鞍手郡

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福岡県鞍手郡の位置(1.小竹町 2.鞍手町 薄黄:後に他郡に編入された区域)

鞍手郡(くらてぐん)は、福岡県筑前国)の

人口23,292人、面積49.78km²、人口密度468人/km²。(2017年5月1日、推計人口

以下の2町を含む。

郡域

1878年明治11年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記2町のほか、下記の区域にあたる[1]

歴史

郡名は欽明天皇の御代、筑紫国造が敵の騎馬兵の鞍の骨を射抜くほどの強の使い手であり、百済遠征での働きに対して贈られた「鞍橋(くらじ)君」という尊称に由来するとされる。1970年代までは直方・宮若市域は筑豊炭田の産炭地として栄え、1976年まで炭鉱が存在した。

近世以降の沿革

  • 明治初年時点では全域が筑前福岡藩領であった。「旧高旧領取調帳」に記載されている明治初年時点での村は以下の通り。(1町68村)
下大隈村、新延村、木月村、上木月村、古門村、植木村、小牧村、猪倉村、新北村、長谷村(はせむら)、八尋村、中山村、室木村、感田村、木屋瀬村、頓野村、上頓野村、野面村、笹田村、金剛村、上境村、中泉村、永満寺村、畑村、下境村、赤地村、御徳村、知古村、山部村、直方町[2]、原田村、長井鶴村、下新入村、上新入村、竜徳村、宮田村、金丸村、磯光村、上大隈村、鶴田村、本城村、南良津村、勝野村、新多村、新山崎村、脇田村、縁山畑村、金生村、福丸村、竹原村、下村、小伏村、湯原村、乙野村、山口村、沼口村、平村、高野村、稲光村、宮永村、黒丸村、水原村、上有木村、下有木村、四郎丸村、芹田村、倉久村、長谷村(ながたにむら)、犬鳴谷[3]

町村制以降の沿革

1.直方町 2.新入村 3.香井田村 4.宮田村 5.勝野村 6.福地村 7.下境村 8.頓野村 9.木屋瀬村 10.植木村 11.剣村 12.古月村 13.西川村 14.笠松村 15.山口村 16.中村 17.若宮村 18.日吉村 19.吉川村(紫:北九州市 桃:飯塚市 赤:宮若市 青:鞍手町 橙:鞍手町)
  • 明治22年(1889年4月1日 - 町村制の施行により、以下の町村が発足。(1町18村)
    • 直方町 ← 直方町、山部村(現・直方市)
    • 新入村 ← 上新入村、下新入村、知古村(現・直方市)
    • 香井田村 ← 本城村、竜徳村、鶴田村(現・宮若市)
    • 宮田村 ← 長井鶴村、宮田村、上大隈村、磯光村(現・宮若市)
    • 勝野村 ← 南良津村、新山崎村、新多村、勝野村、赤地村、御徳村(現・小竹町)
    • 福地村 ← 上境村、永満寺村、畑村、中泉村、田川郡市場村[一部](現・直方市)
    • 下境村(単独村制。現・直方市)
    • 頓野村 ← 頓野村、上頓野村、感田村(現・直方市)
    • 木屋瀬村 ← 木屋瀬村、野面村、笹田村、金剛村(現・北九州市)
    • 植木村(単独村制。現・直方市)
    • 剣村 ← 猪倉村、小牧村、中山村(現・鞍手町)
    • 古月村 ← 上木月村、古門村、木月村(現・鞍手町)
    • 西川村 ← 新北村、八尋村、長谷村[はせむら][4]、室木村、長谷村[ながたにむら][5]、新延村(現・鞍手町)
    • 笠松村 ← 四郎丸村、倉久村、上有木村、下有木村、芹田村(現・宮若市)
    • 山口村 ← 山口村、沼口村(現・宮若市)
    • 中村 ← 平村、宮永村、黒丸村、稲光村、高野村、竹原村(現・宮若市)
    • 若宮村 ← 金生村、原田村、福丸村、水原村、金丸村(現・宮若市)
    • 日吉村 ← 下村、湯原村、三ヶ畑村(現・宮若市)
    • 吉川村 ← 脇田村、犬鳴谷、縁山畑村、小伏村、乙野村(現・宮若市)
    • 下大隈村が遠賀郡底井野村の一部となる。
  • 明治29年(1896年7月1日 - 郡制を施行。
  • 明治31年(1898年9月2日 - 木屋瀬村が町制施行して木屋瀬町となる。(2町17村)
  • 明治33年(1900年3月14日 - 植木村が町制施行して植木町となる。(3町16村)
  • 明治41年(1908年12月15日 - 日吉村・吉川村が合併し、改めて吉川村が発足。(3町15村)
  • 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
  • 大正15年(1926年)4月1日 - 宮田村が町制施行して宮田町となる。(4町14村)
  • 大正15年(1926年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
  • 大正15年(1926年11月1日 - 直方町・新入村・福地村・頓野村・下境村が合併し、改めて直方町が発足。(4町10村)
  • 昭和2年(1927年)4月1日 - 香井田村が宮田町に編入。(4町9村)
  • 昭和3年(1928年1月1日 - 勝野村が町制施行・改称して小竹町となる。(5町8村)
  • 昭和6年(1931年)1月1日 - 直方町が市制施行して直方市となり、郡より離脱。(4町8村)
  • 昭和18年(1943年2月11日 - 若宮村が町制施行して若宮町となる。(5町7村)
  • 昭和26年(1951年)4月1日 - 若宮町・中村・山口村が合併し、改めて若宮町が発足。(5町5村)
  • 昭和27年(1952年8月1日 - 剣村が町制施行して剣町となる。(6町4村)
  • 昭和30年(1955年)1月1日 - 剣町・西川村・古月村が合併して鞍手町が発足。(6町2村)
  • 昭和30年(1955年3月31日(5町)
    • 植木町が直方市に編入。
    • 宮田町および笠松村の大部分(上有木の一部を除く)が合併し、改めて宮田町が発足。
    • 若宮町・吉川村および笠松村の一部(上有木の一部)が合併し、改めて若宮町が発足。
  • 昭和30年(1955年)4月1日 - 木屋瀬町が八幡市に編入。(4町)
  • 平成18年(2006年)2月11日 - 宮田町・若宮町が合併して宮若市が発足し、郡より離脱。(2町)

変遷表

脚注

  1. ^ 住居表示実施地域の境界は不詳。
  2. ^ 記載は直方村。
  3. ^ 記載なし。
  4. ^ 現・鞍手町長谷。
  5. ^ 現・鞍手町永谷。

参考文献

関連項目