ソロモン王

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ソロモン王(ヘブライ語שלמה‎ Šəlōmōh Shlomo, アラビア語:Sulayman, 紀元前1035年頃 - 前925年頃(?)、)は旧約聖書の『列王記』に登場する古代イスラエルイスラエル王国)の第三代の王(在位紀元前965年 - 紀元前925年ごろ)。父はダビデ王。母はバト・シェバ

[編集] 概説

イスラエルの王ダビデは家臣ウリヤの妻バト・シェバと不義の関係を結び、夫ウリヤを死に追いやった。この二人の間に二人目の子として生まれたのがソロモンであり、彼は父の死後、アドニヤなど他の王位継承を狙う者たちを打倒して王となった。

ソロモン王はエジプトファラオの娘をめとり、ギブオンで盛大なささげものをした。そこで神がソロモン王の夢枕に立ち、「何でも願うものを与えよう」というと、ソロモン王は知恵を求めた。神はこれを喜び、多くのものを与えることを約束した。ここからソロモン王は知恵者のシンボルとなった[1]シバの女王もソロモン王の知恵とエルサレムの繁栄を見て驚いたとされる。

ソロモンのもとでイスラエル王国は繁栄をきわめ、ソロモンは初めてエルサレム神殿を築いた。晩年、臣民に重税を課し、享楽に耽ったため財政が悪化、ソロモンの死後、イスラエルは分裂、衰退していくことになる。その後は息子のレハブアムが継いだ。

長きに渡ってユダヤ教の伝承ではソロモンは知恵文学の著者とされていたが、歴史的な裏づけはない。

ソロモン(アラビア語ではスライマン、トルコ語ではスレイマン)はイスラム教においても預言者の一人とされる。スライマンは知恵に満ちていたと同時に、アラブ民間伝承である精霊ジン)を自由自在に操ったとされる。

一説には神から知恵(指輪)を授かった、もしくはユダヤ教の秘儀カバラが記された『ラジエルの書』を託されたとも言われ、多くの天使や悪魔を使役したとされる。

[編集] 脚注

  1. ^ ソロモン王が子供のことで争う二人の女の一件で賢明な判断を示した逸話は広く世界に伝わり、後に江戸時代の大岡裁きの話にまで取り込まれている。

[編集] 関連事項