ストリートファイター リアルバトル オン フィルム
| ジャンル | 対戦型格闘ゲーム |
|---|---|
| 対応機種 | セガサターン (SS) プレイステーション (PS) |
| 開発元 | カプコン |
| 発売元 | カプコン |
| 人数 | 1~2人 |
| メディア | CD-ROM1枚 |
| 発売日 | SS:1995年8月11日 PS:1995年8月12日 |
| 価格 | 5,800円(税別) |
『ストリートファイター リアルバトル オン フィルム』(STREET FIGHTER REAL BATTLE ON FILM、北米版はStreet Fighter: The Movie)は、カプコンより発売された対戦型格闘ゲーム。1995年8月11日にセガサターンで、同年同月12日にプレイステーションで発売された。
目次 |
[編集] 概要
1994年に公開されたアメリカ映画『ストリートファイター』の実写映像を使用した格闘ゲームである。1995年6月から稼動したアーケードゲーム『ストリートファイター ザ・ムービー』(米国インクレディブルテクノロジーズ社が開発)とその見た目やコンセプトが類似しており、両者が混同されたりする事が多い(現に北米版ではタイトルが同じである)が、この作品はアーケード版の移植作品ではなく、そのゲーム内容は大幅に異なる。北米では本作『リアルバトル オン フィルム』が、アーケード版と同じ "Street Fighter: The Movie" というタイトルでアクレイムから発売されていたが、やはりアーケード版とは別物である。
アーケード版『ザ・ムービー』は元のゲームである『ストリートファイターII』とはゲーム性や雰囲気が大幅に変化していた。それに対し、本作『リアルバトル オン フィルム』はグラフィックこそ前者の流用である(ただし、アーケード版のような滑らかさはない)ものの、『スーパーストリートファイターIIX』のゲームバランスをベースとし、その見た目とは裏腹に落ち着いた内容となっている。また、『ザ・ムービー』では俳優自身であったキャラクターの声も、全て日本人の声優により吹き替えられている。本作の発売当時、家庭用版の『スパIIX』は3DOでしか発売されていなかったため、本作をその代用品として対戦するプレイヤーも存在した。
なお、本作は映画版のストーリーを基にしているため、キャラクターの名前は映画に準拠し、一部の名前が入れ替わっている。
[編集] システム
『スーパーストリートファイターIIX』をベースとし、スーパーコンボも存在するが、それ以外の新要素として「スーパー必殺技」というシステムがある。
- スーパー必殺技
- 通常の必殺技の強化版で、『ヴァンパイア』シリーズの「ES必殺技」や『ストリートファイターIII』の「EX必殺技」に相当する。技が強化されダメージやヒット数などが増加するほか、一部の技は性能自体が大幅に変化する。ただし、スーパー版が存在しない必殺技もある。
- スーパーコンボゲージが半分以上溜まっている状態の時に、対応した必殺技の「通常のコマンド+ボタン2つ以上同時押し」で発動するが、その際にゲージを半分消費してしまう。ただしゲージが完全に溜まっている(ゲージ内に「SUPER」が表示されている)状態ではゲージを消費せず無制限に使用可能となる。このため、キャラクターによってはゲージが満タンまで溜まったらスーパー必殺技を連発するなどの戦法も可能となってしまった。
[編集] ゲームモード
本作には4種類のバトルモードが存在する。
- ムービーバトル
- 映画『ストリートファイター』のシナリオをベースとしたモード。プレイヤーはガイル大佐を操り、バイソン将軍のアジトの情報を集めてそこへ乗り込み、最終的に対決し勝利するのが目的。道中はサウンドノベルのように選択肢が登場し、その選択によって進行ルートや戦う敵などが変化する。敵に負けても何回でもコンティニューが可能だが、基地にたどり着くまでに制限時間が存在するため、敵との戦いに時間を掛けすぎると時間切れでゲームオーバーとなってしまう。
- このモードのエンディングでは、CHAGE&ASKAが歌う主題歌『Something There』のビデオクリップが流れ、一度このモードをクリアしたセーブデータではいつでも観賞できるようになる。
- ストリートバトル
- 原作『ストリートファイターII』のように、好きなキャラクターを選択し、12人の敵を順に倒していくモード。ただし、『ストII』では四天王であったバイソン(本作ではバルログ)とバルログ(本作ではベガ)が通常の敵となり、代わりにザンギエフとディージェイが9人目、10人目に登場する。
- このモードではキャラクター別にそれぞれ固有エンディングが存在する。また、特定条件を満たすと最終ステージでバイソン将軍の代わりに豪鬼が登場する。
- バーサスバトル
- 2人対戦専用のモード。1勝負ごとにキャラクターやステージを変更でき、ハンディキャップも設定できる。
- トライアルバトル
- 全キャラクターと順番に戦う勝ち抜きモード。設定に関わらず難易度は固定されている。プレイ後にはその成績により「格闘家指数」が表示される。
[編集] 登場キャラクター
全てのキャラクターの設定は映画版『ストリートファイター』がベースとなっているが、使用する必殺技は『スーパーストリートファイターIIX』に準拠している。また、『スパIIX』や『ザ・ムービー』とは登場するキャラクターが一部異なる。
それぞれのキャラクター名の後にそれを演じた俳優を記載する。本作での担当声優は基本的に不明だが、キャプテン・サワダ、ケン、ベガ(バルログ)の3名については檜山修之が、キャミィは三石琴乃が声を担当している。
- ガイル大佐 (Colonel Guile) :ジャン=クロード・ヴァン・ダム
- 映画と同じく、本作では少佐ではなく連合軍の大佐という設定であり、主人公的な扱いとなっている。
- キャミィ (Cammy) :カイリー・ミノーグ
- 連合軍におけるガイル大佐の部下であり、中尉。ムービーバトルではガイル大佐のサポート役としてデモに登場する。
- キャプテン・サワダ (Captain Sawada) :沢田謙也
- 連合軍におけるガイル大佐の部下であり、大尉。ガイル大佐とは別の部隊を率いて、影から作戦を手助けしていた。AC版『ストリートファイター ザ・ムービー』では地味な性能であったが、本作では他のキャラクターが『スパIIX』準拠の落ち着いた性能になったのとは逆に、奇抜な新技を備えての登場となった。ハラキリを行う「獄殺自爆陣」や連続攻撃「沢田スペシャル'95」、スーパーコンボの「カミカゼアタック」などは全て本作からの技である。
- チュンリー (Chun-Li Zang) :ミンナ・ウェン
- 本作ではテレビ局のレポーター。バイソン将軍に復讐を果たすため結成されたレジスタンスのリーダーでもある。殺害された父の仇を討つため、ガイル達連合軍に頼らず、別行動で独自に作戦を進める。
- E.本田 (E. Honda) :ピーター・トゥイアソソポ
- チュンリーと共にバイソン将軍を追い詰める作戦に組する。元スモウレスラーで、廃業に追い込んだシャドルーに恨みを持つ。テレビ局の撮影クルーとしてチュンリーに付き従い計画を進める。
- バルログ (Balrog) :グランド・ブッシュ
- 『ストII』での名前はバイソン。また、本作ではボクサー廃業に追い込んだバイソン将軍に恨みを持つ設定のため、四天王扱いではない。本田と同様、テレビ局のカメラマンとしてチュンリーに付き従い計画を進める。
- リュウ (Ryu Hoshi) :バイロン・マン
- 流浪の空手家だが、ケンとともに悪人を騙す義賊として小さな悪事などを働き、生計を立てている。
- ケン (Ken Masters) :ダミアン・チャパ
- リュウとコンビを組んで悪事を働く詐欺師。本作ではグラフィックの関係上、リュウよりも技のリーチが短い。
- ブランカ (Carlos Blanka) :ロバート・マンモン
- AC版『ザ・ムービー』には登場しなかったが、本作ではプレイヤーキャラクターとなった。本作ではガイルの親友(愛称チャーリー)が改造されたという設定である。なお、映画では緑色の肌だが、本作のゲーム中では肌色となっている。また、使用はできないが彼を改造したダルシム博士(ロシャン・セス)がステージ背景に登場する。
- ベガ (Vega) :ジェイ・タバーレ
- 『ストII』での名前はバルログ。本作ではサガット配下の闇の格闘家であり、四天王扱いではないほか仮面を装着していない。
- ザンギエフ (Zangief) :アンドリュー・ブライアンスキー
- 本作ではシャドルー幹部であり、四天王扱い。ただし頭脳が弱く、バイソン将軍に騙されている。
- ディージェイ (Dee Jay) :ミゲール・ヌネズ・ジュニア
- 本作ではシャドルー幹部であり、四天王扱い。お気楽であり、危険そうになると逃げる。AC版『ザ・ムービー』には登場しなかったが、本作ではプレイヤーキャラクターとなった。
- サガット (Viktor Sagat) :ウエス・ステュウディ
- 本作ではバイソン将軍と手を組む、闇の商人の首領。
- バイソン将軍 (General Bison) :ラウル・ジュリア
- 『ストII』での名前はベガ。テロリスト集団シャドルーのボス。本作の最終ボスとして登場し、ムービーバトルでは映画と同じく一度倒した後にパワーアップ(スパコンゲージが無限)して蘇る。
- 豪鬼 (Gouki) :アーニー・レイズ・シニア
- 映画本編には未登場。AC版『ザ・ムービー』では北米版に準拠したAkumaという名前だったが、本作では日本版と同じGoukiとなっている。条件を満たすとストリートバトルの最終ステージでバイソン将軍の代わりにラスボスとして出現する他、トライアルバトルの最終ボスとしても登場する。また、隠しコマンドを入力することでプレイヤーキャラクターとしても使用できるが『スパIIX』同様若干の調整が施される。『スパIIX』ではスーパーコンボを持っていなかったが、本作では「滅殺豪波動」と「滅殺豪昇龍」が使用可能で、異なる2種類のスーパーコンボを持つのは豪鬼だけなので『スパIIX』よりもさらに凶悪さを増している。ただし、『ザ・ムービー』にはあった「瞬獄殺」は使用できない。また勝利メッセージが従来作と違い古風な口調ではなく残虐的なものが多い。
[編集] 関連項目
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