さくらんぼ東根駅
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さくらんぼ東根駅 | |
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![]() 東口(2005年5月) | |
さくらんぼひがしね Sakurambohigashine | |
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所在地 | 山形県東根市さくらんぼ駅前一丁目1-1 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
電報略号 | ラホ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,136人/日(降車客含まず) -2021年- |
開業年月日 | 1999年(平成11年)12月4日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■山形新幹線 |
キロ程 |
108.1km(福島起点) 東京から380.9 km |
◄天童 (7.7 km) (5.4 km) 村山► | |
所属路線 | ■奥羽本線(山形線) |
キロ程 | 108.1 km(福島起点) |
◄神町 (1.8 km) (2.5 km) 東根► | |
備考 |
業務委託駅 みどりの窓口 有 |
さくらんぼ東根駅(さくらんぼひがしねえき)は、山形県東根市さくらんぼ駅前一丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の奥羽本線の駅である。
山形新幹線の停車駅である。
歴史[編集]
1901年(明治34年)に奥羽本線が山形駅から楯岡駅(現・村山駅)まで開通したとき、東根町(当時)内に設けられた駅は大日本帝国陸軍神町基地の最寄りになる神町駅だけで、中心部には設けられなかった。その後、要望の高まりを受けて町の中心部に新しく駅を作ることとなったが、1910年(明治43年)に東根温泉が湧出し、1911年(明治44年)に開業した東根駅は市の中心部よりも温泉に近い場所に作られた。現在のさくらんぼ東根駅の前身となる蟹沢駅(かにさわえき)が神町 - 東根間に設置されたのは、東根駅開業から約30年以上経過した1954年(昭和29年)のことである。
その後山形新幹線の新庄延伸が決まった際、東根市では新市街地の形成を図るための、大規模な土地区画整理事業が推進されることとなり、その核施設として、蟹沢駅を600m南に移設・整備することとなり、新幹線停車駅として開設された[1]。
年表[編集]
- 1954年(昭和29年)12月1日:蟹沢駅として新設開業[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、東日本旅客鉄道の駅となる[2]。
- 1999年(平成11年)
- 2004年(平成16年)4月1日:待合室・みどりの窓口を改築。同時にびゅう旅センターを開設。
- 2007年(平成19年)3月:指定席券売機設置。
- 2011年(平成23年)
- 2015年(平成27年)4月1日:業務委託化。さくらんぼ東根駅長・助役が廃止される。
- 2020年(令和2年)3月14日:新幹線eチケットサービス開始[4]。
- 2021年(令和3年)3月13日:タッチでGo!新幹線のサービスを開始[5]。
- 2024年(令和6年)春以降:ICカード「Suica」の利用が可能となる(予定)[6]。
駅名の由来[編集]
東根市がサクランボの収穫量日本一であることにちなみ、自治体側の要望から「さくらんぼ」と自治体名の「東根」を合わせた駅名としている[1]。
駅構造[編集]
JRさくらんぼ東根駅 さくらんぼタント館 | |
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情報 | |
用途 | 駅舎 |
設計者 | ジェイアール東日本建築設計事務所 |
施工 | 鉄建建設・升川建設JV |
建築主 | 東日本旅客鉄道および東根市 |
構造形式 | 鉄骨造 |
建築面積 | 997 m² |
延床面積 | 1,828 m² |
階数 | 地上3階 |
着工 | 1998年10月 |
竣工 | 1999年12月 |
相対式ホーム2面2線を持つ地上駅。1番線ホーム中央には、冷暖房完備の待合室が設置されている。また、1番線2番線の上下線両方に出発信号機が設置されており、団体臨時列車などが当駅で折り返し運転を行うことがある。当駅に交換設備が新しくできたので、神町駅や東根駅にあった交換設備は撤去された。
駅舎は3階建てで主に東口側に建っている。駅舎の北側は、1階には待合所と売店兼食堂、3階には改札口などJRの施設と跨線橋(改札内・改札外)がある。2階部分は大きな吹き抜けの階段となっている。南側は市の施設が入っており、1階には東根市観光物産協会(駅レンタカー業務も取り扱う)、2階にはコワーキングスペース「C&C ひがしね」、3階には公益社団法人東根市シルバー人材センターがある。改札口の前に自動券売機が設置され、出札口は一人の職員が出札係と改札係をかねることができる構造である。
山形駅管理の業務委託駅(JR東日本東北総合サービスに委託)。みどりの窓口、自動券売機、指定席券売機、新幹線eチケットサービス用簡易Suica改札機、待合室が設けられている。以前はびゅう旅センターも設置されていた。直営駅時代は管理駅で神町駅と東根駅を管理下に置いていた。
エレベーターが全部で4基設置され、西口と跨線橋(改札外)・跨線橋(改札内)と1番線・跨線橋(改札内)と2番線・東口駅舎の各階をそれぞれ結んでいる。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■山形新幹線 ■山形線 |
上り | 天童・山形・米沢・福島・東京方面 |
2 | 下り | 村山・新庄方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
利用状況[編集]
JR東日本によると、2021年度(令和3年度)の1日平均乗車人員は1,136人である[利用客数 1]。
駅設置に当たっては、約1,300人の乗降を見込んでいた[7]。
なお、2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
2000年(平成12年) | 1,011 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 1,121 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 1,202 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 1,219 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 1,187 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 1,161 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 1,157 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 1,191 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 1,170 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 1,119 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 1,144 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 1,152 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 1,182 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 1,207 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 978 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 1,039 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 1,282 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 1,351 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 1,363 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 1,367 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)1,049 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)1,136 | [利用客数 1] |
駅周辺[編集]
周辺は東根市の中心部にあたり、駅の東側には市役所などの市の機関や銀行、郊外型の小売店などがある。
東口の駅前には駅前広場があり、山交バスや市民バス、タクシーなどが発着する。東口から東側の市役所方面へは広い歩道が続く。
- 山形県立東桜学館中学校・高等学校
- 東根市立東根中部小学校
- 国道13号
- 国道287号
- 山形ロイヤル病院
- イオン東根ショッピングセンター
- フォーラム東根(映画館)
バス路線[編集]
停留所名は「さくらんぼ東根駅前」である。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
記事本文[編集]
- ^ a b c d “奥羽線「新駅設置」及び「駅名改称」について” (日本語) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (1999年1月29日), オリジナルの2015年4月30日時点におけるアーカイブ。 2018年3月13日閲覧。
- ^ a b 石野哲(編) 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、530頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ “山形新幹線「つばさ」の新庄開業等について” (日本語) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (1999年7月30日), オリジナルの2020年11月13日時点におけるアーカイブ。 2020年11月13日閲覧。
- ^ “「新幹線eチケットサービス」が始まります!” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道/北海道旅客鉄道/西日本旅客鉄道, (2020年2月4日), オリジナルの2020年2月26日時点におけるアーカイブ。 2020年5月25日閲覧。
- ^ “タッチでGo!新幹線 サービスエリア拡大について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道, (2020年11月12日), オリジナルの2020年11月13日時点におけるアーカイブ。 2020年11月13日閲覧。
- ^ “山形県におけるSuicaご利用駅の拡大について” (PDF) (プレスリリース), 東日本旅客鉄道仙台支社, (2022年7月22日), オリジナルの2022年7月22日時点におけるアーカイブ。 2022年7月22日閲覧。
- ^ 鉄道建築ニュース、2000年5月号、鉄道建築協会、Page10 - 12
利用状況[編集]
- ^ a b “各駅の乗車人員(2021年度)”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月11日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2007年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2008年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2009年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2010年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2011年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2012年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2013年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2014年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2015年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2016年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月16日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2019年度)”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月12日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2020年度)”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月27日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 駅の情報(さくらんぼ東根駅):JR東日本