夢の人

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夢の人
ビートルズ楽曲
収録アルバム 4人はアイドル
リリース 1965年8月6日
録音 1965年6月14日
アビー・ロード・スタジオ
ジャンル カントリー[1]
スキッフル[2]
時間 24 (stereo version)
2分8秒 (monaural version)
レーベル パーロフォン
キャピトル
EMI
作詞者 レノン=マッカートニー
作曲者 レノン=マッカートニー
プロデュース ジョージ・マーティン

4人はアイドル 収録曲
A面
  1. ヘルプ!
  2. ザ・ナイト・ビフォア
  3. 悲しみはぶっとばせ
  4. アイ・ニード・ユー
  5. アナザー・ガール
  6. 恋のアドバイス
  7. 涙の乗車券
B面
  1. アクト・ナチュラリー
  2. イッツ・オンリー・ラヴ
  3. ユー・ライク・ミー・トゥ・マッチ
  4. テル・ミー・ホワット・ユー・シー
  5. 夢の人
  6. イエスタデイ
  7. ディジー・ミス・リジー

夢の人」 (ゆめのひと、英語: I've Just Seen a Face)は、ビートルズの楽曲である。

イギリスではイギリス盤公式オリジナル・アルバム4人はアイドル』に、アメリカではアメリカ編集盤『Rubber Soul』に収録された。レノン=マッカートニー名義となっているが、ポール・マッカートニー作によるカントリー調のナンバー[3][4]で、リード・ボーカルもポールが担当としている。

構成[編集]

曲が出来た当初は歌詞がついておらず、本作を気に入っていたポールの父親の末妹にちなみ、「ジンおばさんのテーマ」という仮名が付いていた[5][6]。かつてポールやジョン・レノンジョージ・ハリスンが在籍していたスキッフル・バンド、クオリーメン時代に書かれた楽曲で、スキッフルの要素を持っている[2]

本作についてポールは「僕なりのカントリー・アンド・ウェスタン。ちょっと速めで変わった感じのテンポの曲だけど、すごく満足した。歌詞のテンポもよくて、次の展開へとどんどん引っ張っていくんだ。」と語っている[7]1964年よりビートルズは、「ぼくが泣く」(アルバム『ハード・デイズ・ナイト』に収録)やアルバム『ビートルズ・フォー・セール』に収録の数曲でカントリーに傾倒しており、本作はそれが顕著に表れた楽曲と言える。なお、音楽評論家のリッチー・アタンターバーガー英語版は、曲中でバンジョーフィドルが使用されず、テンポが速いことからブルーグラス・ナンバーと評している[1]

本作は、1965年6月14日アビー・ロード・スタジオで録音された。同日には「イエスタデイ」や「アイム・ダウン」のセッションも行われている[8]。ハーモニーはポール自身によるオーヴァーダビングで、ポールはエピフォン・テキサンを、ジョンはギブソン・J-160Eを演奏している。なお、ベースは使用されていない[2]

リリース[編集]

本作は、1965年8月6日に発売された5枚目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム4人はアイドル』のB面5曲目に収録されている。一方、アメリカではキャピトル・レコードによって当時のフォークロックの流行に合わせるために、1965年12月6日に発売されたアメリカ編集盤『Rubber Soul』のA面1曲目に収録された[2]

1996年ジュークボックス用に制作されたシングル盤「恋のアドバイス」のB面にも収録されている。

パーソネル[編集]

※出典[6]

収録盤[編集]

ライブ演奏[編集]

ポールは、本作を気に入っているようで、ビートルズ解散後ソロでのライブで頻繁に演奏されており、。1976年に行われたウイングスの北米ツアーでは、ビートルズからの5曲のうちの1曲として演奏されている。2013年から2015年にかけて行われた「Out There」ツアーでも演奏された。

ライブ音源は1976年発売の『ウイングス・オーヴァー・アメリカ』、1991年発売の『公式海賊盤』に収録されており、ライブ映像は2005年発売の『ライヴ・イン・レッド・スクウェア』に収録されている。

2015年2月15日に放送された『Saturday Night Live 40th Anniversary Special』では、オープニング・アクトとしてポール・サイモンとこの曲で共演している[9]

この他、『MTVアンプラグド』でも演奏された。

カバー・バージョン[編集]

脚注[編集]

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出典[編集]

  1. ^ a b Unterberger, Richie. “The Beatles 'I've Just Seen a Face'”. 2014年10月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月19日閲覧。 “almost pure country”
  2. ^ a b c d I've Just Seen A Face”. Beatles Music History. 2020年1月19日閲覧。
  3. ^ Miles, Barry (1997). Paul McCartney: Many Years From Now. New York: Henry Holt & Company. p. 200. ISBN 0-8050-5249-6. 
  4. ^ Sheff, David (2000). All We Are Saying: The Last Major Interview with John Lennon and Yoko Ono. New York: St. Martin's Press. p. 195. ISBN 0-312-25464-4. 
  5. ^ Harry, Bill (2000). The Beatles Encyclopedia: Revised and Updated. London: Virgin Publishing. p. 559. ISBN 0-7535-0481-2. 
  6. ^ a b MacDonald, Ian (2005). Revolution in the Head: The Beatles' Records and the Sixties (Second Revised ed.). London: Pimlico (Rand). p. 155. ISBN 1-84413-828-3. 
  7. ^ "I've Just Seen A Face" by The Beatles. The in-depth story behind the songs of the Beatles. Recording History. Songwriting History. Song Structure and Style”. Beatlesebooks.com. 2019年5月14日閲覧。
  8. ^ Lewisohn, Mark (1988). The Beatles Recording Sessions. New York: Harmony Books. ISBN 0-517-57066-1. 
  9. ^ Blistein, Jon (2015年2月15日). “Paul McCartney, Miley Cyrus, Paul Simon Captivate at ‘SNL 40’”. Rolling Stone. https://www.rollingstone.com/tv/news/paul-mccartney-miley-cyrus-paul-simon-captivate-at-snl-40-20150216 2019年5月15日閲覧。 
  10. ^ Whitburn, Joel (2008). Hot Country Songs 1944 to 2008. Record Research, Inc. p. 74. ISBN 0-89820-177-2. 
  11. ^ Gray Matter - Thog (Vinyl, LP)|Discogs . 2019年5月15日閲覧
  12. ^ The View - The Don / Skag Trendy (CD, Maxi-Single)|Discogs . 2019年5月15日閲覧
  13. ^ “原田知世のカバー盤『恋愛小説』、The Beatlesやノラ・ジョーンズを全編英語で歌う”. CINRA.NET (株式会社CINRA). (2015年2月7日). https://www.cinra.net/news/20150207-haradatomoyo 2019年5月20日閲覧。