由比駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。播磨国の鉄道・音楽ファン (会話 | 投稿記録) による 2015年9月22日 (火) 09:31個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎駅構造)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

由比駅
駅舎(2010年12月)
ゆい
Yui
蒲原 (3.5 km)
(5.9 km) 興津
所在地 静岡市清水区由比今宿
北緯35度5分49.92秒 東経138度33分9.78秒 / 北緯35.0972000度 東経138.5527167度 / 35.0972000; 138.5527167
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 東海道本線
キロ程 158.4 km(東京起点)
電報略号 ユイ
駅構造 地上駅
ホーム 3面4線
乗車人員
-統計年度-
1,762人/日(降車客含まず)
-2013年-
開業年月日 1916年大正5年)4月15日
備考 業務委託駅(夜間無人駅
みどりの窓口
テンプレートを表示

由比駅(ゆいえき)は、静岡県静岡市清水区由比今宿にある、東海旅客鉄道(JR東海)東海道本線である。

歴史

もともと由比は東海道五十三次16番目の宿場町であり、現在の東海道本線にあたる官設鉄道線の開業時から駅設置の請願が出されていた。しかし実現の見込みがなかったため、折衷案として隣の蒲原町蒲原駅設置の運動がちょうど起こっており、同駅を蒲原宿由比宿のあった間である旧堰沢村の位置へ、国府津 - 静岡間の開業翌年である1890年に設置することにした。

しかしそれでも由比町では、同地で産出される海産物や果物を運び出すには鉄道が不可欠と考え、1913年に再び駅設置の請願書を国有鉄道を当時管理していた鉄道院に提出、2年半後にようやくそれが認められて駅が設置される事になった。

駅構造

改札口
ホーム

単式ホーム2面2線と島式ホーム1面2線を有する地上駅。北側から駅舎、単式ホーム、島式ホーム、単式ホームの順に並んでいる。島式ホームの2・3番線が本線、単式ホームの1・4番線が副本線となっており、一部の普通列車が1・4番線で特急列車や貨物列車、ホームライナーを待避する。3つのホームは跨線橋で連絡している。

東海交通事業の職員が業務を担当する業務委託駅で、富士川駅が当駅を管理している。駅舎内にはみどりの窓口自動改札機などが設置されている。早朝・夜間は無人となる。

毎年5月3日に当駅至近の由比漁港で開催される由比桜えびまつりに合わせて、臨時列車が設定されている。当駅では折り返しが行えないため、当駅始発の列車は折り返しが行える富士駅東田子の浦駅から当駅までは回送で運転されている。

2014年の台風18号による復旧工事中、当駅折り返しが一時的に設定されていた。

のりば

番線 路線 方向 行先 備考
1・2 東海道本線 上り 沼津熱海方面[1] 1番線は一部列車
3・4 東海道本線 下り 静岡浜松方面[1] 4番線は一部列車

利用状況

「静岡県統計年鑑」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度 一日平均
乗車人員
1993年 1,634
1994年 1,488
1995年 1,429
1996年 1,412
1997年 1,312
1998年 1,274
1999年 1,225
2000年 1,183
2001年 1,134
2002年 1,115
2003年 1,318
2004年 1,605
2005年 1,702
2006年 1,703
2007年 1,737
2008年 1,657
2009年 1,659
2010年 1,658
2011年 1,627
2012年 1,703
2013年 1,762

駅周辺

バス路線

乗り場 主要経由地 行先 運行会社
由比駅上   寺尾橋 富士急静岡バス
由比川橋・蒲原駅・蒲原病院 富士駅

隣の駅

東海旅客鉄道
東海道本線
蒲原駅 - 由比駅 - 興津駅

脚注

  1. ^ a b 駅構内の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(駅掲示用時刻表のPDFが使われているため。2015年1月現在)。

関連項目