ケメロヴォ州
- ケメロヴォ州
- ロシア語: Кемеровская область
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ケメロヴォ州旗 ケメロヴォ州紋章 -
国歌 不明 公用語 ロシア語 首府 ケメロヴォ 州知事 イリヤ・セレデュク 構成体種別 州 連邦管区 シベリア 経済地区 西シベリア 面積
- 総計国内第34位
95,725km2人口(2021年国勢調査)
- 総計
- 人口密度
- 都市/地方比率国内第16位
2,600,923人
27.17人/km2
86.5% : 13.5%時間帯 UTC +7(DST: なし)クラスノヤルスク時間 ISO 3166-2:RU RU-KEM 番号 ウェブサイト http://ako.ru/
ケメロヴォ州(ケメロヴォしゅう、Кемеровская область)はロシア連邦の州(オーブラスチ)。シベリア連邦管区に含まれる。最大の都市は州都ケメロヴォ。北部のケメロヴォと並んで州内の「2大都市」となっているのが南部のノヴォクズネツクである。1618年に建設された歴史の古い町で、イェルマークのシベリア探検の後に建設された入植地のひとつである。1961年までクズネツクと呼ばれていた。
歴史
[編集]1943年1月26日に州として設置された。
第二次世界大戦後、ケメロヴォに第503収容地区(ラーゲリ)が、ノヴォクズネツクに第525収容地区が、アンジェルカに第526収容地区が設置されて、シベリア抑留の対象となった日本人捕虜が収容された歴史がある[1]。
地理
[編集]シベリア西南部に位置し、北にトムスク州、東にクラスノヤルスク地方、ハカス共和国、南にアルタイ地方、西にノヴォシビルスク州、アルタイ共和国と接する。
20の都市を有し、19の地区に分けられる。シベリア鉄道本線とトムスク支線が通る。
産業
[編集]数多くの炭鉱が分布し、主要な産業は石炭産業。プロコピエフスク、メジュドゥレチェンスク、ケメロヴォ、ノヴォクズネツク、オシンニキなどがその中心。 これらに存在する炭鉱には安全性に問題があるものもあり、 リストヴァシュナヤ炭鉱では2004年に13人[2]、2021年には52人が死亡する爆発、火災事故が発生[3]。 また、ウリヤノフスカヤ炭鉱では2007年に81人以上が死亡する事故が発生している[4]。
ユルガでは自動車製造が、また、ケメロヴォでは化学工業も盛ん。
住民
[編集]住民の大部分は都市に住む。ロシア人のほか、ショル人、タタール人、ウクライナ人、チュヴァシ人、ドイツ人(ヴォルガ・ドイツ人)など。シベリアでは人口密度が高い地域である。
標準時
[編集]この地域は、クラスノヤルスク時間帯の標準時を使用している。時差はUTC+7時間で、夏時間はない。(以前はオムスク時間を使用していて、2011年3月までは標準時がUTC+6で夏時間がUTC+7、同年3月以降は通年UTC+7となった)
出身有名人
[編集]- 勇利アルバチャコフ(タシュタゴール出身) - プロボクサー(第29代WBCフライ級世界王者)
- ヴィクトル・イシャエフ(セルゲーエフカ出身) - 政治家・経済学者(ハバロフスク地方知事・極東連邦管区大統領全権代表)
- ワジム・バカーチン - KGB議長
- アレクセイ・レオーノフ - 宇宙飛行士(人類初の宇宙遊泳に成功)
- アレクサンドル・ゴロビン - サッカーロシア代表の選手。
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 長勢了治『シベリア抑留全史』原書房、2013年8月8日、187頁。ISBN 9784562049318。
- ^ “ロシアで炭鉱事故、52人が死亡 救助隊にも死者=現地メディア”. BBC (2021年11月26日). 2022年6月27日閲覧。
- ^ “ロシア・シベリアの炭鉱で52人死亡 メタンガス爆発で煙充満か”. 朝日新聞DIGITAL (2021年11月26日). 2022年6月27日閲覧。
- ^ “シベリア炭鉱爆発事故97人死亡、史上で最悪規模の災害に - ロシア”. AFP (2007年3月20日). 2022年6月27日閲覧。
外部リンク
[編集]- ケメロヴォ州政府公式サイト(ロシア語)
- ケメロヴォ州地図(英語)