エアリス・ゲインズブール

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エアリス・ゲインズブール (Aerith Gainsborough) は、テレビゲームファイナルファンタジーシリーズ』に登場する架空の人物である。担当声優は坂本真綾

プロフィール[編集]

  • 年齢:22歳   出身:アイシクルロッジ(育ちはミッドガル)
  • 血液型:O型  身長:163cm
  • 声 - 坂本真綾(KH以降)
  • 武器:ロッド。FF7の戦闘メンバーでは唯一、回復や補助に特化したリミット技を持つ。魔法を使った戦法を得意とする[1]

人物像[編集]

ミッドガルにて、この地では育たないとされる草花を、廃墟となった教会で育てていた。星と語り、星の力を操ることができる「古代種(セトラ)」の末裔で、星のエネルギーが豊富な土地「約束の地」を見つける能力を持つ。その不思議な能力のせいで巨大企業・神羅カンパニーに狙われていたところ、何でも屋のクラウドと出会う。彼女はデート1回の報酬でクラウドにボディーガードを依頼し、以後行動を共にすることになる。

性格[編集]

性格は一見すると大人しそうにも見えるが、天真爛漫で非常に明るく行動的。ジュノン運搬船にてクラウドに飛空艇へ一緒に乗る約束をしたり、ゴールドソーサーで2人きりで行動しようとしたりと、恋愛にも非常に積極的。その反面、コスモキャニオンで古代種(セトラ)の話を聞き、自身について思い悩む姿を見せており、単純に明るいだけのキャラではない彼女の一面が伺える。また、幼少期より厳しく辛い経験を多くしているためか(幼少期を参照)コレルでの事件を引きずるバレットに対し、こういう時は無理に励ます必要はないとティファに助言をしたり、セフィロスに操られ不安にかられるクラウドに、セフィロスのことは自分に任せて今は自分が壊れてしまわないように自分のことだけを考えていればいいと語りかけている。

外見[編集]

外見に関しては付属の説明書に「美しい」とあり、ゲーム中では「細っこい」と形容されることも。『FFVII』開発者の坂口によると「外国人の女の子」のようなビジュアルをイメージしていたとある。衣装はピンクのロングワンピと赤のショート丈のジャケット。FFVIIとFFVIIACでは微妙にジャケットのデザインが変更されている。また、リボンの色もシリーズによって赤色のデザインとピンク色のデザインが用意されている。

幼少期[編集]

エアリスの実父はガスト・ファレミス。元神羅カンパニーの科学者でジェノバと名付けた仮死状態の古代種を発見し、今や数える程度となった古代種の繁栄のため「ジェノバ・プロジェクト」を進めていたが、あることをきっかけに神羅から逃げるように脱退する。その後イファルナと結婚し、アイシクルロッジにてエアリスを授かることになる。しかしエアリスの生後わずか20日で、研究の後を継いだ宝条博士らに居場所を突き止められ殺害されてしまう。実母のイファルナは最後の純血古代種である。そのため、ガストの殺害時にイファルナとエアリスは研究サンプルとして神羅カンパニーの研究所に強制連行されてしまう。その後およそ7年もの間、エアリスは母親と共にミッドガルの研究所で過ごすこととなる。

転機は7歳の時に訪れる。イファルナと共に研究所を脱出することに成功した二人は、ミッドガルのプレート下にあるスラム街へ逃亡する。しかしその道中の駅構内でイファルナは力尽きてしまう。イファルナは最後の力を振り絞り、泣き叫ぶエアリスをなだめ、その場に居合わせた女性・エルミナにエアリスを託すとそのまま息を引き取った。その後、養母であるエルミナの家で一人娘としてエアリスは22歳まで過ごすことになる。戦争で出兵中だったエルミナの夫が星に還り、魂だけになってエルミナに会いにきたと、幼いエアリスが話した翌日に夫が戦死した知らせが届く等、エアリスは幼少期からすでに古代種としての特殊能力を開花していた。また、その出来事の後に神羅カンパニーに居場所を突き止められ、以降、タークスに付け狙われる日々が始まる。しかしエアリスの協力を必要と考えていた神羅は強引な行動は取らず、どちらかといえば貴重な古代種の最後の生き残りであるエアリスに危害がないよう、タークスが影で見守る役目を担っていた。タークスの現リーダーであるツォンは、幼少期からエアリスと付き合いがある数少ない人物の一人である。

5年前[編集]

『FFVII』の過去(5年前)のストーリーである『CC FFVII』に、彼女の5年前の姿が描かれている。その当時から彼女は教会で花を育てていた。また、本編には存在しない「空が怖い」という特徴が付け加えられている。

この頃出会った神羅のソルジャー・ザックスが彼女の初恋の相手となった。エアリスは「戦うことを好む」ソルジャーに対して恐怖心を抱いていたが、明朗で親しげに接するザックスに対しては恐怖心を覚えず、打ち解け合う。彼に対し憧れている印象はあったが、ザックスがソルジャーの任務でニブルヘイムに行くことになり、その任務の途中で音信不通となり、その後再会することはなかった。

FFVII本編[編集]

スラムの教会で花を育てていたところ、クラウドと遭遇。タークスに追われるが彼に助けられ、デート一回を報酬にボディガードに任命する。この際、クラウドがザックスと似ていることを話しているがクラウド自身は記憶を失っていたので気づかなかった。 その後、クラウドと別れた間隙を突かれ神羅ビルに拉致され、宝条の実験体にされるがクラウド一行に救出される。彼らと共にミッドガルを抜け出した後、セフィロスを追うクラウドの旅に同行することとなる。

古代種の神殿でクラウドが精神崩壊を起こした際は押し倒され、殴打されるという目に遭わされる。しかしクラウドを怨んではおらず、「セフィロスのことは置いといて自分のことを考えて」と助言を残し、単身「忘らるる都」へと赴く。以降は完全にPTから外れ復帰しなくなる。 都に安置されていた白マテリアを用いて、メテオの対抗手段ホーリーを発動させる。だがそれを察知したセフィロスが放ったジェノバにより命を奪われてしまう。

ストーリー終盤でエアリスと会った教会に行くと花を育てている幻影として現れるが、近づくと消えてしまう。 セフィロスが滅ぼされた後は、クラウドに向けて手を差し出しライフストリームの渦から助け出した。またアルテマ・ウェポンにミディールが急襲された際、ライフストリームに落ちたクラウドとティファを導き、クラウドの記憶を取り戻させることに一役買っている(解体新書Ω巻末の小説より)。

交友関係[編集]

エアリス自身は、自分のことを知っている人は少ししかいない、と言っていたが、彼女を慕うものは少なくない。幼少期から彼女を見守ってきたタークスのツォンは彼女に特別な感情を持っていたようで、その事実はゴンガガのレノとルードの会話で読み取ることができる。バレットの娘マリンはFFVIIACでエアリスの髪型を真似ており、モノローグで「大好きな人」とエアリスのことを表現している。レッド13は後に飛空艇でエアリスに鼻をなでて貰うのが好きだったとクラウドに打ち明けている。ティファとは年が近いためか仲が良く、二人で過ごす姿をコスモキャニオン等で見ることができる。ザックスについては前述の#5年前を参照。

その他[編集]

  • 本作攻略本「解体新書」にて「エアリス」という名は英語の"Earth"(地球)の読み方を変えてつけられ、前髪がセフィロスに似ているが、これは初期設定で両者が腹違いの兄妹という関係だったためということが語られている。
  • また、同じく解体新書にて野村哲也は「エアリス殺しましょう、ティファだしましょう」とコメントしたと紹介されているが、後日にそれは自分の意図しない意訳的な表現であり、また、正しい表現に差し替えを希望したが手遅れだったと述べている[2]
  • 開発当初はエアリスが死ぬシナリオは存在せず、それはFFVIIのディスクに残されたデータ[3]からも見て取れる。
  • ティファとエアリスは見た目と性格を正反対にしたと解体新書で語られている。

エアリスが登場する作品[編集]

FFブリゲイド
モバゲーのゲーム。
FFRK(レコードキーパー)
エアリスのドット絵版が登場するFFのアプリ。
CCFF7
FF7の作中から約5年前を舞台にしたゲーム。エアリスがヒロイン。
FF7AC
FF7のエンディングから2年後を舞台にした映像作品。クラウドの心の中に登場する。
シアトリズムFF
ファイナルファンタジーシリーズ初の音ゲー。エアリスも登場する。
いただきストリートSPECIAL
いたストシリーズのFF&DQバージョンに登場。
DDFF
サポート専用キャラクターとして登場。天野喜孝氏のエアリス衣装も登場。
LRFF13
主人公ライトニングの衣装にエアリスの衣装が登場。
FFT
エアリスという花売りの少女と異邦人クラウドのイベントがある。
KH1
ディズニーとスクウェアエニックスのゲーム。クラウド・エアリスの再会が叶うエンディングが登場。
KH2
エアリスの衣装がリニューアルされ、再登場。
漫画版キングダムハーツI&II
エアリスが少し天然な可愛い系キャラとして登場する
スカイリム
エアリスの衣装が登場するゲーム。
ガンスト2
エアリスの衣装が登場するゲーム。
ARTNIA
期間限定でクラウドとエアリスをイメージしたパフェが登場した。
On the Way to a Smile
小説。ライフストリームWHITEという短編にエアリスが登場する。
FFWWWW
エアリスが登場するタイピングゲームアプリ。

脚注[編集]

  1. ^ ファイナルファンタジーVII取扱説明書
  2. ^ 『キングダム ハーツ アルティマニア 増補改訂版』(スクウェア・エニックス、2005年)525頁
  3. ^ 雪山にいないはずのエアリスのセリフが用意されていたり、エアリスが離脱後の町の武器屋にエアリス専用の武器が売られているなど。

参考文献[編集]

  • FF7解体真書 スタジオベントスタッフ著
  • ファイナルファンタジーVII 解体真書 ザ・コンプリート スタジオベントスタッフ著
  • On the Way to a Smile Final FnatasyVII 野島一成著
  • Final FnatasyVII スクウェア・エニックス

関連項目[編集]