海野十三

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海野 十三
ペンネーム 丘 丘十郎
蜆 貝介
栗戸 利休
京 人生
海十斎
誕生 佐野 昌一
1897年12月26日
徳島県徳島市徳島本町
死没 (1949-05-17) 1949年5月17日(51歳没)
東京都世田谷区
墓地 多磨霊園
職業 小説家
言語 日本の旗 日本
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 早稲田大学理工科
活動期間 1928年 - 1949年
ジャンル SF小説
推理小説
科学小説
代表作 『蝿男』
『火星兵団』
『火葬国風景』
『深夜の市長』
『太平洋魔城』
デビュー作 『電気風呂の怪死事件』(1929年)
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海野 十三(うんの じゅうざ[1][注釈 1]1897年明治30年)12月26日 - 1949年昭和24年)5月17日)は、日本小説家SF作家推理作家漫画家、科学解説家。日本SFの始祖の一人と呼ばれる。本名は佐野 昌一(さの しょういち)。

来歴[編集]

徳島市徳島本町に生まれ、幼少期は安宅町の祖父の家で育つ[4]徳島市立福島小学校3年生の時、神戸に移住。神戸一中(現兵庫県立神戸高等学校)を卒業後、早稲田大学理工科で電気工学専攻逓信省電務局電気試験所に勤務しながら、機関紙などに短編探偵小説を発表。

1928年、雑誌『新青年』から依頼を受け、探偵小説「電気風呂の怪死事件」を発表して本格的文壇デビュー。

太平洋戦争以前には軍事科学小説を量産していたが、開戦後はその方向の作品の発表をやめ、ユーモラスな金博士シリーズなどを執筆。1941年10月、海軍従軍作家として徴用令状が届き、1942年2月11日から3月28日まで当時南方ラバウル方面で活動していた青葉型重巡洋艦青葉」に乗艦する[5]。徴兵検査で第二乙種となり不合格だった海野は、軍艦に乗艦したことに感激[6]。2月21日の妻への手紙に、極めて強い印象を受けたことを記している[7]。健康を害し、4月30日帰国。その後、敗戦に大きな衝撃を受ける。

戦後、戦争協力者として公職追放処分をうける(探偵小説界では、博文館編集者としての水谷準と二人)[8]

1946年2月の友人小栗虫太郎の死が追い打ちをかけ、戦後を失意の内に過ごす。健康を害し、この時期しきりに喀血する。

1949年5月17日、結核のため東京都世田谷区の自宅で死去[9]多磨霊園に葬られた。

人物[編集]

本名の佐野 昌一(さの しょういち)名義で電気関係の解説書や虫食い算の入門書を執筆している。丘 丘十郎(おか おかじゅうろう若しくはきゅうじゅうろう)名で科学小説を執筆しており、また終戦直後は、戦争責任を自ら取るという意味で海野十三名義の使用を一時取りやめ、丘名義で探偵小説を執筆している。 蜆 貝介(しじみ かいすけ)、栗戸 利休(くりと りきゅう)名で科学雑誌に科学解説記事を執筆している。 京 人生(きょう じんせい)名で野球漫画などの漫画を発表している。川柳号の海十斎号で俳句川柳を発表している。

ペンネーム由来として、麻雀が大好きであった彼は「麻雀は運が十」という考えの持ち主であったため、「運が十さ」をもじって海野十三(うんのじゅうさ)としたと伝えられている。しかし、問われるたびに違った答えを話したため、今なお混乱がある。また、なぜ丘 丘十郎(おか おかじゅうろう)名義を使うのかと聞かれたとき、「オカオカしてたもんで…」と答えたと伝えられている。

シャーロック・ホームズをもじって名付けられたとされる帆村荘六を探偵役とする探偵小説の連作でも知られているが、これらの作品もSF的なアイディアを用いた、いわゆるSFミステリに位置づけられるものである。

家は代々、阿波徳島の御典医だった。1940年ごろ、『新青年』で「現代の英雄10人を挙げよ」とのアンケートがあり、十三は1から10までアドルフ・ヒトラーを挙げている。敗戦直後、十三は一家自決するつもりで、遺書まで用意していた。延原謙とは早稲田大学電気工学科の先輩後輩で、通信省電気試験所でも十三は延原の後輩だった[10]

徳島市の徳島中央公園には「海野十三文学碑」が建てられている。江戸川乱歩による碑文に加え、海野十三の以下の言葉が刻まれている。

「全人類は科学の恩恵に浴しつつも、同時にまた科学恐怖の夢に脅かされている。恩恵と迫害との二つの面を持つ科学、神と悪魔との反対面を兼ね備えている科学に、われわれはとりつかれている。かくのごとき科学時代に、科学小説がなくていいであろうか」

十三と横溝正史[編集]

十三が『新青年』編集者だった横溝正史と知り合ったのは昭和2、3年頃のことで、当時電気試験所勤めだった十三は本名の「佐野昌一」名で短編探偵小説を発表しており、これを気に入った横溝が、延原謙に頼んで延原の家で紹介してもらってのことだった。さっそく原稿を依頼してでき上がったのが『電気風呂の怪死事件』だった。

この『電気風呂の怪死事件』が校了となり、目次を書く段になって編集者仲間だった渡辺温から、「ええと、電気風呂の作者は誰でしたっけ」と聞かれた横溝は、言下に「佐野昌一だよ」と答えてしまった。ところが十三自身はこの作品で初めて「海野十三」という筆名を用いていたのである。このため、初出版では本文では「海野十三」、目次では「佐野昌一」と、一冊の本で作者の名前が二つになってしまった。

もともと十三の勤め先は内職にうるさい役所ということで、そのための筆名だったという事情があった。横溝いわく、「私のミステークのためにその苦心も水の泡」というわけで「佐野昌一はけしからん」と役所ではかなり問題になったともいい、後には「相手が海野十三のような温厚な君子だったからよかったようなものの、そうでなかったら私は、こっぴどく怨まれたことだろう」とこの失敗を述懐している[11]。もっとも佐野本人(海野本人?)は、昭和10年代にはそのような状況を楽しんでいたようだと、「名士訪問記 ――佐野昌一氏訪問記――」[12]からは伺える。なお、佐野名義での電子工学関係の執筆物もいくつかある[注釈 2]

十三は昭和7、8年頃、麻雀の会を持っていて、この会には十三のほかに大下宇陀児延原謙水谷準乾信一郎、横溝らがいた。横溝によると、十三が『新青年』で売り出したのは横溝の他雑誌への転出後だったので、戦前はそれほど深い交わりもなく、「十三が温厚で誠実、思いやりの深い人柄と知っていても、それほど深いつきあいとしては発展していなかった」という。にもかかわらず、1933年(昭和8年)に横溝が大喀血した際にはわざわざ見舞いに来てくれたという。恐縮した横溝はそのとき、十三に喀血の前歴があることを知ったという。

1946年(昭和21年)、岡山の片田舎に疎開したきりだった横溝は、ひとづてに所を聞いたからと十三から突然手紙をもらい、ここから両者に日文、夜文が始まった。二人は戦争のことには一切触れず、互いにいたわりあっていたという。1948年の春、横溝は息子が東京に進学したにも関わらず、岡山に疎開したまま帰るに家なしで途方に暮れていたが、東京の学校に入ったこの息子が、十三のところへ挨拶に行ったところ、「お父さんに家を買うようすすめなさい」と、タンス貯金の何十万という札束を積んでくれた。まだ土地が安かった時代でもあり、この金のおかげで、横溝は成城に家を買うことができた。十三はその翌年に大喀血し急逝した。多磨霊園の十三の墓には石碑もなく、横溝は「私に用立てる金はあっても、自分の石碑にまで手が回らなかったのだろう」と十三を偲んでいる[13]。横溝はこれを後々まで恩に感じ、海野の遺児とも親しくしている。

著書[編集]

単著[編集]

翻訳[編集]

作品集[編集]

  • 「海野十三篇」『短篇集(渡辺啓助・海野十三)』春陽堂書店〈日本探偵小説全集〉、1954年8月。全国書誌番号:54010826NCID BA90874682
    • 収録:爬虫館事件, 振動魔, 三人の双生児
  • 「海野十三集」『大衆文学大系 25(横溝正史・海野十三・小栗虫太郎・木々高太郎)』講談社、1973年5月。全国書誌番号:75009895NCID BN09887484
    • 収録:蠅男, 俘囚, 振動魔, 三人の双生児
  • 『日本児童文学大系 29(南洋一郎・江戸川乱歩・海野十三)』ほるぷ出版、1977年11月。全国書誌番号:78013392NCID BN04109197
    • 収録:浮かぶ飛行島
  • 『徳島の小説 郷土出身作家選集』徳島の小説編集委員会編、徳島市立図書館〈徳島市民双書 18〉、1984年1月。全国書誌番号:84038051
    • 収録:赤外線男
  • 『海野十三集』会津信吾、三一書房〈少年小説大系 第9巻〉、1987年2月。NCID BN00889764
    • 収録:怪塔王, 人造人間 (ロボット) 博士, 宇宙戦隊, 大宇宙遠征隊, 二、〇〇〇年戦争, 謎の透明世界 四次元漂流, 地底戦車の怪人, 電気鳩, 空襲警報
  • 『海野十三集』リブリオ出版〈くらしっくミステリーワールド 8〉、1997年2月。全国書誌番号:98051343ISBN 9784897845005NCID BA3884746X
    • 収録:俘囚, 振動魔, 三人の双生児, 解説(中島河太郎)
  • 『海野十三集 三人の双生児』日下三蔵編、筑摩書房〈ちくま文庫 怪奇探偵小説傑作選 5〉、2001年6月。全国書誌番号:20167967ISBN 9784480036452NCID BA52380484
    • 収録:電気風呂の怪死事件, 階段, 恐しき通夜, 振動魔, 爬虫館事件, 赤外線男, 点眼器殺人事件, 俘囚, 人間灰, 顔, 蠅, 不思議なる空間断層, 盲光線事件, 生きている腸, 三人の双生児
  • 『海野十三戦争小説傑作集』長山靖生編、中央公論新社〈中公文庫〉、2001年6月。全国書誌番号:20657354ISBN 9784122043961NCID BA68010677
    • 収録:空襲下の国境線, 東京要塞, 若き電信兵の最後, のろのろ砲弾の驚異, アドバルーンの秘密, 独本土上陸作戦, 今昔ばなし抱合兵団, 探偵西へ飛ぶ, 撃滅, 防空都市未来記, 諜報中継局

傑作集(桃源社)[編集]

海野十三集(桃源社)[編集]

海野十三傑作選(沖積舎)[編集]

全集[編集]

東光出版社[編集]

  • 『海野十三全集』7、東光出版社、1951年5月。全国書誌番号:45036769
    • 収録:地球盗難, 大宇宙探険隊, 霊魂第十号の秘密, 三十年後の世界
  • 『海野十三全集』8、東光出版社、1951年6月。全国書誌番号:45036770
    • 収録:怪星ガン, 恐竜島, 火星市民

三一書房[編集]

  • 『海野十三全集』第1巻、三一書房〈遺言状放送〉、1990年10月。全国書誌番号:91002234ISBN 9784380905407NCID BN05434626
    • 収録:遺言状放送, 三角形の恐怖, 電気風呂の怪死事件, 壊れたバリコン, 空中墳墓, 白蛇の死, 赤耀館事件の真相, 電気看板の神経, 階段, 人造人間殺害事件, 国際殺人団の崩壊, 麻雀殺人事件, 省線電車の射撃手, ネオン横丁殺人事件, 振動魔, 恐しき通夜, 西湖の屍人, 遊星植民説, 殺人の涯, 空襲葬送曲, 解題(長山靖生)
  • 『海野十三全集』第2巻、三一書房〈俘囚〉。全国書誌番号:91031508ISBN 9784380915383NCID BN05969816
    • 収録:幸運の黒子, 夜泣き鉄骨, 爬虫館事件, 間諜座事件, キド効果, 赤外線男, 地獄街道, ゴールデン・バット事件, 柿色の紙風船, 蠅, 俘囚, 疑問の金塊, 恐怖の口笛, 三人の双生児, 或る宇宙塵の秘密, 地中魔, 鍵から抜け出した女, 蠅男, 解題(長山靖生)
  • 『海野十三全集』第3巻、三一書房〈深夜の市長〉、1988年6月。全国書誌番号:88044335ISBN 9784380885389NCID BN02924414
    • 収録:太平洋雷撃戦隊, 空襲下の日本, 人間灰, 獏鸚, 火葬国風景, 深夜の市長, 地球盗難, 解題(瀬名尭彦)
  • 『海野十三全集』第4巻、三一書房〈十八時の音楽浴〉、1989年7月。全国書誌番号:89057368ISBN 9784380895388NCID BN03744098
    • 収録:不思議なる空間断層, 流線間諜, 空襲警報, くろがね天狗, 棺桶の花嫁, 軍用鼠, 十八時の音楽浴, 電気鳩, 生きている腸, 海底大陸, 解題(瀬名尭彦)
  • 『海野十三全集』第5巻、三一書房〈浮かぶ飛行島〉、1989年4月。全国書誌番号:ISBN 9784380895395NCID BN0337300X
    • 収録:一九五〇年の殺人, 雷, 人造人間事件, ヒルミ夫人の冷蔵鞄, ○○獣, 東京要塞, 暗号数字, 地球を狙う者, 浮かぶ飛行島, 解題(瀬名尭彦)
  • 『海野十三全集』第6巻、三一書房〈太平洋魔城〉、1989年9月。全国書誌番号:89062226ISBN 9784380895401NCID BN03884712
    • 収録:宇宙女囚第一号, 空気男, 怪塔王, 人造人間エフ氏, 空中漂流一週間, 第四次元の男, 地底戦車の怪人, 太平洋魔城, 解題(瀬名尭彦)
  • 『海野十三全集』第7巻、三一書房〈地球要塞〉、1990年4月。全国書誌番号:90033478ISBN 9784380905384NCID BN04737382
    • 収録:地球要塞, 二、〇〇〇年戦争, 爆薬の花籠, 未来の地下戦車長, 見えざる敵, 軍用鮫, 特許多腕人間方式, 什器破壊業事件, 人造人間の秘密, 新学期行進曲, 氷河期の怪人, 鬼仏洞事件, 脳の中の麗人, 暗号音盤事件, 千年後の世界
  • 『海野十三全集』第8巻、三一書房〈火星兵団〉、1989年12月。全国書誌番号:90014896ISBN 9784380895418NCID BN04275822
    • 収録:崩れる鬼影, 月世界探険記, 第五氷河期, 火星兵団, 解題(会津信吾)
  • 『海野十三全集』第9巻、三一書房〈怪鳥艇〉、1988年10月。全国書誌番号:89003704ISBN 9784380885396NCID BN02924618
    • 収録:豆潜水艇の行方, 大空魔艦, 大宇宙遠征隊, 幽霊船の秘密, 怪鳥艇, 火薬船, 解題(会津信吾)
  • 『海野十三全集』第10巻、三一書房〈宇宙戦隊〉、1991年5月。全国書誌番号:91047205ISBN 9784380915390NCID BN06301300
    • 収録:のろのろ砲弾の驚異, 人造人間戦車の機密, 独本土上陸作戦, 今昔ばなし抱合兵団, 毒瓦斯発明官, 戦時旅行鞄, 大使館の始末機関, 時限爆弾奇譚, 地軸作戦, 不沈軍艦の見本, 共軛回転弾, 栗水兵戦記(抄), 宇宙尖兵, 火山島要塞(抄), 宇宙戦隊, 諜報中継局, 英本土上陸戦の前夜, 沈没男, もくねじ, 解題(瀬名尭彦)
  • 『海野十三全集』第11巻、三一書房〈四次元漂流〉、1988年12月。全国書誌番号:89017074NCID BN02924684
    • 収録:地球発狂事件, 大脳手術, 火星探険, 四次元漂流, 宇宙の迷子, 洪水大陸を呑む, 密林荘事件, 地獄の使者, 千早館の迷路, 時計屋敷の秘密, 解題(瀬名尭彦)
  • 『海野十三全集』第12巻、三一書房〈超人間X号〉、1990年8月。全国書誌番号:91045790ISBN 9784380905391NCID BN05173169
    • 収録:雪魔, 骸骨館, 霊魂第十号の秘密, 一坪館, ふしぎ国探検, 金属人間, 恐竜島, 奇賊は支払う, 心臓盗難, 奇賊悲願, 暗号の役割, すり替え怪画, 超人間X号, 解題(池田憲章)
  • 『海野十三全集』第13巻、三一書房〈少年探偵長〉、1992年2月。全国書誌番号:92026792ISBN 9784380925382NCID BN07299113
    • 収録:海底都市, 透明猫, 恐竜艇の冒険, 予報省告示, 三十年後の東京, 三十年後の世界, 鞄らしくない鞄, 怪星ガン, 断層顔, 少年探偵長, 解題(瀬名尭彦)
  • 『海野十三全集』別巻1、三一書房〈評論・ノンフィクション〉、1991年10月。全国書誌番号:92005630ISBN 9784380915406NCID BN06841658
    • 収録:評論・ノンフィクション
  • 『海野十三全集』別巻2、三一書房〈日記・書簡・雑纂〉、1993年1月。全国書誌番号:93024930ISBN 9784380935381NCID BN08603570
    • 収録:日記・書簡・雑纂, 海野十三年譜

作品リスト[編集]

少年小説[編集]

長編[編集]

  • 浮かぶ飛行島(『少年倶楽部』 1938年1月-12月)
  • 怪塔王(『東日小学生新聞』 1938年4月8日-12月4日)
  • 太平洋魔城(『少年倶楽部』 1939年1月-12月)
  • 火星兵団(『東日小学生新聞』 1939年9月24日-1940年12月30日)
  • 怪鳥艇(『少年倶楽部』 1940年1月-12月)
  • 地球要塞(『譚海』 1940年8月-1941年2月)

短編[編集]

  • ◯◯獣(『ラジオ子供のテキスト』 1937年9月)
  • 機械化科学小説『電気の池』 1941年 国防科学雑誌『機械化 (雑誌)』 11月臨時増刊号

一般[編集]

一般もの[編集]

  • 電気風呂の怪死事件(『新青年』 1928年4月)
  • 空襲下の日本(『日の出』付録「国難来る!日本はどうなるか」1933年4月)
  • 三人の双生児(『新青年』 1934年9,10月)
  • 深夜の市長(『新青年』 1936年2月-6月、装幀・吉田貫三郎
  • 地球盗難(『ラジオ科学』 1936年)
  • 十八時の音楽浴(『モダン日本』 1937年4月増刊号)
  • 海底大陸
  • 大空魔艦
  • 第五氷河期
  • 地球発狂事件

帆村荘六もの[編集]

  • 麻雀殺人事件(『新青年』1931年5月号)
  • 省線電車の射撃手(『新青年』1931年10月号)
  • ネオン横丁殺人事件(『アサヒグラフ』1931年10月号)
  • 振動魔(『新青年』1931年11月号ほか) - 掲載誌によっては帆村荘六が登場しない別ヴァージョンあり[14]
  • 人間灰(『新青年』1931年12月号)
  • 西湖の屍人(『新青年』1932年4月号)
  • 爬虫館事件(『新青年』1932年10月号)
  • 盗まれた脳髄(『雄弁』1933年4~5月号)
  • 赤外線男(『新青年』1933年5月号)
  • 地中魔(『少年倶楽部』1933年7月~12月号)
  • 崩れる鬼影(『科学の日本』1933年7月~12月号)
  • ゴールデン・バット事件(『新青年』1933年10月号)
  • 柿色の紙風船(『新青年』1934年2月号)
  • 点眼器殺人事件(『講談倶楽部』1934年2または3月号) - 密室と特異な殺人トリックを江戸川乱歩が紹介[15]
  • 蝿(『ぷろふいる』1934年2月~9月号)
  • 俘囚(『新青年』1934年6月号) - 長編『蠅男』の元となった原型の短編。
  • 人間灰(『新青年』1934年12月号)
  • 流線間諜(『つはもの』1934年~1935年頃)
  • 獏鸚(『新青年』1935年5月号)
  • 人造人間事件(『オール読物』1936年12月号)
  • 蠅男(『講談雑誌』1937年1月~10月号)
  • 東京要塞(『サンデー毎日』1938年1月)
  • 暗号数字(『現代』1938年3月号)
  • 街の探偵(『シュピオ』1938年4月号)
  • 怪塔王(『東日本小学生新聞』4月8日~12月4日)
  • 人造人間エフ氏(『ラヂオ子供のテキスト』1939年1月~12月号)
  • 什器破壊業事件(『大洋』1939年9月号)
  • 爆薬の花籠(『少女倶楽部』1940年6月~1941年6月号)
  • 鬼仏洞事件(『講談雑誌』1941年6月号)
  • 宇宙戦隊(『海軍』1944年5月~1945年3月)
  • 鞄らしくない鞄(1947年6月)
  • 千早館の迷路(『ロック増刊 探偵小説傑作選』1947年8月)
  • 断層顔(『探偵よみもの』1947年10月号)
  • 地獄の使者(『自警』1947年1月~1948年1月)
  • 怪星ガン(『冒険少年』1948年1月~1949年3月)

金博士シリーズ[編集]

  • のろのろ砲弾の驚異
  • 人造人間戦車の機密
  • 独本土上陸作戦
  • 今昔ばなし抱合兵団
  • 毒瓦斯発明官
  • 戦時旅行鞄
  • 大使館の始末機関
  • 時限爆弾綺譚
  • 地軸作戦
  • 不沈軍艦の見本
  • 共軛回転弾

烏啼天駆シリーズ[編集]

  • 奇賊は支払う
  • 心臓盗難
  • いもり館
  • 奇賊悲願
  • 鞄らしくない鞄
  • 暗号の役割
  • 剥製動物異変
  • すり替え怪画

合作[編集]

ノンフィクション[編集]

  • 赤道南下
  • ペンで征く
  • 南の凱歌
  • 軍艦旗の下に
  • 海野十三敗戦日記
  • 麻雀の遊び方
  • おはなし電気学
  • 虫喰い算大会
  • 私たちの面白い科学
  • 僕らのラジオ

映画化作品[編集]

  • 東京要塞(日活多摩川が映画化、1938年3月15日に封切り。)

海外への翻訳[編集]

中国本土(簡化字)[編集]

  • 三个人的双胞胎 (2009年12月,吉林出版集团有限责任公司)
    • 電気風呂の怪死事件、爬虫館事件、省線電車の射撃手、人間灰、振動魔、俘囚、不思議なる空間断層、時計屋敷の秘密、三人の双生児
  • 地狱使者 (2010年1月,吉林出版集团有限责任公司)
    • ネオン横丁殺人事件、爆薬の花籠、地獄の使者、火葬国風景、十八時の音楽浴
  • 蝇男 (2010年9月,吉林出版集团有限责任公司)
    • 恐怖の口笛、棺桶の花嫁、蠅男
  • 深夜市长 (2011年4月,吉林出版集团有限责任公司)
    • 生きている腸、骸骨館、雷、階段、恐しき通夜、深夜の市長、暗号音盤事件、疑問の金塊

英語[編集]

  • Science:Hopes & Fears [Volume 1:Selected Stories](2018年1月,Kindle ダイレクト・パブリッシング)
    • 遊星植民説、千年後の世界、第四次元の男、不思議なる空間断層、生きている腸
  • Science:Hopes & Fears [Volume 2:Eighteen O'Clock Music Bath](2018年2月,Kindle ダイレクト・パブリッシング)
    • 十八時の音楽浴

スペイン語[編集]

  • El secreto del alma número diez (2018年7月,Tanuki)霊魂第十号の秘密

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 「じゅうぞう」とも読まれる[2][3]
  2. ^ 時代背景としても、官セクタに所属する技師が、専門書を上梓する傍でフィクションも書くといったようなことが、新田次郎(本名の藤原寛人名義の著書としては『ラジオゾンデ』などがある)の例など、徐々に普通のことになっていった時代だった。
  3. ^ 海野が執筆の「什器破壊業事件」作中で、木々が担当の「離魂の妻」について回想があるなど、時系列が見られる。

出典[編集]

  1. ^ 海野十三とは - コトバンク(2021年2月14日閲覧)
  2. ^ 中島河太郎「海野十三解説」『日本児童文学大系 第29巻 南洋一郎・江戸川乱歩・海野十三集』(ほるぷ出版、1977年、p.433)
  3. ^ 青空文庫
  4. ^ 小西昌幸「海野十三を語る」文化ジャーナル(平成25年6月号) - 北島町(2021年2月14日閲覧)
  5. ^ 海野『赤道南下』309頁
  6. ^ 海野『赤道南下』130頁
  7. ^ 海野『赤道南下』309-310頁
  8. ^ 石川喬司「海野十三ノオト」『十八時の音楽浴』ハヤカワ文庫、1976年、p.266
  9. ^ 岩井寛『作家の臨終・墓碑事典』(東京堂出版、1997年)52頁
  10. ^ 『海野十三と敗戦日記』(横溝正史、朝日新聞、昭和47年12月18日)
  11. ^ 『誤植奇談』(横溝正史、東京新聞 昭和28年10月10日)
  12. ^ 青空文庫 - 「名士訪問記 ――佐野昌一氏訪問記――」 2018年1月閲覧
  13. ^ 『海野十三と敗戦日記』(横溝正史、朝日新聞、昭和47年12月18日)
  14. ^ 「獏鸚」(東京創元社)巻末解説
  15. ^ 江戸川乱歩「日本探偵小説事典」など

関連人物[編集]

外部リンク[編集]