ティレル・015

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ティレル・015
カテゴリー F1
コンストラクター ティレル
デザイナー モーリス・フィリップ
ブライアン・リスルズ
先代 ティレル・014
後継 ティレル・DG016
主要諸元[1]
シャシー アルミニウムおよびカーボンファイバーモノコック
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド
サスペンション(後) ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド
トレッド 前:1,765 mm (69.5 in)
後:1,651 mm (65.0 in)
ホイールベース 2,756 mm (108.5 in)
エンジン ルノー・ゴルディーニ EF15, 1,492 cc (91.0 cu in), 90度 V6, ターボ, ミッドエンジン, 縦置き
トランスミッション ティレル / ヒューランド 5速 MT
重量 560 kg (1,200 lb)
燃料 エルフ
タイヤ グッドイヤー
主要成績
チーム データゼネラル チーム・ティレル
ドライバー 3. イギリスの旗 マーティン・ブランドル
4. フランスの旗 フィリップ・ストレイフ
コンストラクターズ
タイトル
0
ドライバーズタイトル 0
初戦 1986年モナコグランプリ
出走
回数
優勝
回数
ポール
ポジション
ファステスト
ラップ
13 0 0 0
テンプレートを表示

ティレル・015(Tyrrell 015)は、ティレル1986年のF1世界選手権参戦用に開発したF1マシン。設計はモーリス・フィリップルノーV型6気筒ターボエンジン、EF15を搭載する。チームで3年目となるマーティン・ブランドルと、リジェから移籍したフィリップ・ストレイフがドライブする。

開発[編集]

015はチーム初のターボカー、014の発展型であった。015はシーズン開幕からは投入されず、開幕3戦は014が使用された。新型車はモナコでのデビューとなり、それほどの速さはないものの、ある程度の信頼性があることが証明された。ルノーのターボエンジンを使用した3チームの内、ティレルはシーズンを通してリジェ、ロータスに後れを取った。これは、最も速いドライバー(マーティン・ブランドルのF3時代のライバルであったアイルトン・セナ)を有するロータスが最新型のエンジンの供給を受けていたことと、リジェはフランスチームということで優遇されていたことを意味した。一方のティレルは、1970年代初めにルノーとの関係が失敗し、ルノーは結局1977年に自らのチームを結成したが、そのため供給されるエンジンは最も古く出力も最低で、その分契約金額は経済的であった。

015の最高成績は最終戦のオーストラリアで、ブランドルが燃料切れにもかかわらず4位でフィニッシュラインを超えた。彼はチームメイトのストレイフが前周に燃料切れでリタイアしたのを引き継いで4位となった。ストレイフは5位に入賞した。ブランドルはまた015のデビューであるモナコでその年のチームの予選最高順位である10位を獲得した。

フランスでストレイフは43周目のピットインで車が炎上した。車が直接ピットの壁を越えて炎上しているにもかかわらず、マーシャルの消防車は消火に当たるまで1分近くかかり、015は修復できないほど破損した。

015はティレルが走らせた最後のターボF1であった。ルノーが1986年限りでF1から完全に手を引き、ルノーエンジンを失ったティレルは翌1987年用のDG016コスワース DFZを搭載した。


F1における全成績[編集]

(key) (太字ポールポジション

チーム エンジン タイヤ ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 ポイント 順位
1986年 データゼネラル チーム・ティレル ルノー・ゴルディーニ EF15
V6 tc
G BRA
ブラジルの旗
ESP
スペインの旗
SMR
サンマリノの旗
MON
モナコの旗
BEL
ベルギーの旗
CAN
カナダの旗
DET
アメリカ合衆国の旗
FRA
フランスの旗
GBR
イギリスの旗
GER
ドイツの旗
HUN
ハンガリーの旗
AUT
オーストリアの旗
ITA
イタリアの旗
POR
ポルトガルの旗
MEX
メキシコの旗
AUS
オーストラリアの旗
11* 7位
マーティン・ブランドル Ret Ret 9 Ret 10 5 Ret 6 Ret 10 Ret 11 4
フィリップ・ストレイフ 11 12 11 9 Ret 6 Ret 8 Ret 9 Ret Ret 5

* ティレル・014による2ポイントを含む。


[編集]