国立成育医療研究センター

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Japanese Map symbol (Hospital) w.svg 国立成育医療研究センター病院
National Center for Child Health and Development 20130720.jpg
情報
英語名称 National Center for Child Health and Development
前身 国立大蔵病院・国立小児病院
標榜診療科 内科、消化器科、循環器科、呼吸器科、心療内科、神経科、神経内科、精神科、小児科、外科、心臓血管外科、脳神経外科、整形外科、形成外科、小児外科、眼科、耳鼻いんこう科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、産科、婦人科、放射線科、麻酔科、アレルギー科、リウマチ科、リハビリテーション科、歯科
許可病床数

460床


一般病床:460床
開設者 国立研究開発法人国立成育医療研究センター
管理者 五十嵐 隆(理事長・総長)
開設年月日 2002年3月1日
所在地
157-8535
東京都世田谷区大蔵2-10-1
位置 北緯35度38分00秒
東経139度36分42秒
二次医療圏 区西南部
PJ 医療機関
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国立研究開発法人国立成育医療研究センター(こくりつせいいくいりょうけんきゅうセンター、National Center for Child Health and Development)は、東京都世田谷区にある日本厚生労働省所管の国立研究開発法人で、国立高度専門医療研究センター(ナショナルセンター)である。2010年4月、「高度専門医療に関する研究等を行う独立行政法人に関する法律」に基づき、厚生労働省所管の施設等機関であった旧国立成育医療センターが組織移行する形で発足した。

胎児から始まって、新生児、小児、思春期を経て次世代を育成する成人世代、すなわちリプロダクションサイクルに生じる疾患に対する医療研究を推進する目的で2002年3月1日に設立された。

病院研究所とが一体となって、難病に悩む患者家族に対し、安全性と有効性が充分に検証された高度先駆的医療の提供を行うこと、同時に、小児救急医療、周産期医療を含めた成育医療全般に関しては、チーム医療、継続的医療に配慮したモデルを確立し、これらを全国的に展開することを目的としている。周産期母子医療センターおよび小児救命救急センターの認定施設。

沿革[編集]

  • 2002年3月 - 国立大蔵病院と国立小児病院(世田谷区太子堂)を統合し、旧・国立大蔵病院の所在地に国立成育医療センターとして設立
  • 2010年4月 - 独立行政法人へ移行、独立行政法人国立成育医療研究センターに改称
  • 2015年4月 - 国立研究開発法人へ移行、国立研究開発法人国立成育医療研究センターに改称

系譜[編集]

戦前
(衛戍病院・陸軍病院)
戦後
(旧厚生省直営)
現在
(独立行政法人等)
東京第一衛戍病院(陸軍 臨時東京第一陸軍病院 国立東京第一病院 国立病院医療センター 国立国際医療研究センター
東京第二衛戍病院(陸軍) 東京第二陸軍病院 国立世田谷病院 国立小児病院 国立成育医療研究センター
(旧国立成育医療センター)
東京第二陸軍病院
大蔵臨時分院
東京第四陸軍病院 国立大蔵病院
臨時東京第三陸軍病院 国立相模原病院 国立病院機構相模原病院

組織[編集]

研究所[編集]

臨床研究開発センター[編集]

病院[編集]

理念と方針[編集]

理念[編集]

病院と研究所が一体となり、健全な次世代を育成するための医療と研究を推進します。

基本方針[編集]

  1. 成育医療のモデル医療や高度先駆的医療をチーム医療により提供します。
  2. 成育医療の調査・研究を推進します。
  3. 成育医療の専門家を育成し啓発普及のための教育研修を行います。
  4. 成育医療の情報を集積し社会に向けて発信します。

子どもの患者の憲章[編集]

  1. 子どもたちは、いつでもひとりの人間(にんげん)として大切(たいせつ)にされます。
  2. 子どもたちは、どんな病気(びょうき)であっても、もっともよいと考(かんが)えられる診療(しんりょう)を受(う)けることができます。
  3. 子どもたちは、病気(びょうき)のことや病気(びょうき)を治(なお)していく方法(ほうほう)について、それぞれの年齢(ねんれい)や理解度(りかいど)にあわせて、必要(ひつよう)で十分(じゅうぶん)な説明(せつめい)を受(う)けることができます。
  4. 子どもたちは、病気(びょうき)のことや病気(びょうき)を治していく方法(ほうほう)について、自分(じぶん)の考(かんが)えを病院(びょういん)の人(ひと)やご家族(かぞく)に伝(つた)えることができます。
  5. 子どもたちは、自分(じぶん)で自分(じぶん)の健康(けんこう)についての意思(いし)決定(けってい)ができないとき、代(か)わってご家族(かぞく)に決(き)めてもらうことができます。
  6. 子どもたちは、不安(ふあん)なことやわからないことがあるときは、病院(びょういん)の人(ひと)やご家族(かぞく)に話(はな)したり、聞(き)いたりすることができます。
  7. 子どもたちは、身体的(しんたいてき)、情緒的(じょうちょてき)、発達的(はったつてき)ニーズにこたえられるスタッフによるケアを受(う)けることができます。
  8. 子どもたちは、親(おや)または親(おや)に代(か)わる人(ひと)と一緒(いっしょ)に過(す)ごすことができます。
  9. 子どもたちは、年齢(ねんれい)や症状(しょうじょう)にあわせて、遊(あそ)び、レクリエーションに参加(さんか)し、教育(きょういく)を受(う)けることができます。
  10. 子どもたちのプライバシーは、いつでも守(まも)られます。

※ 患者(かんじゃ)さんとその保護者(ほごしゃ)(親権者または後見人等などの法定代理人)は、患者(かんじゃ)さんの診療(しんりょう)記録(きろく)の開示(かいじ)を求(もと)めることができます。 ※ 患者(かんじゃ)さんとそのご家族(かぞく)は、希望(きぼう)すれば、セカンド・オピニオンを求(もと)めることができます。

国立成育医療研究センターで診療を受ける方の権利憲章[編集]

  1. つねに人間としての尊厳をもって診療を受ける権利があります。
  2. 良質かつ適切なケアを、公正に受けることができます。
  3. 身体的、精神的苦痛を軽減するために必要なケアを受けることができます。
  4. 自らの診療に関わる決定において、十分な説明を受け、自らの意思で選択することができます。
  5. セカンド・オピニオンを求めることができます。
  6. 自らの診療記録の開示を求めることができます。
  7. 診療過程で得られた個人情報は保護され、院内では可能な限りプライバシーが守られます。
  8. 臨床研究、治験などの開発途上にある診療について、十分な情報提供を受けた上で、自由意思に基づき、それらに参加することができます。

国立成育医療研究センターで診療を受ける方とそのご家族へのお願い[編集]

  • 受診されている方の心身の健康状態に関する情報を、できるだけ詳しく、正確にお伝えください。
  • 納得できる診療を受けられるように、十分に理解できるまで質問してください。
  • 十分な治療効果が得られるように、診療にご協力ください。
  • 当センターにおける研修・教育・研究に、ご理解・ご協力ください。
  • 当センターの規則や社会のルールを守ってください。

※次のような迷惑行為(もしくは類似の行為)があった場合には、診療をお断りする場合があります。

  • 他の患者さんやご家族、職員に対する暴力行為やセクシャルハラスメント等があった場合、もしくはおそれがある場合
  • 大声、暴言または脅迫的な言動により、他の患者さんに迷惑をかけたり、職員の業務を妨げた場合
  • 建物設備等を故意に破損等した場合
  • 受診に必要でない危険な物品等を院内に持ち込んだ場合

外部リンク[編集]