用賀駅

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用賀駅
駅入口
駅入口
ようが - Yōga
DT05 桜新町 (1.3km)
(1.8km) 二子玉川 DT07
所在地 東京都世田谷区用賀二丁目39番
駅番号  DT 06 
所属事業者 TokyuLogotype.svg 東京急行電鉄(東急)
所属路線 DT 田園都市線
キロ程 7.6km(渋谷起点)
駅構造 地下駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
61,348人/日
-2014年-
開業年月日 1977年(昭和52年)4月7日 [1]
備考 駅カラーは「みず色」
バスターミナル側駅名標
バスターミナル側駅名標
バスターミナル側
バスターミナル側
世田谷ビジネススクエア タワー棟
世田谷ビジネススクエア タワー棟

用賀駅(ようがえき)は、東京都世田谷区用賀二丁目にある東京急行電鉄田園都市線である。

歴史[編集]

東急玉川線・用賀停留所時代[編集]

新玉川線(現・田園都市線)の開通前、1969年までは、現在の上りホーム先端付近の地上に東急玉川線(玉電)の用賀停留所があった。用賀の前後区間600mの専用軌道上にあった停留所には相対式ホーム2面が存在した。上りホームには出札窓口を備えた駅舎があり、上下ホームの間には構内踏切があった。駅南方には渡り線があり渋谷からの折り返し列車も設定されていた。そして上りホーム南端からは新玉川線車両基地予定地への側線・引込線が敷かれていた。新玉川線起工式もこの予定地で実施されたが、着工後に同線の直通先が営団地下鉄(現・東京地下鉄)銀座線から半蔵門線へと規格変更され敷地面積が不十分となったことから、車両基地は建設されることなく後に世田谷ビジネススクエアの用地となっている。

年表[編集]

  • 1907年明治40年)4月1日 - 玉川電気鉄道(後の東急玉川線)用賀停留所開業。
  • 1969年昭和44年)5月10日 - 玉川線廃止にともない用賀停留所廃止。
  • 1977年(昭和52年)
    • 4月7日 - 新玉川線の駅として開業[1]
    • 11月16日 - 日中に田園都市線直通快速を運転開始。
  • 1978年(昭和53年)8月1日 - 半蔵門線開業により半蔵門線と直通運転開始。
  • 1979年(昭和54年)8月12日 - 各駅停車も含め終日にわたって田園都市線と直通運転を開始。
  • 1993年平成5年) - 世田谷ビジネススクエア竣工にあわせ北口を改良。エスカレータ・エレベーターを設置。バスターミナルが整備される。
  • 1994年(平成6年)1月17日 - 用賀中町通り - 用賀駅間の東京都道427号(旧玉電専用軌道)の開通により、用賀中町通りを経由するバスの用賀駅バスターミナルへの乗り入れを開始、同時に用賀付近のバス路線再編成を実施。
  • 2000年(平成12年)8月6日 - 新玉川線の田園都市線との路線名統一により、田園都市線の駅となる。
  • 2001年(平成13年)
    • 3月 - 下りホームエレベーター使用開始。
    • 10月 - 上りホームエレベーター使用開始。
  • 2006年(平成18年)
    • 6月22日 - 東京地下鉄8000系電車使用の上り急行電車が用賀駅を通過する際、10両編成中4両の車体とホームが接触し、車体とホームの双方に傷が付いた。乗客約3000人にけがはなく、列車もそのまま定時運行された。
    • 6月26日 - 上記の接触事故が発覚。東急は同駅ホームの通過速度を通常の時速75kmから時速50kmへ抑制。
  • 2007年(平成19年)4月5日 - 上記の事故を契機にして発覚した、梶が谷駅でのホームと電車の接触事故に対する処置完了に合わせ、前年から続けられた用賀駅での速度制限を解除[2]
  • 2009年(平成21年)10月1日 - 管内再編により、当駅は三軒茶屋管内から二子玉川管内に移管される。

駅構造[編集]

東京都道427号瀬田貫井線の地下に相対式ホーム2面2線を有する地下駅である。地上の道路の形状に合わせ、ホームは下り線から見て進行方向の左側へカーブする部分に設置されている。上りホーム渋谷方と下りホーム二子玉川方にそれぞれ非常出口が設けられており、上りホームの非常口からは直接地上に、また下りホームの非常口からは南口につながる地下通路に出られる。

ホーム階から改札階まではエレベーター、改札階から地上まではエスカレータとエレベーターが設置されている。改札階改札内には発車標が設置されている。定期券は専用の自動券売機のみで発売している。

非常用に、二子玉川駅方に渡り線を設けている。この渡り線の使用例としては、二子玉川周辺で実施される世田谷区と川崎市の花火大会時に長津田方面からの臨時列車の折り返し(ただし客扱いは二子玉川まで)に使用された例や2005年7月23日に発生した千葉県北西部地震により渋谷駅から先の東京メトロ半蔵門線が不通になり、二子玉川行きとなった電車が当駅で折り返したというものがある。そのほか事故や荒天の折り返し、深夜の試験列車の転線に使われた事例がある。

トイレは改札口を出て正面にあり、多機能トイレも設置されている。

駅カラーは「みず色」で、ホーム壁の一部にみず色の線が引かれている。ただし、実際に使用されている色は、日本工業規格(JIS規格)が定めたJIS慣用色名での水色)よりも青色に近くなっている。ホームの階段に近いほど壁に塗装してある駅カラーの幅は太くなり、ホームの端に行くほど白のタイルの割合が多くなる。これは、渋谷を除く旧・新玉川線地下駅共通のデザイン(駅カラーは各駅異なる)で、旅客の乗降の利便性向上のため、階段がどこに設置されているのかを表している。

当駅は北口と東口と南口の三か所の出入口があり、北口は世田谷ビジネススクエアと用賀駅バスターミナルに、東口は用賀商店街に、南口は平成ビル用賀に繋がっている。駅の地下部は世田谷ビジネススクエア地下階と直結している。

上りホームの非常口地上出口はほぼ旧玉川線用賀駅駅舎があった位置で、地域団体により玉電用賀駅跡の石標が脇に設けられている。

2013年末(公式には2014年1月1日)に「世田谷ビジネススクエア前」という副駅名標広告がホーム駅名標に掲出された[3]

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 DT 田園都市線 下り 二子玉川長津田中央林間方面
2 DT 田園都市線 上り 渋谷Z 半蔵門線 押上TS 東武線 春日部方面

利用状況[編集]

2014年度の1日平均乗降人員は61,348人である[4]。近年の1日平均乗車人員は下記の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員推移[5]
年度 1日平均
乗降人員[6]
1日平均
乗車人員[7]
1977年(昭和52年) 21,141 10,707
1978年(昭和53年) 24,170 12,738
1979年(昭和54年) 27,535 14,468
1980年(昭和55年) 29,423 15,450
1981年(昭和56年) 31,312 16,274
1982年(昭和57年) 32,696 17,007
1983年(昭和58年) 34,082 17,899
1984年(昭和59年) 36,234 19,218
1985年(昭和60年) 37,919 20,382
1986年(昭和61年) 41,222 21,683
1987年(昭和62年) 35,899 22,191
1988年(昭和63年) 45,074 23,447
1989年(平成元年) 46,374 24,342
1990年(平成02年) 47,116 25,417
1991年(平成03年) 50,563 26,272
1992年(平成04年) 51,820 26,820
1993年(平成05年) 51,548 27,954
1994年(平成06年) 57,129 30,680
1995年(平成07年) 60,615 31,462
1996年(平成08年) 59,332 31,724
1997年(平成09年) 59,087 31,488
1998年(平成10年) 56,905 30,405
1999年(平成11年) 55,494 29,730
2000年(平成12年) 54,979 29,254
2001年(平成13年) 54,348 28,419
2002年(平成14年) 54,215 28,214
2003年(平成15年) 54,061 28,010
2004年(平成16年) 55,418 28,357
2005年(平成17年) 56,330 28,695
2006年(平成18年) 57,790 29,399
2007年(平成19年) 60,264 30,736
2008年(平成20年) 60,661 30,747
2009年(平成21年) 60,897 30,791
2010年(平成22年) 61,072 30,840
2011年(平成23年) 60,732 30,678
2012年(平成24年) 61,750 31,151
2013年(平成25年) 61,099 30,765
2014年(平成26年) 61,348

駅周辺[編集]

バス路線[編集]

周辺は世田谷区の中核的拠点の一つであり、旧・新玉川線の中間5駅では唯一、バスターミナルを備えている。上用賀・世田谷通り・用賀中町通り方面への輸送を担うバス路線が当駅を中心に形成されている。

全路線が東急バス東急トランセに委託)により運行されている。

乗場 系統 主要経由地 行先
1番 用21 関東中央病院
用22 関東中央病院 美術館
2番 用01 農大前 祖師ヶ谷大蔵駅
3番 用06
等12
成育医療研究センター前 成城学園前駅
4番 園02 農大前 世田谷区民会館
5番 園02 都市大等々力キャンパス前 田園調布駅
等12 深沢不動前 等々力操車所
中町五丁目 瀬田営業所
6番 恵32 東京医療センター前・三谷 恵比寿駅
東京医療センター 三谷(出入庫)
7番 降車専用

駅名の由来[編集]

駅名は「用賀」の地名に由来する。この地名は仏教とも関わりの深い「ヨーガ」 (Yoga) に由来するとの説がある。

その他[編集]

東名高速方面からの高速バスの乗り継ぎ[編集]

2010年5月21日から6か月間、東名ハイウェイバスなどの東名高速道路からの各ルートの上り便で、駅に近接する首都高速3号渋谷線用賀パーキングエリアから当駅へ徒歩で乗り換え、田園都市線上り方向へ乗り継ぎができる実証実験を行った。用賀パーキングエリアに降車専用のバス停を設置し、そこから徒歩で当駅まで行き、田園都市線で渋谷方面へ向かうことによる、東京都心方面への到達時間短縮を期待したものである。この実験では、当駅から渋谷駅までの田園都市線が大人・小児とも100円で乗車することができる[8]。ただし、夜行バスについては対象外となっている。

この実証実験は、首都高速道路では2008年から2009年にかけて実施され、実験期間後は本格運用に移行した八潮パーキングエリア首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス八潮駅への乗り継ぎに次いで2例目となる。

本施策は2011年10月13日から本格運用に移行している[9]。当駅から渋谷までの現金運賃は200円であり、かつ渋谷以外の東急線各駅への乗車も可能である(ただし現金200円を超える区間に対しては差額の支払いが必要)ため、目的地によっては用賀で下車した方が時間的料金的に有利となることもある。

隣の駅[編集]

東京急行電鉄
DT 田園都市線
急行
通過
準急・各駅停車
桜新町駅 (DT05) - 用賀駅 (DT06) - 二子玉川駅 (DT07)

脚注[編集]

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参考文献[編集]

  • 宮田道一 『東急の駅 今昔・昭和の面影』 JTBパブリッシング、2008年9月1日ISBN 9784533071669

関連項目[編集]

外部リンク[編集]