105 863
2011年 6,260 3,130 902
2012年 6,278 3,139 1,016
2013年 6,486 3,243 988
2014年 6,290 3,145 917
2015年 6,402 3,201 883
2016年 6,365 3,183 857
2017年 6,343 3,172 771

駅周辺

現在の市街地は当駅を中心に形成されており、恵那の街の元となった中山道大井宿は市街地からやや東に離れた場所に位置している。 駅前にはロータリーが2つあり、一方がバス・タクシー専用、他方が一般乗用車専用である。バス・タクシー専用ロータリーには、それぞれ専用の駐車スペースがあり、タクシーは駐車スペースを埋め尽くしていることが多い。ここに恵那駅前バスのりばがある。一般乗用車専用ロータリーはそれより小さく駐車スペースはないが、朝夕は学校帰りの子供を迎えに来る親の車などの停車によって満杯になる。

駅周辺にはいくつかの専門店(文具・眼鏡・時計・傘・服・靴・玩具・二輪車など)や食品店のほか、大型スーパーが2つほどある。

バス

隣の駅

東海旅客鉄道(JR東海)
CF 中央本線
快速・普通
美乃坂本駅 (CF18) - 恵那駅 (CF17) - 武並駅 (CF16)
明知鉄道
明知線
急行「大正ロマン号」
恵那駅 (11) - 阿木駅 (8)
快速 (上りのみ) ・各駅停車
恵那駅 (11) - 東野駅 (10)

脚注

注釈

  1. ^ a b 駅構内の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(駅掲示用時刻表のPDFが使われているため。2015年1月現在)。

出典

  1. ^ a b c d e f 『週刊 JR全駅・全車両基地』 48号 岐阜駅・高山駅・奈良井駅ほか68駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年7月21日、22頁。 
  2. ^ a b c d e f g h i j 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』 26号 長良川鉄道・明知鉄道・樽見鉄道・三岐鉄道・伊勢鉄道、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年9月18日、12-13頁。 
  3. ^ 「逓信省告示第665号」『官報』1902年12月18日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  4. ^ a b 『歴史でめぐる鉄道全路線』 23頁
  5. ^ 『歴史でめぐる鉄道全路線』 27頁
  6. ^ 恵那市統計書”. 恵那市 (2018年5月23日). 2018年9月20日閲覧。

参考文献

  • 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 5号 中央本線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年8月9日。 

関連項目

外部リンク