東貝塚駅

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東貝塚駅
駅舎(2019年5月)
ひがしかいづか
Higashi-Kaizuka
JR-R40 東岸和田 (1.6 km)
(1.9 km) 和泉橋本 JR-R42
地図
所在地 大阪府貝塚市半田1丁目1-1
北緯34度26分22.29秒 東経135度22分20.78秒 / 北緯34.4395250度 東経135.3724389度 / 34.4395250; 135.3724389座標: 北緯34度26分22.29秒 東経135度22分20.78秒 / 北緯34.4395250度 東経135.3724389度 / 34.4395250; 135.3724389
駅番号 JR-R41
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 R 阪和線
キロ程 28.1 km(天王寺起点)
電報略号 ヒカ
駅構造 地上駅
ホーム 2面4線
乗車人員
-統計年度-
2,117人/日(降車客含まず)
-2021年-
開業年月日 1934年昭和9年)9月24日
備考 直営駅
みどりの券売機プラス設置駅
* 1940年に阪和貝塚駅から改称。
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東貝塚駅(ひがしかいづかえき)は、大阪府貝塚市半田にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)阪和線である。駅番号はJR-R41

歴史[編集]

当駅は、大日本紡績(現・ユニチカ)貝塚工場への貨物搬出入のため設置された駅である[1]

1916年大正5年)に前身の摂津紡績が泉南郡北近義村(のち貝塚町、現・貝塚市)大字脇浜の土地53,399を工場建設予定地として購入した。1930年昭和6年)に阪和電気鉄道本線が全線開通すると、大日本紡績は脇浜の土地を阪和沿線の貝塚町大字半田の土地48,132坪と交換し、1934年(昭和9年)3月に貝塚工場の起工式を行った。貝塚工場は翌1935年(昭和10年)1月に操業を開始し、ニチボー、ユニチカへの変更を経て、1997年平成9年)3月に操業を停止した。

年表[編集]

駅構造[編集]

ホーム(2022年6月)

待避設備を備えた島式ホーム2面4線を持つ地上駅。有効長は6両編成分。8両編成は、回送電車の待避停車のみ可能。駅舎は下り線東側日根野寄りの東口と、上り線西側天王寺寄りの西口[9]にあり、東口駅舎へは地下道と階段で、西口駅舎へは跨線橋とエレベーターで結ばれている。

日中以外の時間帯で一部の普通電車が当駅で快速電車特急列車の通過待ちを行う。

和泉府中駅が管理している直営駅で、ICカード「ICOCA」を利用することができる(相互利用可能ICカードはICOCAの項を参照)。

のりば[編集]

のりば 路線 方向 行先
1・2 R 阪和線 下り 熊取関西空港和歌山方面[10]
3・4 上り 天王寺大阪方面[10]
  • 2・3番のりばが本線、1・4番のりばが待避線である。
  • 列車の運行障害時に折り返し運転が行えるように、2013年11月に列車折り返し設備が新設された[11]
  • 天王寺東岸和田行きは東岸和田駅到着後当駅まで回送され折返し行きの回送、または東岸和田まで回送し快速天王寺行きとなる。

利用状況[編集]

大阪府統計年鑑[12]によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度 1日平均
乗車人員
1997年 2,006
1998年 1,943
1999年 1,903
2000年 1,853
2001年 1,830
2002年 1,927
2003年 1,913
2004年 1,882
2005年 1,920
2006年 1,969
2007年 2,046
2008年 2,088
2009年 2,075
2010年 2,127
2011年 2,146
2012年 2,195
2013年 2,309
2014年 2,307
2015年 2,330
2016年 2,376
2017年 2,447
2018年 2,484
2019年 2,525
2020年 2,080
2021年 2,117

駅周辺[編集]

2023年に新設された西口駅舎[9]付近には、バス・タクシーの発着が可能な駅前広場が併せて整備されており、ユニチカ貝塚工場跡地の各施設に連絡している[13]。一方、東口駅舎付近には駅前広場がないが、旧来からの駅舎付近であることから交番や郵便局などの施設が存在する。

バス路線[編集]

駅西口の駅前広場に設置されている「東貝塚駅前広場」停留所と、駅山側の大阪府道237号東貝塚停車場線上に設置されている「東貝塚駅」停留所にて、は〜もに〜ばすが発着する。貝塚養護老人ホームや市立貝塚病院へ結ぶ路線(ピンクバス)が運行されている。

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道(JR西日本)
R 阪和線
関空快速・紀州路快速・快速・直通快速
通過
区間快速・普通
東岸和田駅 (JR-R40) - 東貝塚駅 (JR-R41) - 和泉橋本駅 (JR-R42)

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 竹田辰男『阪和電気鉄道史』鉄道資料保存会、1989年、75頁。ISBN 978-4885400612 
  2. ^ a b c 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 42号 阪和線・和歌山線・桜井線・湖西線・関西空港線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年5月16日、12-13頁。 
  3. ^ 竹田辰男「南海鉄道山手線史の考察」『鉄道史料』第108巻、鉄道史資料保存会、2003年、28頁。 
  4. ^ a b c 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、368頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  5. ^ 「JR年表」『JR気動車客車編成表 '99年版』ジェー・アール・アール、1999年7月1日、185頁。ISBN 4-88283-120-1 
  6. ^ 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜(インターネット・アーカイブ) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日
  7. ^ 東岸和田駅営業キロ変更に伴う乗車券類の取扱いについて” (PDF). 西日本旅客鉄道 (2017年5月22日). 2017年5月23日閲覧。
  8. ^ 阪和線 東貝塚駅西口駅舎、駅前広場及びアクセス道路の供用開始と供用・開通記念式典及びイベントの開催について”. 西日本旅客鉄道株式会社. 2023年12月8日閲覧。
  9. ^ a b 駅舎そのものは東口よりも東にあるが、踏切を渡らずに駅の西側へ向かうことができる。
  10. ^ a b 東貝塚駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月28日閲覧。
  11. ^ 2013年9月定例社長会見 - 西日本旅客鉄道プレスリリース(インターネット・アーカイブ)
  12. ^ 大阪府統計年鑑 - 大阪府
  13. ^ JR東貝塚駅西側地区都市再生整備計画について/貝塚市”. 2023年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月8日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]