長山靖生

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長山 靖生(ながやま やすお 1962年10月30日[1] - )は、日本の歯科医師[2]文筆家

茨城県日立市生まれ。本名・裕一。鶴見大学歯学部卒業[2]。1991年歯学博士開業医の傍ら、執筆活動を行う。主に明治から戦前までの、文芸作品や科学者などの著作を、新たな視点で読み直す論評を一貫して行っている。また、横田順彌會津信吾らと、日本古典SF研究会の創立に参加。

1996年、『偽史冒険世界 カルト本の百年』で大衆文学研究賞・研究・考証部門を、2010年、『日本SF精神史 幕末・明治から戦後まで』で第41回星雲賞ノンフィクション部門[3]、第31回日本SF大賞[4]を受賞。

著書[編集]

  • 『コレクターシップ 「集める」ことの叡智と冒険』(JICC出版局、1992)→文庫化にあたって改題『おたくの本懐 「集める」ことの叡智と冒険』ISBN 4480420479ちくま文庫、2005)
  • 『近代日本の紋章学』(青弓社、1992)
  • 『相互誤解! ジャパン・バッシングの起源と深層』(JICC出版局、1992)「日米相互誤解史」中公文庫 
  • 『偽史冒険世界 カルト本の百年』(筑摩書房、1996)→(ちくま文庫、2001)
  • 『人はなぜ歴史を偽造するのか』(新潮社、1998)→(光文社知恵の森文庫、2008)
  • 『「吾輩は猫である」の謎』(文春新書、1998)
  • 『妄想のエキス 予言・偽史・奇想科学を生み出す人びと』(洋泉社、1999)
  • 鴎外のオカルト、漱石の科学』(新潮社、1999)
  • 『父親革命』(新潮社、2000)
  • 『「漱石」の御利益 現代人のための人生よろず相談』(ベスト新書、2001)
  • 『怪獣はなぜ日本を襲うのか?』(筑摩書房、2002)
  • 『謎解き少年少女世界の名作』(新潮新書、2003)
  • 『若者はなぜ「決められない」か』(ちくま新書、2003)
  • 日露戦争 もうひとつの「物語」』(新潮新書、2004)
  • 『「人間嫌い」の言い分』(光文社新書、2004)
  • 『いっしょに暮らす。』(ちくま新書、2005)
  • 『千里眼事件 科学とオカルトの明治日本』ISBN 4582852998(平凡社新書、2005)
  • 『不勉強が身にしみる 学力・思考力・社会力とは何か』ISBN 4334033334(光文社新書、2005)
  • 『「日本の私」をやり直す』(中公新書ラクレ、2006)
  • 『日本人の老後』(新潮新書、2007)
  • 奇想科学の冒険-近代日本を騒がせた夢想家たち』(平凡社新書 2007)
  • 『大帝没後 大正という時代を考える』(新潮新書、2007)
  • 『貧乏するにも程がある 芸術とお金の"不幸"な関係』(光文社新書 2008)
  • 『天下の副将軍 水戸藩から見た江戸三百年』(新潮選書、2008)
  • 『日本SF精神史 幕末・明治から戦後まで』(河出書房新社「河出ブックス」、2009)
  • 『自立が苦手な人へ 福沢諭吉と夏目漱石に学ぶ』(講談社現代新書、2010)
  • 『子供をふつうに育てたい』(ちくま新書、2010)
  • 『天皇はなぜ滅びないのか』(新潮選書、2011)
  • 『新書で名著をモノにする 平家物語』(光文社新書、2012)
  • 『戦後SF事件史 日本的想像力の70年』(河出ブックス、2012)
  • 『バカに民主主義は無理なのか?』(光文社新書、2013)
  • 『「世代」の正体 なぜ日本人は世代論が好きなのか』河出ブックス 2014
  • 『若者はなぜ「決めつける」のか 壊れゆく社会を生き抜く思考』ちくま新書 2015

共編書[編集]

  • 『近代日本の殺人ファイル』(光栄、1996)(会津信吾と共著)
  • 『彼らが夢見た2000年』(新潮社、1999)(アンドリュー・ワットと共編)
  • 『懐かしい未来 甦る明治・大正・昭和の未来小説』(中央公論新社、2001)
  • 『日米架空戦記集成 明治・大正・昭和』(中公文庫、2003)
  • 海野十三戦争小説傑作集』(中公文庫、2004)

[編集]

  1. ^ 『文藝年鑑』2008
  2. ^ a b 「特集 歯科界 異能のチャレンジャー列伝 作家 長山靖生 SF版『大日本史』は完成するか」、『月刊歯科医療経済』第6巻第1号、医療経済出版東京都千代田区2016年1月15日、 21-24頁。
  3. ^ 2010年星雲賞”. 星雲賞について. 日本SFファングループ連合会議 (2010年8月7日). 2016年8月28日閲覧。
  4. ^ 日本SF大賞”. 日本SF作家クラブ. 2016年8月28日閲覧。