神権政治

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神権政治(しんけんせいじ、ギリシア語: θεοκρατια英語: theocracy シオクラシー[1])または神政政治神聖政治[1](しんせいせいじ)とは、国家政体の1種で、特定宗教を統括する組織と、国家を統治する機構が実体的に同等な場合である。対比概念は世俗主義である。ウェブスター辞典は「神の直接の導きによる、または神に導かれたと看做された高官による国家の統治」と定義している[2]

語源は、古典ギリシア語で「」を意味する、theos (θεος) と、「支配する」という意味の動詞 kratein (κρατειν) から派生した名詞 kratia (κρατια) との合成語で、「theokratia (テオクラティア) 」とは文字通りには「神による支配」である。フラウィウス・ヨセフスが初めて用いたとされる[3]

1541年にジャン・カルヴァンは、ジュネーヴにおいて、30年近くにわたって神権政治(または神政政治、セオクラシー)を行って同市の教会改革を強力に指導した[4]。カルヴァンは厳格な統治を行い、市民の日常生活にも厳しい規律・戒規を求めた。


脚注[編集]

  1. ^ a b 小室直樹『田中角栄の遺言』クレスト社、1994年、191-193頁。ISBN 4-87712-015-7。「デモクラシーの反対はシオクラシー」
  2. ^ (Merriam-Webster)Theocracy.2017.3.13.検索。
  3. ^ English form the 17th century (OED). The Greek term is explicitly coined by Josephus and isn't attested elsewhere in Ancient Greek; Josephus marks it as a nonce coinage by calling it a "strained expression". W. Whiston tr. Josephus, Against Apion ii. §17 (1814) IV. 340: "He [Moses] ordained our government to be what, by a strained expression, may be termed a Theocracy", translating ὡς δ'ἄν τίς εἴποι, βιασάμενος τὸν λόγον, θεοκρατίαν
  4. ^ E. W. モンター著『カルヴァン時代のジュネーヴ 宗教改革と都市国家』、中村賢二郎・砂原教男訳、ヨルダン社、1978年。

関連項目[編集]

参考文献[編集]

  • E. W. モンター著『カルヴァン時代のジュネーヴ 宗教改革と都市国家』、中村賢二郎・砂原教男訳、ヨルダン社、1978年。