東広島駅
東広島駅 | |
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![]() ロータリーと駅舎 | |
ひがしひろしま Higashihiroshima | |
◄三原 (39.6 km) (31.8 km) 広島► | |
![]() | |
所在地 | 広島県東広島市三永一丁目4-24 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■山陽新幹線 |
キロ程 |
309.8km(新大阪起点) 東京から862.4 km |
電報略号 | ヒヒ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
787人/日(降車客含まず) -2020年- |
開業年月日 | 1988年(昭和63年)3月13日[2] |
備考 |
直営駅 みどりの窓口 有 |
東広島駅(ひがしひろしまえき)は、広島県東広島市三永一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽新幹線の駅である。
概要[編集]
東広島市の中部、三永地区にある。同地域は同駅が開業した1988年(昭和63年)以前から東広島市に含まれていた。同市の中心市街地は山陽本線西条駅周辺にあるが、同駅は1974年(昭和49年)に旧西条町が周辺町村と合併して東広島市となった後も名称を変更せず、「東広島」の名は新幹線の新駅に用いられた。新尾道駅と同様、建設費用約47億円を全額地元負担で建設し開業した請願駅である[1]。事務管コードは▲800666を使用している[要出典]。
東広島市内の各地へはバス連絡となるが便数が少なく、特に日・祝は発着が無い時間帯があるため、利用者のほとんどはマイカーで駐車場を利用する。市内に工業団地があるため、新幹線の利用客数に対して駐車場の利用は多い。休日でもパークアンドライドのような形で混み合う。
広島大学(一部学部除く)の東広島市(当時は西条町)への移転が決定した時は、西条駅から広島大学東広島キャンパスを経由して東広島駅へ至る新交通システムの建設構想があったが、白紙になっている。なお西条駅や広島大学へは当駅よりバスが運行されているが、いずれも便は少ない[注 1]。
歴史[編集]
- 1986年(昭和61年)2月8日:東広島駅の建設に着手[1]。
- 1988年(昭和63年)3月13日:西日本旅客鉄道により、山陽新幹線の三原駅 - 広島駅間に新設開業[2][注 2]。
- 1997年(平成9年)11月29日:ダイヤ改正により「こだま」のみの停車駅となる。
- 2005年(平成17年)2月26日:自動改札機導入。
- 2008年(平成20年)3月15日:当駅停車の「ひかり」が復活する。
駅構造[編集]
相対式ホーム2面2線を有する高架駅[1]。上下線ホーム間には4線あり、内側2線は上下通過線である。地上をレールが通過しているためか、入口が南側のみである。下りホームと駅舎は直接つながっているが、上りホームへは地下通路を通って行く必要がある。エレベーター・エスカレーターは上下ホームに1基ずつあるが、エスカレーターは上り運用のみ。
直営駅(海田市駅[3]傘下の地区駅・駅長配置)である。なお、営業キロは西条駅のものを使用している。
駅舎概要[編集]
- 地平高架方式(駅舎のデザインは酒蔵である)
- 1988年(昭和63年)落成
駅舎コンコース内[編集]
- 改札口1箇所
- みどりの窓口
- 自動券売機2台、みどりの券売機1台
- コンビニ(デイリーイン)、ICOCA等の交通系電子マネーでの支払い可(ICOCAカード読取器設置済)。
- 待合所
- トイレ1箇所
- 東広島駅鉄道警察
のりば[編集]
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ![]() |
下り | 広島・博多方面[4] |
2 | 上り | 岡山・新大阪方面[4] |
利用状況[編集]
「広島県統計年鑑」または「統計でみる東広島」によると、開業年度からの1日平均乗車人員は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1987年(昭和62年) | [注 3]665 |
1988年(昭和63年) | [注 4]632 |
1989年(平成 元年) | 709 |
1990年(平成 2年) | 904 |
1991年(平成 3年) | 1,013 |
1992年(平成 4年) | 1,057 |
1993年(平成 5年) | 1,081 |
1994年(平成 6年) | 1,017 |
1995年(平成 7年) | 1,082 |
1996年(平成 8年) | 1,179 |
1997年(平成 9年) | 1,176 |
1998年(平成10年) | 1,203 |
1999年(平成11年) | 1,167 |
2000年(平成12年) | 1,151 |
2001年(平成13年) | 1,157 |
2002年(平成14年) | 1,118 |
2003年(平成15年) | 1,133 |
2004年(平成16年) | 1,165 |
2005年(平成17年) | 1,205 |
2006年(平成18年) | 1,207 |
2007年(平成19年) | 1,233 |
2008年(平成20年) | 1,178 |
2009年(平成21年) | 1,117 |
2010年(平成22年) | 1,121 |
2011年(平成23年) | 1,116 |
2012年(平成24年) | 1,128 |
2013年(平成25年) | 1,150 |
2014年(平成26年) | 1,169 |
2015年(平成27年) | 1,226 |
2016年(平成28年) | 1,246 |
2017年(平成29年) | 1,295 |
2018年(平成30年) | [注 1]1,766 |
2019年(令和 元年) | 1,410 |
2020年(令和 2年) | 787 |
駅周辺[編集]
「水と緑が出迎える街 東広島駅前地区」で、平成16年度国土交通省手づくり郷土賞(地域整備部門)受賞。
- 宿泊施設
- ベッセルホテル東広島(ビジネスホテル)- 駅前、徒歩1分。
- 東横イン東広島駅前(ビジネスホテル)- 徒歩1分。
- ゴルフ場
- 広島カンツリー倶楽部西条コース
- 三永ゴルフセンター
- 観光地・寺院
- 三永水源池
- 東広島天文台
- 娯楽施設
- ビクトリー新幹線駅前店
- 中学校
- 小学校
- 道路
- 商業施設
- 駅周辺にはコンビニが2軒あるのみ。
- レンタカー
バス路線[編集]
- 現在、西条駅への連絡便は芸陽バスが中心であるが、中国JRバスも朝と夕方に1 - 2便程度、運行している。
- 西条駅に比べると当駅からの発着本数は極端に少なく、休日や年末年始等の特別ダイヤ編成時は運行されない時間帯がある。また、通勤時間帯においても駅前のバス利用客はほとんどいない。
- 芸陽バス
- 竹原駅 - 湯坂温泉入口 - 東広島駅 - フジグラン前 - 円城寺 - 西条朝日町 - 西条駅
- 竹原駅・大芝北 - 安芸津駅 - 東広島駅 - フジグラン前 - 西条昭和町 - 西条駅 - 近畿大学(工学部広島キャンパス)
- 西条駅までの所要時間は円城寺経由便で約25分、西条昭和町経由便で約17分程度。
- 東広島駅 - 東広島運動公園 - 広島大学(平日のみ)
- 中国JRバス
- 東広島駅 - 東広島運動公園 - 広島大学(平日のみ)
- 広島国際大学 - 乃美尾 - 東広島駅 - 卯之留 - 西条駅(西条駅行・平日朝2便、土休日朝1便)(広島国際大学行・平日のみ夕1便)
隣の駅[編集]
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ a b 平成30年(2018年)7月6日から7日にかけて発生した西日本豪雨では、山陽本線が広域範囲にわたって被災したため、東広島市から広島方面へ通勤・通学できる公共交通機関が山陽新幹線だけとなった。このため、同年7月から山陽本線が復旧する9月までの約2ヶ月間、当駅の利用者数とバスの発着数が大幅に増加した。
- ^ 当駅の開業以前から、現在マツダスタジアムがある位置に貨物専用の東広島駅(国鉄→以後JR貨物が継承)が存在していた。1995年にJR貨物 東広島駅が旧広島操車場跡地(広島駅東側の山陽本線の上下線に挟まれた紡錘形の敷地)に移転すると同時にJR貨物 広島貨物ターミナル駅と改称されるまでは、JR西日本「東広島駅」(東広島市・山陽新幹線三原 - 広島間)とJR貨物「東広島駅」(広島市・山陽本線向洋 - 広島間)が7年間共存していた。
- ^ 1988年3月13日から3月31日の19日間平均[5]。
- ^ 567人とする資料も存在する[6]。
出典[編集]
- ^ a b c d “8日に東広島駅起工式”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1986年2月6日)
- ^ a b “JR西日本 新駅その後 地域発展に大きな役割”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1996年11月11日)
- ^ 開校当初から本校最寄り駅前で校外通学路指導を行う 大田 澄男さんにJR西日本から感謝状を贈呈, NEWS CAST(近畿大学), (2021-07-29)
- ^ a b 東広島駅構内図 - JR西日本公式HP
- ^ 『JR西日本広島支社10年史 : 次なる10年に向かって : 1987-1997』(西日本旅客鉄道広島支社)p.93
- ^ 『JR西日本広島支社10年史 : 次なる10年に向かって : 1987-1997』(西日本旅客鉄道広島支社)p.93、p.217
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 東広島駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道