古市憲寿

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古市 憲寿
ふるいち のりとし
人物情報
生誕 日本の旗 日本東京都
出身校 慶應義塾大学環境情報学部学士
学問
研究機関 東京大学大学院総合文化研究科
プロジェクト:人物伝
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古市 憲寿(ふるいち のりとし、1985年1月14日 - )は日本社会学者 [1]。現代日本の若者をテーマにした著作を発表している。朝日新聞信頼回復と再生のための委員会外部委員。 [2]日本学術振興会「育志賞」受賞。東京都出身。

略歴[編集]

  • 2003年(平成15年)、埼玉県立越谷北高等学校を卒業[3]慶應義塾大学環境情報学部に入学(AO入試)。
  • 2005年(平成17年)から2006年(平成18年)まで、ノルウェーオスロ大学に交換留学。
  • 2007年(平成19年)、慶應義塾大学環境情報学部を卒業、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻相関社会科学コース修士課程に入学。同コース修了。
  • 現在、同博士課程に在籍中。慶應義塾大学SFC研究所訪問研究員(上席)
  • 2012年(平成24年)、野田内閣の内閣府国家戦略室「フロンティア分科会」部会委員
  • 2013年(平成25年)、安倍内閣の「経済財政動向等についての集中点検会合」委員 [4]
  • 2013年(平成25年) 内閣官房行政改革推進本部事務局「国・行政のあり方に関する懇談会」メンバー
  • 2014年(平成25年) 内閣官房「クールジャパン推進会議」メンバー

主張[編集]

代表作『絶望の国の幸福な若者たち』で、世代間格差や就職難に苦しむ若者たちの生活満足度や幸福度が実は高いことを指摘した。同書の議論は、朝まで生テレビの主題にされたり(2012年2月25日)、各種メディアで取り上げられたり、大きな反響を呼んだ。同時に、「若者」という「世代論」の限界を指摘していて、それは1960年代から1970年代にかけて成立したものだと主張している[5]

1990年代以降の日本の起業家政策を分析するなかで、それが雇用創出などさまざまな役割が期待され、大企業との「格差是正」や「弱者保護」といった保護主義的、社会政策的な性格を保持していたかつての中小企業政策との変節を見いだした。第三次ベンチャーブームをふまえて、「「二重構造」の解消ではなく、むしろそれを是としながら、「起業」や「起業家」を保護の対象ではなくて、競争の主体として過剰な期待をした」と総括している[6]。若者の社会貢献志向、他者志向が強いことを肯定的に評価しながらも、彼らがコンサマトリーと呼ばれる世界のなかで生きていると主張する。その上で、社会を変えたいならば、「自己中」になることが時には必要だと提言した。「人権ってのはわがままのことなんです」という言葉を引用しながら、それを調整する政治の可能性を語る。そのうえで現代の若者にはむしろ「自己中」であることが必要だと示唆している[7]

神奈川県小田原市で、女子中学生2人が中学校の校舎内を水浸しにした事件に対して「正直、なんかロックっていうか、格好いいかな、とも思ってしまって」「ある種、尾崎豊みたいで格好いい」と述べ一部ネット上で批判された[8]田原総一朗は戦争に関する古市の言論に関して「絶対反対が前提でなく、戦争すべきか、すべきじゃないか、論理的に話すべきだと言うのである。新しい世代が誕生したな、と感じた。」と評価している[9]。また、戦争に関する言及においては、小林よしのりは、ナチスはユダヤ人と戦争したわけではないからユダヤ人迫害は戦争犯罪に分類されていないという基本事項を理解していないと古市を批判している[10]。それに対して古市は、ニュルンベルグ条例で「人道に対する罪」は「平和に対する罪」または「戦争犯罪」に関連して行われることが要件であり、「人道に対する罪」と「戦争犯罪」の峻別は困難であるとの見解を示した[11]

テレビ朝日朝まで生テレビ』が実施する靖国神社参拝の支持に関して支持率が高かったことが発表された視聴者アンケートの結果について、統計的に意味のない数字であると主張している[12]

「テレビで中学生くらいの子たちが合唱してるんだけど、顔の造形がありありとわかって辛いから、子どもたちももっとみんなメイクしたり、髪型や髪の色をばらばらにしたほうがよいと思う。」とのツイートをし、乙武洋匡から「生活指導の先生が怒髪天を突くつぶやきだね(笑)」と返信された[13][14]

朝日新聞信頼回復委員会[編集]

2014年朝日新聞が従軍慰安婦捏造問題や福島第一原発の吉田所長発言の捏造を理由として失われた信頼を回復しようということで「信頼回復と再生のための委員会」が発足し、その外部委員として選出された[15]。その問題に関して朝日新聞との読者とのズレであるとして、世の中には多様な言論が必要でありせめて20年は存続してもらわないと困るという立場を取っている[16]

著書[編集]

単著[編集]

共著[編集]


出演[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ NHK. “NEWS WEB”. 2014年10月13日閲覧。
  2. ^ 朝日新聞. “信頼回復と再生のための委員会”. 2014年10月20日閲覧。
  3. ^ 埼玉県立越谷北高等学校 (2011年10月20日). “日本史通信4 この本がすごい!。”. 2012年2月3日閲覧。
  4. ^ 内閣府 (2013年8月20日). “内閣府”. 2013年8月20日閲覧。 [リンク切れ]
  5. ^ 古市憲寿『絶望の国の幸福な若者たち』講談社、2011年(平成24年)
  6. ^ hamacahnブログ (2013年2月12日). “古市憲寿「創られた『起業家』」@『社会学評論』”. 2013年8月20日閲覧。 [リンク切れ]
  7. ^ BLOGOS (2011年10月28日). “若者はもっと「自己中」になって社会を変えろ”. 2013年8月22日閲覧。
  8. ^ 学校荒らし事件報道 「格好いい」発言の古市憲寿氏、以前は「格好悪い」発言で話題にトピックニュース 2013年(平成26年)5月2日
  9. ^ [1]田原総一朗ツィート 2013年(平成26年)8月14日
  10. ^ 古市憲寿は戦争とは何かを知らないゴー宣道場 2013年(平成26年)8月15日
  11. ^ twilogTwilog 2013年(平成26年)8月22日
  12. ^ ガジェット通信 (2014年1月3日). “元旦のテレ朝『朝まで生テレビ』のアンケートで7割が安倍首相の靖国参拝支持 古市憲寿「統計学的に意味のない数字」”. ガジェット通信. http://getnews.jp/archives/486976 2014年1月5日閲覧。 
  13. ^ 古市憲寿氏がTVの中学生を見て学校空間や整形について言及 「ありのままの姿を強要されるのはおかしい」トピックニュース 2014年10月14日
  14. ^ 中学生の合唱コンクールを見てたらブサイクすぎて整形が一般的になればいいと思ったnetgeek 2014年10月13日
  15. ^ 信頼回復と再生のための委員会発足 社外から4氏
  16. ^ 「古い」メディアのズレ指摘したい 古市憲寿さん
  17. ^ ベストセラーの裏側 古市憲寿「だから日本はズレている」日本経済新聞 2014年7月16日夕刊

外部リンク[編集]