「日曜洋画劇場」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
FIAGT1994 (会話 | 投稿記録)
編集の要約なし
67行目: 67行目:
==スポンサーについて==
==スポンサーについて==
*番組のスポンサーは当初「[[土曜洋画劇場]]」から引き継いだ[[松下電器産業|松下電器]]・[[サントリー]]・[[レナウン (企業)|レナウン]]・ネッスル日本(現[[ネスレ日本]])の4社で放送されていたが、90年代に入りレナウンが当時経営難でスポンサーを降板したため、[[トヨタ自動車]]と[[花王]](1998年9月まで非表示だったが、現在は表示している。)が替わりに加わったが、[[淀川長治]]の死去に伴いスポンサーを増量することになりサントリーの枠に[[ハーゲンダッツ|ハーゲンダッツジャパン]]が提供していた時期もあった。さらにその後松下電器・ネスレ日本枠も減らし、新たなるスポンサー([[ミシュラン|ミシュランタイヤ]]や[[ボーダフォン|vodafone]]など)を開拓していったが、[[2005年]]9月末でレナウンに次ぐ番組提供の長かったネスレ日本も降板(10月以降は当初1社提供だった「[[ポカポカ地球家族]]」と新規に提供している「[[報道STATION]]」の毎週金曜日に移動している)。※「報ステ」は[[2006年]][[3月31日]]で一時降板している(この他、[[エプソン販売]]が提供していた時期もあった。三菱自動車が番組提供する前の数ヶ月間のみ)。
*番組のスポンサーは当初「[[土曜洋画劇場]]」から引き継いだ[[松下電器産業|松下電器]]・[[サントリー]]・[[レナウン (企業)|レナウン]]・ネッスル日本(現[[ネスレ日本]])の4社で放送されていたが、90年代に入りレナウンが当時経営難でスポンサーを降板したため、[[トヨタ自動車]]と[[花王]](1998年9月まで非表示だったが、現在は表示している。)が替わりに加わったが、[[淀川長治]]の死去に伴いスポンサーを増量することになりサントリーの枠に[[ハーゲンダッツ|ハーゲンダッツジャパン]]が提供していた時期もあった。さらにその後松下電器・ネスレ日本枠も減らし、新たなるスポンサー([[ミシュラン|ミシュランタイヤ]]や[[ボーダフォン|vodafone]]など)を開拓していったが、[[2005年]]9月末でレナウンに次ぐ番組提供の長かったネスレ日本も降板(10月以降は当初1社提供だった「[[ポカポカ地球家族]]」と新規に提供している「[[報道STATION]]」の毎週金曜日に移動している)。※「報ステ」は[[2006年]][[3月31日]]で一時降板している(この他、[[エプソン販売]]が提供していた時期もあった。三菱自動車が番組提供する前の数ヶ月間のみ)。
*2005年末-2006年始の特番編成中は「ポカポカ地球家族」の休止分を「30人31脚全国大会2005」と「[[資生堂]]スペシャル岸恵子特番(1月4日午後1時30分-2時55分放送)に「報道ステーション」の休止分を「グランプリフィギュアースケートファイナル」にそれぞれ放送された時もあった。2006年2月現在のスポンサーは松下電器・サントリー・トヨタ自動車・花王以外に[[新日本石油]]・[[小林製薬]]・[[アートコーポレーション|アート引越センター]]・[[キヤノン]]・[[カネボウフーズ]]([[FRISK]]名義)・[[三菱自動車]]・[[積水ハウス]]・[[アステラス製薬]]の12社で番組提供している(10月の改編でアート引越センターが降板。代わりに[[ソフトバンクモバイル]](旧vodafone)がスポンサーに加わった。アート引越センターは手前の番組[[笑いの金メダル]]と2006年10月5日以降の[[テレビ朝日木曜ドラマ|木曜ドラマ]]枠に提供枠を移動した)。
*2005年末-2006年始の特番編成中は「ポカポカ地球家族」の休止分を「30人31脚全国大会2005」と「[[資生堂]]スペシャル岸恵子特番(1月4日午後1時30分-2時55分放送)に「報道ステーション」の休止分を「グランプリフィギュアースケートファイナル」にそれぞれ放送された時もあった。2006年2月現在のスポンサーは松下電器・サントリー・トヨタ自動車・花王以外に[[新日本石油]]・[[小林製薬]]・[[アートコーポレーション|アート引越センター]]・[[キヤノン]]・[[カネボウフーズ]]([[FRISK]]名義)・[[三菱自動車]]・[[積水ハウス]]・[[アステラス製薬]]の12社で番組提供している(2006年10月の改編でアート引越センターが降板。代わりに[[ソフトバンクモバイル]](旧vodafone)がスポンサーに加わった。アート引越センターは手前の番組[[笑いの金メダル]]と2006年10月5日以降の[[テレビ朝日木曜ドラマ|木曜ドラマ]]枠に提供枠を移動し、2007年4月にはアステラス製薬が降板し、代わって[[キリンビール|KIRIN キリンビール]]が加わった)。
*なお、[[1989年]][[1月8日]]は昭和天皇の崩御による休止、[[1995年]][[1月22日]]以降しばらく松下電器・トヨタ自動車・サントリーが[[阪神・淡路大震災]]の影響でCMを自粛し、[[公共広告機構|AC]]が流れたこともあった。また、時代劇系の作品を放送するときは花王がクレジットを外すときもある。さらに、[[2004年]]3月頃から11月中まで三菱自動車がリコール隠し騒動に伴うCMの自粛でACが流れたこともあった。
*なお、[[1989年]][[1月8日]]は昭和天皇の崩御による休止、[[1995年]][[1月22日]]以降しばらく松下電器・トヨタ自動車・サントリーが[[阪神・淡路大震災]]の影響でCMを自粛し、[[公共広告機構|AC]]が流れたこともあった。また、時代劇系の作品を放送するときは花王がクレジットを外すときもある。さらに、[[2004年]]3月頃から11月中まで三菱自動車がリコール隠し騒動に伴うCMの自粛でACが流れたこともあった。
*2006年4月よりサントリー・トヨタ自動車(もしくは[[LEXUS]])・小林製薬・アート引越センター(ソフトバンクモバイル)・FRISK・三菱自動車・花王・積水ハウスの8社はカラー表示しているが、小林製薬と三菱自動車は社名文字が黒字のため[[ロゴマーク]]のみにカラーで表示されている。
*2006年4月よりサントリー・トヨタ自動車(もしくは[[LEXUS]])・小林製薬・アート引越センター(ソフトバンクモバイル)・FRISK・三菱自動車・花王・積水ハウス、近年ではKIRIN キリンビール9社はカラー表示しているが、小林製薬と三菱自動車は社名文字が黒字のため[[ロゴマーク]]のみにカラーで表示されている。


==過去にネットしていた放送局==
==過去にネットしていた放送局==

2007年4月1日 (日) 13:54時点における版

日曜洋画劇場にちようようがげきじょう)とは、テレビ朝日系列で、毎週日曜日の21時から放送されている映画番組。開始当初は『土曜洋画劇場どようようがげきじょう)』というタイトルで、今の『土曜ワイド劇場』の枠で放送されていた(放送期間は1966年10月1日1967年4月1日)。1967年4月9日より現在の枠に移動。
基本的にはタイトルどおり、外国映画 (洋画) を放送するが、しばしば邦画や『Xファイル』、『ナイトライダー』、『西部警察 SPECIAL』のなどのテレビドラマも『特別企画』(特に開局記念番組)として放送することがある。

放送時間と編成

毎週日曜日21時00分~22時54分(JST)。基本的には映画の全編は放送せず、所々をカットして放送するが、カットの仕方が悪く(後述)視聴者からの苦情が多い。2時間映画などの長尺の映画を放送する場合は、放送時間が23時を超す事もある。ただし、淀川長治が存命時の1998年より前の基本的時間延長の決まりがある。本編120分を基本に放送時間が決まる。
本編120分以下 名作、傑作・・・ノーカット
          佳作、凡作、駄作、未公開は2時間枠に収まるようにカット


本編120分以上 名作、傑作・・・30分延長で放送
          佳作・・・15分延長で放送
          凡作、駄作・・・2時間枠に収まるようにカットして放送
他局に比べ、2時間枠に放送時間内で収めるということが多い。 なお、毎年7月の「全英オープンゴルフ」(最終日)、総選挙、参議院選挙投票日当日に「選挙ステーション」などで番組自体が中止される事もある。また、氷点(2006年)など、通常の土曜ワイド劇場枠と合せた「土・日連続スペシャルドラマ」が放送される場合もあり、その時は日曜洋画劇場としては放送休止となる。(スポンサーも通常の日曜洋画のものではなく特番用のものが入る)

歴代解説者

番組放送開始の1966年10月以来、映画解説者の淀川長治が映画の冒頭と終了後の解説を担当してきた。しかし1998年11月15日放送の「ラストマン・スタンディング」の解説を最後に、89歳で現役のまま死去した。 その後、映画の解説自体をせずに放送する状態が続いていたが、2003年10月、テレ朝の開局45周年と六本木ヒルズの新社屋移転を機にオープニングやロゴなどを一新。週替わりで芸能人作家スポーツ選手などの有名人・著名人らが冒頭でその映画についての思いを語る形式になった。その後はオープニングのナレーションの担当である声優の大塚明夫が行っている。また、過去には小林一枝などテレ朝のアナウンサーが、次回予告などのナレーションをしたことがある。

歴代オープニング

(オープニングは、現行のものを含めて5種類の可能性があります。この項については、ノート:日曜洋画劇場も参照してください)

  • バレリーナとカウボーイのシルエットが動く切り絵アニメ」(当初モノクロ、後にカラー)1966年10月~1972年9月まで
  • 万華鏡1972年10月~1986年?まで
  • 夕日と鳩」1986年?~1989年3月 まで
  • 撮影現場のシルエット」1989年3月~1996年9月まで あかのたちお「日曜洋画劇場オープニングテーマ」
  • チャールズ・チャップリン1996年10月~2003年9月まで 大林宣彦演出
  • 天動説2003年10月~現在使用中

歴代高視聴率獲得作品

担当プロデューサー

  • 植木明
  • 中島孝三
  • 猪谷敬二
  • 山田ゆみ子
  • 圓井一夫
  • 福吉健
  • 松田佐栄子
  • 岡田真由子

特色

本番組は、映画番組の中でも最も長寿の番組枠である。本番組で淀川が映画解説をしていた時代では、複数の特色があった。

発足から1980年代まで

テレビで洋画を見るというコンセプトで開始される。吹き替え放送であったこと、またカットやトリミングを余儀なくされることなどの技術的な問題や映画ファンの間には、まだ、「映画は劇場で観る」という意識が強かったこともあり、決して順調なスタートとは言えなかったが、淀川の軽妙で親しみやすい解説と放送される数々の名画により、徐々に人気が出始め、看板番組として定着するようになった。なお当時の名称はNETテレビ(NETとは日本教育テレビの略)という名前だった。また、映画に対しては、硬派な視点を持つ淀川も本番組については「劇場で映画を見に行くようにさせるための手引き」という観点からこの番組を行なっていたようである。

1980年代から1998年まで

80年代に入ると、放送権の高騰などにより、メジャー系の大作映画を確保することが困難になってしまう。その状況を打開するため、日本では未公開の作品や低予算作品を発掘、放送することが多くなった。それらの作品には『宇宙から来たツタンカーメン』等の珍作もあったが、内容の充実した作品もあった。主なラインナップとしては、ジェームズ・キャメロンのデビュー作「殺人魚フライング・キラー」等がある。また、「ヒドゥン」「狼の血族」「ターミネーター」等、アボリアッツ映画祭でグランプリを受賞した作品や、ジョン・カーペンター作品等ホラー・サスペンスの知られざる佳作も放送された。映画の質が落ちながらも、幅広い知識と視点で視聴者に解説する淀川や、編集や吹き替え製作にも力をいれたスタッフの尽力もあり、看板番組として高い人気を保持し続けた。

一方で視聴者の志向の変化により、娯楽性の高い作品や話題作も積極的に取り上げ、前出の「スーパーマン」を始め、「ダイハード」(29.1%)や「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(23%)等の人気作品をいち早く放送し、高視聴率を上げた。大作にも積極的であり「アマデウス」、「ラストエンペラー」、「JFK」、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」等の超大作は時間延長して放送された。また、当時テレビ朝日で放送されていた人気海外ドラマ「ナイトライダー」、「特攻野郎Aチーム」、「X-ファイル」等のスペシャル版も放送されていた。特に「特攻野郎Aチーム」では、主役のジョージ・ペパードが急逝した折には、追悼放送がされるなど人気演目の一つであった。

この1980年代から淀川が死去するまでの1998年までは、文字通り番組の黄金時代であったといえる。また、邦画も放送されることもしばしばあったが(特別企画として放送)、その場合は淀川の解説は全くなかった。これは、淀川と映画会社やスポンサーサイド、映画スタッフとの軋轢を避けるためであった。

淀川死後から、現代まで

淀川の死後と平行して、映画の放送媒体の普及、また、放送時間の節約などにより、粗の目立つカットやスタッフクレジットの短縮、放送作品のマンネリ化などの弊害が顕著となっている。歴史ある洋画劇場という存在と、多様化する放送ニーズ、高額な映画放送権との折り合いなど、今までの伝統をいかに適応させていくかが、本番組の課題であるといえる。

2006年現在の番組スポンサー

  • パート提供は交代になっている(21時台・22時台)。

スポンサーについて

  • 番組のスポンサーは当初「土曜洋画劇場」から引き継いだ松下電器サントリーレナウン・ネッスル日本(現ネスレ日本)の4社で放送されていたが、90年代に入りレナウンが当時経営難でスポンサーを降板したため、トヨタ自動車花王(1998年9月まで非表示だったが、現在は表示している。)が替わりに加わったが、淀川長治の死去に伴いスポンサーを増量することになりサントリーの枠にハーゲンダッツジャパンが提供していた時期もあった。さらにその後松下電器・ネスレ日本枠も減らし、新たなるスポンサー(ミシュランタイヤvodafoneなど)を開拓していったが、2005年9月末でレナウンに次ぐ番組提供の長かったネスレ日本も降板(10月以降は当初1社提供だった「ポカポカ地球家族」と新規に提供している「報道STATION」の毎週金曜日に移動している)。※「報ステ」は2006年3月31日で一時降板している(この他、エプソン販売が提供していた時期もあった。三菱自動車が番組提供する前の数ヶ月間のみ)。
  • 2005年末-2006年始の特番編成中は「ポカポカ地球家族」の休止分を「30人31脚全国大会2005」と「資生堂スペシャル岸恵子特番(1月4日午後1時30分-2時55分放送)に「報道ステーション」の休止分を「グランプリフィギュアースケートファイナル」にそれぞれ放送された時もあった。2006年2月現在のスポンサーは松下電器・サントリー・トヨタ自動車・花王以外に新日本石油小林製薬アート引越センターキヤノンカネボウフーズFRISK名義)・三菱自動車積水ハウスアステラス製薬の12社で番組提供している(2006年10月の改編でアート引越センターが降板。代わりにソフトバンクモバイル(旧vodafone)がスポンサーに加わった。アート引越センターは手前の番組笑いの金メダルと2006年10月5日以降の木曜ドラマ枠に提供枠を移動し、2007年4月にはアステラス製薬が降板し、代わってKIRIN キリンビールが加わった)。
  • なお、1989年1月8日は昭和天皇の崩御による休止、1995年1月22日以降しばらく松下電器・トヨタ自動車・サントリーが阪神・淡路大震災の影響でCMを自粛し、ACが流れたこともあった。また、時代劇系の作品を放送するときは花王がクレジットを外すときもある。さらに、2004年3月頃から11月中まで三菱自動車がリコール隠し騒動に伴うCMの自粛でACが流れたこともあった。
  • 2006年4月よりサントリー・トヨタ自動車(もしくはLEXUS)・小林製薬・アート引越センター(ソフトバンクモバイル)・FRISK・三菱自動車・花王・積水ハウス、近年ではKIRIN キリンビールの9社はカラー表示しているが、小林製薬と三菱自動車は社名文字が黒字のためロゴマークのみにカラーで表示されている。

過去にネットしていた放送局

新たにネットを開始した局(いずれもサービス放送より)

開始当初から放送のない地域

関連項目

外部リンク