ウールヴヘジン

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ウールヴヘジンあるいはウルフヘジン古ノルド語: úlfheðinn)あるいはウルフヘズナル古ノルド語: ulfheðnar、いずれも「狼の皮」の意[1][2])とは、北欧伝承に登場するベルセルクやそれに類する戦士[1]、あるいはそれらを修飾する際に用いられる言葉[3]

後者の場合、ベルセルクや個人の名称の前に置かれ「狼の皮をまとったベルセルク」、「狼皮のなにがし」という形で用いられる[4]


脚注[編集]

  1. ^ a b 『サガ選集』、267頁。
  2. ^ R.Siimek, p.338。
  3. ^ R.Siimek, p.338-339。
  4. ^ S.ベアリング=グールド、40-41頁。

出典[編集]

  • Ridolf Simek, Dictionary of Northern Mythology Cambridge: D.S.Brewer, 2007, p.338-339.
  • S.ベアリング=グールド 『人狼伝説-変身と人食いの迷信について』 ウェルズ啓子・清水千香子訳、人文書院、2009年。
  • 『サガ選集』日本アイスランド学会編訳、東海大学出版会、1991年、267頁。