落合哲也
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基礎情報 | ||||
四股名 | 落合 哲也 | |||
本名 | 落合 哲也 | |||
生年月日 | 2003年8月22日(19歳) | |||
出身 | 鳥取県倉吉市 | |||
身長 | 179.0 cm | |||
体重 | 156.0 kg | |||
BMI | 48.69 | |||
所属部屋 | 宮城野部屋 | |||
得意技 | 突き、押し、左四つ、寄り[1] | |||
成績 | ||||
現在の番付 | 幕下15枚目格付出 | |||
最高位 | 幕下15枚目格付出 | |||
生涯戦歴 | 7勝0敗(1場所) | |||
優勝 | 幕下優勝1回 | |||
データ | ||||
初土俵 | 2023年1月場所 | |||
備考 | ||||
史上初の幕下付け出しから所要1場所で十両昇進[2] | ||||
2023年1月20日現在 |
落合 哲也(おちあい てつや、2003年8月22日 - )は、鳥取県倉吉市出身で、宮城野部屋所属の現役大相撲力士。本名同じ。身長179.0センチメートル、体重156.0キログラム。最高位は幕下15枚目格付出(2023年1月場所)。
来歴[編集]
大相撲入門前[編集]
小学校4年生のときに本格的に相撲を始めた[3]。鳥取城北高校に入学し2年次、3年次の高校総体では高校横綱のタイトルを獲得した[3]。3年次には全日本選手権でベスト8に入り三段目付出資格を得た[4]。
高校卒業後、すぐにはプロ入りせずに肩のけがを治すことに専念した。その後、父親の会社である「有限会社野田組」に所属し、全日本実業団相撲選手権大会優勝をし実業団横綱獲得[5]。13代宮城野(元横綱・白鵬)の誘いで大相撲の宮城野部屋に入門した[6]。 2022年度の実業団横綱であるため、2022年12月1日の日本相撲協会理事会で幕下15枚目格付出での入門が承認された[7]。これに伴いすでにエントリーされていた同4日の第71回全日本選手権は欠場した[8]。
入門後[編集]
初土俵の場所となる2023年1月場所は、2日目(1番相撲)に関取経験者の王輝が休場し不戦勝での白星デビューとなった[9]。7日目(4番相撲)は大成龍に勝利し4連勝で勝ち越しを決めた[10]。13日目(7番相撲)は風賢央に勝利し、幕下15枚目格付け出し力士としては下田(のちの若圭翔)以来となる史上2人目の7戦全勝優勝を決め[11]、場所後の新十両昇進がほぼ確実となった[12]。1月25日に開かれた番付編成会議で、3月場所の新十両昇進が正式に発表された。過去幕下15枚目格付出制度が出来て以来6力士が2場所で十両昇進していたが、それらを上回る史上最速昇進記録となった[13]。落合は昇進が正式に決定するまで「上がれなかったという前例があったので、自分の気持ちの中で来場所に向けて精進していこうと思っていました」と油断していなかったという。新十両会見では将来について「宮城野部屋で強くなって幕内で優勝することで師匠を泣かせることと、相撲を始めたときから夢だった横綱になりたい」と力強く誓った[14][15]。因みに13代宮城野の子飼いとしては初の関取となる。
人物[編集]
- 師匠の宮城野は「本当に相撲を知っている。」と絶賛する一方で、「私のモノマネなんかもやったりします」と意外な一面を持つことを明かした[16]。
- 小学生時代にサッカーの経験があり、ポジションはフォワードとゴールキーパーを担当していた[1]。
- 趣味は演歌。好きな歌手は吉幾三[1]。
- 50m走の自己ベストは6秒7[1]。
主な成績[編集]
2023年1月場所終了現在
スピード記録[編集]
- 幕下付け出しから十両昇進所要場所数:1場所(歴代1位)
通算成績[編集]
- 通算成績:7勝0敗(1場所)
各段優勝[編集]
- 幕下優勝:1回(2023年1月場所)
場所別成績[編集]
一月場所 初場所(東京) |
三月場所 春場所(大阪) |
五月場所 夏場所(東京) |
七月場所 名古屋場所(愛知) |
九月場所 秋場所(東京) |
十一月場所 九州場所(福岡) |
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2023年 (令和5年) |
幕下付出15枚目 優勝 7–0 |
十両 – |
x | x | x | x |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
改名歴[編集]
- 落合 哲也(おちあい てつや)2023年1月場所 -
脚注[編集]
- ^ a b c d 史上初!所要1場所新十両昇進 19歳落合「今まで以上に精進しないといけない」/一問一答 日刊スポーツ 2023年1月26日7時56分 (2023年1月27日閲覧)
- ^ “史上最速新十両の落合「何より幸せ」宮城野親方の夢かなえ感慨 将来は「幕内優勝して師匠を泣かせたい」”. スポニチ. (2023年01月25日 15:13) 2023年1月25日閲覧。
- ^ a b “「横綱」の夢に向かって~落合哲也 大相撲デビューへ~”. いろ★ドリ. NHK (2023年1月6日). 2023年1月16日閲覧。
- ^ “高校横綱の落合が全日本選手権8強「すぐプロいきたい」三段目付け出し資格”. 日刊スポーツ (日刊スポーツNEWS). (2021年12月5日) 2023年1月16日閲覧。
- ^ “昨年の高校横綱・落合哲也が幕下15枚目格付け出し資格獲得 高卒では逸ノ城以来、史上2人目”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2022年9月18日) 2023年1月16日閲覧。
- ^ “2年連続 高校横綱 鳥取城北 落合哲也選手 宮城野部屋に入門へ”. NHKニュース. (2022年12月1日) 2023年1月16日閲覧。
- ^ “大相撲 2年連続高校横綱・落合の幕下15枚目付け出しを承認”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2022年12月1日) 2023年1月16日閲覧。
- ^ “全日本相撲選手権大会が開幕 宮城野部屋入門の実業団横綱・落合哲也は欠場”. スポニチアネックス (株式会社スポーツニッポン新聞社). (2022年12月4日) 2023年1月30日閲覧。
- ^ “元高校横綱の19歳落合、デビュー戦はまさかの不戦勝 対戦相手の王輝が休場”. 日刊スポーツ (日刊スポーツNEWS). (2023年1月9日) 2023年1月16日閲覧。
- ^ “19歳落合、無傷で勝ち越し「目の前の相撲に集中」/初場所”. サンスポ (産経デジタル). (2023年1月14日) 2023年1月16日閲覧。
- ^ “落合7戦全勝で幕下優勝 所要1場所での「史上初&最速」の十両昇進に前進”. 日刊スポーツ (日刊スポーツNEWS). (2023年1月20日) 2023年1月20日閲覧。
- ^ “【解説】大相撲史上初の所要1場所で十両へ 落合の昇進が25日午前の番付編成会議で決まる - 大相撲 : 日刊スポーツ” (日本語). nikkansports.com. 2023年1月24日閲覧。
- ^ “落合が新十両昇進!史上最速所要1場所で関取 28日に引退相撲の元横綱白鵬に朗報届く”. 日刊スポーツ. (2023年1月25日) 2023年1月25日閲覧。
- ^ 落合、新十両昇進に新たな意欲「幕内優勝することで師匠を泣かせる」「夢だった横綱になりたい」 日刊スポーツ 2023年1月25日12時44分 (2023年1月25日閲覧)
- ^ 19歳落合が新十両昇進!史上最速所要1場所で関取に 28日に引退相撲の元横綱白鵬に朗報届く 日刊スポーツ 2023年1月25日9時59分 (2023年1月25日閲覧)
- ^ “”初陣”完勝で2連勝の落合、元白鵬の宮城野親方が絶賛し「私のモノマネもします」と意外な一面明かす【大相撲初場所】”. 中日スポーツ・東京中日スポーツ. (2023年1月11日) 2023年1月16日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 落合 哲也 - 日本相撲協会