北上尾駅

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北上尾駅
東口広場(2012年8月)
東口広場(2012年8月)
きたあげお
Kita-Ageo
上尾 (1.7km)
(1.9km) 桶川
所在地 埼玉県上尾市原新町3-1
所属事業者 JR logo (east).svg東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 高崎線
キロ程 9.9km(大宮起点)
東京から尾久経由で40.4km
電報略号 キケ
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
15,397人/日(降車客含まず)
-2015年-
開業年月日 1988年昭和63年)12月17日[1]
備考 業務委託駅
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北上尾駅(きたあげおえき)は、埼玉県上尾市原新町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)高崎線である。

歴史[編集]

以前は、西口駅前に「これでいいのか北上尾」といった大きく書かれたメッセージを確認する事ができた(イチコー興産が設置、現在は西口広場の再整備の際に撤去)[2]。当駅は旧国鉄民営化後きわめて早い時期に開業した駅の一つであり、その誘致にあたっては、地域住民はもちろん地元各界に様々な議論を呼んだ経緯がある。

当駅に隣接する埼玉県立上尾高等学校は、駅開業に合わせた開発の際に、はじめは駅に隣接したテニスコート2面を移転する案が出されたが、やがて全校を移転する計画が持ち上がった。高校側は強硬な反対運動を行い、テニスコートのみの移転案も拒絶し、移転を前提とした西口開発は頓挫した。市は止む無く駅を桶川側に20メートル移転した[3]

埼玉県立上尾高等学校教諭、埼玉高等学校教職員組合委員長の田島俊夫(1945 - )らは、反対運動の先鋒に立ち、開業式典では黒い風船に「疑」という文字を書き込んで、空に向けて放なった[4]

また、駅新設に当たっては、地元企業と市役所の間で収賄事件が発生し、市から大量の懲戒処分及び懲戒免職者を出していた[5]。このため、西口は暫定ロータリーのまま20年間放置されていたが、東口の区画整理の進展により合わせて西口も再整備され、2008年に完成した(完成と共に先のメッセージは撤去された)。

橋上駅舎には、開業時にキヨスク(旧・鉄道弘済会北上尾店)とそば屋(旧・高鉄開発北上尾そば店)があったが、現在はNEWDAYS mini北上尾1号店になっている。開業時からエスカレーターやエレベーターは長らく設置されていなかったが、2006年(平成18年)度より上尾市のバリアフリー化事業の一環として南側階段をエスカレーターに転換する工事を行い、2007年(平成19年)2月3日に使用が開始された。なお当駅はホームが狭いため、工事期間中は工事帯となる階段周辺を外側に仮拡幅し、工事を行った。

2000年11月に駅東口の上尾公園(今上天皇の婚礼を祝し開園した公園で、「プリンス公園」の通称で親しまれた。現在も記念碑が残る。)跡地に大型ショッピングモール「PAPA 上尾ショッピングアヴェニュー」が開業した。

年表[編集]

  • 1988年昭和63年)12月17日 - 開業[1]
  • 2001年平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
  • 2006年(平成18年)- ホームを仮拡幅、南側階段のエスカレーター転換工事を着工。
  • 2007年(平成19年)2月3日 - 改札内エスカレーター・エレベーターの供用開始。
  • 2007年(平成19年) - 西口駅前広場整備と西口バリアフリー事業(エスカレーター・エレベーター設置)、東口駅前広場整備事業施行。ホーム屋根の延長を行う。
  • 2008年(平成20年)3月 - 東西両側駅前広場の再整備が竣工。
  • 2008年(平成20年)6月 - 東口バリアフリー事業施行。
  • 2010年(平成22年)6月1日 - この日から発車メロディーが「上尾市歌」に変更[6]
  • 2014年(平成26年)11月30日 - みどりの窓口営業終了。

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を有している。海抜は18.749mである。

ホーム及び東西改札外にはエスカレーターエレベーターが設置されている。改札内には車椅子対応トイレ(多機能トイレ設置)がある他、東口・西口両駅前広場には公衆トイレも設置されている。多機能トイレ設置とともに音声案内が開始された。

上尾駅管理のJR東日本ステーションサービスが業務を受託する業務委託駅で、指定席券売機Suica対応自動改札機が設置されている。また、駅舎内にはコンビニエンスストアのNEWDAYS mini北上尾1号店が設置されている。

初電 - 6:30の間の改札はインターホンを使用しての対応となっている[7]

みどりの窓口2014年11月30日をもって営業を終了した[8]

のりば[編集]

番線 路線 方向 行先
1 高崎線 上り 大宮東京新宿横浜方面
湘南新宿ライン)(上野東京ライン
2 下り 熊谷高崎前橋方面
  • 発車メロディは「上尾市歌」の歌い出しの部分をアレンジしたものである[9]
  • 湘南新宿ラインの列車は新宿駅を経由して大船駅から、上野東京ラインの列車は上野駅を経由して東京駅から東海道線へ直通する。

利用状況[編集]

2015年度の1日平均乗車人員は15,397人である。

近年の1日平均乗車人員推移は下表のとおりである。

年度別1日平均乗車人員[10][11][12]
年度 1日平均
乗車人員
出典
1999年(平成11年) 10,202 [* 1]
2000年(平成12年) [JR 1] 10,575 [* 2]
2001年(平成13年) [JR 2] 11,178 [* 3]
2002年(平成14年) [JR 3] 11,824 [* 4]
2003年(平成15年) [JR 4] 12,263 [* 5]
2004年(平成16年) [JR 5] 12,453 [* 6]
2005年(平成17年) [JR 6] 12,914 [* 7]
2006年(平成18年) [JR 7] 13,221 [* 8]
2007年(平成19年) [JR 8] 13,476 [* 9]
2008年(平成20年) [JR 9] 13,839 [* 10]
2009年(平成21年) [JR 10] 13,890 [* 11]
2010年(平成22年) [JR 11] 14,172 [* 12]
2011年(平成23年) [JR 12] 14,411 [* 13]
2012年(平成24年) [JR 13] 14,752 [* 14]
2013年(平成25年) [JR 14] 15,150 [* 15]
2014年(平成26年) [JR 15] 14,962 [* 16]
2015年(平成27年) [JR 16] 15,397

駅周辺[編集]

東口[編集]

駅東口の原新町は、1991年平成3年)度より2002年(平成14年)度を予定して区画整理事業が施行されている。工事は全体的に遅れ気味で、地区計画の決定は1998年(平成10年)度であり、2012年(平成24年)現在も完成に至っていない。そのため、区画整理全体の完成時期は未定である。

住宅地の中に後から駅を建設したため、駅東口から旧中山道埼玉県道164号鴻巣桶川さいたま線)に通じる道路の幅員は、乗用車がようやくすれ違えるほどしかなく、路線バスの乗り入れができない事から、乗り換えには中山道まで徒歩で移動しなければならなかった。駅前広場もその面積は十分とは言い難く、タクシーが数台停まればいっぱいであった。駅前通りは中山道から大型ショッピングモール「PAPA 上尾ショッピングアヴェニュー」の中央部を通って国道17号へ至り、さらに市道緑丘南線(幅員18m)と一体化している。

区画整理の一環で、2008年(平成20年)3月に歩道付き2車線の道路(北上尾東口線・幅員22m)と駅前広場が開設された。駅周辺の中山道も道路幅員が16mで歩道が狭いため、区画整理に合わせて西側の歩道が拡幅される予定である。また駅前には上尾中央総合病院の施設である「中央腎クリニック」が開業した。駅周辺には他に歯科や皮膚科が開業しており、医療地帯の様相を呈している。

西口[編集]

駅西口は埼玉県立上尾高等学校に隣接しており、開業当初から通学利用者が多い様である。開業当初から片側一車線の道路が通じており、ロータリーも暫定的ながら確保されていた。西口広場は2008年3月まで駅バリアフリー化工事と同時に再整備され、駅舎とバス停が一体化した。

路線バスは、上尾市内循環バス「ぐるっとくん」が乗り入れる。

バス路線[編集]

乗り場 系統 主要経由地 行先 運行会社 備考
北上尾駅西口 東西循環 しらこばと団地北・上尾税務署前・平塚公園・沼南駅 上尾駅西口 ぐるっとくん
大石公民館・リハビリセンター・太平中学校南
大石循環 井戸木記念会館・大石公民館・三井住宅西
浅間台大公園
北上尾駅東口 上平循環 しらこばと団地北・箕の木・上尾税務署前・上平公園南口 上尾駅東口 ぐるっとくん
図書館入口
北上尾駅入口 ミッドナイトアロー上尾・鴻巣   鴻巣駅東口 国際興業 降車専用
大宮駅

ギャラリー[編集]

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道
高崎線
通勤快速・快速「アーバン」・(湘南新宿ライン)特別快速
通過
普通・(湘南新宿ライン)普通(大宮駅から快速)
上尾駅 - 北上尾駅 - 桶川駅

脚注[編集]

  1. ^ a b “20年来の悲願北上尾駅開業”. 埼玉新聞 (埼玉新聞社): p. 1. (1988年12月18日) 
  2. ^ 『ドキュメントJR第1号駅「北上尾」 開発・利権との闘い -北上尾駅建設と埼玉県立上尾高校存続の歴史-』74頁。
  3. ^ 昭和62年3月14日『埼玉新聞』13頁。
  4. ^ 昭和63年12月18日、『埼玉新聞』。『ドキュメントJR第1号駅「北上尾」 開発・利権との闘い北上尾駅建設と埼玉県立上尾高校存続の歴史』 田島俊雄著、時潮社
  5. ^ 掲載記事・報道 - 埼玉県議会議員 浅野目義英ホームページ
  6. ^ あげお環境白書 平成24年版(平成22・23年度報告) 第2章 環境をめぐる動向 (PDF) p. 13 - 上尾市、2015年3月、2015年12月18日閲覧。
  7. ^ 【お知らせ】高崎線内の一部の駅におけるインターホン対応等の実施について” (2016年2月1日). 2016年2月4日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2016年8月20日閲覧。
  8. ^ 動労連帯高崎 125号 (PDF) p. 2 - 国鉄高崎動力車連帯労働組合(動労千葉を支援する会・熊谷). (2015年2月27日)、2016年8月20日閲覧。
  9. ^ 市歌、上尾駅、北上尾駅の発車メロディ - 上尾市役所
  10. ^ 埼玉県統計年鑑
  11. ^ 統計あげお - 上尾市
  12. ^ 桶川市の統計 - 桶川市

出典[編集]

JR東日本の2000年度以降の乗車人員
埼玉県統計年鑑

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]