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イジ

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北欧神話において、イジ古ノルド語: Iði[1]。綴りは他に Idi も)は霜の巨人で、その兄弟スィアチガングとともにアルヴァルディの息子であった。『詩語法』によれば、アルヴァルディは非常に多くの黄金を保有しており、そしてアルヴァルディが死んだ時、その3人の息子たちが、次々に1口分の黄金を各々で取って分量を量り、自分達同士の間で遺産を分けた[2]。このことに起因して、「巨人の口かぞえ」[3]、「巨人の声またはことば」[4]、「チアシ、ガングまたはイジの言葉」と「イジの輝く言葉」という表現は、黄金についてのケニングとなった。

脚注

  1. ^ Skáldskaparmál(サイト「Hovedside - heimskringla_no」)で確認した綴り。
  2. ^ 『「詩語法」訳注』3-4頁。
  3. ^ 『「詩語法」訳注』3頁。
  4. ^ 『「詩語法」訳注』39頁。

参考文献