日建設計
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(日建設計グループから転送)
日建設計本店(千代田区飯田橋) | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 〒102-8117 東京都千代田区飯田橋2丁目18番3号 |
設立 | 1950年(昭和25年)7月1日 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 9010001006111 |
事業内容 | 建築の企画・設計監理、都市・地域計画およびこれらに関連する調査・企画コンサルタント業務 |
代表者 |
亀井忠夫(代表取締役会長) 大松敦(代表取締役社長兼社長執行役員) 西村浩(代表取締役副社長兼副社長執行役員) 児玉謙(代表取締役副社長兼副社長執行役員) |
資本金 | 4億6,000万円 |
従業員数 |
連結:1,885名 単独:1,406名 |
決算期 | 12月31日 |
関係する人物 |
長谷部鋭吉 竹腰健造 船越義房 川島克也 |
外部リンク | https://www.nikken.jp/ |
株式会社日建設計(にっけんせっけい)は、住友グループ系の組織系建築設計事務所。1900年(明治33年)に現在の住友商事から派生する形で創業。本店は東京都千代田区飯田橋。
概要
[編集]日建設計の起源は、大阪で1900年(明治33年)に設立された住友本店臨時建築部である。現在の法人格としての設立は、戦後住友の商事会社として発足した日本建設産業(現:住友商事)の建築部門を本来の建築の設計監理業務に復元するため、商事会社から分離独立させることになり、1950年(昭和25年)7月1日に日建設計工務(株)を新設し、この新会社に建築部門が譲渡された。歴史的経緯から住友系企業との結びつきは強く、住友系ビルの多くを手がけている。国内外の有名建築家にも指定されている。
沿革
[編集]- 1900年(明治33年) - 住友本店臨時建築部設立。
- 1919年(大正8年) - 大阪北港株式会社、長谷部竹腰建築事務所・株式会社住友ビルディングが合併し、住友土地工務株式会社設立。
- 1945年(昭和20年) - 終戦後、日本建設産業株式会社に商号変更。
- 1950年(昭和25年) - 建築土木設計監理部門を分離し、日建設計工務株式会社設立。
- 1970年(昭和45年) - 株式会社日建設計に商号変更。
設計した主な建造物
[編集]- 青森県観光物産館アスパム
- 秋田拠点センターアルヴェ
- 秋田県立野球場
- 泉ガーデンタワー
- 岩手県立大学滝沢キャンパス
- SDK熊本ビル[1]
- NHKホール
- NECスーパータワー
- 大阪国際交流センター
- 大阪ドーム
- 大阪府咲洲庁舎(旧:大阪ワールドトレードセンタービルディング)
- 大阪ビジネスパーク
- 大阪府立中之島図書館 ― 第一号の建物、1904年(明治37年)竣工。竣工当時の名称は「大阪図書館」。1974年(昭和49年)に国の重要文化財に指定された。
- 大阪市立東洋陶磁美術館
- 大阪市立大学キャンパス(1993から1996)
- 大阪三井物産ビル
- グランフロント大阪
- Aurora Plaza
- 霞城セントラル
- 関西国際空港旅客ターミナルビル
- 掛川市庁舎
- 木津川市庁舎
- 都ホテル 岐阜長良川
- けいはんなプラザ
- 京都迎賓館
- 経団連会館
- 神戸学院大学ポートアイランドキャンパス
- 神戸国際会館
- 神戸商工貿易センタービル
- 神戸ハーバーランドセンタービル
- 神戸ポートタワー ─ 1963年日本建築学会賞作品賞、BCS賞
- 神戸市庁舎
- 高知市立自由民権記念館
- さいたまスーパーアリーナ
- 山陰合同銀行本店
- 滋賀県立琵琶湖博物館
- 新宿NSビル
- スイスホテル南海大阪
- 東京スカイツリー
- 新東京国際空港ターミナルビル
- 神保町シアタービル
- 住友ビルディング
- 聖路加国際病院
- 世界貿易センタービル
- 総合地球環境学研究所
- 高松港旅客ターミナルビル
- 大平和祈念塔(PLタワー)
- 大丸神戸店
- 中部国際空港セントレア旅客ターミナルビル
- 中部電力本社ビル
- テレビ朝日アーク放送センター
- 東京タワー
- 東京ドーム
- 東京ミッドタウン
- 鳥取県立博物館
- トヨタ自動車本館
- トリエ京王調布
- 中突堤中央ターミナル
- 名古屋ルーセントタワー
- 奈良県文化会館
- 新潟県庁舎
- 日本生命保険本社
- ニューステイトメナー
- 日本基督教団神戸栄光教会
- 日本アイ・ビー・エム本社ビル
- 日本科学未来館
- 乃村工藝社本社ビル
- パレスサイドビルディング ─ 毎日新聞東京本社。DOCOMOMO20選定
- パシフィックセンチュリープレイス丸の内
- 晴海アイランドトリトンスクエア
- 福岡県庁舎
- 福岡タワー
- ホキ美術館
- ホテルニューオータニ大阪
- ホテルニューオータニ幕張
- ポートピアホテル
- ポーラ美術館 ─ 担当安田幸一、2004年日本建築学会賞作品賞
- ポーラ五反田ビル ─ 1971年日本建築学会賞作品賞、1973年BCS賞
- ミッドランドスクエア
- みなとみらい21
- 明治イノベーションセンター(株式会社 明治 研究本部)、2018年度 第31回 日経ニューオフィス推進賞
- 桃山学院大学和泉キャンパス ─ 第2回大阪・心ふれあうまちづくり賞大阪府知事特別賞
- モード学園スパイラルタワーズ
- 山形県立中央病院
- 龍谷ミュージアム ─ AACA賞奨励賞、日事連建築賞、SDA賞
- ワールドシティタワーズ
- 私のしごと館
その他
[編集]その他、日建での取り組み
- エコシティ新水の都大阪(1955年、大阪市)
- 魚の棚筋街道形成(大阪船場地区、1993年)
- 江東防災拠点再開発計画(1968年から1974年)
- 酒田大火の災害復興市街地再生(1976年から1979年)
- 南関東大震災対策改装基盤整備計画(1974年から1975年)
- 此花西部臨海地区開発マスタープラン(USJ プランニングサービス)
(地盤)
- 関空・沈下コントロール(1994年(平成6年))
- 住友金属和歌山製鉄所基礎 (1940年(昭和15年))
- 広島県庁浮き基礎工法 (1956年(昭和31年))
- 出光徳山精油所RCリンク基礎 (1957年(昭和32年))
- 大阪毎日新聞社社屋基礎土質調査 (1953年(昭和28年))
- 志布志国家石油備蓄基地基礎・大規模裁荷 (1984年(昭和59年))土木学会技術賞
- 東京電力・富津LNG地下タンク解析法 (1985年(昭和60年))
- 軟着島構想FAGT(1990年(平成2年))
(水質業務)
- 震災時水利用実験・阪神疏水構想 (1996年(平成8年))
- 淀川水系環境意識調査 CVM法適用 (1995年(平成7年))
- 長良川河口堰水質予測計算 (1992年(平成4年))
- 小川原湖塩分挙動予測モデル検討 (1993年(平成5年))
- 新宮川淡水赤潮対策調査 (1989年)
- 琵琶湖水環境現況総合調査 (1991年(平成3年))
- 琵琶湖総合水管理調査 (1981年(昭和56年))
関連項目
[編集]おもな在籍人物
[編集]- 野口孫市
- 日高胖
- 長谷部鋭吉
- 杉浦克美:1956年度日本建築学会賞作品賞受賞
- 山根正次郎:1956年度日本建築学会賞作品賞受賞
- 薬袋公明
- 伊藤紘一:1963年度日本建築学会賞作品賞受賞
- 仲威雄:1963年度日本建築学会賞作品賞受賞
- 林昌二:1971年度日本建築学会賞作品賞受賞
- 矢野克己:1971年度日本建築学会賞作品賞受賞
- 櫻井潔:現株式会社櫻井潔建築設計事務所・ETHNOS代表
- 小倉善明:1982年度日本建築学会賞作品賞受賞
- 浜田信義:1982年度日本建築学会賞作品賞受賞
- 山梨知彦:2014年度日本建築学会賞作品賞受賞
- 羽鳥達也:2014年度日本建築学会賞作品賞受賞
- 石原嘉人:2014年度日本建築学会賞作品賞受賞
- 川島範久:2014年度日本建築学会賞作品賞受賞
- 横川隆一
- 大谷弘明:2005年度日本建築学会賞作品賞受賞
- 山下和正:1976年度日本建築学会賞作品賞受賞
- 中村光男:元代表取締役社長、2006年度日本建築大賞受賞
- 與謝野久
- 石福昭:元早稲田大学教授
- 和田章:現東京工業大学建築物理研究センター教授
- 川瀬貴晴:現千葉大学大学院工学研究科教授
- 安田幸一:現東京工業大学大学院教授 2004年度日本建築学会賞作品賞受賞
- 伊香賀俊治:現慶應義塾大学教授
- 陶器浩一:現滋賀県立大学環境科学部教授
- 坂牛卓:現東京理科大学第二工学部建築学科教授
- 宮本好信:現愛知工業大学工学部建築学科教授
- 小野良平:現東京大学大学院農学生命科学研究科・准教授
- 近本智行:現立命館大学理工学部 建築都市デザイン学科教授
- 川島克也
- 江副敏史
- 岩崎克也:現東海大学建築都市学部建築学科教授・建築都市学部長
- 渡海紀三朗
日建設計グループ
[編集]- 日建設計総合研究所
- 日建ハウジングシステム
- 日建スペースデザイン
- 日建設計コンストラクション・マネジメント
- 日建設計(上海)諮詢有限公司
- 日建設計(大連)都市設計諮詢有限公司
- 日建設計(成都)都市設計諮詢有限公司
脚注
[編集]- ^ “西部電気工業坪井ビル(仮称)の新築工事の着工について - お知らせ | 西部電気工業株式会社”. www.seibu-denki.co.jp. 2019年12月10日閲覧。