エアリス・ゲインズブール

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エアリス・ゲインズブール (Aerith Gainsborough) は、テレビゲームファイナルファンタジーシリーズ』に登場する架空の人物である。担当声優は坂本真綾、7歳時は田中千空

プロフィール[編集]

人物像[編集]

ミッドガルにて、この地では育たないとされる草花を、廃墟となった教会と自宅の庭で育てていた。星と語り、星の力を操ることができる「古代種(セトラ)」の末裔で、唯一の生き残りであり、星のエネルギーが豊富な土地「約束の地」を見つける能力を持つ。その不思議な能力のせいで巨大企業・神羅カンパニーに狙われていたところ、何でも屋のクラウドと出会う。彼女はデート1回の報酬でクラウドにボディーガードを依頼し、以後行動を共にすることになる。

性格[編集]

性格は一見すると大人しそうにも見えるが、天真爛漫で非常に明るく行動的。ジュノン運搬船にてクラウドに飛空艇へ一緒に乗る約束をしたり、ゴールドソーサーで2人きりで行動しようとしたりと、恋愛にも非常に積極的。その反面、コスモキャニオンで古代種(セトラ)の話を聞き、自身について思い悩む姿を見せている。

また、ゴールドソーサーに向かった際コレルでの事件を引きずるバレットに対してあえてはしゃいで遊びに行こうとし、たしなめようとするティファに「こういう時は却って気を使わない方がいい」と助言したり、セフィロスに操られ不安にかられるクラウドに、セフィロスのことは自分に任せて今は自分が壊れてしまわないように自分のことだけを考えていればいいと語りかけたりと、快活な素振りを見せる一方で他者に対して思慮深い一面を見せることが多い。彼女の真っ直ぐな性格は過去のことがきっかけで心を閉ざしていたクラウドの心を開くきっかけとなった。

話し方[編集]

エアリスの会話は独特であり、「値段は相手、見て決めるの」「わたし、そういうやつ」などのように、助詞を省略した話し方をすることが多い。

また、「どうしても……やる?」などのように、余韻を持たせた話し方をすることも多い。

外見[編集]

付属の説明書に「神秘的で美しい女性」とあり、『FFVII』開発者の坂口博信によると「外国人の女の子」のようなビジュアルをイメージしていたとある。

ゲーム中ではコルネオから「細っこいおなご」と形容されており、スレンダーな体型である。

エアリスの衣装は、ピンクのロングワンピと赤のショート丈のジャケット。『FFVII』と『FFVIIAC』では微妙にジャケットのデザインが変更されている。また、リボンの色もシリーズによって赤色のデザインとピンク色のデザインが用意されている。

交友関係[編集]

エアリス自身は「自分のことを知っている人は少ししかいない」と言っていたが、彼女を慕うものは少なくない。幼少期から彼女を見守ってきたタークスのツォンは彼女に特別な感情を持っていたようで、その事実はゴンガガのレノとルードの会話で読み取ることができる。

バレットの娘マリンは『FFVIIAC』でエアリスの髪型を真似ており、モノローグで「大好きな人」とエアリスのことを表現している。レッド13は後に飛空艇でエアリスに鼻をなでて貰うのが好きだったとクラウドに打ち明けている。また、飛空艇内でシドに話しかけるとエアリスを乗せてやりたかったと話す。ティファとは仲が良く、2人で過ごす姿をコスモキャニオン等で見ることができる。

その他[編集]

  • 本作攻略本『解体真書』にて「エアリス」という名は英語の"Earth"(地球)の読み方を変えてつけられ、前髪がセフィロスに似ているが、これは初期設定で両者が腹違いの兄妹という関係だったためということが語られている。
  • また、同じく『解体真書』にて野村哲也は「エアリス殺しましょう、ティファだしましょう」とコメントしたと紹介されているが、後日にそれは自分の意図しない意訳的な表現であり、また、正しい表現に差し替えを希望したが手遅れだったと述べている[2]
  • ティファとエアリスは見た目と性格を正反対にしたと『解体真書』で語られている。
  • 坂口博信は後のインタビューで、「作ったときはあそこまで(反応があると)思っていなかった。『殺しちゃえ』という感じでした」と語っている[3]

来歴[編集]

幼少期[編集]

実父はガスト・ファレミス。元神羅カンパニーの科学者でジェノバと名付けた仮死状態の古代種を発見し、今や数える程度となった古代種の繁栄のため「ジェノバ・プロジェクト」を進めていたが、あることをきっかけに神羅から逃げるように脱退する。その後イファルナと結婚し、アイシクルロッジにてエアリスを授かることになる。しかしエアリスの生後わずか20日で、研究の後を継いだ宝条博士らに居場所を突き止められ殺害されてしまう。

実母のイファルナは最後の純血古代種である。そのため、ガストの殺害時にイファルナとエアリスは研究サンプルとして神羅カンパニーの研究所に強制連行されてしまう。その後およそ7年もの間、エアリスは母親と共にミッドガルの研究所で過ごすこととなる。

7歳の時イファルナと共に研究所を脱出し、ミッドガルのプレート下にあるスラム街へ逃亡する。しかしその道中の駅構内でイファルナは力尽きてしまう。イファルナは最後の力を振り絞り、泣き叫ぶエアリスをなだめ、その場に居合わせた女性・エルミナにエアリスを託すとそのまま息を引き取った。

その後、養母であるエルミナの家で一人娘として、エアリスは22歳まで過ごすことになる。出兵中だったエルミナの夫が戦死した際には「星に還り、魂だけになってエルミナに会いにきた」とエルミナに話すなど、幼少期からすでに古代種としての特殊能力の片鱗を見せていた。

また、その出来事の後に神羅カンパニーに居場所を突き止められ、以降、タークスに付け狙われる日々が始まる。しかし、エアリスの協力を必要と考えていた神羅は強引な行動は取らず、どちらかといえば貴重な古代種の最後の生き残りであるエアリスに危害がないよう、タークスが影で見守る役目を担っていた。タークスの現リーダーであるツォンは、幼少期からエアリスと付き合いがある数少ない人物の一人である。

5年前[編集]

『FFVII』の過去(5年前)のストーリーである『CC FFVII』に、彼女の5年前の姿が描かれている。その当時から彼女は教会で花を育てており、大切な人を連れていってしまうかのような空に恐怖心を抱いていた。

この頃出会った神羅のソルジャー・ザックスが彼女の初恋の相手となった。エアリスは「戦うことを好む」ソルジャーに対して恐怖心を抱いていたが、明朗で親しげに接するザックスに対しては恐怖心を覚えず、打ち解け合う。しかしザックスとは[4]ニブルヘイムでの任務の途中で音信不通となり、その後再会することはなかった。

FFVII本編[編集]

スラムの教会で花を育てていたところ、クラウドと遭遇。タークスに追われるが彼に助けられ、デート一回を報酬にボディガードを依頼する。この際、クラウドがザックスと似ていることを話しているがクラウド自身は記憶を失っていたので気づかなかった。 その後、クラウドと別れた間隙を突かれ神羅ビルに拉致され、宝条の実験体にされるがクラウド一行に救出される。彼らと共にミッドガルを抜け出した後、セフィロスを追うクラウドの旅に同行することを決意する。

古代種の神殿では精神崩壊を起こしたクラウドに押し倒され、殴打される。しかしクラウドを怨んではおらず、「セフィロスのことは置いといて自分のことを考えて」と助言を残し、仲間達に告げることなく単身「忘らるる都」へと赴く。以降は完全にPTから外れ復帰しなくなる[5]。イファルナより託されていた白マテリアを用いて、メテオの対抗手段ホーリーを発動させる。だが、それを察知したセフィロスの姿に模したジェノバに上空から刀で体を貫かれて、命を落とした。

ストーリー終盤でエアリスと会った教会に行くと花を育てている幻影として現れるが、近づくと消えてしまう。セフィロスが滅ぼされた後は、クラウドに向けて手を差し出しライフストリームの渦から助け出し、ティファの元へと導いた。なお、エアリスの生家にある映像記録を再生すると、母方の伯父(エアリス誕生前に他界)もいた事がうかがえる。

エアリスが登場する作品[編集]

FFブリゲイド
モバゲーのゲーム。
FFRK(レコードキーパー)
エアリスのドット絵版が登場する『FF』のアプリ。
CCFF7
『FFVII』の作中から約5年前を舞台にしたゲーム。エアリスがヒロイン。
FF7AC
『FFVII』のエンディングから2年後を舞台にした映像作品。クラウドや子ども達の前に姿を現し、カダージュたちを救っている。
シアトリズムFF
ファイナルファンタジーシリーズ初の音ゲー。
いただきストリートSPECIAL
いたストシリーズのFF&DQバージョンに登場。
DDFF
唯一のアシスト専用キャラクターとして登場。天野喜孝デザインの衣装をはじめ、通常キャラクター達と同等数の衣装が用意されている。
LRFF13
主人公ライトニングの衣装にエアリスの衣装が登場。
FFT
エアリスという花売りの少女が登場。『FFVII』本編のエアリスとは別人であるが、古代種でないことを除けばほぼ同じ設定である。
KH1
ディズニーとスクウェアエニックスのゲーム。クラウドとエアリスの再会が叶うエンディングが登場。
KH2
エアリスの衣装がリニューアルされ、再登場。
漫画版キングダムハーツI&II
エアリスが少し天然な可愛い系キャラとして登場する。
スカイリム
エアリスの衣装が登場するゲーム。
ガンスト2
エアリスの衣装が登場するゲーム。
ARTNIA
期間限定でクラウドとエアリスをイメージしたパフェが登場した。
On the Way to a Smile
小説。ライフストリームWHITEという短編にエアリスが登場する。
FFWWWW
エアリスが登場するタイピングゲームアプリ。

その他多数のアプリゲーム等に登場している。

脚注[編集]

  1. ^ 『ファイナルファンタジーVII』取扱説明書
  2. ^ 『キングダム ハーツ アルティマニア 増補改訂版』(スクウェア・エニックス、2005年)525頁
  3. ^ 坂口博信:FF“生みの親” 印象的な別れはエアリスの死 リメークで生き返る?”. 2018年1月19日閲覧。
  4. ^ クライシスコア ファイナルファンタジー7 ザ・コンプリートガイド インクルーズ ストーリー&ビジュアルアーカイブ. メディアワークス. (2008年1月9日) 
  5. ^ 離脱時にエアリスの装備していた武器、防具、アクセサリーは失われてしまう(マテリアは無くならず外される)。

参考文献[編集]

  • FF7解体真書 スタジオベントスタッフ著
  • ファイナルファンタジーVII 解体真書 ザ・コンプリート スタジオベントスタッフ著
  • On the Way to a Smile Final FantasyVII 野島一成著
  • Final FantasyVII スクウェア・エニックス

関連項目[編集]