東岸和田駅
東岸和田駅 | |
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駅舎 | |
ひがしきしわだ Higashi-Kishiwada | |
◄下松 (1.5 km) (1.5 km) 東貝塚► | |
所在地 | 大阪府岸和田市土生町2072 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | R 阪和線 |
キロ程 | 26.6 km(天王寺起点) |
電報略号 | ヒキ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
10,705人/日(降車客含まず) -2012年- |
開業年月日 | 1930年(昭和5年)6月16日 |
備考 |
直営駅 みどりの窓口 有 |
東岸和田駅(ひがしきしわだえき)は、大阪府岸和田市土生(はぶ)町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)阪和線の駅である。
歴史
- 1930年(昭和5年)6月16日 - 阪和電気鉄道の和泉府中駅 - 阪和東和歌山駅(現在の和歌山駅)間延伸により土生郷駅として開業。
- 1932年(昭和7年)4月1日 - 阪和岸和田駅に改称。
- 1940年(昭和15年)12月1日 - 阪和電気鉄道が南海鉄道に吸収合併され、南海山手線の駅となる[1]。同時に東岸和田駅に改称。
- 1944年(昭和19年)5月1日 - 山手線が国有化され、鉄道省(国鉄)阪和線の駅となる[1]。
- 1966年(昭和41年)3月 - 跨線橋新設。[2]
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 快速停車駅となる。同時に当駅折り返しの普通を日根野・和歌山方面に延長。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[1]。
- 2003年(平成15年)11月1日 - ICカード「ICOCA」供用開始[3]。
- 2011年(平成23年)12月11日 - 高架化工事のため上り線が仮線に移行。
- 2012年(平成24年)10月14日 - 下り線が仮線に移行[4]。
- 2015年(平成27年)2月8日 - 下り線が高架ホームに移行[5]。
駅構造
島式ホーム2面4線を持ち、待避設備を有する地上駅である。かつての1番線(下り待避線)の和歌山寄りに安全側線が設置されていたが、後述の仮線移行に伴い廃止された。駅舎は東側にあり、ホームとは和歌山側の跨線橋で結ばれている。当駅では快速列車と普通列車の緩急接続が行われるほか、一部の快速列車は当駅で特急列車の通過待ちを行う。
かつての下りホームの幅は、他の島式ホームをもつ快速停車駅より狭かったが、これは1986年10月31日まで快速通過駅だった名残でもある。設備面においても高架化された南海本線の岸和田駅と比べると大きく劣っている。2013年以前は、阪和線の快速停車駅の中で唯一発車標が設置されていなかった。
便所は改札内にあり、男女別の水洗式。2006年現在のところ、身体障害者向けの便所は設置されていないが、岸和田市では、人に優しい街づくりの一環として、将来的には、バリアフリーの面で駅設備を充実させたいという。2016年ごろまでに高架化される予定で、現在その工事と同時に防災街区整備事業が実施されている。2015年2月8日に下り線が高架ホームへ移行された。
和泉府中駅が管理している直営駅で、ICカード乗車券「ICOCA」が利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | R 阪和線 | 下り | 熊取・関西空港・和歌山方面 |
3・4 | 上り | 鳳・天王寺・大阪方面 |
- 2・3番のりばが本線、1・4番のりばが待避線である。下り線の仮線移行時は1・3番のりばが本線、2・4番のりばが待避線となっていた。
ダイヤ
当駅にはすべての快速が停車する。日中は当駅で区間快速と関空快速・紀州路快速の緩急接続が行われる。この時間帯は、当駅発車後の区間快速は両方向とも終着駅まで先着する。なお、当駅で相互接続・通過待ちする列車はドア横の開閉ボタンで乗り降りする形をとっている。
1986年10月31日までは天王寺駅基準で日中1時間あたり6本の普通のうち、2本が当駅で折り返していた。残り4本は手前の鳳駅発着(そのうちの2本は同駅で区間快速と接続していた)であり、1986年10月31日まで当駅は快速通過駅だった(当駅折り返しの普通が鳳駅で快速と緩急接続していた)。そのため当駅から和歌山方面へは区間快速のみの1時間あたり2本のダイヤで不便だった[6]。2015年3月14日現在、23時過ぎに当駅止まりの快速が設定されている[7]。2011年3月12日のダイヤ改正前までは、平日ダイヤの21時台に当駅折り返しの快速が、22時台(土曜・休日は23時台)には当駅止まりの普通があった。2004年10月15日までは夕方にも折り返しの設定があった。
利用状況
大阪府統計年鑑[8]によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 10,354 |
1998年 | 10,278 |
1999年 | 10,107 |
2000年 | 10,253 |
2001年 | 10,341 |
2002年 | 10,320 |
2003年 | 10,413 |
2004年 | 10,502 |
2005年 | 10,410 |
2006年 | 10,493 |
2007年 | 10,522 |
2008年 | 10,543 |
2009年 | 10,390 |
2010年 | 10,551 |
2011年 | 10,609 |
2012年 | 10,705 |
駅周辺
- 南海ウイングバス南部のりば
- タクシーのりば
- リハーブ(再開発ビル)
- アクロスプラザ東岸和田
- スーパーサンエー東岸和田店
- イオン東岸和田店(トークタウン)
- 過去にはイオンの南裏にワーナー・マイカル・シネマズ2号劇場(ワーナー・マイカル・シネマズ東岸和田)があった。
- 葛城病院(ワーナー・マイカル・シネマズ東岸和田跡)
- コナミスポーツ東岸和田
- 開設当時はトークタウンの一テナントだったが現在は別場所に移設している。
- 国税庁大阪国税局 岸和田税務署 - 大阪府内の税務署のひとつで、岸和田市と貝塚市を管轄している。
- 泉光寺 - 岸和田藩主岡部家菩提所
- 矢代寸神社 - 和泉国岸和田藩一の宮
- 意賀美神社
- 神於寺
- 大阪府立和泉高等学校
- 学校法人神須学園・大阪技能専門学校
- 大阪府立岸和田支援学校
- 国道26号線(第二阪和国道)
- 大阪府道30号大阪和泉泉南線
- 大阪府道39号岸和田港塔原線
-
駅前の
南海ウイングバス南部乗り場 -
駅前のタクシー乗り場
-
東岸和田駅前商店街
(再開発により消滅)
隣の駅
脚注
- ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集) 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 42号 阪和線・和歌山線・桜井線・湖西線・関西空港線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年5月16日、12-13頁。
- ^ 「天王寺鉄道管理局三十年写真史」P97
- ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
- ^ 阪和線 東岸和田駅線路切換工事に伴う代行輸送の実施について:JR西日本 - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2012年9月19日 本ページの他に別紙 (PDF) でもその具体的な内容を取りまとめてある。
- ^ 阪和線 東岸和田駅下り線高架ホーム完成に伴う列車運休のお知らせ - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2015年1月15日
- ^ 当時の日中ダイヤでは、区間快速は熊取駅でのみ快速と緩急接続し、接続後は両方向とも終着駅まで先着していた。
- ^ なおこの東岸和田止は一旦東貝塚駅まで回送された後折り返し、鳳まで回送されている。
- ^ 大阪府統計年鑑 - 大阪府
外部リンク
- 東岸和田駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道
- 東岸和田駅付近高架対策室 - 岸和田市