越前たけふ駅

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越前たけふ駅
Hokuriku Shinkansen Echizen-Takefu Station.jpg
建設中の駅舎外観(2021年10月)
えちぜんたけふ
Echizen-Takefu
福井 (19.0 km)
(30.2 km) 敦賀
所在地 福井県越前市大屋町[1]
北緯35度53分43.3秒 東経136度11分54.0秒 / 北緯35.895361度 東経136.198333度 / 35.895361; 136.198333座標: 北緯35度53分43.3秒 東経136度11分54.0秒 / 北緯35.895361度 東経136.198333度 / 35.895361; 136.198333
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 北陸新幹線
キロ程 421.4 km(高崎起点)
東京から526.4 km
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
開業年月日 2024年春予定
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2019年時点の建設光景。この時点では「南越駅」として建設していた。

越前たけふ駅(えちぜんたけふえき)は、福井県越前市大屋町[1] に設置される予定の西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸新幹線である[2][3]

概要[編集]

北陸新幹線単独の駅として[1][4]北陸本線武生駅から東北東約3 km[4] にある北陸自動車道武生ICの南側に設置される[1][5]

2015年平成27年)12月には、所在地の越前市において整備基本計画が作成され、武生駅・武生ICのアクセスを含めた駅周辺の整備の検討がなされており[6]、駅前(西側)には道の駅越前たけふ[7]福井県道269号越前たけふ駅線の整備が行われている[1]。駅舎の本体工事は、2020年令和2年)11月9日小松駅石川県小松市)とともに着手している[8][9][10]

2018年には福井経済同友会が当駅西側の北陸新幹線と国道8号に囲まれた一帯に、統合型リゾート(IR)や福井県立大学の新学部としての専門職大学の誘致を提言している[11]

駅名選定[編集]

計画時の仮称は「南越駅」(なんえつえき)であった。駅名決定にあたり、2020年5月26日に南越駅(仮称)駅名候補選定委員会は、越前武生(たけふ)、新武生(たけふ)、越前市、南越たけふ(武生)、越前、武生新、南越、越前国府の8案を駅名候補に選んだ[12]。6月15日から1カ月間、市内外から意見を募った後、7月21日に越前武生、新武生、越前市、南越たけふ(武生)、越前、越前国府の6案に絞り込み、これまで仮称としてきた南越と武生新は候補から除外した[13][14]。隣接する鯖江市では、新幹線開業後に広域アクセスに用いられる予定の当駅の名称についても「鯖江」の名を反映した「越前鯖江駅」を盛り込むよう選定委員会に要望していた[15]が、候補には盛り込まれなかった。

2021年5月13日、JR西日本より駅名を「越前たけふ駅」に決定したことが発表された[2][3]。JR西日本管内の新幹線駅、また北陸新幹線では初めて駅名にひらがなを用いた駅となる[2][3][注釈 1]

なお、「越前たけふ」は福井鉄道福武線に同音の「越前武生」駅があるが、選定段階で候補になっていた「越前武生」について、選定委員の一人である福井鉄道社長(当時)の村田治夫が「仮に新幹線の新駅名に採用された場合、当社としては異存ない」と発言。福武線の駅名変更に必要な費用を越前市が負担することを条件に、駅名候補に加えることを認めていた[16]。2021年5月20日に、「混乱を招かないように」として福井鉄道が越前市と協議の上で名称変更を決め[17]2023年3月に「たけふ新」駅に再改称する予定である[18][19]

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線と中央に通過線2線を有する高架駅として計画されている[20]。また、駅には通信機器室が設置される。

駅デザインは外観は「越前和紙の技法『流し漉き』の動き」をデザインとし[21]、ほかにも越前指物の利用による地元の伝統工芸品を押し出している。ホームはコウノトリをモデルとしたデザインとし、統一感のためにモノトーンとした[22]

利用状況[編集]

越前市は1日の乗降客数を約2000人程度と推定している[23]

駅周辺[編集]

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道
北陸新幹線(建設中)
福井駅 - 越前たけふ駅 - 敦賀駅

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c d e 北陸新幹線新駅周辺の道路工事(越前市大屋町)”. 福井県丹南土木事務所 (2020年9月27日). 2020年11月8日閲覧。
  2. ^ a b c “「北陸新幹線(金沢〜敦賀間)」新駅の駅名について” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 西日本旅客鉄道, (2021年5月13日), オリジナルの2021年5月13日時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20210513054629/https://www.westjr.co.jp/press/article/items/210513_00_hokurikushinkansen.pdf 2021年5月15日閲覧。 
  3. ^ a b c “北陸新幹線、新駅「越前たけふ」 福井、24年春に延伸開業”. 福井新聞. (2021年5月13日). オリジナルの2021年5月15日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210515110007/https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1316537 2021年5月15日閲覧。 
  4. ^ a b 北陸新幹線 南越駅(仮称)と小松駅の新駅舎建設開始 金沢~敦賀延伸区間”. 乗りものニュース (2020年11月8日). 2020年11月8日閲覧。
  5. ^ 北陸新幹線県内ルート図/越前市付近
  6. ^ 北陸新幹線南越駅周辺整備基本計画 (PDF)”. 越前市 (2015年12月). 2016年5月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月11日閲覧。
  7. ^ 道の駅第57回登録について 国土交通省
  8. ^ “北陸新幹線、南越(仮称)駅新築工事の駅舎工事開始について” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構, (2020年11月5日), オリジナルの2021年1月26日時点におけるアーカイブ。, https://warp.da.ndl.go.jp/collections/content/info:ndljp/pid/11703434/www.jrtt.go.jp/corporate/public_relations/pdf/04_1109nanetsu_kojikaishi.pdf 2020年11月12日閲覧。 
  9. ^ “北陸新幹線「南越駅」の工事開始発表 11月9日着手、2022年夏ごろ完成予定”. 福井新聞ONLINE. (2020年11月6日). オリジナルの2020年11月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20201122041126/https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1200274 2021年4月18日閲覧。 
  10. ^ “北陸新幹線小松駅・南越(仮称)駅新築工事に着手、完成は2022年夏頃”. マイナビニュース. (2020年11月10日). https://news.mynavi.jp/article/20201110-1478813/ 2021年4月18日閲覧。 
  11. ^ “IRや専門職大学 提案 福井同友会、越前市の新幹線新駅周辺”. 日本経済新聞. (2018年3月23日). https://www.nikkei.com/article/DGXMZO28519950T20C18A3LB0000/ 2019年9月4日閲覧。 
  12. ^ 北陸新幹線新駅駅名候補への意見募集” (日本語). 越前市総合交通政策課. 2020年6月28日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2021年5月15日閲覧。
  13. ^ 越前市新駅名6案提案へ 住民意見「越前武生」” (日本語). 中日新聞Web (2020年7月22日). 2020年7月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月8日閲覧。
  14. ^ “北陸新幹線の新駅名、最終候補6案 福井県越前市に新設、仮称・南越駅”. 福井新聞ONLINE. (2020年7月22日). オリジナルの2020年11月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20201103010303/https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1129015 2020年11月8日閲覧。 
  15. ^ 北陸新幹線の駅名「鯖江」の名を 仮称南越駅、鯖江市長らが選定委に要望”. 福井新聞ONLINE (2020年5月26日). 2020年10月21日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2021年7月29日閲覧。
  16. ^ 北陸新幹線、福井県の新駅名に8候補 「鯖江」は落選、私鉄使用の「越前武生」残る” (日本語). 福井新聞ONLINE (2020年5月27日). 2021年3月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月18日閲覧。
  17. ^ “新幹線の新駅名と同じ読み…既存の私鉄駅の名称変更へ 福井鉄道の越前武生駅”. 福井新聞. (2021年5月21日). オリジナルの2021年5月21日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20210521021350/https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1321789 2021年5月22日閲覧。 
  18. ^ 2023年3月 春 福武線 新駅名はたけふ新に変更します (PDF)” (日本語). 福井鉄道. 2021年12月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月9日閲覧。
  19. ^ 福井鉄道の駅のなまえを募集します (PDF)” (日本語). 福井鉄道. 2021年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年10月11日閲覧。
  20. ^ “地域の特色を活かした使いやすい駅へ…鉄道・運輸機構が北陸新幹線金沢-敦賀間の駅舎デザインを公表”. Response.. (2019年4月21日). https://response.jp/article/2019/04/21/321610.html 2019年9月4日閲覧。 
  21. ^ 2023年につながる北陸新幹線の金沢~敦賀間、各駅のデザインとコンセプトを調べてみた”. @DIME (2020年4月15日). 2020年11月8日閲覧。
  22. ^ 北陸新幹線6新駅のデザイン決まる ホームやコンコースのイメージ”. 福井新聞ONLINE (2019年4月17日). 2019年4月22日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2021年4月18日閲覧。
  23. ^ kihonkeikakusyo-syasai.pdf”. 越前市. H27年12月閲覧。

注釈[編集]

  1. ^ 新幹線全体では、JR東日本東北新幹線くりこま高原駅、同いわて沼宮内駅JR北海道北海道新幹線奥津軽いまべつ駅に次いで4例目となる。また、新在直通列車(いわゆる「ミニ新幹線」)の在来線区間の停車駅も含めると、これらにJR東日本山形新幹線奥羽本線)のかみのやま温泉駅、同さくらんぼ東根駅が加わり、6例目となる。

関連項目[編集]

他の鉄道路線と連絡しない新幹線単独駅(建設中の路線を含む)

外部リンク[編集]