Amazon Kindle

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Amazon Kindle 3

Amazon Kindle(アマゾン・キンドル)は、Amazon.comが製造・販売する電子ブックリーダー端末、同ソフトウェアおよび電子書籍関連サービスである。専用端末やパソコンスマートフォンタブレットなどで電子書籍を読める。2007年11月19日アメリカ合衆国で第1世代が発売された。

歴史[編集]

専用端末[編集]

特徴[編集]

電子ペーパーの一種であるE Ink(電子インク)ディスプレイを搭載した電子ブックリーダー

同種の機器に対する強みは、携帯電話網を利用した高速通信Whispernet[1]を利用することで、PCを介さずに電子書籍や新聞記事がダウンロードできる点にある。携帯電話会社との契約は不要で、Kindleストアとウィキペディアのサイトであれば無料で接続できる(通信料をアマゾンが負担する)。それ以外のサイトは有料となる予定であったが、第2世代/第3世代では無料で利用できる(第4世代/Kindle Touch以降のモデルではWi-Fi限定となった[2])。ニューヨーク・タイムズなどの新聞、タイムなどの雑誌、各種ブログをそれぞれ有料で購読できる。購読している定期刊行物は電源オンまたはスリープモード中であれば自動的にダウンロードされる。

キーボードによる入力が可能であり、内蔵辞書の検索やメモの記入に使える。辞書は単語にカーソルを移動すると自動的に標準設定した辞書の内容が表示される。初期の製品はハードウェアキーボードが搭載されていたが、キー自体が小さく視認性に劣り高速に入力するには実用的でなく[3]、またキーボードの部分がデッドスペースとなった。第4世代/Kindle Touch以降の製品では画面上のソフトウェアキーボードで入力する形式に置き換わっている[4]

USBケーブルでコンピュータと接続してテキストファイルPDFファイル(第2世代/Kindle DX以降のモデルで対応[5][6])などを転送できる。HTMLMicrosoft Wordなどのフォーマットを直接読めないため、Mobipocketが配布する無料ソフトかオンラインでの変換(Kindleパーソナル・ドキュメントサービス)が必要になる。

音声出力に対応した端末ではMP3などの音声ファイルをコピーして内蔵スピーカーやイヤホンで聴くことができ、朗読書籍もKindleストアで販売されている。また、大部分の英語のコンテンツは音声合成に対応しており、再生スピードも変更できる。

価格[編集]

第2世代の価格は発売当初399ドル(約4万円)であったが、その後何度かの値下げを経て2009年10月6日より259ドル(約2万3000円)で販売されている。日本を含む海外市場では2009年10月19日に発売された(発売価格270ドル。10月22日に259ドルに価格改定された(約2万3000円))[7]。 高精細大画面のKindle DXは、2010年1月19日(日本時間1月20日)に米国外にも出荷開始された。

第3世代は2010年8月25日より発売開始。日本語表示に対応(日本語入力は未対応)。Wi-Fi版が$139、3G + Wi-Fi版が$189となっている。2011年4月11日からスクリーンセーバーに広告がつくタイプを売り始め、Wi-Fi版が$114、3G + Wi-Fi版が$164で、$25安い[8]

仕様[編集]

Kindle 1

第1世代[編集]

  • ディスプレイ:600×800ピクセル、4階調グレースケール
  • サイズ: 19.1cm×13.5cm×1.8cm、 292g
  • 内部メモリー: 180MB, 約200冊の本を記憶できる
  • 外部記憶: SDメモリーカード (Kindle2よりSDカードスロットは廃止された)
  • 充電式電池寿命: 2日(HSDPA通信常時ON)から1週間(HSDPA通信常時OFF)
  • サポートするファイルフォーマット: AZW(Kindle専用), TXT, PDF, MOBI, PRC (".MOBI"および".PRC"はフランスで開発されたMobipocket形式の電子ブックファイル)
  • 付属辞書: The New Oxford American Dictionary.
  • ウェブブラウザ: ベーシック ウェブブラウザ(JavaScriptTLSをサポートするがFlashには対応していない)
  • 通信方式: HSDPA network (Wi-Fi機能はない)
Kindle 2

第2世代[編集]

  • ディスプレイ:600×800ピクセル、16階調グレースケール[9]
  • サイズ: 203.2mm x 134.6mm x 9.1mm、 289g
  • 内部メモリー: 2GB(1500冊)

Kindle 2は当初、第1世代と同じくスプリントEV-DO接続によるUS版・HSDPA網接続による国際版があったが、US国内版は生産中止となり、アメリカ国内でも国際版のみの販売になった。

DX[編集]

  • ディスプレイ:9.7インチ、824×1200ピクセル、16階調グレースケール
  • サイズ:約264mm×約183mm×約9.7mm、約536g
  • 内部メモリ:4GB、約3500冊が保存可能。
Kindle 3

第3世代[編集]

  • 2010年8月25日発売
  • ディスプレイ:6インチ、600×800ピクセル、16階調グレースケール
  • サイズ: 190mm×123mm×8.5mm、 241g(Wi-Fi版), 247g(3G+Wi-Fi版)
  • 内部メモリー: 4GB、ユーザー使用可能領域は約3GB
  • 外部記憶:なし
  • 内蔵バッテリ駆動時間: 無線オフ時 約1ヶ月、Wi-Fiオン時 約3週間、3G+Wi-Fiオン時 約10日
  • 充電時間: 約4.5時間(ACアダプタ/USBポート)
  • サポートするファイルフォーマット: AZW(Kindle専用), TXT, PDF, Audible (Audible Enhanced(AA,AAX)), MP3, unprotected MOBI, PRC (".MOBI"および".PRC"はフランスで開発されたMobipocket形式の電子ブックファイル), HTML, DOC, JPEG, GIF, PNG, BMP*(変換必須)
  • 付属辞書: The New Oxford American Dictionary, Oxford Dictionary of English
  • USBポート: USB2.0(micro-Bコネクター)充電器またはPC/Macを接続
  • オーディオ: 3.5mmステレオジャック、背面ステレオスピーカー
  • ウェブブラウザ: WebKitベースのブラウザ(試用版扱いとなっている)
  • 音楽再生: バックグラウンドでのMP3ファイル再生が可能。ただしmusicフォルダーに保存された全ファイルを順次再生し、可能な操作は再生開始・再生停止・曲送りのみで、ランダム再生や再生ファイルの選択は不能(試用版扱いとなっている)
  • 通信方式: Wi-Fi (802.11b/g) / HSDPA(3G+Wi-Fi版のみ)
  • CPU: Freescale i.MX353, ARM-11
  • OS: Linux 2.6.26

Kindle Keyboard[編集]

  • Kindle 3が2011年9月28日に改名、販売開始された。以下、スペックはKindle 3と違う部分だけ記載。
  • 価格: WiFi+広告あり$99、WiFi+広告なし$139、WiFi+3G+広告あり$139、WiFi+3G+広告なし$189
  • 通信方式: Wi-Fi (802.11b/g/n) / HSDPA(3G+Wi-Fi版のみ)※802.11nについては802.11nルーター側の機能である802.11b/g互換モードで接続される。Kindle側の仕様としてはKindle3と差異はない。

Kindle (第4世代)[編集]

  • 2011年9月28日販売開始。以下、スペックはKindle 3と違う部分だけ記載。2012年9月に価格改定。
  • 価格:
    • 2011年9月より: 広告付き $79、広告なし $109
    • 2012年9月より: 広告付き $69、広告なし $89
  • サイズ: 166 x 114 x 8.7 mm、170g
  • キーボード: なし
  • 内部メモリー: 2GB、ユーザー使用可能領域は1.25GB
  • 内蔵バッテリ駆動時間: 1ヶ月
  • 充電時間: 約4時間(USBポート)
  • USBポート: USB2.0(micro-Bコネクター)充電用
  • 通信方式: Wi-Fi (802.11b/g/n))※802.11nは802.11b/g互換モードで接続
  • CPU: Freescale i.MX515 (ARM Cortex-A8)

Kindle Touch[編集]

  • 2011年9月28日発表、11月15日出荷、2012年2月3日より日本など海外にも出荷開始。2012年9月に販売終了。
  • 価格: WiFi+広告あり$99、WiFi+広告なし$139、WiFi+3G+広告あり$149、WiFi+3G+広告なし$189
  • ディスプレイ:6インチ、600×800ピクセル、16階調グレースケール、タッチパネル
  • サイズ: 172 x 120 x 10.1 mm、213g(WiFi版)、220g(WiFi+3G版)
  • 内部メモリー: 4GB
  • 内蔵バッテリ駆動時間: 2ヶ月
  • 充電時間: 約4時間(USBポート)
  • USBポート: USB2.0(micro-Bコネクター)充電用
  • オーディオ: 3.5mmステレオジャック、背面ステレオスピーカー
  • 通信方式: Wi-Fi (802.11b/g/n) / HSDPA, EDGE, GPRS(3G+Wi-Fi版のみ)※802.11nは802.11b/g互換モードで接続
  • CPU: Freescale i.MX515 (ARM Cortex-A8)

Kindle (第5世代)[編集]

  • 2012年9月6日発表。Kindle 第4世代から、15%の高速化、コントラストの改善。

Kindle Paperwhite (第1世代)[編集]

  • 2012年9月6日発表、10月1日出荷。日本版は11月19日発売。
  • 価格:
    • 日本:WiFi+広告なし 7,980円(当初は8,480円の予定だったが発売前に値下げした)、WiFi+3G+広告なし 12,980円
    • 米国:WiFi+広告なし $119、WiFi+3G+広告なし $179
  • ディスプレイ:6インチ、758x1024、212ppi、16階調グレースケール、タッチパネル、Paperwhite、内蔵ライト
  • サイズ: 169 x 117 x 9.1 mm、213g(WiFi版)、221g(WiFi+3G版)
  • 内蔵ストレージ: 2GB
  • 内蔵バッテリ駆動時間: 8週間[10]、(連続駆動時間: 28時間[11]
  • 充電時間: 約4時間(USBポート)
  • USBポート: USB2.0(micro-Bコネクター)充電用
  • 通信方式: Wi-Fi (802.11b/g/n) / HSDPA, EDGE, GPRS(3G+Wi-Fi版のみ)

Kindle Paperwhite (第2世代)[編集]

  • 2013年9月3日発表、9月30日出荷。日本版は10月22日発売。
  • 価格:
    • 日本:WiFi+広告なし 9,980円、WiFi+3G+広告なし 14,980円
    • 米国:WiFi+広告なし $119、WiFi+3G+広告なし $189
  • 第1世代からの変更点
    • コントラストの改善
    • 重さが 206g(WiFi版)、215g(WiFi+3G版)
    • 内蔵ストレージ:2GB(日本版は4GB[12]
    • CPUが25%高速化
    • Page Flip機能
    • リフレッシュ処理の改善

アクセサリ[編集]

革製のカバー、プラスチックカバー、650種以上のシール形式のスキンなどが公式にアマゾンから販売されている。また、同様の物はアマゾン以外からも販売されている。

Kindle Fireシリーズ[編集]

特徴[編集]

Android をベースに独自開発された Fire OS を搭載したタブレット端末。フルカラーマルチタッチ液晶ディスプレイを備え、Kindle ストアや Amazon Appstore にアクセスして電子書籍・音楽・映画・アプリなどを買える。

Fire OS と Android の対応関係。

  • Fire OS 1.0 - Android 2.3.4:2011年モデルで採用
  • Fire OS 2.0 - Android 4.0.3:2012年モデルで採用
  • Fire OS 3.0 - Android 4.2.2:2013年モデルで採用

仕様[編集]

Kindle Fire (第1世代)[編集]

  • 2011年9月28日発表、11月14日出荷
  • 価格: $199
  • ディスプレイ:7インチ、1024×600ピクセル、フルカラー、IPS液晶
  • サイズ: 190 x 120 x 11.4mm、413g
  • 内部メモリー: 8GB、ユーザー使用可能領域は約6GB
  • 外部記憶:なし
  • 内蔵バッテリ駆動時間: 読書時8時間、無線なし動画再生で7.5時間。
  • 充電時間: 約4時間(USBポート)
  • USBポート: USB2.0(micro-Bコネクター)充電用
  • 映像出力: なし(内蔵ディスプレイのみ)
  • 音声出力: 3.5mmステレオジャック、ステレオスピーカー
  • 通信方式: Wi-Fi (802.11b/g/n)
  • ウェブブラウザ: Amazon Silk cloud-accelerated ブラウザ
  • Adobe AIR: プレインストール済み
  • CPU: Texas Instruments OMAP 4430 (ARM Cortex A9 デュアルコア) 1.0GHz
  • DRAM: 512MB
  • OS: Android 2.3.4[13] ベース

Kindle Fire (第2世代)[編集]

  • Kindle Fire 第1世代の改良版。以下、第1世代からの変更点。
  • 2012年9月6日発表、9月14日出荷。日本版は12月18日発売。
  • 価格:
    • 日本:12,800円
    • 米国:$159
  • CPU: Texas Instruments OMAP 4430 (ARM Cortex A9 デュアルコア) 1.2GHz
  • DRAM: 1GB
  • OS: Android 4.0 ベース

Kindle Fire HD (第1世代)[編集]

  • 2012年9月6日発表、9月14日出荷。日本版は12月18日発売。
  • 価格:
    • 日本:15,800円 (16GB), 19,800円 (32GB)
    • 米国:$199 (16GB,広告あり), $214 (16GB,広告なし), $249 (32GB,広告あり), $264 (32GB,広告なし)
  • ディスプレイ:7インチ、1280×800ピクセル、フルカラー、IPS液晶
  • サイズ: 193 x 137 x 10.3mm、395g
  • 内部メモリー: 16GB (ユーザー使用可能領域は約12.6GB)または32GB (ユーザー使用可能領域は約26.9GB)
  • 外部記憶:なし
  • 内蔵バッテリ駆動時間: 11時間
  • 充電時間: 約4時間 (USBポート)
  • USBポート: USB2.0 (micro-Bコネクター)充電用
  • 映像出力:microHDMI
  • 音声出力: 3.5mmステレオジャック、ステレオスピーカー
  • 通信方式: Wi-Fi (802.11b/g/n)
  • ウェブブラウザ: Amazon Silk cloud-accelerated ブラウザ
  • CPU: Texas Instruments OMAP 4460 (ARM Cortex A9 デュアルコア) 1.2GHz
  • DRAM: 1GB
  • OS: Android 4.0 ベース

Kindle Fire HD 8.9"[編集]

Amazon Kindle Fire HD 8.9インチ版
  • 2012年9月6日発表、11月20日出荷。日本版は2013年3月12日発売。
  • 価格:
    • 日本:24,800円(Wi-Fi,16GB), 29,800円(Wi-Fi,32GB)
    • 米国:$299 (Wi-Fi,16GB,広告あり), $314 (Wi-Fi,16GB,広告なし), $369 (Wi-Fi,32GB,広告あり), $384 (Wi-Fi,32GB,広告なし), $499 (Wi-Fi + 4G,32GB,広告あり), $514 (Wi-Fi + 4G,32GB,広告なし), $599 (Wi-Fi + 4G,64GB,広告あり), $614 (Wi-Fi + 4G,64GB,広告なし)
  • ディスプレイ:8.9インチ、1920×1200ピクセル、フルカラー、IPS液晶
  • サイズ: 240 x 137 x 10.3mm、567g
  • 内部メモリー: 16GB (Wi-Fi Only)、32GBまたは64GB (Wi-Fi + 4G)
  • 外部記憶:なし
  • 内蔵バッテリ駆動時間: 10時間
  • 充電時間: 5時間 (USBポート)
  • USBポート: USB2.0(micro-Bコネクター)充電用
  • 映像出力:マイクロHDMI
  • 音声出力: 3.5mmステレオジャック、ステレオスピーカー
  • 通信方式: Wi-Fi (802.11 a/b/g/n)
  • ウェブブラウザ: Amazon Silk cloud-accelerated ブラウザ
  • CPU: Texas Instruments OMAP 4470 (ARM Cortex A9 デュアルコア) 1.5GHz
  • DRAM: 1GB
  • OS: Android 4.0 ベース

Kindle Fire HD (第2世代)[編集]

  • 2013年9月25日発表、2013年10月2日発売。日本は11月5日発売。
  • 価格:
    • 日本:15,800円 (8GB), 17,800円 (16GB)
    • 米国:$154 (8GB, 広告なし), $184 (16GB, 広告なし)。広告ありは$15減算。
  • ディスプレイ:7インチ、1280×800ピクセル、フルカラー、IPS液晶
  • サイズ: 191 x 128 x 10.6mm、345g
  • ストレージ: 8GB または 16GB
  • 外部記憶:なし
  • 内蔵バッテリ駆動時間: 10時間
  • 充電時間: 約6時間 (USBポート)
  • USBポート: USB2.0 (micro-Bコネクター)充電用
  • 映像出力: なし
  • 音声出力: 3.5mmステレオジャック、ステレオスピーカー
  • カメラ: なし
  • 通信方式: Wi-Fi (802.11b/g/n)
  • ウェブブラウザ: Amazon Silk cloud-accelerated ブラウザ
  • CPU: デュアルコア 1.5GHz
  • DRAM: 1GB
  • OS: Fire OS 3.0

Kindle Fire HDX 7"[編集]

  • 2013年9月25日発表、Wi-Fi モデルが2013年10月18日発売、LTEモデルが2013年11月14日発売。日本は11月28日発売。
  • 価格:
    • 日本:24,800円 (16GB), 29,800円 (32GB), 33,800円 (64GB)
    • 米国:$244 (16GB, 広告なし), $284 (32GB, 広告なし), $324 (64GB, 広告なし), LTE対応は$100加算。広告ありは$15減算。
  • ディスプレイ:7インチ、1920×1200ピクセル、フルカラー、IPS液晶
  • サイズ: 186 x 128 x 9.0mm、303g (LTEなし)、311g (LTEあり)
  • ストレージ: 16GB または 32GB または 64GB
  • 外部記憶:なし
  • 内蔵バッテリ駆動時間: 11時間(Webなど)、17時間(読書時)
  • 充電時間: 約6時間 (USBポート)
  • USBポート: USB2.0 (micro-Bコネクター)充電用
  • 映像出力: なし
  • 音声出力: 3.5mmステレオジャック、ステレオスピーカー
  • カメラ: フロントカメラ
  • 通信方式: Wi-Fi (802.11b/g/n)
  • ウェブブラウザ: Amazon Silk cloud-accelerated ブラウザ
  • CPU: Snapdragon 800 (4コア 2.2GHz)
  • DRAM: 2GB
  • OS: Fire OS 3.0

Kindle Fire HDX 8.9"[編集]

  • 2013年9月25日発表、Wi-Fi モデルが2013年11月7日発売、LTEモデルが2013年12月10日発売。日本は11月28日発売。
  • 価格:
    • 日本:39,800円 (16GB), 45,800円 (32GB), 51,800円 (64GB)
    • 米国:$394 (16GB, 広告なし), $444 (32GB, 広告なし), $494 (64GB, 広告なし), LTE対応は$100加算。広告ありは$15減算。
  • ディスプレイ:8.9インチ、2560×1600ピクセル、フルカラー、IPS液晶
  • サイズ: 231 x 158 x 7.8mm、374g (LTEなし)、384g (LTEあり)
  • ストレージ: 16GB または 32GB または 64GB
  • 外部記憶:なし
  • 内蔵バッテリ駆動時間: 12時間(Webなど)、18時間(読書時)
  • 充電時間: 約6時間 (USBポート)
  • USBポート: USB2.0 (micro-Bコネクター)充電用
  • 映像出力: microHDMI
  • 音声出力: 3.5mmステレオジャック、ステレオスピーカー
  • カメラ: フロントカメラ、背面カメラ
  • 通信方式: Wi-Fi (802.11b/g/n)
  • ウェブブラウザ: Amazon Silk cloud-accelerated ブラウザ
  • CPU: Snapdragon 800 (4コア 2.2GHz)
  • DRAM: 2GB
  • OS: Fire OS 3.0

日本語の取り扱い[編集]

第2世代モデルは英語とギリシア文字のフォントにのみ対応していたが、第3世代モデルからは日本語・中国語・韓国語・キリル文字などの表示に対応し、日本語ファイル名のテキストファイルやPDFファイルの表示、英和辞書などの利用が可能[14]。Kindle Paperwhite以降のモデルでは、米国で販売されたモデルでも日本のKindleストアで販売されているコンテンツを読める[15]

米国のKindleストアで販売されたコンテンツを日本のKindle専用端末で読むにはアカウントの結合が必要となり、購入先のストアは切り替え式となる[16]

Kindleストア[編集]

アマゾンは「Kindle Store」の名称で、同端末・ソフトウェア向けに電子書籍の販売等を行うサービスを展開している。

アマゾン書店の約100万冊の書籍、150紙以上の新聞、60冊以上の雑誌、約60冊の朗読書籍を有料でダウンロードできる。また、Mobipocket形式の欧文書籍のうち、無料ダウンロードが可能なものを読める(Mobipocket形式でも有料のものは読めない)。全ての本の第一章もしくは最初の数ページはサンプルとして無料。また、新聞・雑誌は最初の2週間は無料購読期間となっている。

米国では一般に新刊本の単行本の定価は27ドル程度、デジタル版の定価は20ドルである。小売店は10ドル程度でデジタル版を仕入れ、16ドル程度で売るのが慣習になっている。たとえばソニー・リーダーのオンラインストアでは大半のベストセラーが16ドルで販売されている[17]。これに対しアマゾンはこれを9.99ドルで売り、しかもEV-DOを提供するスプリント・ネクステルへの通信料はアマゾンが肩代わりして支払う。このため、新書からの利益はまったく出ない[18]

しかしアマゾンはこの低価格を武器に読者を開拓し、実際の利益はKindleの端末本体(399ドル)に加え、新聞購読費(1新聞あたり月額10-15ドル程度)や雑誌・ブログ購読費(例えばタイム紙で月額1ドル50セント、1ブログあたり月額1-2ドル程度)、需要が限定された30ドルから100ドルの電子書籍(主に専門書)および印税を払う必要のない著作権切れの電子書籍などの販売から得る。著作権切れの書籍の価格は1〜10ドルとまちまちで、同じ作品の別の版が異なる価格で販売されているのが目につく。これは注釈などの差や有無によるものとされる。[19]

Kindle版の売り上げはKindle端末の増加に合わせて伸びている。専用端末に加えて2009年3月に「Kindle for iPhone and iPod touch」をリリースしたことで売り上げを急速に伸ばし、2009年5月時点で紙媒体の売り上げの35%[20]にまで成長し、Kindle 3によりさらに成長し、2011年5月時点で105%[21]にまで成長している。

Kindleストアのほぼ全ての書籍が最初の1章分を無償で読める。これは自動生成されるもので、全体の内容の約10パーセントが公開される模様。

Free Kindle Reading Apps[編集]

専用端末以外に、パソコン・スマートフォン・タブレットなど向けに「Free Kindle Reading Apps」(Kindle無料アプリ)を提供している[22]。一度購入した書籍は対応する全ての端末で読め、読書位置やブックマークの情報は端末間で自動的に共有される(Whispersync機能[23])。

対応OSは以下の通り。

ただし、2013年8月現在、Windows / Mac OS用アプリでは日本のAmazon.co.jpで購入した電子書籍の閲覧は出来ない。

Kindleパーソナル・ドキュメントサービス[編集]

Kindleパーソナル・ドキュメントサービスは、Kindleストアで購入したコンテンツ(電子書籍ファイル)とともに個人用のドキュメント(パーソナル・ドキュメント)を保存できるクラウドサービスで、それぞれの端末(Kindle端末およびFree Kindle Reading Appsをインストールした端末)での保存閲覧ができる。各端末ごとに「Send to Kindle」と呼ばれるメールアドレスが割り振られており、添付ファイルとしてドキュメントを送るとフォーマットが変換され、各端末へ自動的にダウンロードされる。5GBのストレージ容量が無料で提供されている[24]

Kindle Publishing Programs[編集]

Kindle向けの電子書籍を作成するために、「Kindle Publishing Programs」(Kindle出版プログラム)を無償で配布している[25][26]。以下のソフトウェアを配布している。

  • KindleGen - HTML、ePub、opf形式からmobi形式、Kindle Format 8形式への変換
  • Kindle Plugin for Adobe InDesign
  • Kindle Previewer

例えば、A4用紙向けのPDFを読むのは、Kindleの画面サイズがA4よりも小さいため読みづらいが、別のソフトウェアで一度PDFをHTMLに変換して、それをKindleGenでmobi形式に変換すると、Kindleで読みやすい形式になる。

Kindleで採用されているAZW形式はmobi形式に独自のDRMをつけたものである。PalmOS時代の都合からmobi形式は拡張子にprcを使っている場合があり、Mobipocket Creatorなどはこちらの拡張子で生成する。

HTML5 および CSS3 をベースにしたAZW(MOBI)形式に代わる電子書籍フォーマットであるKindle Format 8 を2011年10月20日に 発表した[27]。専用端末Kindle 4以降が対応している。

Kindle ダイレクト・パブリッシング[編集]

Amazon Kindleストアで本を出版するためのサービス。[28] 出版コスト無しに世界中で販売することができる。

評価[編集]

音楽や映像がデジタル化されたのと同様、本のデジタル化もソニー・リーダーをはじめとして過去に様々な試みが行われているが、商業的に成功しているとは言い難かった[29][30]。アマゾンは「本のためのiPod」をコンセプトに開発に3年を費やし、2007年11月にKindleが発売となった。過去の失敗を克服するために、次のような点が特徴になっている[31][32]

  • デジタル版の本はベストセラーの本で約10ドルと、通常の本より安い。2011年6月現在、95万冊中55万冊が$9.99以下。
  • PCを使ってダウンロードする必要がなく、どこにいても1分以内に1冊の本がEV-DOを介して送られてくる。また携帯電話会社との契約が不要である。
  • 端末が省電力で電池寿命が極めて長い。

端末に関する評価では、第1世代に対する批判として、端末の値段が非常に高価である、端末のデザインが悪い(両側面が全てボタンになっており、どこを持っても間違ってボタンを押してしまう)、PDFファイルが読めない、ディスプレイがカラーではない、電子ペーパーの特性としてディスプレイの応答速度が遅い、などがあったが、第二世代やDXではデザインが改良されたりPDFビューワーが搭載(第2世代、DX)されることで改善が図られている[33][34][35]

端末の販売は、当初順調とは言いがたく、アマゾンは発売から2011年6月現在に至るまで販売台数を発表していないが、発売開始からおよそ1年後の2008年11月での推定では約24万台のみ売れたとされ[36]、ヤフーテクノロジーサイトなどでも、2008年のワースト製品に選ばれていた[37]。しかしその後2009年の第四四半期には、全世界でおよそ150万台が売れたとされている[38]。2010年8月発売のKindle 3から急速に売上を伸ばし、2010年に800万台販売し、累計1000万台以上販売したと推計されている[39]。専用端末の価格が1万円程度まで下がったことが売上の増加の要因の一つになっている。2011年に入ると紙の書籍よりもKindle書籍の方が売上が多くなり、2011年4月1日現在、紙の書籍の1.05倍の冊数を売上げていて、2010年の同時期の3倍のKindle書籍を売り上げている[21]

アマゾンは2010年1月21日に、作家または出版社が設定した価格が2.99~9.99ドル、電子書籍の価格が紙媒体の書籍の最低価格より20%以上安いなどの条件を満たした場合に、作家や出版社に支払う印税を、電子書籍の表示価格の35%から70%に引き上げた[40]。さらに、JavaによるKindle向けアプリケーション開発キットの提供を発表した。

その他[編集]

トラブルと批判[編集]

オーウェル事件(電子書籍販売停止と無断削除)[編集]

  • 2009年7月17日、アマゾンは、再版権を持たない出版社が販売していた電子書籍2点の販売を停止し、ユーザがすでに買った本についてもKindleから無断で削除したのち料金を払い戻した。削除されたのはジョージ・オーウェルの『1984年』と『動物農場』で[42]、ユーザからは作中の「ビッグ・ブラザー」を体現するような行為だと批判が起こった[43][44][45]。同月23日以降、アマゾンのジェフ・ベゾスCEOは、Amazon.comのフォーラム[46]やKindle購入者宛メールを通じてこの件について謝罪し、削除を受けたユーザに対して「該当作品の別のコピー、あるいは30ドル分のギフト券または小切手[47]」の提供を申し出た。

ニガード事件(アカウント閉鎖と購入済電子書籍全削除)[編集]

  • 2012年9月、ノルウェー在住の女性のKindleに不具合が発生し、Amazonと連絡していたところアカウントが閉鎖された。そして、Kindleから購入済みの電子書籍が、Amazonにより全て削除された。ところが、新聞等で報じられた後、閉鎖されたアカウントが理由の説明なく復活した。
  • この事件から、Kindleコンテンツ(電子書籍等)の料金等支払後もライセンスが提供されるのみで、コンテンツがAmazon管理下にあることが抱える問題点、DRM(デジタル著作権管理) に関する課題に注目が集まった[48]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ “米Amazon.com、携帯電話内蔵の電子ブックリーダー「Kindle」を発売”. INTERNET Watch (Impress Watch). (2007年11月20日). http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/11/20/17577.html 2013年7月20日閲覧。 
  2. ^ “Amazonの「Kindle Touch 3G」ではWikipedia以外のサイトにアクセスできない?”. マイナビニュース (マイナビ). (2011年10月6日). http://news.mynavi.jp/news/2011/10/06/090/index.html 2013年7月20日閲覧。 
  3. ^ 当然プラインドタッチは不可能であり、電卓入力のように一つの指でキーを選んで入力する形式である。
  4. ^ “Amazonの第4世代「Kindle」試用レポート ~日本からも1万円以下で買える電子ペーパー端末”. PC Watch (Impress Watch). (2011年10月6日). http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/20111006_481798.html 2013年7月20日閲覧。 
  5. ^ “米Amazonが大画面の「Kindle DX」発表、9.7型ディスプレイ搭載”. INTERNET Watch (Impress Watch). (2009年5月7日). http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/05/07/23337.html 2013年7月21日閲覧。 
  6. ^ “Amazon、Kindleのバッテリー時間向上とPDFリーダー対応を発表”. INTERNET Watch (Impress Watch). (2009年11月25日). http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091125_331160.html 2013年7月28日閲覧。 
  7. ^ [1]米国アマゾン公式サイト
  8. ^ Amazon.com、114ドルのKindle発表 広告付きで安価に - 電子書籍情報が満載! eBook USER
  9. ^ Amazon.com: Kindle Wireless Reading Device, Free 3G, 6" Display, White - 2nd Generation: Kindle Store
  10. ^ ワイヤレス接続オフ、ライトの明るさ設定10で1日30分読書に使用した場合。
  11. ^ ワイヤレス接続オフ、ライトの明るさ設定10で使用した場合。
  12. ^ “日本は10月22日出荷:日本向けには内蔵メモリ4Gバイト――Amazon、Kindle Paperwhiteの最新モデルを発表”. ITmedia eBook USER (アイティメディア). (2013年9月4日). http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1309/04/news038.html 2013年10月19日閲覧。 
  13. ^ Kindle Fire FAQ
  14. ^ “Amazon「Kindle 3G + Wi-Fi」試用レポート”. PC Watch (Impress Watch). (2010年9月7日). http://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/20100907_392075.html 2013年7月20日閲覧。 
  15. ^ Kindleサポート
  16. ^ “日米Kindleアカウントを結合しても購入ストアは自由に切り替えできます”. ITmedia eBook USER (アイティメディア). (2012年11月6日). http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1211/06/news012.html 2013年7月20日閲覧。 
  17. ^ New York Times, Page C3, November 20, 2007
  18. ^
  19. ^ New York Times, Page C3, November 20, 2007および米国アマゾン公式サイト
  20. ^ [2] Silicon Alley Insider, May 6, 2009
  21. ^ a b Amazon.com Now Selling More Kindle Books Than Print Books
  22. ^ Amazon.com: Free Kindle Reading Apps”. 2013年7月21日閲覧。
  23. ^ “米Amazon、薄くなった電子ブックリーダー「Kindle 2」発表”. INTERNET Watch (Impress Watch). (2009年2月10日). http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2009/02/10/22387.html 2013年7月20日閲覧。 
  24. ^ Amazon.co.jp ヘルプ: Kindleパーソナル・ドキュメントサービス”. 2013年7月21日閲覧。
  25. ^ Kindle Publishing Programs
  26. ^ Amazon Kindle Publishing Guidelines
  27. ^ Amazon、新たな電子書籍ファイルフォーマット「Kindle Format 8」を発表”. 2013年5月26日閲覧。
  28. ^ [3]
  29. ^ [4]"Amazon's Breakthrough E-book"ビジネスウイーク 2007年11月19日
  30. ^ [5]"Why e-books are bound to fail" April 27, 2007, ComputerWorld
  31. ^ [6] "Can Amazon Kindle Digital Book Fever?" ビジネスウィーク 2007年11月19日
  32. ^ [7] "Opinion: Why Amazon's Kindle is revolutionary" ComputerWorld, November 21, 2007
  33. ^ [8] "Amazon's Kindle vs. Sony's Reader" 11/19/2007 CNET記事
  34. ^ [9] "In Defense of the Kindle" New York Times, Nov 20, 2007
  35. ^ http://blogs.cnet.com/8301-13506_1-9822044-17.html "Amazon Kindle: Flop" 11/21/2007 CNET Blog
  36. ^ [10]
  37. ^ http://blog.wired.com/business/2008/11/oprah-wont-boos.html
  38. ^ Updating Kindles sold estimate: 1.49 million”. 2009年12月28日閲覧。
  39. ^ Amazon、Kindleシリーズの累計販売台数ついに1000万台突破か - 電子書籍情報が満載! eBook USER
  40. ^ http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20407080,00.htm
  41. ^ http://gizmodo.com/gadgets/doublethink/amazon-kindle-is-an-ugly-snowspeeder-of-contradictions-325513.php
  42. ^ 削除されたのは該当出版社が発行していた版のみで、再版権を持つ他社が発行するものには影響していない。
  43. ^ アマゾンは「ビッグブラザー」? 電子書籍を無断で遠隔削除” (日本語). AFPBB News (2009年7月19日). 2010年2月1日閲覧。
  44. ^ Fried, Ina (2009年7月17日). “Amazon recalls (and embodies) Orwell's '1984'” (英語). CNET News. 2010年2月1日閲覧。
  45. ^ Frucci, Adam (2009年7月17日). “Big Brother Amazon Remotely Deletes Purchased Copies of 1984 and Animal Farm From Thousands of Kindles” (英語). Gizmodo. 2010年2月1日閲覧。
  46. ^ Bezos, Jeffrey P. (2009年7月23日). “An Apology from Amazon” (英語). 2010年2月1日閲覧。
  47. ^ Krazit, Tom (2009年9月7日). “アマゾンのベソスCEO、Kindleからのコンテンツ無断削除を謝罪” (日本語). CNET Japan. 2010年2月1日閲覧。
  48. ^ あなたが買った“本”は、勝手に消されてしまうかもしれない 英国の騒動から浮かび上がる電子書籍の課題日経ビジネスオンライン 2012年11月14日

外部リンク[編集]

記事[編集]