反動

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反動(はんどう、: Reactionary)とは歴史用語、政治用語で、革命勢力から見て反革命的な姿勢、行動のこと。現在では左翼勢力が右翼勢力をさして主に批判的に用いる(「保守反動」「右翼反動」など)。この逆の“左翼反動”という表現は、当然ながら存在しない。

フランス革命後の一連の反革命勢力は反動派(réactionnaires)と呼ばれたが、それが明治期に政治学用語として日本に紹介され「反動」と翻訳されたものである。

マルクス主義では歴史の流れは、革命勢力による人民の支持を基盤とした、世界的勝利に帰結するという考えから、単に右翼的、資本主義的なだけでなく、社会的改革に対する歴史的逆行という意味合いを持つ。反動の顕著たるものが「ファシズム」であるとされ、革命のみならず、自由と平等という近代理念に対する反動的発現であると規定される。歴史上、著名なものとしてフランス革命後のテルミドールの反動がある。この事から、共産主義国においては反動とはすなわち反革命、人民の敵と同意に扱われ、「反動」の烙印を押された者は社会的、肉体的に抹殺される対象となった。

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