神谷洵平

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。2400:4152:6c2:7d00:fc45:13d8:a291:9708 (会話) による 2022年11月20日 (日) 12:02個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

神谷 洵平(かみや じゅんぺい、1983年1月30日 - )は日本ドラマー作曲家音楽プロデューサー静岡県静岡市清水区出身東川亜希子とのユニット「赤い靴」のメンバー。2020年からインディレーベルMakeSomeRecords主催。

来歴

ドラマーであった両親の影響で5歳よりドラムに触れ始める。リズムに惹かれながら、幼少時代を過ごす。ピアノギターで作曲を開始。 中学時代は父の影響もあり、ジェームス・テイラーキャロル・キングトム・ウェイツランディ・ニューマンなどと言ったシンガーソングライタースティーリー・ダン、初期山下達郎作品、吉田美奈子作品、70年代のレコードを聴く事に没頭しつつ、バンドを組みドラムを叩いていた。 高校時代は吹奏楽部パーカッションを担当。当時、地元のCDショップでBeckの作品と出会い、宅録を主とした楽曲を開始。大学進学を機にバンド、「ハヤオキX(2004年解散)」の活動を開始。作曲は神谷が大半を担当。 メンバーはシンガージャンク フジヤマギターには羊毛とおはなの羊毛が在籍していた。大学時代は、武蔵大学及び立教大学軽音楽サークルに所属。 元々多種多様の音楽を聴いてはいたが、当時はブラックミュージックに没頭していた。 しかし、ニューヨークに旅行に行った際にふと出会ったルーファス・ウェインライトのアルバム、それから派生したお気に入りの音楽の大半にジョン・ブライオンが関わっていると知り没頭してゆく。その事が自身の音楽観が大きく変わってゆくきっかけとなった。 2004年にバンド「月球」を結成。その傍らバンド「フリーボ」のサポート、羊毛とおはなのサポート等、プロ活動を開始。

2008年より大橋トリオのサポートドラマーとして活動開始。コトリンゴPredawnのサポートを始める。2012年、持田香織ライブ、レコーディングサポート。トータス松本のライブサポート(ウルフルズ再始動前のラストツアー等)に参加。また、星野源東京大阪のライブのサポートをしたのを機に、親交を深め、度々レコーディングに参加。

2014年、矢野顕子「飛ばしてゆくよ」ツアーメンバーに抜擢。矢野顕子主催、「Tokyo maps」に大橋トリオで出演した際に矢野の目に留まり「元気なドラマーを見つけた」との理由で抜擢された。同メンバーで「サマーソニック」にも出演。ライブでは矢野から「Happiest drummer」と度々紹介された。

2010年頃から「フジロックフェスティバル」、「サマーソニック」、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」など、各地大型フェスに度々出演。2012年のROCK IN JAPAN FESTIVALでは、大橋トリオ、トータス松本、Predawnといった音楽性の違う3アーティストのステージに一日で出演。現在に至るまで、大型フェス出演にても様々なアーティストのサポートを毎年こなしている。

例年横浜アリーナで開催されているJ-WAVE主催「J-WAVE LIVE SUMMER JAM」において「大橋トリオスペシャルバンド」のレギュラーメンバーとして様々なアーティストのバックバンドを務める。過去共演者は久保田利伸平井堅今市隆二絢香AI大原櫻子加藤ミリヤCHEMISTRYRHYMESTERDef Tech大原櫻子KREVALittle Glee Monster他。

2010年結成。自身のユニット、赤い靴では作詞、作曲、編曲プロデュースを行う。

2011年7月20日、自身のプロデュースによる赤い靴ファーストアルバム『コマドイルの旅』をリリース[1]

2012年4月4日、セカンドアルバム『サラバトーゲの街』リリース。

2013年、6曲入りEP『イノリーマスの森』リリース。

2016年には3年ぶりのフルアルバム「AKAIKUTSU」をリリース。Beastie Boysキーボディストマニー・マークロサンゼルス在住のアーティストYouhei ShikanoとのLAレコーディングトラックを含む。

赤い靴の制作に於いては、主にアレンジ、プロデュース、ミックスまでを行っている。

2020年、コロナ禍において、自身のツアーが中止になった事を機に初のソロアルバムを制作。約3ヶ月の製作期間で全曲の作曲アレンジ担当。ツアーメンバー、岡田拓郎、隅倉弘至、Rayons、副田整歩、エンジニアのYu Sasakiと共にリ初のソロアルバム『Jumpei Kamiya with...』を完成させた。 製作、レコーディング、mix、海外マスタリングを含め全て終始徹底し、リモート製作が行われた。 Bigthief、Bon Iver、Nick HakimのプロデュースエンジニアAndrew SarloにInstagramから音源を送ったところ気に入って貰いマスタリングを担当をしてもらえる事となる。 2020年9月9日に配信リリース。 アルバムの完成度の高さが話題となり、J-Waveをはじめとする各FM局へのゲスト出演、また『ミュージック・マガジン』(ミュージック・マガジン)をはじめとする音楽雑誌にも度々取り上げられた。 作曲、アレンジは全て神谷が行い、歌詞はゲストボーカルが担当。「Invisible Season」のみ、神谷が作詞、歌唱を担当。 ソロアルバムリリースを機に、自主レーベル MakeSomeRecordsを主催。 Jumpei Kamiya、赤い靴、ERWITの楽曲を順次リリース。

特色

古き良き音楽から、それを踏まえた現段階の最新のアメリカーナ、ポップミュージックの由縁を踏まえた独自の解釈と表現を併せ持ったオルタナティブな解釈が出来るマルチなドラマーである。 ビンテージドラム収集家でもあり、2020年時点でドラムセットやスネアドラムなどを100台以上を自宅に保有している事がJ-Wave"StartLine"ドラムの日ゲスト出演時にピックアップされ直後ネットニュースにもなった。 またこの日は20分に渡るドラムソロを生放送で披露した。

アメリカのカスタムドラムメーカー、C&C Drums日本人唯一のエンドーサー(2011〜)。

ライブサポート、共演等

ほか

レコーディング参加作品

アルバム「瞳へ落ちるよレコード」 M3「姿」

  • aiko シングルハニーメモリー M3 心焼け/ アルバム『どうしたって伝えられないから』M4.M8.M9、「磁石」MVに参加。

シングル 食べた愛、あたしたち

ミニアルバム 『伸び仕草懲りて暇乞い』 M1. 違う曲にしようよ M2. 袖のキルト M4. 猫リセット M5. 夜中のキスミ

シングル 君と僕のうた シングルad meliora

M5 安心してね M10 アラモードにワルツ M14 スクリーンと横顔

羅針鳥、矛盾律、踊る踊る夜、実りの唄 アレンジ、プロデュース&ドラム

Piano plays Disny Kan Sano &Jumpei Kamiya 名義で参加


CM楽曲制作 / ポケモンGO/アーバンリサーチ/JR九州新幹線/西武鉄道/スバル/ミツカン/グリコジャイアントコーン/JA /Nonio/Soyjoy/Honda/コカコーラ/メルセデスベンツ/他

TVCM楽曲制作、劇伴楽曲制作

  • Avon「DualFace」夏帆出演 2018 CM音楽曲制作
  • ANA「パース線就航」Nissy 出演 2019  CM楽曲制作
  • G20 大阪サミット CM楽曲制作 2019
  • Lazona Fes year 楽曲制作 2019
  • e-ma のど飴 Koki出演 2019 CM楽曲制作
  • 2020 日本テレビ深夜ドラマ 「やめるときも、すこやかなるときも」劇伴音楽(赤い靴)
  • 映画 南風 サウンドトラック(赤い靴)
  • ツインリンクもてぎCM楽曲制作 2020
  • メルセデスベンツ CM楽曲制作 2020
  • Google 〜春の検索編〜 CM楽曲制作
  • いいちこハイボール CM楽曲制作
  • ルイセゾン CM楽曲制作
  • 日本郵政 東京2020 オリパラ CM 楽曲制作
  • サッポロビール 箱根駅伝 2020.2021 楽曲制作
  • Jins ' Jins screen '

楽曲制作、ボーカル

  • 酒田酒造 隠し蔵 “ひとときの隠れ家” 楽曲制作
  • H&M H&M×BlackEyePatch ムービー楽曲制作
  • Panasonic あなたに'ちょうどいい'暮らしへ 楽曲制作
  • 神社本庁 楽曲制作 歌唱
  • AGF いつでもふぅ 篇 楽曲アレンジ
  • Newクレラップ 作ること、思うこと 篇 楽曲制作
  • リクナビ 清原果耶「このオンラインはうれしいかも篇」楽曲制作
  • TAUNS 笑福亭鶴瓶出演「変わる事のない毎日の為に」楽曲アレンジ

楽曲提供

  • 羊毛とおはな
    • 「イニミニマニモ」 - アルバム『どっちにしようかな』収録
  • 大橋トリオ
    • 「アンジュリア」/「So pretty」 - アルバム『TEN』収録
  • ジャンクフジヤマ
    • 「パズル」/「モノクロ」/「Morning Kiss」/「Summer Breeze」/「はじまりはクリスマス」/「僕の女神」/「優しい名前」、「ゆっくり歩こう」/「雨上がりの向こうに」「EGAO」/「 Night Walker」/「魅惑の唇」「聖夜の微笑み」/「星屑のパイプライン」

ディスコグラフィー

  • 2021年 赤い靴- アルバム『Open The Door』
  • 2020年9月9日 7曲入り 1st ソロアルバム「Jumpei Kamiya with...」Jumpei Kamiya 配信リリース

全作曲、アレンジ担当。

コロナ禍に突入した2020年前半、約3ヶ月の期間で作曲を含め全工程を完成させた。 レコーディング、ミックス、マスタリング全てリモート作業によるもの。 ゲストボーカル Predawn、TheCharmPark、優河、Daniel Kwon、Ryo Hamamoto、Yohei Shikano


  • 2004年 月球 - アルバム『コントラスト』
  • 2007年 月球 - ミニアルバム『ロマンティビティー』
  • 2011年 赤い靴 - アルバム『コマドイルの旅』
  • 2012年 Ryo hamamoto&the Wetland - アルバム「Ryo hamamoto&the Wetland」
  • 2012年 赤い靴 - アルバム『サラバトーゲの街』
  • 2013年 赤い靴 - ミニアルバム『イノリーマスの森』
  • 2016年 赤い靴 - アルバム『AKAIKUTSU』

キーボーディストマニー・マークをゲストに迎えるなど、LAレコーディングを含む全10曲収録。

エンドース

2011年、アメリカのドラムメーカーC&C Drumsの日本人初のエンドース契約を開始[2]

脚注

外部リンク