御厨貴
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みくりや たかし
御厨 貴 |
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| 生誕 | 1951年4月27日(60歳) |
| 出身校 | 東京大学法学部 |
| 職業 | 政治学者 |
御厨 貴(みくりや たかし、1951年4月27日 - )は、日本の政治学者。東京大学先端科学技術研究センター教授。専門は近代日本政治史。復興庁復興推進委員会委員長代理。
目次 |
[編集] 人物
東京都生まれ。文京区立第六中学校、東京都立小石川高等学校、駿台予備校を経て、東京大学法学部卒業。同助手、東京都立大学法学部教授、政策研究大学院大学教授を経て、現職。東京都立大学名誉教授。国土審議会委員。
高校時代に「平沼騏一郎と国本社」という論文を校友誌に発表したところ、「朝日新聞」文化面のコラムで紹介され、政治史研究者への道を強く意識した[1]。
1980年、『明治国家と地方経営』で東京市政調査会藤田賞、1996年、『政策の総合と権力』でサントリー学芸賞、1997年に『馬場恒吾の面目』で吉野作造賞を受賞。祖父は戦前の貴族院議員で、司法大臣[2]にも就いた、父は裁判官。趣味はボウリングと自宅でのワイン会。
三谷太一郎、伊藤隆、佐藤誠三郎らの指導を受け、明治国家中期の政治史、とりわけ首都を含めた各地方の都市計画・開発を巡る政治過程の分析からスタートし、戦後の東京都政や国土開発など現代政治の分析にも手を広げた。アメリカ流のオーラル・ヒストリーの手法を日本に持ち込み、多くの政治家や関係者の聞き取り調査を行っている。
90年代後半からは論壇でも盛んに同時代の政治を論じ、書評家としても知られる。近年はジャーナリズムの分野での活動が多く、テレビのコメンテーターや解説、週刊誌などにも多く登場する。2007年4月からは政治評論家の岩見隆夫の後任として、TBSテレビ「時事放談」の司会者を務めている。2010年7月、内閣府公文書管理委員会委員長に就任。東北地方太平洋沖地震を受け、2011年4月に発足した「東日本大震災復興構想会議」の議長代理に就任。2012年2月、復興庁復興推進委員会委員長代理に就任。
[編集] メディアでの発言
2009年8月5日付け産経新聞に掲載のインタビューおいて、民主党による政権交代の必要性について問われ、「民主党の政策がまとまっていないという指摘があるが、政権を獲ったことがないから仕方がない面もある。」、外交や安全保障問題については「現実路線を踏まえて軌道修正すればいい。わからない問題に無理やり答えを出す必要はない。」と発言[3]。しかし民主党への政権交代が果たされた後の2011年、中央公論紙上での対談において態度を一転、「安全保障上の危機が発生したときには、今の民主党政権では対応不能。尖閣や米軍基地の問題で頭をのぞかせたように、外国を巻き込んだ案件は、内向き学級会主義では乗り越えられない可能性が高い。」「自民党ならば「危ない」と騒ぎ立てているうちに、誰かが何かやって形をつけるかもしれない。しかし民主党は、みんなが横一線に並んで「あ~」と言っている間に、深刻な事態に陥るような気がする。」と述べている[4]。
2011年10月13日付け毎日新聞に掲載のインタビューおいて、大阪市長選候補(当時)の橋下徹について、「彼はある種のポピュリストの典型で、鬱屈した気持ちの人たちに夢を見せている」と分析。さらに「吉本新喜劇のドタバタを好む大阪の風土にうまく乗っかった、『小泉劇場』の大阪版」と語った[5]。
[編集] 略歴
- 1970年(昭和45年)3月 東京都立小石川高等学校卒業
- 1971年(昭和46年)4月 東京大学教養学部入学
- 1975年(昭和50年)3月 東京大学法学部卒業
- 1975年(昭和50年)4月 東京大学法学部助手
- 1978年(昭和53年)10月 東京都立大学法学部助教授
- 1988年(昭和63年)10月 東京都立大学法学部教授
- 1989年(平成元年)5月 ハーバード・イェンチン研究所客員研究員(- 1991年(平成3年)5月)
- 1997年(平成9年)10月 政策研究大学院大学客員教授
- 1999年(平成11年)4月 政策研究大学院大学教授
- 2002年(平成14年)12月 東京大学先端科学技術研究センター教授(現職)
- 放送大学客員教授
- 2010年(平成22年)7月 内閣府公文書管理委員会委員長(現職)
- 2011年(平成23年)4月 東日本大震災復興構想会議議長代理(- 2012年(平成24年)2月)
- 2012年(平成24年)2月 復興庁復興推進委員会委員長代理(現職)
[編集] 著書
[編集] 単著
- 『明治国家形成と地方経営――1881-1890年』(東京大学出版会、1980年)
- 『首都計画の政治――形成期明治国家の実像』(山川出版社、1984年)
- 『政策の総合と権力――日本政治の戦前と戦後』(東京大学出版会、1996年)
- 『東京――首都は国家を超えるか』(読売新聞社、1996年)
- 『馬場恒吾の面目――危機の時代のリベラリスト』(中央公論社、1997年)
- 『本に映る時代』(読売新聞社、1997年)
- 『明治国家の完成 1890-1905』(中央公論新社、2001年)
- 『オーラル・ヒストリー――現代史のための口述記録』(中央公論新社[中公新書]、2002年)
- 『「保守」の終わり』(毎日新聞社、2004年)
- 『ニヒリズムの宰相―小泉純一郎論』(PHP研究所[PHP新書]、2006年)
- 『天皇と政治――近代日本のダイナミズム』(藤原書店、2006年)
- 『明治国家をつくる――地方経営と首都計画』(藤原書店、2007年)
- 『表象の戦後人物誌』(千倉書房、2008年)
- 『政治の終わり、政治の始まり―ポスト小泉から政権交代まで』(藤原書店、2009年)
- 『後藤田正晴と矢口洪一の統率力』(朝日新聞出版、2010年3月)
- 『権力の館を歩く』(毎日新聞社、2010年7月)
- 『知と情―宮澤喜一と竹下登の政治観』(朝日新聞出版、2011年3月)
- 『「質問力」の教科書 』(講談社、2011年3月)
[編集] 共著
- (小塩和人)『忘れられた日米関係――ヘレン・ミアーズの問い』(筑摩書房[ちくま新書]、1996年)
- (天川晃)『日本政治史――20世紀の日本政治』(放送大学教育振興会、2003年)
- (天川晃・牧原出)『日本政治外交史――転換期の政治指導』(放送大学教育振興会、2007年)
- (半藤一利・原武史)『卜部日記・富田メモで読む人間・昭和天皇』(朝日新聞社、2008年)
[編集] 編著
- 『シリーズ東京を考える (1) 都政の50年』(都市出版、1994年)
- 『シリーズ東京を考える (3) 都庁のしくみ』(都市出版、1995年)
- 『歴代首相物語』(新書館、2003年)
- 『時代の先覚者・後藤新平 1857-1929』(藤原書店、2004年)
- 『正伝・後藤新平別巻 後藤新平大全――後藤新平の全仕事』(藤原書店、2007年)
- 『宰相たちのデッサン――幻の伝記で読む日本のリ-ダー』(ゆまに書房、2007年)
- 『オーラル・ヒストリー入門』(岩波書店、2007年)
- 『東大先端研物語-東京大学先端科学技術研究センター20年のあゆみ』(中央公論事業出版、2008年)
- 『変貌する日本政治――90年代以後「変革の時代」を読みとく』(勁草書房、 2009年)
- 『近現代日本を史料で読む』 (中公新書、2011年4月)、「大久保利通日記」から「富田メモ」まで四十余りの史料紹介
[編集] 共編著
- (北岡伸一・猪木武徳)『20世紀の日本 (全12巻)』(読売新聞社、1995年-1997年)
- (青木保・山折哲雄・川本三郎・筒井清忠)『近代日本文化論 (全11巻)』(岩波書店、1999年-2000年)
- (北岡伸一)『戦争・復興・発展―昭和政治史における権力と構想』(東京大学出版会、2000年)
- (中内潤)『中内功―生涯を流通革命に献げた男』(千倉書房、2009年)
[編集] 共同での聞き書き
※オーラル・ヒストリーでの回想
- (渡辺昭夫)『首相官邸の決断―内閣官房副長官石原信雄の2600日』(中央公論社、1997年/中公文庫、2002年)
- (伊藤隆)『情と理―後藤田正晴回顧録(上・下)』(講談社、1998年/講談社+α文庫、2006年)
- (伊藤隆)『政治とは何か―竹下登回顧録』(講談社、2001年)
- (中村隆英)『聞き書 宮沢喜一回顧録』(岩波書店、2005年)
- (伊藤隆)『渡邉恒雄回顧録』(中央公論新社、2000年/中公文庫、2007年)
- (伊藤隆)『表舞台 裏舞台─福本邦雄回顧録』(講談社、2007年)
- (飯尾潤)『地方自治に生きる-宮澤弘回顧録』(第一法規、2007年)
- (牧原出)『聞き書 武村正義回顧録』 (岩波書店、2011年2月)
[編集] 編纂資料
[編集] 主なテレビ出演
- 時事放談(2007年4月~)
- 爆笑問題のニッポンの教養(2010年2月9日)
- 課外授業 ようこそ先輩(2010年10月31日)
- 歌うコンシェルジュ(2011年6月8日)
[編集] 注
- ^ 『学問の鉄人』(宝島社[別冊宝島]、1997年)268頁
- ^ 2010年9月12日付読売新聞13面「本よみうり堂 「権力の館を歩く」 御厨貴さん」
- ^ 2009年8月25日付産経新聞「【話の肖像画】この国をどうする!!政治学者・御厨貴」。
- ^ 中央公論 2011年9月号 54ページ。
- ^ 2011年10月13日付毎日新聞「橋下徹氏の政治手法 「ハシズム」とは?」。