反動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
1932年のフランスのポスター。「2段階の選挙が反動的な人々に勝つ」

反動(はんどう、: Reactionary)とは歴史用語、政治用語で、革命勢力から見て反革命的な姿勢、行動のこと。現在では左翼勢力が右翼勢力をさして主に批判的に用いる(「保守反動」「右翼反動」など)。この逆の“左翼反動”といった表現は存在しない。

概要[編集]

反動の原義はフランス革命後の一連の、王党派を含む反革命勢力に対する呼称の「反動派」(フランス語: réactionnaires)で、それが明治期に政治学用語として日本に紹介され翻訳されたものである。

歴史上、著名な事件にはフランス革命後のテルミドールの反動があり、テルミドールのクーデターによってジャコバン派ロベスピエール独裁体制が、穏健共和派などによって倒された。

多くの自由主義社会主義アナキズムなどの立場は、進歩主義社会進化論進歩史観)であり、復古主義などは反動主義とみなして批判する。

特にマルクス主義唯物史観の立場からは、人類社会は経済の発展段階に応じて資本主義社会から社会主義社会、共産主義社会へと発展するとしたため、この流れへの抵抗や歴史的逆行は反動主義とみなされる。マルクス・レーニン主義(いわゆる共産主義)では、帝国主義ファシズムを代表的な反動と位置付けた。またマルクス・レーニン主義(共産主義)を提唱した多くの一党独裁社会主義国では、「反動」のレッテルを押された者は社会的、肉体的に抹殺される対象となった(粛清)。

関連項目[編集]