オリオンビール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
オリオンビール株式会社
Orion Breweries, Ltd.
Orionbeer2.jpg
オリオンビール本社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
〒901-2551
沖縄県浦添市城間1985-1
設立 1957年(昭和32年)5月18日
業種 食料品
事業内容 ビール及び発泡酒の製造販売、清涼飲料の仕入販売
代表者 代表取締役社長 嘉手苅義男
資本金 3億6000万円(2009年6月26日時点)
発行済株式総数 720,000株(2009年6月26日時点)
売上高 連結:22,736百万円
単独:20,442百万円
(2009年3月期)
営業利益 連結:1,780百万円
単独:1,738百万円
(2009年3月期)
純利益 連結:1,451百万円
単独:1,274百万円
(2009年3月期)
純資産 連結:33,916百万円
単独:35,078百万円
(2009年3月31日時点)
総資産 連結:38,158百万円
単独:38,910百万円
(2009年3月31日時点)
従業員数 201人(2009年3月31日時点)
決算期 3月31日
主要株主 アサヒグループホールディングス10%、合資会社幸商事8.5%、ざまみダンボール7.5%、沖縄土地住宅4.7%、大同火災海上保険4.3%
主要子会社 (株)ホテルロイヤルオリオン 100%
オリオン嵐山ゴルフ倶楽部(株) 100%
(株)石川酒造場 60.7%
関係する人物 具志堅宗精
外部リンク オリオンビール
特記事項:会社情報はEDINETの有価証券報告書から
テンプレートを表示

オリオンビール株式会社は、日本の大手ビールメーカー。沖縄県に本拠を置く。ビールのブランドである「オリオンドラフト」を指して「オリオンビール」と称することもある。シェアでは日本国内第5位。

目次

[編集] 概要

日本のビール大手5社(麒麟麦酒アサヒビールサッポロビールサントリー・オリオンビール)中のシェアは0.9%と圧倒的最下位であるが、沖縄県では最大のシェアを誇り、いわば「県民ビール」として定着している。沖縄県内シェアは、オリオンビールによれば55-56%(2003年(平成15年)度実績、アサヒビール委託分を除く)。

2005年(平成17年)度の売上構成はビール・発泡酒類99%、清涼飲料水1%となっている。沖縄本島北部の名護市に唯一の生産工場を持ち、そのため「名護ぬ水小(なごぬみじぐぁー)=名護の水」とよばれている。沖縄県では大手の企業であるため、文化事業(各種イベント)等の協賛にも寄与している。沖縄県のイベントのほとんどに協賛しており、オリオンなくしてイベントは成り立たないといわれている。また、これらのイベントがアーティストの発掘や育成につながっており、文化創造に大きな役割を果たしている。最大のイベントはオリオン・ビアフェスト(ビアフェスト)である。

[編集] 歴史

オリオンビール名護工場

アメリカ合衆国統治下の1957年(昭和32年)5月18日に、社会経済復興には第二次産業(製造業)を興さなければいけないという志から、当時から名水が湧出していた名護町(現在の名護市)で沖縄ビール株式会社として設立された。当時の資本金5000万B円1957年(昭和32年)5月時点での日本円とのレートは3円 = 1B円だったため、現在は創立時は資本金1億5000万円と表記されることがある。

同年11月1日にブランド名を県民に懸賞金付募集広告として新聞で公募を行い「オリオンビール」と名付けられた。ちなみに賞金は1等1万B円、2等3,000B円、3等2,000B円、当時としては破格の高額だった。なお、「募集広告」と「命名決定・賞金授与者」の各告知広告のコピーは名護工場の見学コースに掲示してある。その後、1959年(昭和34年)6月に社名も「オリオンビール」に変更した。

1959年(昭和34年)、生産開始。当初は他の日本の大手ビールの勢力が強く、苦戦するが、製品をそれまでのドイツ風ビールからアメリカ風ビールに切り替えると共に、県内全域で営業活動を行った結果、県内シェア1位となる。

1972年(昭和47年)本土復帰の際、期限付きで沖縄県内のみ酒税が減免される優遇措置がとられたため、これもオリオンビールに有利に働いた。優遇税率は5年間の時限措置だったが、5年ごとに見直されるだけで延長が繰り返され、現在も県内出荷向けに限り、ビールが本土の酒税と比べて20%軽減されている。軽減額は、2004年(平成16年)度実績でビールが約14億円。

当初はビールのみを製造していたが、他のビールメーカーが発泡酒などで攻勢をかける中、多品種のビール、発泡酒、ソフトドリンクなどを発売して応戦し、多品種少量生産となって生産コストが上昇した。また、販路拡大のためには、税の優遇がなく、輸送費がかかる本土(または海外)への進出が必要になるが、拡大戦略はなかなか進まなかった。

そのような中、2002年(平成14年)の酒税優遇措置再延長の議論の際、自民党税調および財務省からの発言で、2007年(平成19年)5月での優遇措置廃止が既定路線となっていた。実際には知事交代により5年間再延長された。優遇措置廃止は即ち価格競争力の低下を意味するため、2002年(平成14年)に大株主でもあるアサヒビールと提携関係を結ぶこととなった。現在は、オリオンビールが沖縄消費分のアサヒスーパードライの一部商品を生産し、アサヒビールが沖縄県外(奄美群島を除く)でのオリオンビールの一部商品の販売を行うようになっている。沖縄県外では沖縄県産品ショップ「わしたショップ」や一部の西友などにて購入可能である。

[編集] 銘柄

2012年(平成24年)現在)

[編集] 自社ブランド

グラスにつがれたオリオンビール。2007年4月にリニューアル時に、上部の濃い金色の部分が、背景色と同じ色になる小変更が行われている
  • ビール
    • ドラフトビール - 2007年4月に味とデザインをリニューアル。沖縄・奄美群島以外では「アサヒオリオンドラフト」としてアサヒビールが販売。
    • いちばん桜 (季節限定醸造ビール)毎年年明けから春の時期に限定発売される。2002年(平成14年)度から販売されているが、2004年(平成16年)度まではドラフトの季節デザインだった。2005年(平成17年)度以降は季節限定醸造ビールとなり、2006年(平成18年)度以降は麦芽100%(アロマホップ)になった。2012年(平成24年)度には、缶デザインを白基調から水色基調に一新している(2010年(平成22年)度から、350ml缶に加え、中瓶も販売されているが、中瓶は背景色がゴールドで、デザイン変更はされていない)。
      • 2009年(平成21年)度より、沖縄・奄美群島以外でアサヒビールが「アサヒ オリオンいちばん桜」としてコンビニエンスストアにて数量限定で販売)
  • 発泡酒
    • 麦職人
  • 第3のビール
    • オリオンサザンスター(リキュール類。「第四のビール」ともいう)
    • オリオンリッチスタイル(同上。「オリオンリッチ」の改良版)

上記2製品は沖縄・奄美諸島以外ではアサヒビールが販売(期間限定・350ml缶のみの販売)

    • オリオンゼロライフ(同上)
    • オリオンスペシャルエックス(同上。発泡酒として販売されていた「オリオンスペシャル」の改良版)

[編集] アサヒビールからの委託製造商品

  • アサヒスーパードライ(350ml缶、500ml缶、10L樽、20L樽のみ委託製造。ただし中瓶、大瓶、特大瓶は沖縄県下ではアサヒビール博多工場製の物を販売)

[編集] ソフトドリンクシリーズ

  • オバァ自慢のさんぴん茶
  • 茶願寿
  • ORIONレモンティー
  • ORIONトマトジュース
  • ORION烏龍茶
  • ORIONアクアビート

[編集] 関連法人

[編集] その他の関連

[編集] 脚注

  1. ^ 2006年(平成18年)3月31日まではホテル西武オリオン。

[編集] 外部リンク

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語