ストリートファイター ザ・ムービー

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ストリートファイター ザ・ムービー
ジャンル 対戦型格闘ゲーム
対応機種 アーケードゲーム
開発元 Incredible Technologies
発売元 カプコン
人数 1~2人
稼働時期 1995年6月
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ストリートファイター ザ・ムービー』 (STREET FIGHTER THE MOVIE) は、1995年6月に稼動を開始したカプコンアーケード用2D対戦型格闘ゲーム。開発元は米国インクレディブルテクノロジーズ社。

概要[編集]

1994年に公開されたアメリカ映画ストリートファイター』の実写映像を使用した格闘ゲームである。1995年8月に発売された家庭用ソフト『ストリートファイター リアルバトル オン フィルム』(以下『RBOF』)とその見た目やコンセプトが類似しているが、ゲーム内容は大幅に異なる。北米版では家庭用版もタイトルが "Street Fighter: The Movie" であるが、これはアーケード版の移植ではなく、日本版『RBOF』と同じ内容になっている。

家庭用『RBOF』は『スーパーストリートファイターIIX』(以下『スパIIX』)のシステムをベースとしており、従来の操作形態に近いゲーム性になっているが、一方で本作『ザ・ムービー』は元のゲームである『ストリートファイターII』(以下『ストII』)とはかけ離れたゲーム内容となっている。サガットやバイソン将軍(ベガ)が怪光線を放つなどの新技や、瀕死時に使用できるデンジャー必殺技、体力回復技、連続投げ返しといった独自システム、ボタンを押しっぱなしにして離すなどの複雑なコマンドが多数登場し、『ストII』とはゲーム性が大幅に異なっている。必殺技同士の連携技などの存在により、空中で連続技が多く繋がり、全キャラクターに即死コンボなどが存在するなど、独自色が強い。

本作の稼働と前後して同月に『ストリートファイターZERO』も稼働を開始している。

なお、本作は映画版のストーリーを基にしているため、キャラクターの名前は映画および欧米のゲーム版に準拠し、一部の名前が日本のゲーム版から入れ替わっている。インストラクションカードでは映画での名前の後ろに日本版ゲームでの名前が括弧書きで併記されている。

立ち位置 日本版ゲームの名称 映画および欧米版の名称
黒人のボクサー M.バイソン(M. Bison) バルログ(Balrog
スペイン人の闘士 バルログ(Balrog) ベガ(Vega
シャドルーの首領 ベガ(Vega) バイソン将軍(M. Bison
黒い道着の格闘家 豪鬼(Gouki) アクマ(Akuma[1]

システム[編集]

吹き飛び中も食らい判定が残存している空中コンボや、制限はあるが、必殺技を他の必殺技でキャンセルできるなどの他に、連続投げ返しや回復技などのシステムがある。また、一部のキャラクターが中以上の攻撃を連打キャンセルできたり、飛び道具の軌道をずらすことも可能。

登場キャラクター[編集]

通常キャラクター[編集]

『スパIIX』や『RBOF』とは登場するキャラクターが一部異なる。

ガイル大佐 (Colonel William F. Guile) :Jean-Claude Van Damme
本作の主人公。性能がかなり優遇されたキャラクター。
キャミィ (Cammy) :Kylie Minogue
鞭を使った技などが追加されている。
キャプテン・サワダ (Captain Sawada) :沢田 謙也
本作では『RBOF』とは技構成が異なり、刀技と蹴り技を中心に戦う。必殺技ではハラキリは行わないが、決勝ラウンドでタイムアップ負けするとそれを見ることが可能。
チュンリー (Chun-Li Zang) :Ming-Na Wen
E・ホンダ (E. Honda) :Peter Tuiasosopo
バルログ(バイソン) (Balrog) :Grand L. Bush
日本版『ストII』での名前はバイソン。
リュウ (Ryu Hoshi) :Byron Mann
ファイアー波動拳の威力が高めに設定されている。
ケン (Ken Masters) :Damian Chapa
ブレード (Blade) : Alan Noon
映画に登場したバイソン軍の突撃兵「バイソントルーパーズ」の一人(ブレードという個別名が登場したのは本作のみ)。映画と同じく赤い衣装を纏い、マスクで顔を隠している。家庭用『RBOF』ではゲーム上で戦うキャラクターとしては登場しない。
ゲームに登場するブレードの正体はガイル大佐の兄弟のガンロックという男であり、彼は密かにシャドルー・ギャング内部へ潜入し、戦闘員に紛れ込んでスパイ活動を行っていた。なお、ガンロックは『マッスルボマー』の北米版『Saturday Night Slam Masters』に登場したキャラクター(設定は異なるが、日本版でのラッキー・コルトに当たる人物)だが、原作のガンロックはガイルの兄弟ではなく親戚という設定。
ベガ(バルログ) (Vega) :Jay Tavare
日本版『ストII』での名前はバルログ。ゲーム同様に仮面や爪を付けており、試合中に落とすことがある。しゃがみ強パンチは最大3発までつながる。
サガット (Viktor Sagat) :Wes Studi
目から怪光線を放つ「イーブルアイ」というオリジナル必殺技を持っている。
ザンギエフ (Zangief) :Andrew Bryniarski
実写ながら外見は『ストII』のザンギエフとそっくりだが、リーチの長いキックが強力など性能は全く違う。
コインを入れると聞こえる「フゥオーッ」という雄叫びは彼の声である。
バイソン将軍(ベガ) (General Bison) :Raúl Juliá、Darko Tuscan
日本版『ストII』での名前はベガ。最終ボスとして登場。一部の演技は代役のDarko Tuscanによるもの。
さらにタッグチームモードでは真ボスとして、黒いカラーで性能が大幅に強化されたバイソン将軍が2人登場する。
アクマ(ゴウキ) (Akuma) :Ernie Reyes Sr.
日本版『スパIIX』や『RBOF』での名前は豪鬼。本作では隠しキャラクターではなく、最初から選択できる。『ストリートファイターZERO』と共に「瞬獄殺」をプレイヤーが使用可能になった作品だが、本作ではガード可能の乱舞技であり、後のシリーズとは全く異なる技となっている。映画では登場しておらず、ゲームだけの出演である。

隠しキャラクター[編集]

ブレードの色違いで性能が異なるキャラクター。カイバーとアーケインはCPU戦で条件を満たすと乱入キャラクターとしても登場する。これらの色違いの衣装の突撃兵は本作独自のもので、映画および家庭用『RBOF』には登場しない。

カイバー (Khyber) :Alan Noon
黄色い衣装の突撃兵。『ストII』シリーズに登場するダルシムの「ヨガファイア」、「ヨガフレイム」、「ヨガブラスト」に似た必殺技を使用する。
アーケイン (Arkane) :Alan Noon
青い衣装の突撃兵。テレポートや手足が伸びる必殺技を持つ。
エフセブン (F7) :Alan Noon
黒い衣装の突撃兵。ブレード、カイバー、アーケインの全ての技が使用可能。

その他[編集]

隠しコマンドを入力することで、『ストII』のBGMに切り替えたり、2体のキャラクターを選んで戦うタッグチームモード、ライフゲージが見えなくなるノーライフモード、ステージ上のオブジェクトが爆発、などの隠し要素が存在する。

参考文献[編集]

  • 『ALLABOUTカプコン対戦格闘ゲーム1987-2000』(電波新聞社、スタジオベントスタッフ発行)

脚注[編集]

  1. ^ 映画には登場していない。