溝の口駅

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溝の口駅
北口(2011年11月)
北口(2011年11月)
みぞのくち
Mizonokuchi
所在地 川崎市高津区溝口2丁目1番1号
所属事業者 TokyuLogotype.svg 東京急行電鉄(東急)
駅構造 高架駅
ホーム 2面4線
乗降人員
-統計年度-
田園都市線:153,059人/日
大井町線:52,138人/日
計:205,197人/日
-2015年-
開業年月日 1927年昭和2年)7月15日 [1]
乗入路線 2 路線
所属路線 DT 田園都市線
駅番号  DT 10 
キロ程 11.4km(渋谷起点)
DT09 高津 (0.7km)
(0.8km) 梶が谷 DT11
所属路線 OM 大井町線(正式には田園都市線)
駅番号  OM 16 
キロ程 12.4km(大井町起点)
* OM15 二子玉川 (2.0km)
乗換 武蔵溝ノ口駅JR南武線
* 高津および二子新地を大井町線として停車する場合、隣の駅は高津
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溝の口駅(みぞのくちえき)は、神奈川県川崎市高津区溝口2丁目にある、東京急行電鉄である。

概要[編集]

当駅には線路名称において田園都市線1路線のみが乗り入れているが、当駅から二子玉川駅までの複々線を利用して田園都市線の列車と大井町線の列車が乗り入れており、それぞれ別路線として案内されている。そして当駅が大井町線の終点として扱われている。駅番号についても、田園都市線と大井町線で個別で与えられ、前者はDT10、後者はOM16である。

また、当駅は東日本旅客鉄道(JR東日本)南武線武蔵溝ノ口駅と隣接する乗換駅であり、相互間の乗り換え客も多い。また、一部区間で連絡運輸の取り扱いを行っている。両駅及び駅南東側の再開発地区は「キラリデッキ」という愛称のペデストリアンデッキで結ばれており、東口、南口のどちらからでも地上に下りることなくJR駅と往来できる。

駅長所在駅であり、溝の口管内として二子新地駅 - 梶が谷駅間を管理している。現在の溝の口管内にあたる各駅は、2009年9月30日まで二子玉川駅所管の二子玉川管内の一部であった。

高津区役所の最寄り駅であり、商業・行政共に高津区の中心となっている。

歴史[編集]

  • 1927年昭和2年)7月15日 - 玉川電気鉄道溝ノ口線(軌道)の溝ノ口駅として開業[1]。当初は南武鉄道の駅に並ぶように設置された[1]
  • 1943年(昭和18年)7月1日 - 溝ノ口線が鉄道に転換[1]。南武線に対して直角に入るように変更される[1]
  • 1966年(昭和41年)
  • 1979年(昭和54年)8月12日 - 田園都市線二子玉川園(当時)駅から新玉川線を経由して帝都高速度交通営団(現・東京地下鉄半蔵門線方面へ直通運転を開始。同時に大井町 - 二子玉川園間を大井町線として分離。
  • 1992年平成4年) - 大改良工事着手。その後ホームが2面3線化される。この工事は溝の口界隈の商業化も伴い、平成に入って最も大きな変化をもたらした。当時は自動改札機もなく、駅員による作業が主だった。
  • 2000年(平成12年) - 正面口改札内にエレベーターが設置される。
  • 2008年(平成20年)7月27日 - 田園都市線下りホームを2番線から1番線に切り替え。
  • 2009年(平成21年)
    • 6月15日 - 田園都市線上りホームを3番線から4番線に切り替え。3番線ホームは朝ラッシュ時のみ準急・急行列車が停車するようになる。
    • 7月11日 - 田園都市線複々線化により大井町線が当駅まで乗り入れ開始。
  • 2014年(平成25年)7月 - ホーム、コンコース、旅客トイレ等の照明が、東急線で5番目となる全駅LED照明となる。

駅構造[編集]

島式ホーム2面4線を有する高架駅。外側の1・4番線が田園都市線、2・3番線に大井町線が発着する。梶が谷寄りに大井町線用の引き上げ線を2線設置しているが、車止めは設置されず、そのまま田園都市線の線路に通じており、大井町線の車両を回送する際に使用している。

改札口は正面改札と南改札の2ヶ所で、共にエレベーターエスカレーターを併設している。トイレは改札内にある。

改良工事前は相対式ホーム2面2線で、長津田方面を1番線、渋谷方面を2番線としていた。また、改良工事が進展してから大井町線が延伸するまでは上り1面2線・下り1面1線の2面3線となり、朝ラッシュ時に上り列車が交互に発着していた。

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 DT 田園都市線 下り 鷺沼長津田中央林間方面
2 OM 大井町線 下り (降車専用)
3 上り 二子玉川自由が丘大井町方面(一部は4番線から発車)
4 DT 田園都市線 上り 二子玉川・渋谷Z 半蔵門線 押上TS 東武線 春日部方面

田園都市線鷺沼方面と大井町線を相互に直通する列車は、当駅前後では田園都市線列車としての運転となるため、田園都市線のホーム(1・4番線)に発着し、急行も含めて二子玉川 - 二子新地間で大井町線との転線を行う。

駅改良工事と大井町線の延伸[編集]

2008年7月26日まで田園都市線下りホームは2番線を使用していたが、工事の進展により翌27日から1番線の使用を開始した。以前はまだ敷設されていなかった1番線の線路敷のスペースを利用して3つの店舗を設置していたが、2007年3月末をもってすべて閉店した。

2009年7月11日から二子玉川 - 当駅間への大井町線の乗り入れにより、同線の降車専用ホームとして2番線の使用も再開された。なお前述した通り、同線の列車のうち田園都市線の鷺沼方面と直通する列車などに限り、延伸後も引き続き同線のホーム(1・4番線)を使用している。

改良工事に入ってから新設された4番線は、2009年6月14日までは平日朝間のみ使用され[2]、梶が谷駅で急行もしくは準急を待避した各停が到着するが、これは3番線に停車中の前列車である急行・準急[3]に追いついてしまうため、効率的な発着を目的とするものであった。2面2線のホームでは後続の各停が本線上で信号待ちを強いられるため遅延の原因となっていたが、4番線への入場信号を開けておくことで、先発した急行・準急の出発と後続各停の到着が同時に行えるようになり、多少なりとも遅延の解消に寄与していた。また、混雑均等化のためこの状況で各停と準急・急行が並んだ場合、各停は先行の準急・急行が発車するまでドアを開けないようにしていた。また、逆に準急・急行が先行の各停に追いついて並んだ場合も先行各停に対して同様の対処を行っていた。そして、翌15日から田園都市線は4番線が本線となり、3番線は朝の急行・準急と夜間の大井町線留置の使用となった。なお、大井町線の乗り入れに合わせて、これらの取り扱いは乗り入れ前日の同年7月10日で廃止された。

複々線化までの変遷



改良工事
以前



2008年
7月26日
2008年
7月27日

2009年
6月14日
2009年
6月15日

2009
7月10日
2009年
7月11日

 
 
→田・上→ →田・上→ →田・上→ →田・上→
上りホーム
      .
      .
      .
      .
→田・上→ →田・上→ →田・上→ →田・上→ →大・上→
←田・下← ←田・下← ←大・下←
下りホーム
      .
      .
      .
      .
←田・下← ←田・下← ←田・下←
ホーム改良
ホームを島式化
田園都市線
上りホームを
2線化
>田園都市線
下り線を
1番線に移設
田園都市線
主ホームを
4番線に
大井町線延伸

駅構内設備[編集]

利用状況[編集]

2015年度の1日平均乗降人員は以下のとおりである[4]

  • 田園都市線 - 153,059人(田園都市線内27駅中2位)
  • 大井町線 - 52,138人(大井町線内全16駅中4位)

年度別1日平均乗降人員[編集]

近年の1日平均乗降人員推移は下表の通り。

年度別1日平均乗降人員[5]
年度 東京急行電鉄
田園都市線 大井町線
1日平均
乗降人員
増加率 1日平均
乗降人員
増加率
2002年(平成14年) 154,051 未開業
2003年(平成15年) 157,600 2.3%
2004年(平成16年) 161,209 2.3%
2005年(平成17年) 160,957 -0.2%
2006年(平成18年) 164,612 2.3%
2007年(平成19年) 172,732 4.9%
2008年(平成20年) 174,199 0.8%
2009年(平成21年) 154,237 -11.5% 26,287
2010年(平成22年) 145,557 -5.6% 40,123
2011年(平成23年) 144,335 -0.8% 42,476 5.9%
2012年(平成24年) 147,521 2.2% 45,676 7.5%
2013年(平成25年) 150,439 2.0% 48,392 5.9%
2014年(平成26年) 149,600 -0.6% 49,468 2.2%
2015年(平成27年) 153,059 2.3% 52,138 5.4%

年度別1日平均乗車人員[編集]

近年の1日平均乗車人員推移は下記の通り。

  • 1日平均乗車人員は神奈川県県勢要覧を参照(大井町線の乗車人員を含む)。
年度別1日平均乗車人員[6][7]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1995年(平成07年) 75,856 [* 1]
1998年(平成10年) 74,990 [* 2]
1999年(平成11年) 75,667 [* 3]
2000年(平成12年) 76,852 [* 3]
2001年(平成13年) 77,058 [* 4]
2002年(平成14年) 77,154 [* 5]
2003年(平成15年) 78,653 [* 6]
2004年(平成16年) 79,431 [* 7]
2005年(平成17年) 80,064 [* 8]
2006年(平成18年) 81,882 [* 9]
2007年(平成19年) 86,300 [* 10]
2008年(平成20年) 86,707 [* 11]
2009年(平成21年) 120,826 [* 12]
2010年(平成22年) 92,420 [* 13]
2011年(平成23年) 92,994 [* 14]
2012年(平成24年) 96,198 [* 15]
2013年(平成25年) 98,985 [* 16]
2014年(平成26年) 99,245 [* 17]

駅周辺[編集]

当駅周辺の施設及び駅前発着の路線バスについては溝口 (川崎市)#周辺を、隣接するJR南武線の駅については武蔵溝ノ口駅をそれぞれ参照。

駅名の由来[編集]

ギャラリー[編集]

隣の駅[編集]

TokyuLogotype.svg 東京急行電鉄
DT 田園都市線
急行・準急
二子玉川駅 (DT07) - 溝の口駅 (DT10) - 鷺沼駅 (DT14)
各駅停車
高津駅 (DT09) - 溝の口駅 (DT10) - 梶が谷駅 (DT11)
OM 大井町線
急行・各駅停車(種別幕が緑のもの)
二子玉川駅 (OM15) - 溝の口駅 (OM16)
各駅停車(種別幕が青のもの)
高津駅 (DT09) - 溝の口駅 (OM16)
※大井町線と田園都市線梶が谷方面を直通する列車は、二子玉川駅を境に田園都市線列車として運転される。

脚注[編集]

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  1. ^ a b c d e f 東急の駅、pp.165-166。
  2. ^ 夜間は大井町線各停用5両編成の留置線代わりに使用されることが多かった。また、遅延時は当駅で優等列車の待ち合わせを行うこともあった。
  3. ^ 乗降に時間がかかり、なかなか出発できない。
  4. ^ 2015年度乗降人員 - 東急電鉄
  5. ^ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
  6. ^ 神奈川県県勢要覧
  7. ^ 川崎市統計書 - 川崎市
  1. ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 (PDF) - 24ページ
  2. ^ 神奈川県県勢要覧(平成12年度)222ページ
  3. ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成13年度) (PDF) - 224ページ
  4. ^ 神奈川県県勢要覧(平成14年度) (PDF) - 222ページ
  5. ^ 神奈川県県勢要覧(平成15年度) (PDF) - 222ページ
  6. ^ 神奈川県県勢要覧(平成16年度) (PDF) - 222ページ
  7. ^ 神奈川県県勢要覧(平成17年度) (PDF) - 224ページ
  8. ^ 神奈川県県勢要覧(平成18年度) (PDF) - 224ページ
  9. ^ 神奈川県県勢要覧(平成19年度) (PDF) - 226ページ
  10. ^ 神奈川県県勢要覧(平成20年度) (PDF) - 230ページ
  11. ^ 神奈川県県勢要覧(平成21年度) (PDF) - 240ページ
  12. ^ 神奈川県県勢要覧(平成22年度) (PDF) - 238ページ
  13. ^ 神奈川県県勢要覧(平成23年度) (PDF) - 238ページ
  14. ^ 神奈川県県勢要覧(平成24年度) (PDF) - 234ページ
  15. ^ 神奈川県県勢要覧(平成25年度) (PDF) - 236ページ
  16. ^ 神奈川県県勢要覧(平成26年度) (PDF) - 240ページ
  17. ^ 神奈川県県勢要覧(平成27年度) (PDF) - 240ページ

参考文献[編集]

  • 宮田道一 『東急の駅 今昔・昭和の面影』 JTBパブリッシング、2008年9月1日ISBN 9784533071669

関連項目[編集]

外部リンク[編集]