サッポロテイネ

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サッポロテイネ
Mt. Teine in Sapporo taken in March 2009.jpg
所在地 北海道札幌市手稲区手稲本町593
標高 1023 m / 350 m
(標高差) (673m)
コース面積 76ha
コース数 15 (営業中:13)本
最長滑走距離 6000m
最大傾斜 38
索道数 13 (営業中:9) 本
ウェブサイト [1]

サッポロテイネ(Sapporo Teine)は、北海道札幌市手稲区手稲山にある加森観光が所有・運営する総合レジャー施設。ゴルフ場スキー場が存在する。

概要[編集]

貸切バス(2001年にて撤退)

以前は別々だったテイネオリンピア、テイネハイランドスキー場を統合し誕生した。

共に札幌オリンピックの際に開発され、サッポロテイネハイランドゾーン(以下ハイランド)にはアルペンスキー男女の大回転回転競技の会場として、サッポロテイネオリンピアゾーン(以下オリンピア)にはリュージュボブスレーの会場として使用され、現在もハイランドにはコースが、オリンピアには聖火台が当時のままの状態で残っている。

2001年8月まではテイネオリンピアで貸切バス事業も行なっていた。

2007年から、旧テイネオリンピアのコース・索道を加森観光が所有・運営、旧テイネハイランドのコース・索道を王子木材緑化が所有、運営は加森観光となっている。なお、中腹から山頂に向かう手稲山ロープウェイと男女回転コースに架かる手稲山第一リフトは、保有する札幌市公園管理財団から、運営する加森観光に無償貸与となった。

旧テイネオリンピアはHBC(北海道放送)三菱マテリアルの合弁による株式会社テイネオリンピアが運営、旧テイネハイランドは王子木材緑化と札幌市公園管理財団にて運営されていた。

2010年より遊園地は休業中である。

スキー場のリフト券が2015年度よりICカードゲートシステムを導入。リフト前でICカードをかざすことでゲートを通過し乗車する仕組みとなった[1]。なお、ICカードは購入時にデポジットが必要となる[2]

沿革[編集]

  • 1965年昭和40年)12月 - テイネオリンピアスキー場が開設される。
  • 1970年(昭和45年)2月 - オリンピックで使用するためのロープウェイを新設。
  • 1972年(昭和47年)2月 - 札幌オリンピック開催。
  • 1974年(昭和49年)11月 - テイネハイランドスキー場が開設される。
  • 1976年(昭和51年) - テイネオリンピア、貸切バス事業を開始。
  • 1983年(昭和58年)11月 - テイネハイランドに北かべリフト新設。
  • 1985年(昭和60年)4月 - テイネハイランドの所有・運営会社である王子木材緑化が、西野方面にスキー場を拡張する計画が進んでいる事を発表。
  • 1986年(昭和61年)1月 - 王子木材緑化が(仮)西野方面スキー場の開発計画を発表。しかし、数多の市民団体の強い反対によって開発は幻となった。
  • 1999年平成11年)- テイネオリンピアが千尺エリアの営業を終了、閉鎖。これにより白樺平エリアと聖火台エリアのみの営業なった。
  • 2001年(平成13年)8月 - テイネオリンピアが貸切バス事業から撤退。一部の車両は札幌市内のタクシー業者・三和交通に譲渡。
  • 2002年(平成14年)11月 - 加森観光がテイネハイランド(王子木材緑化)の営業権を取得、テイネオリンピアを三菱マテリアル・HBCから買収。
  • 2004年(平成16年)12月 - 両スキー場間を結ぶテイネエイトゴンドラ新設。
  • 2005年(平成17年)11月 - 両スキー場を統合し、サッポロテイネスキー場となる。
  • 2008年 (平成20年)- 安全索道の北かべリフトが引退し、日本ケーブル製の高速クワッドリフト(フード付)「サミットエクスプレス」を新設。
  • 2010年(平成22年)- 遊園地休業。
  • 2017年(平成29年)2月- 2017年アジア冬季競技大会がハイランドゾーンにて開催。スキー・スノーボードのアルペン競技会場となった。

索道[編集]

手稲山ロープウェイ山麓駅(2013年7月)
左隣はテイネエイトゴンドラ山頂駅
サッポロテイネ索道一覧
名称 定員 路線長 運転速度 輸送設備施工 備考
聖火台第1リフト 3名 514m 2.00m/s 日本ケーブル(株)
聖火台第2リフト 1名 505m 1.80m/s 日本ケーブル(株) 休止中
白樺第1リフトA線 2名 488m 2.00m/s 日本ケーブル(株)
白樺第1リフトB線 2名 488m 2.00m/s 日本ケーブル(株)
白樺第2リフト 2名 261m 1.80m/s 日本ケーブル(株)
白樺第3リフト 2名 306m 2.00m/s 日本ケーブル(株)
テイネエイトゴンドラ 8名 1437m 6.00m/s 日本ケーブル(株) 国内最速ゴンドラ
手稲山ロープウェイ 36名 1086m 5.00m/s 日本ケーブル(株)
サミットエクスプレス 4名 1253m 5.00m/s 日本ケーブル(株) 道内最速(旧北かべリフト)
2008年12月12日運行開始
手稲山第1リフト 2名 626m 2.28m/s 日本ケーブル(株) 休止中
パラダイスリフト 2名 479m 4.00m/s 安全索道(株)
パノラマ1号リフト 2名 1024m 2.29m/s 安全索道(株)
パノラマ2号リフト 2名 997m 4.00m/s 安全索道(株)
パノラマ3号リフト 2名 721m 4.00m/s 安全索道(株) 休止中

聖火台第2リフトは、聖火台学習コースが閉鎖されているため休止中である。 同じくパノラマ3号リフトも、南林間コースが閉鎖されているため休止中である。 手稲山第1リフトは、老朽化などの理由により休止中である。

手稲山ロープウェイ[編集]

年度 利用者数 営業
日数
出典
夏季 冬季 合計
2000 14,832 59,365 74,197 274 [3]
2001 16,032 56,647 72,679 264 [4]
2002 32,941 57,447 90,388 269 [5]
2003 43,981 43,981 103 [6]
2004 34,138 89,743 123,881 264 [7]
2005 45,105 71,287 116,392 264 [8]
2006 38,159 62,600 100,759 181 [9]
2007 20,692 50,168 70,860 149 [9]
2008 8,184 8,184 27 [9]

2008年にサミットエクスプレス(リフト)がロープウェイとほぼ同じルートで東側に整備され、スキーシーズン(冬季)の手稲山頂へのアクセスはサミットエクスプレスで対応されることになったため、2008年12月11日の営業を以て運行を休止している。ロープウェイの2009年以降の夏季営業は検討中となっているが、休止以降の運行例は無い。

また、ロープウェイを保有する札幌市公園緑化協会から加森観光に営業譲渡された2003年も夏季営業が休止されている。

コース[編集]

旧テイネハイランドスキー場部分がハイランドゾーン、旧テイネオリンピアスキー場部分がオリンピアゾーンとなっている。

  • 初級コース 4コース
  • 初中級コース 3コース
  • 初中上級コース 1コース
  • 中級コース 2コース
  • 上級コース 3コース
計 13コース

オリンピアゾーンにはかつて、白樺コースの「白樺・千尺連絡コース」と、「千尺ダウンヒルコース」から構成される千尺エリアが含まれていたが、1990年代に行われたテイネオリンピアのリフト更新(シングルからペアリフトへの更新)の対象にはならず、利用客の減少・施設の老朽化によって1999年から現在まで閉鎖されている[注 1]。なお、現在も使用されなくなったリフトやコースなどがそのまま放置されているが、「白樺・千尺連絡コース」の当時の白樺第4リフトの乗り場と鉄柱が何本か撤去されている。レストハウスは残されたままだが、半壊状態である。

また、札幌五輪で使用された「男子大回転コース」は過去に雪崩が多数発生しており、現在は事故防止のため、完全閉鎖となっている。また、リフトが2本立っていたが、雪崩によって倒壊してしまった。現在は、V字の沢とともに滑走禁止で、管理区域外。自己責任による滑走のみ許可されている。

1990年頃のスキーブームの際には、ハイランドの西区西野方面への拡張が計画されたが、多くの反対にあい頓挫している。

手稲山シャンツェ[編集]

手稲山シャンツェ
Teineyama Ski Jump Ground
Saporo Teineyama-Schanze.jpg
施設情報
正式名称 札幌市手稲山シャンツェ[10]
所在地
日本の旗 日本
自治体 北海道の旗 北海道
所在地 Flag of Sapporo, Hokkaido.svg 札幌市手稲区手稲本町593-17
位置 北緯43度6分3秒
東経141度12分34秒
座標: 北緯43度6分3秒 東経141度12分34秒
建設期間 1999年平成11年)7月12日
~1999年(平成11年)11月30日
開場 1999年(平成11年)12月24日
所有者 札幌市
管理者 札幌市
サイズ
K点 30 m
ヒルサイズ 33 m
大会

手稲山シャンツェ(ていねやまシャンツェ)は、スキージャンプの競技場(スモールヒル)であり、オリンピアゾーン聖火台オーシャンダイブコース横に所在する。

概要[編集]

  • 敷地面積 - 6,858m2[11]

施設[編集]

  • ジャンプ台
    • アプローチ : 42.2 m[11]
    • 着地斜面(ランディングバーン) : 56.7 m[11]
    • K点=極限点 : 30 m[11]
    • ブレーキングトラック : 45.0 m[11]
    • 標高差 : 37.0 m[11]
    • 全長 : 143.9 m[11]
  • 管理棟[11]

オリンピック競技場[編集]

2011年現在の手稲山競技場遠望

手稲山回転競技場[編集]

手稲山第2峰の北西斜面に1968年9月から造成に着手し、1970年11月末に完成した。

主要施設:チェアリフト1本、山頂ハウス、山麓ゴールハウス

  • 男子コース:スタート地点標高795m―ゴール地点標高567m、標高差228m 最大斜度35°07′、平均斜度25°27′
  • 女子コース:スタート地点標高751m―ゴール地点標高567m、標高差184m 最大斜度35°07′、平均斜度24°14′

手稲山大回転競技場[編集]

運営本部棟(2013年7月)

女子コースは手稲山の北東尾根から回転コースのゴールに向かって造成された。

主要施設:ロープウェイ、山頂スタートハウス、山麓ゴールハウス、運営本部棟

オリンピック後もFIS公認を受け札幌市内の主要競技コースとして宮様スキー大会アジア冬季競技大会ユニバーシアード冬季大会といった国際スポーツ競技大会を始め数々のスキー競技会で使用されている。

  • 女子コース:スタート地点標高982m―ゴール地点標高625m、標高差357m 最大斜度27°58′、平均斜度16°56′

男子コースは手稲山山頂から北北西の斜面に造成された。上半分がA・B二つに分かれており、中間から合流して1本になる。

主要施設:リフト2本、山頂スタートハウス、山麓ゴールハウス

オリンピック後は閉鎖され、リフトやハウスなども撤去された。

  • Aコース:スタート地点標高952m―ゴール地点標高550m、標高差402m 最大斜度34°58′、平均斜度22°11′
  • Bコース:スタート地点標高952m―ゴール地点標高550m、標高差402m 最大斜度36°49′、平均斜度21°57′

手稲山ボブスレー競技場[編集]

1969年10月に着工、1970年12月完成、オリンピック後も全日本ボブスレー選手権大会などの会場として使用されたが、老朽化などにより2000年2月に閉鎖された。

札幌市が立候補する第2回札幌オリンピック・パラリンピックの計画書には、施設建替えによる手稲山ボブスレー競技場の再活用について記されている[12]

  • 全長1563m、標高差132m、カーブ数14、最大斜度15%、平均斜度8.4%、設計最高速度112.8km/h

手稲山リュージュ競技場[編集]

1969年6月に着工、1971年2月完成、オリンピック後は市民大会などでは使用されたものの全日本リュージュ選手権大会など主要な大会は藤野リュージュ競技場で行われた。1985年には撤去され、跡地はテイネオリンピアスキー場のスキーゲレンデに転用された。

  • 全長1023m、標高差101m、カーブ数14、最大斜度15%、平均斜度9.9%、設計最高速度91.0km/h

アクセス[編集]

自家用車利用[編集]

手稲インターチェンジ

バス利用[編集]

手70 テイネハイランド行
  • JR手稲駅南口バス乗り場「手稲駅南口停留所」3番から手70系統で約20分。
  • 地下鉄宮の沢駅より約30分。
  • 北24条西5丁目、麻生駅前より約45分。(高速経由、冬季のみ運行)
  • JR札幌駅より約60分。(地下鉄宮の沢駅経由、冬季のみ運行)

JR利用[編集]

最寄り駅の手稲駅までの所要時間。

関連項目[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 。ただし、完全に閉鎖されたわけではなく、防災訓練やイベントなどで使われることがある。

出典[編集]

参考文献[編集]

  • 札幌市ジャンプ競技場条例”. 札幌市例規集. 札幌市. 2017年11月18日閲覧。
  • 所管スポーツ施設等一覧 (PDF)”. 札幌市スポーツ局事業概要 平成28年度. 札幌市. 2016年11月16日閲覧。
  • 『札幌オリンピック施設 競技場・選手村・関連施設などの記録』 札幌オリンピック施設編集委員会/編 工業調査会、1971年。ASIN B000J9M3DO
  • 『NIPPONそりスポーツ ボブスレー・リュージュ・スケルトンの歩み』 北海道ボブスレー・リュージュ連盟、2001年9月3日発行

外部リンク[編集]

公式