小美人

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『モスラ』(1961年)の小美人

小美人(しょうびじん)は、日本の空想小説『発光妖精とモスラ』およびそれを原作とした特撮映画『モスラ』(1961年、東宝)にて登場する架空の妖精。その後の平成「モスラ」「ゴジラ」シリーズなどにも登場している。

インファント島の守護神であるモスラと意思疎通を行うシャーマンのような役割を持つ二人組の小さな女性[出典 1]。従来の怪獣映画にはなかった、女性的な要素を取り入れたキャラクターである[1]

1992年の『ゴジラvsモスラ』ではコスモス、平成モスラシリーズではエリアスという種族名がつけられている。

登場作品

映画の公開順に挙げる。

上記のほか、パチンコ『CRゴジラ3・4』にも登場している。

原作小説「発光妖精とモスラ」

インファント島の創世神話によると男神アジマと女神アジゴの間にモスラが生まれ、その卵に自らを四つに分けて捧げたアジゴから4人のアイレナが生まれた[4][5][6]。アイレナの背丈は人間の半分もないと伝えられ、光り輝くため、タイトルの「発光妖精」の由来となった。

大筋は映画化された『モスラ』と同じだが、ラストでモスラの複眼に乗ってアンドロメダ星雲の彼方の反世界へ旅立つ[4]。この小説のアイレナの発光やモスラの国会議事堂での羽化、モスラの宇宙への旅立ちといった描写は『ゴジラvsモスラ』の参考にされている。

初代および「ゴジラ」シリーズ

『モスラ』および昭和ゴジラシリーズ

諸元
小美人
別名 南洋の妖精[7]
身長 30 cm[出典 2]
体重 不明[7][15]
出身地 インファント島[出典 3]

インファント島に、人間が誕生する以前の時代から住んでいる身長約30センチメートルの双子の妖精[12][3][注釈 2]。巨大な蛾「モスラ」を守護神としてあがめ、巫女として仕えている。「小美人」は新聞記者の福田善一郎が「若い女はみんな美人とつけますから」と名づけたもの[出典 4]。人間には金属音のように聞こえる言葉を母語として話す[10]。「モスラの歌」などはインファント島原住民の言葉である。装飾品は左右の位置が異なる[17]

テレパシー日本語を習得するほか[3][18]、脳波によって、モスラ、ゴジララドンなど怪獣や人間の意思がわかりモスラを呼び寄せることができる[3][15]。このテレパシーは遮断装置でさえぎることができる。最初はネルソンに拉致されて見世物にされるが、ある程度は馴染んだようでありその後もテレビ番組に出演したり国会で答弁したりする。予知については、高度ではないものの片鱗はある[注釈 3]

  • 東宝プロデューサーの田中友幸は、同社専務の森岩雄から女性でも見られる怪獣映画を制作し可愛らしい美人を登場させることを提案され、南の島の守護神である小美人という設定を思いつき、原作者3名に執筆を依頼したと述べている[19]。当初、小美人は巨人にする案もあったという[20]
  • 「小美人」という名称は、『モスラ』の脚本を担当した関沢新一によるもので、絵のない脚本で様態の説明を兼ねた呼称として用いていたものがひとり歩きしていったという[21]
  • 渡辺プロダクション社長の渡辺晋は、当時同社の売れっ子であったザ・ピーナッツを小美人役で怪獣映画に出してほしいという田中からの要望に最初は唖然としたが、その発想を面白く感じ出演を了承したという[22][23]
  • ザ・ピーナッツが歌い、後々の作品にも歌い継がれている「モスラの歌」は、本多らが日本語で作詞し、当時、海商に所属していた大槻秀樹に依頼してインドネシア語に訳したもの。大意はモスラの加護を乞い、平和を祈る内容である。
  • 昭和ゴジラシリーズでは、モスラの登場作品のうち『怪獣総進撃』のみ小美人が登場しない[24]
各作品での活躍
『モスラ』
興行師ネルソンによって拉致され、見世物とされる[18]
  • 脚本第1稿では原作に準じていたが、第2稿で2人となり、発光する設定もなくなった[12]。原作から人数を変更した理由について、関沢は「4人じゃ使い切れない」と述べており、人物としては1人でも成立するが幻想的な島の面白さを出すために2人にしたと述べている[21]。身長も、扱いやすい大きさとして半分ほどとした[21]
  • 初期案では、主人公と小美人が恋に落ちるという展開も検討されていたが、関沢は物語がそちらに寄ってしまい歌などの尺が短くなるという懸念からこれを外し、その分の尺をモスラの描写に回した[21]
『モスラ対ゴジラ』
日本に漂着したモスラの卵を追って来日する[25][26]
『三大怪獣 地球最大の決戦』
日本のテレビ局からのオファーを快く受け、モスラに会いたいという子供たちの願いを叶えるため、テレビ番組に出演している[27]。そのまま島に帰るはずだったが、金星人=サルノの予言を信じて密かに日本に残留する。キングギドラの襲来を受け、モスラを再び日本に呼び寄せる。
モスラや怪獣の言葉をテレパシーを通じて解読できるため、モスラとゴジラ・ラドンの会談の内容を通訳した。
『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』
レッチ島に拉致された島民たちを救うため、インファント島でモスラを目覚めさせようと祈りの歌を捧げていた。
  • 資料によっては、『南海の大決闘』での小美人をそれ以前の作品のものと同一人物とするものと[2]、外見やインファント島の位置関係などの違いから別人と解釈しているものがある[30][31]
撮影
演者はブルーバックでの合成のほか、約5倍のラージスケールのセットでも撮影を行っている[出典 5]。『モスラ対ゴジラ』で本編助監督を務めた梶田興治によれば、ラージセットは本編班が担当したが、ブルーバック撮影では本編監督の本多猪四郎が演技をつけたが、技術的な問題から撮影は特撮班であったという[37]
実物大の人形が作られ、合成の際などの目安に使われた[出典 6]。人形は紙粘土製で[出典 7]、関節部には木製部品が用いられている[38][40]。人形は初代の時点でも用いられていたが[40]、『モスラ対ゴジラ』以降のものは別造形[41]
『モスラ』での人形は、当初利光貞三が制作したが、特技監督の円谷英二はこれを気に入らず、造形助手の村瀬継蔵が担当した[42]
『モスゴジ』で主演を務めた宝田明は、怪獣などの大きいものを見る時は視線がバラバラでも問題なかったが、小さいものを見る時は視線がバラバラだと目立ってしまうため、目安となる人形を求めたという[43]。『三大怪獣』のものは『モスゴジ』からの流用[40][41]。『南海の大決闘』では、ペア・バンビに似せたものが用いられた[40]
『モスゴジ』『三大怪獣』で小美人を運ぶのに用いられた箱は、蓋が開くものと無可動のものの2種類が存在した[41]。『三大怪獣』では色が塗り替えられている[41]。無可動のものは2011年時点で現存が確認されている[41]

『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』

諸元
小美人
身長 21 cm[44][45]

43年前に中條信一ら人間の前に現われた小美人の同族[46][注釈 4]。それぞれに名前があり、右に腕輪をしているのがヒオ(演:大塚ちひろ)で、左に腕輪をしているのがマナ(演:長澤まさみ)。2人が共に念じることにより、プラモデル程度の物体を浮遊させる念力を使うことができる。

かつて小美人を救った信一を信用し、生命の倫理に反する存在である機龍(厳密にはゴジラの骨)を封印するよう警告に来た[47][48]。その見返りとして、ゴジラとはモスラが戦うことを約束する。

『ゴジラ FINAL WARS』

インファント島に住むモスラの小美人。ガイガンのミイラを調査する尾崎たちの前に姿を現し、1万2000年前のガイガン襲来を教え、X星人の血を受け継ぐ尾崎にインファント島のお守りを渡す[49][50]

  • 演じている俳優は同じだが、前作の小美人とは別人[51]。衣裳も前作のものとは異なる[52]

コスモス

諸元
コスモス
COSMOS[出典 8]
身長 18 cm[出典 9]
体重 不明[59]
出身地 インファント島[57]

平成ゴジラVSシリーズに登場。

かつて超古代に文明を築き、地球を支配していた先住民族の生き残りである、身長18センチほどの2人の小美人[60][59]。「コスモス」という名詞はこの2人だけでなく、太古の時代に地球を支配していた先住民族の総称である[注釈 5]

モスラが力を出す際に共感して体が金色に輝くこともある[53]。また、モスラの元へ戻る際には空中に浮遊する。コスモス一族衰退の歴史やバトラのことを人類に教える。

各作品での活躍
『ゴジラvsモスラ』
インファント島にやって来た拓也たちを信じ、現代人類へ地球環境に対する警告を発するため日本へ向かうが、丸友の手に落ち、「モスラの歌」でモスラを呼び寄せる。雅子たちに保護され、モスラがゴジラに勝利した後、バトラとの約束を果たすためモスラと共に宇宙へ旅立つ。
『ゴジラvsスペースゴジラ』
地球の先住民族の生き残り。かつて地球に迫る大隕石の軌道を変えるためにモスラと共に宇宙へ旅立った小美人で、スペースゴジラの襲来をフェアリーモスラを通して未希に伝える[61][注釈 6]
  • 名称は「秩序」を意味するコスモスに由来する[63]。脚本を手掛けた大森一樹によれば、過去作のような原住民の撮影を行うことが難しいことから企画当初は小美人を登場させないという方向で打診されていたといい、大森はこれを回避するためコスモス自体が先住民族であるという設定を取り入れた[64]。また、小美人を1人にするという案も存在した[64]
  • 演じる今村恵子大沢さやかは、過去作の演者ような双子ではないが、東宝「シンデレラ」オーディション合格後から1年半ともにレッスンを行っていたため自然とタイミングが合うようになっていたという[65]。一方、監督の大河原孝夫から双子ではないので互いに個性を出すよう指示されたという[65]
  • 撮影はブルーバックが主で、シリーズで初めてハイビジョン合成が用いられた[出典 10]。『vsスペースゴジラ』でも同様の手法で撮影された[69][70]。合成担当の小川利弘は、従来のオプチカル合成ではマスクが小さすぎるためソニーPCLへ依頼することになったと述べている[71]。今村は、ハイビジョン撮影では少しでも位置がずれると合成が合わず、足元に立ち位置の印はあったものの見上げながらの演技が多いため撮影には苦労した旨を語っている[65]。特技監督の川北紘一によれば、ハイビジョン撮影にブルーマットやグリーンマットを用いるため、コスモスの衣裳はオレンジ系になったという[67]。一部のシーンは、拡大セットで撮影された[63][72]。飛行シーンはワイヤーで吊り上げて撮影しているが、2人とも楽しんで演じたことを語っている[65][73]
  • 歌唱シーンは、先に歌の録音が行われ、それに合わせて撮影された[74][75]
  • 書籍『講談社ヒットブックス ゴジラVSモスラ』では、小さ子信仰に通づるキャラクターであると評している[2]
  • 人間がコスモスを持ち運ぶ際に用いるカゴは、市販のペット用のカゴを改造したもの[76]。このカゴは現存が確認されており[77][76]、書籍『平成ゴジラパーフェクション』のインタビューで手塚みどり役の米澤史織が再び手にしている[78]
  • 今村と大沢は、コスモスとして公開当時にイベントやテレビ出演などのキャンペーン活動も務め、女性人気を獲得し観客層の拡大に貢献したとされる[79][24]。イベント用衣裳は劇中のものとは異なる[79]。大沢によれば、イベント用衣裳はシルク製で、ピンクがブルーバックでは使えなかったことから本番用にならなかったという[73]
  • 公開前には、当時人気を博していた100歳の双子姉妹きんさんぎんさんが起用されるのではないかという怪情報が流布されていた[80]

エリアス

諸元
エリアス[注釈 7]
身長 12 cm[出典 11]
出身地 インファント島[85]

平成モスラシリーズに登場。基本設定は初代および「ゴジラ」シリーズとほとんど同じであるが、こちらは双子ではなく明確な年齢差のある姉妹である[86]

高度な文明を太古に築き、恐竜が滅んだころにはすでに繁栄していたエリアスという妖精の種族の末裔の姉妹で、身長は約12センチメートル[81]。それぞれモルロラという名前がある[81]妖精神獣フェアリーに乗って移動する。彼女たちは数十年で人間の1歳分しか年をとらない種族であるため、きわめて長寿である。

従来の小美人たちが台詞はユニゾンで衣装は揃いであったりと没個性的であったのに対し、このエリアス姉妹は非常に個性的で、感情を露わにしたり2人が意思を違えたりといった、かなり人間的な演出もされており、衣装も差別化されている。性格については、モルは決断力に富み冷静沈着で大人びているが、ロラは心優しく快活な甘えん坊で繊細な感受性を持つため感情が表に出やすく、人間(特に子供)ともフランクに会話する。

念動力や小型の光線を用いることもできるほか、作中ではエリアスの一族が遺した数々のアイテムが重要な役割を果たしており、デスギドラを封印していた「エリアスの盾」や奇跡の力を授けるという「エリアストライアングル」の愛・知恵・勇気のメダル、それらをはめ込む宝剣などの多彩な小道具が存在する。

ー方、ガルガルに乗っているベルベラは姉にあたるが、人類を地球の細胞と蔑んで忌み嫌っているため、地球の守護者がゆえの苦悩の末にモルやロラと敵対するに至る。

作中では、『モスラ3』において中生代の祖先と思われる3つの発光体(エリアスの精霊)が3頭の原始モスラを伴い、出現している。

モル
エリアス3姉妹の次女[84]。美しい容姿を持つが内面には勇気と決断力を併せ持つ[84]。人間の年齢で18歳[出典 12]。英字表記はMOL[出典 13]
『2』では衣装は緑を基調としたものになっている。ロラと共同でベーレムを取り除くための攻撃呪文を使用できる。
『3』では、モスラをタイムスリップさせるために自らの命を犠牲にしたが、エリアスの剣の力で息を吹き返した。衣装は1作目と同様に赤を基調としているが、装飾品が多く付いている。物語の最後にフェアリーに乗る際、初めてロラの後ろに座っている。
  • 『3』のクリスタル化したモルはCGで処理され、撮影現場ではダミー人形を用いている[88]
ロラ
エリアス3姉妹の三女[84]。モルより精神的に幼く、甘えん坊な部分がある[84]。人間の年齢で16歳[出典 12]。英字表記はLORA[出典 13]
『2』では、衣装は橙色を基調としたものになっている。ベルベラとの対立はもう嫌だと不満そうに語っている。
『3』では、優しい心を持つゆえにキングギドラに心を乗っ取られ、モルの首を絞めて殺そうとしてキングギドラのドームに落下する。そこで鉢合わせしたベルベラに剣で戦いを挑み、ベルベラを圧倒する。翔太の言葉を受けて正気を取り戻し、モスラを助けるべく行動に出る。
  • 『3』では、物語の最後には平和になった世界で美しく聡明に成長し、エリアス一族のリーダーになった大人のロラを描く予定だったが、山口紗弥加の降板などで企画が大幅に変わったため、実現しなかった。衣装は1作目と同様に青を基調としているが、装飾品が多く付いている。
ベルベラ
エリアス3姉妹の長女[出典 14]。いかにしてモル・ロラと対立に至ったかは不明だが、過去の出来事から人間を憎んでいる。人間の年齢で21歳[出典 12]。英字表記はBELVERA[出典 15]
一見するとシニカルな性格をしているが、姉妹としての感情や内に秘めた優しさを持っており、時にモルやロラ、そして人間を救うこともある。また、『モスラ』(1996年版)や『モスラ2』では敵側の怪獣であるデスギドラやダガーラを家来にして利用していたのに対し、『モスラ3』ではキングギドラが地球自体を滅亡させるつもりでいたため、「平成モスラ三部作」で唯ー、モルとロラに力を貸して終盤には自らロラとともに戦ったりもする。
『2』では、衣装は前作より派手になっている。小谷と長瀬を無理矢理従わせ、ニライカナイの秘宝(秘宝とはゴーゴのことだが、知らなかった)を手に入れようとしたが、失敗する。
『3』では、キングギドラのドームに捕まり、そこでキングギドラに心を操られたロラと剣で対決するが、完敗して壊れたガルガルIIIの下に拘束された。ドームから解放された後は、ロラと共にキングギドラと戦う。最終的に姉妹の絆を取り戻すが、モル・ロラに「考えていることが違う」と憎まれ口を叩くものの、2人に笑顔を向けてガルガルに乗って去っていく。
  • 演技はほとんどグリーンバックで行うため、衣裳は緑以外の合成に配慮したデザインとなっている[91]
  • 『2』の監督である三好邦夫は、エリアスを傍観者にしないため、姉妹の葛藤を描くことで意思を強調し、人間と積極的に関わらせることを意図したという[92]

演じた女優

その他

ゴジラvsビオランテ』(1989年)の監督を務めた大森一樹は、幼少期に鑑賞した『モスラ対ゴジラ』に影響を受けているといい、同作品に登場する三枝未希は小美人に通ずるキャラクターであるとしている[23]

『ゴジラvsモスラ』の前身となった企画『モスラVSバガン』では、2人組女性歌手Winkがイメージキャストとして候補に挙がっていた[23][80]。脚本を手掛けた大森によれば、所属事務所に打診して許諾される段階まで話が進んでいたという[23]

1993年の『ゴジラvsメカゴジラ』では、前作『ゴジラvsモスラ』でコスモスを演じた今村と大沢が精神開発センター職員役で出演[104]。二人同時に喋るなど、コスモスを彷彿とさせる演出がなされた[104]

2001年の『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』では、モスラの設定自体が従来のものと大きく異なる(鹿児島県の池田湖に眠るヤマトの護国聖獣「最珠羅」として登場する)ことから小美人は登場しないが、モスラが飛翔する姿を見上げる姉妹[105]前田愛前田亜季)の姿が小美人を連想させる[106]

2019年の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』では、考古人類学者のアイリーン・チェンとリン・チェン(いずれもチャン・ツィイー)が小美人をオマージュしたキャラクターとして登場するが、監督のマイケル・ドハティがインタビューで明かしたところによれば、「双子だということに気づいた人は実は多くなかった」という[107]

脚注

注釈

  1. ^ 劇中で『モスラ』(1961年公開)の小美人の映像が使われている。
  2. ^ 『大怪獣モスラ』原案では、小美人は身長60センチメートル4人いると設定されていた[16]
  3. ^ 『地球最大の決戦』では予言者の的中した予言を「何となく分かる」と言っている。
  4. ^ 『モスラ』の小美人と同一人物であることをうかがわせる描写もあるが、明確にはなっていない[45]。書籍『ゴジラ大辞典』では、容姿の違いなどからテレパシーによって初代の記憶を引き継いだとする解釈も記述している[45]
  5. ^ 旧作の小美人と異なり、双子でもない[24]
  6. ^ 書籍『テレビマガジンビジュアル全集ゴジラVSスペースゴジラ』では、フェアリーモスラと同様の分身であると記述している[62]
  7. ^ 書籍『ゴジラ 全怪獣大図鑑』では、名称を小美人エリアスと記述している[81]
  8. ^ 妹のようこは2011年7月30日に銀座シネパトスにて開催されたイベント「モスラ誕生祭」に登壇し、『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』では共演の宝田明に優しくしてもらっていたこと、同映画への出演後は姉のゆうこと共に芸能界を引退していたこと、姉はこのイベント時点ですでに亡くなっていたことをそれぞれ明かしている[95]

出典

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出典(リンク)

参考文献

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  • 『増補改訂新版 超最新ゴジラ大図鑑』企画・構成・編集 安井尚志クラフト団)、バンダイ〈エンターテイメントバイブルシリーズ50〉、1992年12月25日。ISBN 4-89189-284-6 
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  • 東宝ゴジラ会『特撮 円谷組 ゴジラと東宝特撮にかけた青春』洋泉社、2010年10月9日。ISBN 978-4-86248-622-6 
  • 『別冊映画秘宝 モスラ映画大全』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2011年8月11日。ISBN 978-4-86248-761-2 
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  • 講談社 編『キャラクター大全 ゴジラ 東宝特撮映画全史』講談社、2014年7月15日。ISBN 978-4-06-219004-6 
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  • 『ゴジラの超常識』[協力] 東宝、双葉社、2016年7月24日(原著2014年7月6日)。ISBN 978-4-575-31156-3 
  • 『「ゴジラ検定」公式テキスト』監修 東宝株式会社/協力 東宝 ゴジラ戦略会議、宝島社、2018年11月3日。ISBN 978-4-8002-8860-8 
  • 『ゴジラ 全怪獣大図鑑』講談社〈講談社 ポケット百科シリーズ〉、2021年7月2日。ISBN 978-4-06-523491-4 

関連項目