ソニックフロンティア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。124.40.67.43 (会話) による 2022年11月26日 (土) 07:27個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎登場キャラクター)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

ソニックフロンティア
Sonic Frontiers
ジャンル 新境地アクションアドベンチャー
対応機種 PlayStation 5
PlayStation 4
Nintendo Switch
Xbox Series X/S
Xbox One
Microsoft Windows
開発元 ソニックチーム
発売元 セガ
販売元 セガ
プロデューサー 飯塚隆(シリーズプロデューサー)
川村幸子
ディレクター 岸本守央
シナリオ イアン・フリン
音楽 大谷智哉(サウンドディレクター・リードコンポーザー)
床井健一[1]
Hiro[1]
相馬琳太郎[1]
水野健治[1]
小国奏音[1]
江口貴勅[1]
ONE OK ROCK(タイアップEDテーマ『Vandalize』)
シリーズ ソニックシリーズ
人数 1人
発売日 世界の旗2022年11月8日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
ESRBE10+(10歳以上)
エンジン Hedgehog Engine 2
対応言語 日本語、英語、韓国語、中国語(繁体字、簡体字)、ポルトガル語(ブラジル)、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語(スペイン)、ロシア語、ポーランド語(12言語)
テンプレートを表示

ソニックフロンティア』(Sonic Frontiers)は、セガより2022年11月8日に発売された[2][3]ゲームソフトで、ソニックシリーズの一作。対応機種はPlayStation 5PlayStation 4Nintendo SwitchXbox Series X/SXbox OnePC(Xbox Series X/S、Xbox One、PCはダウンロード版の販売のみ)[4][5]

発表当時は「ハイスピードで自由に駆け回るアクションアドベンチャー」と銘打たれていた[6]が、のちに「縦横無尽な新境地アクションアドベンチャー」[5][7]に変更された。プレイヤーはソニックを操作し、密林、滝、砂漠など、さまざまな風景が広がるスターフォール諸島を駆け抜け、敵と戦う[8]。日本語版のキャッチコピーは当初は「風が運ぶは、声なき声。」であった[6]が、のちに「走り続けなければ、その“想い”には辿り着けない。[4][5]に変更された。

対応言語数は、前作[注 1]ソニックフォースより多い、12言語となっている[5]

本作のエンディングテーマとして、日本のロックバンド「ONE OK ROCK」の楽曲「Vandalize」が起用された[9]

開発

ソニックフォース』のリリース後、ソニックチームソニックシリーズの次回作に向けて複数のアプローチを模索し始めた。ソニックチームは、来るシリーズ30周年を祝うだけでなく、現代のソニックゲームがどうあるべきかを定義し、次の10年に向けたシリーズの方向性を固めようとした[10]。ソニックチームの代表であり、ソニックシリーズのプロデューサーでもある飯塚隆は、『ソニックアドベンチャー』が20年もの間、後続のゲームに模範を示し続けたように、ソニックの次回作が今後のゲームに影響を与えることを望んでいた[11]

2019年3月までに開発が始まり[12][13]、同月にセガはシリーズの「次のステップ」を決定するためのファンアンケートを開始した[14]。『ソニック カラーズ』『ソニック ロストワールド』『ソニックフォース』のディレクターを務めた岸本守央が再び本作のディレクターを[15]、『ソニック ワールドアドベンチャー』『ソニック カラーズ』『ソニック ロストワールド』でアートディレクターを務めた川村幸子がプロデューサーを担当する[16]。また、アーチー・コミックIDWパブリッシングから出版されているソニック・ザ・ヘッジホッグのコミックや、ソニックトゥーン(アニメ版)の一部エピソード(シーズン2中の2話分)を執筆したイアン・フリンが脚本を担当している[16][17]。音楽については近年のソニックタイトルで多くサウンドディレクターを務める大谷智哉が本作においてもサウンドディレクターを担当している[注 2]他、『ソニックアドベンチャー』シリーズや『ソニックと暗黒の騎士』の作曲家である瀬上純も楽曲制作に貢献している[18]が、大谷によると作曲や演奏という形では、瀬上は関わってはいないという[19]。また、大谷によると、大谷以外のベテランのコンポーザーや、ソニックシリーズの楽曲制作を初めて担当する、セガの次世代コンポーザーも制作に加わっている[注 3]。本作に限らず、セガでは開発段階において外部評価によるテストプレイなど、タイトルの質を向上させるために分析を実施している[20][21]

リリース

セガはソニックシリーズ30周年に合わせて2021年に本作を発売する予定であったが、品質向上のために1年延期した[20][21]。本作は2022年11月8日にPlayStation 5PlayStation 4Nintendo SwitchXbox Series X/SXbox OnePCに向けて世界同時発売された。2022年6月8日(日本時間)に行われた31周年記念番組において、ゲーム本編の前日譚となる内容の短編映像「ソニックフロンティア プロローグ」が本作の発売前に公開が予定されていることが明かされた[22]。映像は「ソニックフロンティア プロローグ:Divergence(分岐)」を正式なタイトルとして公開された[23][24]。また、この映像作品とは別に、特別コミック「ソニックフロンティア プロローグ:Convergence(収束)」が公開された[25][26]

マーケティング

セガは、2021年5月28日(日本時間)に行われた30周年記念番組の最後に、ソニックが森を駆け抜けるティザートレーラーを公開した[27]。飯塚氏は後に、「このゲームのティザーの公開は時期尚早だと感じるが、30周年であること、ソニックチームが『ソニックフォース』の発売以降ゲームを発表していないことを考えると必要なことだったと考えている」と語った[28]。セガは2021年11月に「ソニックフロンティア」という名前を商標登録し、翌月の「The Game Awards 2021」で発表した[11][16][29]。2022年6月中、ゲームニュースサイトIGNによって本作の最新情報が次々と独占公開された[30]。また、2022年8月24日に開催された「gamescom Opening Night Live 2022」にて、本作の新映像を公開し、発売日が2022年11月8日であることを発表した[3]

ストーリー

ソニック、エミー、テイルスの3人は、カオスエメラルドの反応を追って、スターフォール諸島に向かっていた。島の上空にさしかかったその時、突然トルネード号にトラブルが発生。空に開いた時空の穴に吸い込まれ、ソニックは仲間たちとはぐれてしまう。気が付くとソニックは不思議な空間「電脳空間」に放り出されていた。「電脳空間」からなんとか脱出したソニックは、スターフォール諸島の島のひとつ「クロノス島」で目を覚ます。どこからか語り掛けてくる謎の声に導かれ、ソニックははぐれた仲間たちを探すために走りだす[5]

スターフォール諸島

今作の舞台となるスターフォール諸島(Starfall Islands)は、古代文明が眠る未知の島々であり[5]、後述のクロノス島、アレス島、カオス島を含む5つの島からなる[8]

クロノス島 / Kronos Island
スターフォール諸島の中で、ソニックが最初にたどりつく島。雨の多い、草原が広がる島で、大きな滝や空中に浮かぶ巨大な浮遊塔などが特徴的。住居のような遺跡が点在しており、古代人たちがかつて居住区としていた島のようだ[5]
アレス島 / Ares Island
スターフォール諸島2つ目の島。砂漠と岩山に覆われた荒涼とした島で、巨大な砲台や防御壁が残されており、かつては古代人の防衛拠点だったと思われる。時折り砂嵐が吹き荒れる過酷な環境には暑さに強いサボテンなどが育ち、ところどころにオアシスも存在する[31]
カオス島 / Chaos Island
火山と複数の島で構成された、雲海に浮かぶ島。古代人のテクノロジーを集めた研究施設が残されている[32]

登場キャラクター

ソニック・ザ・ヘッジホッグ / Sonic the Hedgehog
声 - 金丸淳一
本作の主人公。走ることなら誰にも負けない、世界最速にして超音速のハリネズミ。カオスエメラルドを追ってスターフォール諸島を訪れた。はぐれてしまった仲間たちを探すため、どこかから語り掛けてくる謎の声に導かれ奔走する[5]
本作では過去作での出来事について言及する場面が多くなっている。
エミー・ローズ / Amy Rose
声 - 川田妙子
ソニックを一途に追いかける、元気いっぱいで心優しい女の子。体を電脳空間に捕らわれ、触れることのできない「電脳体」になってしまう。電脳体になったことでココ達と会話ができるようになり、困っているココを手助けする[31]
マイルス “テイルス” パウアー / Miles “Tails” Prower
声 - 広橋涼
ソニックにあこがれる天才的メカマニア。操縦していたトルネード号に異常が発生、ソニックたちとともに電脳空間にのみこまれて行方不明になってしまう[32]
ナックルズ・ザ・エキドゥナ / Knuckles the Echidna
声 - 神奈延年
パワー自慢の熱血漢で、ソニックの良きライバル。たった一人残された最後のエキドゥナ族の使命を担い、今もエンジェルアイランドで巨大な宝石「マスターエメラルド」を守っているはずだが……[32]
ビッグ・ザ・キャット / Big the Cat
声 - 長嶝高士
釣り場(後述)にて登場[32]
ココ / Koco
スターフォール諸島に住む不思議な生き物。コロコロ転がりソニックについてくる。迷子になっているココがたくさんいるようだ[31]
長老ココ / Elder Koco
迷子のココ達を探している、ココ達を治める長老。迷子のココを見つけて長老に届けると、ソニックのスピードレベルやリング所持数の上限をアップして、冒険を手助けしてくれる[31]
仙人ココ / Hermit Koco
仙人の域に達したココ。常に居眠りをしている。あるアイテムを持って会いに行くと、それらをソニックのパワーに変えてくれる。また、長老ココによってパワーアップしたスピードとリングのレベル配分を変更してくれる[31]
Dr. エッグマン / Doctor Eggman
声 - 中村浩太郎
ソニックの宿敵である悪の天才科学者。スターフォール諸島に眠る古代人のテクノロジーを乗っ取ろうと企むが、電脳空間に捕らわれてしまう[33]。釣りの交換アイテムとして入手可能なボイスログでは彼の視点から過去の作品を絡めて今回の出来事や調査結果、人物評といった記録を聞くことができる。
セージ / Sage
声 - 林原めぐみ[2]
スターフォール諸島で、ソニックの行く先に現れる謎の少女。ソニックに島を去るよう警告する[5]
???
声 - 高島雅羅大塚芳忠
スターフォール諸島でソニックを導く謎の声。ソニックのことを「解決の鍵」と呼んでいる。

エネミー

スターフォール諸島を徘徊している。プレイヤーは新しいバトルシステムと能力(後述)を駆使して、これらを倒す必要がある。

神兵

ソルジャー / Soldier
数体で現れてソニックを囲み、鋭い両手突きの攻撃をする[34]
サイクロン / Cyclone
空中に浮いておりソニックの足場になるが、時折竜巻を発生させてダメージを与えてくる[34]
バンガー / Banger
ソニックに向かって突進し、ソニックから攻撃を受けると猛スピードで追いかけてきて反撃する[34]
シェル / Shell
硬い殻に守られている間は攻撃が通じない。殻をブーメランのように飛ばして攻撃してくる[34]
バブル / Bubble
無数の球体が集合したエネミー。電撃を発生させてソニックを攻撃する[34]
ホッパー / Hopper
飛び跳ねながら移動する、バネのようなエネミー。ホーミングアタックでぶつかることで上空に打ち上げられる。
ジェリーフィッシュ / Jellyfish
クラゲのようなエネミー。近づくと子機を放ちながら上空に逃げる。
スナイパー / Sniper
ソニックに向けて光弾を撃つ砲台型のエネミー。接近すると防御形態になる。
キャプチャー / Capture
ソニックを捕獲してカオスエメラルドを奪い去るエネミー。エメラルドを奪った後[注 4]は光のレールを生成しながら逃走する。
イーグル / Eagle
空中から高い精度でレーザーを発射してくる。パリィでレーザーを跳ね返して、スキを狙える[32]

守護神

「神兵」よりも強力な力を持つエネミー。倒すことで電脳空間へと繋がる「ポータル」を開くための重要アイテム「ポータルギア」を入手できる[32]

ニンジャ / Ninja
華麗な攻撃を超スピードで繰り出すニンジャのような敵。攻撃を防御したり、分身して攻撃してくることもある[34]
タワー / Tower
パーツが何段も積み上げられたような構造の敵。頭頂部に弱点があるため、一段ずつ破壊することで弱点を狙える[34]
アシュラ / Asura
 まるで建造物のように巨大な敵。振り下ろしてくる腕を駆け上がることで弱点に到達し攻撃できる[34]
スモウ / Sumo
電気を帯びたロープで囲まれたリングにソニックを誘い込み、戦いを挑んで来る力士のような敵。巨漢から繰り出される攻撃をかわし、ロープを使ったスリングショットで狙い撃つことで攻撃できる[31]
ストライダー / Strider
拠点制圧型兵器。周囲の輪のような固定具を利用して、グラインドで中心部のエネルギーコアに近づくことで攻撃できる[32]
エクスカベイター / Excavator
タワーの改良型上位モデル。攻略の難易度は高くなっているが、基本はサイループで胴体を破壊していくことが可能。瞬殺できる攻略法もある[32]

巨神

「守護神」よりも強力な力を持つ、スターフォール諸島の各島のメインシナリオで最後に戦うボス。スーパーソニックでないとまともに戦えない相手であり、各所に散在しているカオスエメラルドを6つ集めてから戦いに挑み、ボスの体のどこかにある「エメラルドエンジン」から7つ目のカオスエメラルドを回収する前半パート、スーパーソニックとなってリングがゼロになる前に巨神に止めを刺す後半パートにわかれている。

ギガント / Giganto
クロノス島で立ちはだかる巨神。
ワイバーン / Wyvern
アレス島で立ちはだかる巨神。
ナイト / Knight
カオス島で立ちはだかる巨神。

ゲームシステム

オープンゾーン

本作は、これまでのソニックゲームのステージクリア型のフォーマットから、ステージをつなぎ、ゲームの進行をコントロールする仕組みである「ワールドマップ」自体に遊びを拡張し、「遊べるワールドマップ」というフィールドに進化させた、次世代のステージクリア型アクションゲームとなっている。「遊べるワールドマップ」には、「バトル」「謎解き」「サイドクエスト」「電脳空間」などさまざまな要素が用意されており、これらはプレイスタイルによって自由な順番で遊ぶことができる。この「遊べるワールドマップ」のことを、本作では「オープンゾーン」と呼んでいる[5][34]。「ゾーン」という単語は、一般的なステージクリア型ゲームで「ワールド」と呼ばれるものをソニックシリーズのゲームにおいては「ゾーン」と呼ぶことに由来する。従来のいわゆるオープンワールドとは異なり、3Dアクションを自由自在に駆け回ることのできるフィールドで楽しめるものであるために新たに考え出された名称である[35][36]

謎解き

島に点在する古代文明の遺跡には、さまざまな仕掛けが隠されている。謎解きを示す標識「マップセンサー」の近くにある謎を解くと、ソニックの力や防御力を上げるアイテムを得られるほか、マップ画面の表示範囲やマップ上のアイコンが解放されて攻略が有利になったり、隣接した攻略済みの謎解き同士を結ぶ「古代レール」が出現し、高速で島を移動可能になることもある。頭の体操的なものからアクションのテクニックを要求するもの、ミニゲーム風のものまで謎解きのバリエーションはさまざまである。また、謎解きにチャレンジすることで冒険が有利になるが、一部を除いてゲーム攻略に必須ではない[34]。また、各島の謎解きをすべて解くことで解禁される要素も存在する。

電脳空間

島に点在する遺跡には、古代文明が作り出した「電脳空間」への入り口が隠されている。「電脳空間」は超科学がソニックの記憶から作り出した空間であり、従来型スピードランのソニックゲームをプレイできる。攻略することで、「エメラルドデバイス」に封印されているカオスエメラルドを解放するためのカギ「エメラルドキー」を手に入れることができる[34]。電脳空間の外観は過去のシリーズ作の舞台である「グリーンヒル」「ケミカルプラント」「スカイサンクチュアリ」の3つに、新規の都市ステージ「エターナルハイウェイ[37]」を加えた4種となっている。

釣り場

スターフォール諸島のどこかに存在する紫ポータルからアクセスできる「釣り場」では、紫コインを消費することでビッグ・ザ・キャットから釣り竿を借りて、のんびり「釣り」を楽しむことが可能。釣り場では様々な魚のほか、レアアイテムが釣れることもある。また、釣りをすることで得られる「トークン」を集めると、スキルピースやポータルギア、エメラルドキーなど貴重なアイテムと交換することができる[32]。島ごとに消費される紫コインの数や得られるトークンの数が異なる。また2022年11月15日より配信された無料DLC「モンスターハンターコラボパック」を適用することで、「肉焼き」ミニゲームをプレイすることができる。

スターフォール

夜になるとまれに発生するイベント。倒した神兵・守護神が復活する他、地面に落ちているスターピースを獲得することでスロットが回転し、結果次第で紫コインを入手できる。

バトルシステム

本作では、さまざまなボタン操作を駆使して技を繰り出すバトルを行うことができる[34]。スターフォール諸島に潜むエネミーたちは、これまでのソニックシリーズの敵と異なり耐久力があるため、パリィからのカウンター、敵のガードを崩しての攻撃など、敵の攻撃を見極めより多くのダメージを与えることが必要となり、さらに戦略性のあるバトルができる[32]

予兆

ソニックは敵の攻撃の気配を感じることができる。攻撃の予兆を感じたら、回避したりパリィで反撃したりすることができる[32]

ホーミングアタック

対象にターゲットカーソルが表示されているときに自動でホーミングして攻撃する、ソニックの基本技。コンボ技はホーミングアタックからの入力で発動する[32]

スキルツリー

バトルに勝利したり、島を冒険することで手に入るアイテム「スキルピース」を集めることで、スキルツリーが解放される。覚えられるスキルの中には、多彩な攻撃コンボをボタン1つで自動的に繰り出すことが可能になる「オートコンボ」が選択可能になるものもある[32]

スキル

本作では、バトル系の多彩なスキルが用意されている。スキルツリーの解放によって新しい戦法でバトルが楽しめ、それによって手に入れた「スキルピース」で新たなスキルを解放する、という循環で、バトルをすればするほど多彩なバトルアクションが楽しめるようになる[32]

サイループ / Cyloop
光の帯を残しながら移動し、囲みを作ることで様々な効果が発動する。敵のガードを崩したり、空中に打ち上げて追加攻撃をしたり、使い道は様々[32]
ファントムラッシュ / Phantom Rush
敵を連続で攻撃するとソニックのコンボメーターが貯まっていき、コンボメーターが最大になると発動。メーターが空になるまで、攻撃力がより強力になる[32]
ソニックブーム / Sonic Boom
高速キックで衝撃波を放ち、敵に短時間で大ダメージを与える[32]
サンダーラッシュ / Wild Rush
空中をジグザグ軌道で移動した後、敵に突進するダイナミックな攻撃技。攻撃を避けながら敵を強打するスピーディでスタイリッシュなスキル[32]

テーマ曲

メインテーマ

「I'm Here」
作曲・編曲:大谷智哉/ボーカル・作詞:Merry Kirk-Holmes (To Octavia)
オーストラリアのオルタナティブ・メタル・バンド「To Octavia」のシンガーであるMerry Kirk-Holmesを起用した楽曲[38]。本作のサウンドディレクター大谷智哉による作曲。

エンディングテーマ

「Dear Father」
作詞:nana hatori/作曲:大谷智哉/編曲:江口貴勅/ボーカル:Quinn Barnitt
スタッフロールで流れる一つ目のエンディングテーマ。とある人へのメッセージとして...?
「Vandalize」ONE OK ROCKワーナーミュージック・ジャパンフュエルド・バイ・ラーメン
本作とONE OK ROCKのタイアップ楽曲[9]であり、二つ目のエンディングテーマ。同バンドのアルバム「Luxury Disease」に収録。オリジナル版の歌詞には卑語を含むため、本作収録版では該当箇所の歌詞が変更されている。
「One Way Dream」
作詞:nana hatori、大谷智哉/作曲・編曲:大谷智哉/ボーカル:Nathan Sharp a.k.a. NateWantsToBattle
ある条件を満たしてゲームクリアすると上述のVandalizeの代わりに流れる真エンディングテーマ。大谷によると、ソニックチームとしてのメッセージも込められている[39]

巨神バトルテーマ

「Undefeatable」
作詞:Tyler Smyth、Julian Comeau、Kellin Quinn/作曲・編曲:大谷智哉/ボーカル:Kellin Quinn (Sleeping with Sirens)/ギター:MEG
スーパーソニックVSギガント専用バトルテーマ。
「Break Through It All」
作詞:Tyler Smyth、Julian Comeau、Kellin Quinn/作曲・編曲:大谷智哉/ボーカル:Kellin Quinn (Sleeping with Sirens)/ギター:MEG
スーパーソニックVSワイバーン専用バトルテーマ。
「Find Your Flame」
作詞:Tyler Smyth、Julian Comeau、Kellin Quinn/作曲・編曲:大谷智哉/ボーカル:Tyler Smyth (Dangerkids)、Kellin Quinn (Sleeping with Sirens)/ギター:MEG
スーパーソニックVSナイト専用バトルテーマ。ソニックフォースのキャラクターソング「Infinite」といくつの相似点あり。

評価

受賞

関連商品

  • ソニックフロンティア 超音速プレイングガイド
  • Sonic Frontiers Original Soundtrack Stillness & Motion
    • 本作のサウンドトラックCD。150曲収録。全6枚組。

脚注

注釈

  1. ^ リメイク・リマスター作品を除く。
  2. ^ 2022年6月23日の「ソニックステーションLIVE!」(56:52付近)における発言より。
  3. ^ 2022年6月23日の「ソニックステーションLIVE!」(1:01:04前後)における発言より。
  4. ^ ソニックがエメラルドを1つも持っていないときは、エメラルドを奪っていなくてもこの行動になる。

出典

  1. ^ a b c d e f » 『ソニックフロンティア』「Super Sonic – Lyric Video」を配信!”. セガ 製品情報サイト. 2022年11月20日閲覧。
  2. ^ a b 『ソニックフロンティア』2022年11月8日(火)発売決定! | PC・家庭用ゲーム | トピックス | セガ
  3. ^ a b 『ソニックフロンティア』発売日が11月8日に決定。謎の少女・セージや舞台の謎を想起させる新映像が公開【gamescom 2022】 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com. 2022年8月24日閲覧。
  4. ^ a b 『ソニックフロンティア』| SEGA”. 『ソニックフロンティア』. 2022年8月24日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j » ソニックフロンティア”. セガ 製品情報サイト. 2022年7月2日閲覧。
  6. ^ a b ソニックフロンティア | PC・家庭用ゲーム | セガ”. web.archive.org (2022年1月11日). 2022年7月2日閲覧。
  7. ^ » 【PC・家庭用】縦横無尽な新境地アクションアドベンチャー『ソニックフロンティア』 最新ゲームプレイ映像を公開!”. セガ 製品情報サイト. 2022年6月2日閲覧。
  8. ^ a b SEGA. “Sonic Frontiers”. frontiers.sonicthehedgehog.com. 2022年1月12日閲覧。
  9. ^ a b » 『ソニックフロンティア』エンディングテーマにONE OK ROCKの新曲「Vandalize」を起用決定!ゲーム映像とともに楽曲の一部が楽しめる、最新映像を公開”. セガ 製品情報サイト. 2022年9月29日閲覧。
  10. ^ Shea, Brian. “Sonic Team Head Talks Sonic Origins, Next Mainline Game, And 30th Anniversary” (英語). Game Informer. 2022年1月12日閲覧。
  11. ^ a b Sega’s ‘Sonic Frontiers’ trademark seemingly corroborates open-world claims” (英語). VGC (2021年11月8日). 2022年1月12日閲覧。
  12. ^ Next major Sonic the Hedgehog title in development” (英語). Gematsu (2019年3月16日). 2022年1月12日閲覧。
  13. ^ Blake, Vikki (2019年3月17日). “A new Sonic game is in development” (英語). Eurogamer. 2022年1月12日閲覧。
  14. ^ Sega hosting Player Survey to determine the next steps for Sonic the Hedgehog, Yakuza, Valkyria Chronicles, Phantasy Star, and more” (英語). Gematsu (2019年3月18日). 2022年1月12日閲覧。
  15. ^ Sonic Frontiers Is An Open-World Game Coming In 2022, First Screenshot Has BOTW Vibes” (英語). GameSpot. 2022年1月12日閲覧。
  16. ^ a b c Diaz, Ana (2021年12月9日). “Sonic Frontiers sends the hedgehog on a new 3D adventure” (英語). Polygon. 2022年1月12日閲覧。
  17. ^ Stewart, Marcus. “Sonic Frontiers Drops The Blue Blur Into His First Open World Game” (英語). Game Informer. 2022年1月12日閲覧。
  18. ^ Looking back on 30 years of 'Sonic The Hedgehog' with composer Jun Senoue” (英語). NME (2021年12月29日). 2022年1月12日閲覧。
  19. ^ Tomoya Ohtani / 大谷 智哉さんはTwitterを使っています: 「Senoue-san has been a great support in Frontiers' music production, but he isn't involved in the composing/performing part of this title. With that said, I'm very thankful for his assistance.🥰」 / Twitter
  20. ^ a b Life, Nintendo (2022年1月2日). “Sonic Frontiers Was Originally Planned For A 2021 Release, But Sega Wanted To "Brush Up The Quality"” (英語). Nintendo Life. 2022年1月12日閲覧。
  21. ^ a b Posted 2022年1月5日17:36, by重田雄一 (2022年1月5日). “『ソニックフロンティア』は本来ソニック30周年の2021年に発売予定だった クオリティアップを目的に内部としては延期されていた模様”. IGN Japan. 2022年6月1日閲覧。
  22. ^ 『ソニックフロンティア』の前日譚アニメ『ソニックフロンティア プロローグ』が発表。マスターエメラルドの祭壇で「ナックルズ」が佇むティザー映像が公開”. 電ファミニコゲーマー – ゲームの面白い記事読んでみない? (2022年6月7日). 2022年6月20日閲覧。
  23. ^ » 『ソニックフロンティア』につながる前日譚アニメーションを公開!ナックルズの行動を描いた6分の映像”. セガ 製品情報サイト. 2022年11月4日閲覧。
  24. ^ 『ソニックフロンティア』につながる前日譚アニメーションを公開!ナックルズの行動を描いた6分の映像”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年11月2日閲覧。
  25. ^ https://twitter.com/sonicofficialjp/status/1580921380664926208”. Twitter. 2022年10月26日閲覧。
  26. ^ COMIC | 『ソニックフロンティア』| SEGA”. 『ソニックフロンティア』. 2022年10月26日閲覧。
  27. ^ Wales, Matt (2021年5月27日). “Sega confirms Sonic Colors Ultimate plus a retro Sonic compilation for next year” (英語). Eurogamer. 2022年1月12日閲覧。
  28. ^ Life, Nintendo (2021年7月23日). “Takashi Iizuka Admits The Sonic 2022 Reveal Was Probably A Bit Too Early” (英語). Nintendo Life. 2022年1月12日閲覧。
  29. ^ Posted 2021年12月10日11:56, by馬淵寛昭 Updated 2021年12月10日15:58 (2021年12月10日). “シリーズ最新作『ソニックフロンティア』が2022年冬に発売決定!『ソニックアドベンチャー』系統のアクションアドベンチャーに?”. IGN Japan. 2022年6月1日閲覧。
  30. ^ Posted 2022年6月1日7:58, by千葉芳樹 Updated 2022年6月1日8:00 (2022年5月31日). “6月はIGN独占で『ソニックフロンティア』の最新情報をお届け セガよりティザートレーラーも公開”. IGN Japan. 2022年6月20日閲覧。
  31. ^ a b c d e f » 2022年11月8日(火)発売!縦横無尽な新境地アクションアドベンチャー『ソニックフロンティア』最新ゲーム情報を公開!”. セガ 製品情報サイト. 2022年8月31日閲覧。
  32. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 縦横無尽な新境地アクションアドベンチャー『ソニックフロンティア』テイルス、ナックルズなどのキャラクターや、バトルに関する情報を公開”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES. 2022年11月2日閲覧。
  33. ^ ソニックフロンティア WEBマニュアル”. manual.sega.jp. 2022年11月7日閲覧。
  34. ^ a b c d e f g h i j k l » 縦横無尽な新境地アクションアドベンチャー『ソニックフロンティア』最新ゲーム情報を公開!”. セガ 製品情報サイト. 2022年8月31日閲覧。
  35. ^ Posted 2022年6月11日1:01, byクラベ・エスラ (2022年6月10日). “ソニックチーム代表の飯塚隆が『ソニックフロンティア』の野心を語る”. IGN Japan. 2022年7月1日閲覧。
  36. ^ Posted 2022年6月16日8:42, byクラベ・エスラ (2022年6月15日). “『ソニックフロンティア』のオープンゾーンとはどのようなフィールドなのか? ソニックらしいスピード体験を理想的な形で実現できるフォーマット”. IGN Japan. 2022年7月1日閲覧。
  37. ^ 「ソニックフロンティア 超音速プレイングガイド」(KADOKAWA Game Linkage発行、ISBN 978-4-04-733644-5)の33ページ。
  38. ^ » 『ソニックフロンティア』本日よりメインテーマEPの先行配信を開始!”. セガ 製品情報サイト. 2022年9月29日閲覧。
  39. ^ »2010年以降の音楽に心を動かされなくなってしまった元エモキッズが『ソニックフロンティア』のメインテーマと巨神戦の曲が秘めるポスト・ハードコア性に開始1秒目から心を持っていかれた話”. 電ファミニコゲーマー. 2022年11月17日閲覧。
  40. ^ SEGA, (C). “『ソニックフロンティア』日本ゲーム大賞 フューチャー部門受賞!”. SEGA | ソニックチャンネル. 2022年9月30日閲覧。
  41. ^ 日本ゲーム大賞 フューチャー部門 受賞作が発表。『ソニックフロンティア』や『FF16』、『ライザのアトリエ3』など10作が受賞【TGS2022】 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com”. ファミ通.com. 2022年9月30日閲覧。

外部リンク