WHITE ALBUM

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WHITE ALBUM
ゲーム
ゲームジャンル 恋愛シミュレーションゲーム
対応機種 Windows95(初回版)
Windows98/Me/2000/XP
(リニューアルパッケージ版)
発売元 Leaf
キャラクターデザイン カワタヒサシ
プレイ人数 1人
発売日 1998年5月1日
レイティング 18禁
キャラクター名設定
エンディング数 7
セーブファイル数 5
画面サイズ 640×480 8bit
音楽フォーマット CD-DA
キャラクターボイス なし *1
CGモード あり
音楽モード あり
回想モード なし
メッセージスキップ あり
その他 *1 ヒロインによる挿入歌あり
初回版はロットアップ
現在はリニューアルパッケージ版のみ
アニメ
原作 アクアプラス
総監督 坂田理
監督 吉村明
脚本 佐藤博暉
アニメーション制作 セブン・アークス
製作 PROJECT W.A.
放送局 下記参照
放送期間 2009年1月 - 放送中
話数 全26話予定(前半・後半に分割)
テンプレート使用方法 ノート

WHITE ALBUM』(ホワイトアルバム)は、Leaf(株式会社アクアプラス)より発売された恋愛アダルトゲーム

目次

[編集] 歴史

[編集] 特徴

本作品は「浮気」を扱ったアダルトゲーム。また、ビジュアルノベルで地位を築いたLeafがその路線からの転換を図って製作した最初の作品である。

[編集] システム

本作品の採用したシステムは、下記の特徴を持つ。

  • プレイヤーは11月3日から2月28日までの主人公の行動を操作する。
  • プレイヤーは日曜日の夜に月〜土曜日のスケジュールを指定する。また、日曜日の朝に日曜日のスケジュールを指定する。
  • スケジュールを消化する過程で「体力」が減少する。
  • スケジュールを消化する過程でイベントシーンが発生する。
  • イベントシーンにおける選択肢や会話の選択によってヒロインの「好感度」が増減する。
  • 主人公の誕生日・血液型・オープニングの回想シーンでの選択肢によって主人公のタイプが分かれ、各キャラの好感度の上がりやすさに影響する。
  • 好感度の量が、発生するイベントシーン・到達するエンディングに影響する。

なお、イベントシーンでは画面下方のボックスに台詞を表示する形式と画面全体にテキストを表示する過去作同様の形態を併用している。

これらのシステムはLeafとしては初めてのものであったが、プレイヤーからは不満が指摘されることがあった。代表的な指摘を列記する。

  • イベントの発生条件に確率を用いたことにより期待したイベントが発生せず、期待したキャラクターの攻略が困難なケースがある。
  • 日常会話がイベントの進行に連動しておらず、ストーリーが深刻さを増していくほどその状況と乖離した他愛のない会話がプレイヤーに違和感を与える。

また、技術的な問題(バグ)の多さが指摘されることもあった。これは同社作品『こみっくパーティー』等においても同様の指摘がなされている。

[編集] テキスト

本作品のテキストは、シナリオを担当した原田の個性が強く反映されている。会話中心の割には日常的とは言い難い文学的色合いの強い文体でありかつ詩的な表現が多く、さらに原田の趣味であるミステリや洋画の要素が端々に溶け込んでいる。衒学的な演出(マルセル・デュシャンの『泉』を持ち出して主人公をからかうシーンなどがある)も散見される。

また主人公の独白が多く見られそれらが上記のような文体で描写されるため、テキスト全体としてはある種の哲学の発露であるかのような印象を醸し出している。これは従来のLeaf作品とは異なる路線ではあったが、このテキストが感性的にフィットした一部のユーザーからは絶大な支持を受けることとなった。

また日常会話が中心となるパラメーター型の恋愛シミュレーションゲームであるにも拘らず、旧作であるビジュアルノベルシリーズと同等のテキストの量を誇っている[1]

なお、日常会話パートの一部は同社ライターの青紫が担当している[2]

[編集] リメイク版変更点

[編集] 時代設定

オリジナルであるパソコン版は発売当時の現代(1990年代)を舞台にしていたが、リメイク版(アニメ、コミック等のメディアミックスも含む)は「1986年」というオリジナル版よりも遡った過去を舞台としている。これは物語の主要要素である「国民的アイドル歌手」と言う存在が2000年代ではリアリティが無くなったためだと思われる。

当時は携帯電話が一般に普及しておらず、これも本作のメインテーマである「忙しい恋人とのすれ違い」を演出する上で必要な条件である。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


[編集] 登場人物

は、テレビアニメ版のもの。PC版はボイスなし。

藤井 冬弥(ふじい とうや)
声:前野智昭
本編の主人公。名前は変更可能。誕生日と血液型はゲーム開始時に選択する。夕凪大学の2年生。同じ大学に通う女性アイドルの由綺と交際しているが彼女が多忙なため一緒にいられないことが多く、それから逃げるように他のヒロインに浮気をしてしまう(「由綺シナリオ」以外では)。その上、別れ話は切り出せず曖昧なままで三角関係をだらだらと続け、さらにそれを正当化しようとする言動(主に独白)を繰り返すことになる。このため、『君が望む永遠』の鳴海孝之、『School Days』の伊藤誠、が出現するまではエロゲーでヘタレといえば彼を指したというくらい評判が悪い稀有な主人公である[3]
森川 由綺(もりかわ ゆき)
声:平野綾
誕生日:12月24日 血液型:A型 星座:やぎ座 身長:160cm 年齢:19歳 3サイズ:80/56/77
高校時代から付き合っている冬弥の彼女で、人気上昇中の女性アイドル。アイドルの仕事をしながら冬弥と同じ夕凪大学に通う2年生。設定では歌の才能に溢れているとされている。温厚で純朴で素直な努力家であるという欠点の見当たらない性格に加え、多忙で冬弥に会えない寂しさを人に見せない気丈なところも持っている。
なお、作中ではよく笑顔を見せる素朴で明るい女性として描かれているが、これは恋人である冬弥が相手だからこそ見せる信頼と安心の表情であり、本来はもっと暗い性格の地味な女性である[4]。『To Heart』(PS/PSE/PS2版)の、あるイベントシーンの背景にモブキャラとして登場する。
緒方 理奈(おがた りな)
声:水樹奈々
誕生日:11月26日 血液型:AB型 星座:いて座 身長:165cm 年齢:19歳 3サイズ:83/54/82
由綺と同じ芸能プロダクションに所属する人気女性アイドルで、由綺の先輩。幼い頃から芸能界という孤独な環境にいたため身近で彼女のプロデューサーをしていた実兄の英二に対する情愛が強いものの彼自身は由綺に入れ込むようになってしまい、さらなる孤独感に苛まれていた。そこに冬弥が現れ、優しく接してもらうことにより彼に心を奪われていくようになる。ちなみに『To Heart』(PS/PSE/PS2版)、『ToHeart2』、『まじかる☆アンティーク』、『こみっくパーティー』、『Routes PE/PORTABLE』と他のLeaf/AQUAPLUS作品に芸能人として度々名前が登場する。
澤倉 美咲(さわくら みさき)
声:高本めぐみ
誕生日:4月7日 血液型:A型 星座:おひつじ座 身長:158cm 年齢:21歳 3サイズ:83/58/83
冬弥、由綺と同じ夕凪大学の先輩で3年生。温厚かつ控え目で、頼まれたら嫌とは言えない性格である。高校時代から2人の先輩であり、その頃から冬弥に横恋慕していたことがシナリオを進めるにつれて明らかとなる。彼女は由綺に会えない冬弥と男女の関係を進展させることになるが、一方で自責の念にかられて冬弥を避けるようになってしまうような繊細な心の持ち主でもある。
河島 はるか(かわしま はるか)
声:升望
誕生日:2月15日 血液型:A型 星座:みずがめ座 身長:164cm 年齢:19歳 3サイズ:74/54/78
冬弥の幼馴染で夕凪大学の2年生。ボーイッシュな外見に加え飄々としていて掴み所のない性格をしており、冬弥とは男友達のように付き合っている。しかし内面では数年前に兄を失ったことからくる寂しさを抱えているため冬弥に優しく扱われているうちに次第に彼に心を寄せるようになり、最終的には結ばれることになる。
ゲーム版の髪型は直毛のショートカットだったが、アニメ版ではくせ毛に変更された。
観月 マナ(みづき - )
声:戸松遥
誕生日:1月18日 血液型:B型 星座:やぎ座 身長:149cm 年齢:17歳 3サイズ:71/53/74
由綺の親戚で、蛍ヶ崎学園高校の3年生。冬弥や由綺も蛍ヶ崎学園に通っていた為、後輩に当たる。親がアルバイトの家庭教師を募集したため、それに偶然応募してきた冬弥と知り合うことになる。背伸びをしたがる傾向のある生意気な性格で最初は冬弥を振り回してばかりいるが、それにもかかわらず誠実に対応してくれる冬弥に次第に惹かれていくようになる。『To Heart』(PS/PSE/PS2版)の背景にモブキャラとして登場する。
篠塚 弥生(しのづか やよい)
声:朴璐美
誕生日:7月28日 血液型:A型 星座:しし座 身長:175cm 年齢:24歳 3サイズ:90/60/85
由綺のマネージャー。冷静沈着で冷徹な性格をした男性不信の女性である。その一方で由綺をトップアイドルに成長させることを生きがいとするなど、彼女に対する思い入れはかなり強い。由綺の成長のため、彼女と冬弥の関係を「由綺の精神バランスを調整し仕事のストレスやプレッシャーを軽減させ、尚且つ仕事やプライベートに無理を強要しない都合のいい健全な恋人の距離」に保ちたいと考えており、その代償として自らの体を冬弥に提供していく。
七瀬 彰(ななせ あきら)
声:阪口大助
誕生日:3月9日 血液型:O型 星座:うお座 年齢:19歳
冬弥、由綺、はるかの友人で夕凪大学の2年生。一見女性のような容姿をしている優男である。美咲に密かな想いを抱いているが、それを言い出せないまま曖昧な関係を保っている。このため、美咲シナリオでは三角関係+1の泥沼を演出するのに一役買うことになる。フランクの甥なので、彼もLeafおなじみの長瀬一族の一員である。
PC版では黒髪だったが、アニメ版では茶髪に変更されている。
緒方 英二(おがた えいじ)
声:速水奨
誕生日:5月10日 血液型:A型 星座:おうし座 年齢:28歳
理奈の兄で、由綺と理奈の所属する芸能プロダクションの社長。かつては天才的な才能を持つミュージシャンであった。人を食ったような態度で冷たい言葉を浴びせかけることが多い人物である。
フランク 長瀬( - ながせ)
彰の叔父。冬弥と彰がアルバイトをしている喫茶店「エコーズ」のマスター。Leaf作品ではお約束の長瀬一族キャラである。
昔はロボット工学に従事していたらしい。大企業に務める従兄弟が家庭用メイドロボを実用化させつつあるとの事。親戚には教師や警察官がいる[5]
PC版では口と顎を覆うように髭が生え、ニットキャップをかぶっていたが、アニメ版ではデザインが変更された。

[編集] スタッフ

Leaf伊丹(現:大阪)開発室による作品。

「WHITE ALBUM」及び「SOUND OF DESTINY」の歌手はキャラクター名義でクレジットされているが、実際に歌っている歌手名は未公開となっている。

[編集] テレビアニメ

2009年1月よりUHFアニメの形態にて放映中。全26話で2クール(前半13話、後半13話)に分けて放送予定。

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

オープニングテーマ『深愛
作詞:水樹奈々、作曲:上松範康Elements Garden)、編曲:藤間仁(Elements Garden)、歌:水樹奈々
エンディングテーマ『舞い落ちる雪のように』
作詞:須谷尚子、作曲・編曲:衣笠道雄、歌:Suara

[編集] 各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
第一頁 そう、あの時はもう、スイッチが入ってたんじゃないかなあ 佐藤博暉 佐藤博暉 奥野耕太 坂田理
第二頁 ずっと前から仕組まれてた、そんな出会いって、信じる? 松竹徳幸 宇井良和 黒岩裕美
第三頁 手と手、肩と肩、背中と背中、それから。
服の上からだっていいんだ
下田正美 岸川寛良 佐藤清光
第四頁 想像を超えてわかり合えてるって、感じる時がある。
逆の時も多いけどね
吉田泰三 清水空翔
第五頁 邪魔をするのが、近しい人間だけとは限らない。
知らない人ほど、手厳しい
渡邊哲哉 小林浩輔 徳田夢之介
第六頁 悩みを忘れるいい方法。
他人のトラブルに首を突っ込んでみるってのは、どう?
小平麻紀 高瀬言
第七頁 イメージはどんどん構築しなきゃ。
ただでさえ、端から崩れてくものなんだから
八瀬祐樹 武智敏光
第八頁 時間がないときほど、多くのことができる。やってしまう。
もちろん、恋だって
奥野耕太 中野典克
第九頁 思い出に気の利いたシナリオは要らない。
口から出た瞬間、どうせみんなたわ言
岸川寛良 岡野幸男
杉藤さゆり
第十頁 一人相撲が虚しいのは、一人だからってだけじゃない。
観客の目が、痛いんだ
うえだひでひと 小平麻紀 津熊健徳
第十一頁 胸につかえていることを、時は解決してくれない。
忘却のラベルを貼るだけで
星野真 矢花馨 柳瀬譲二
第十二頁 縛ること。欺くこと。奪うこと。与えること。
どれより辛いのが、待つこと
渡邊哲哉 高野和史
鳥山冬美
第十三頁 器が傾いてるのに、気づかなかった?
水はもう一滴も残ってなかったからね
佐藤博暉
吉田泰三
豊増隆寛
吉成鋼
奥野耕太 坂田理

[編集] 放送局

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考
神奈川県 tvk 2009年1月3日 - 3月28日 土曜 26時00分 - 26時30分 独立UHF局 [注 1]
埼玉県 テレ玉 2009年1月5日 - 3月30日 月曜 25時30分 - 26時00分 [注 2]
千葉県 チバテレビ 月曜 25時40分 - 26時10分
中京広域圏 メ〜テレ 2009年1月6日 - 3月31日 火曜 27時20分 - 27時50分 テレビ朝日系列 [注 3]
京都府 KBS京都 2009年1月9日 - 4月3日 金曜 25時30分 - 26時00分 独立UHF局 [注 2]
全国 AT-X 2009年1月14日 - 4月8日 水曜 10時00分 - 10時30分(3月25日まで)
水曜 09時00分 - 09時30分
CSチャンネル リピートあり
  1. ^ 提供ナレーションが平野綾。エンドカードあり。(第二頁以降)
  2. ^ a b 提供ナレーションが平野綾。エンドカードあり。(第三頁以降)
  3. ^ 提供ナレーションが平野綾。第一頁・第二頁が独自エンドカード、第三頁以降は通常のエンドカード。

[編集] 関連作品

[編集] CD

  • Leaf
    • WHITE ALBUM ORIGINAL SOUND TRACK
      • 1998年8月14日に発売されたCDアルバム。PC版のサウンドトラック。イベント通販限定商品。
  • キングレコード
    • WHITE ALBUM
      • 1998年12月23日に発売されたシングルCD。「WHITE ALBUM」、「SOUND OF DESTINY」のフルコーラス版及び、CD EXTRA形式で「POWDER SNOW」(こちらはPC版と同一)が収録。
    • Leaf VOCAL COLLECTION Vol.1
      • 2000年1月28日発売。『To Heart』、『こみっくパーティ』の曲とカップリングされたアルバム。「WHITE ALBUM」、「SOUND OF DESTINY」、「POWDER SNOW」を全てフルコーラス版で収録。2006年8月23日に『AQUA PLUS VOCAL COLLECTION Vol.1』とタイトルを変更して再発売された。
    • POWDER SNOW / Blenda
      • 2001年11月19日に発売されたMAXIシングル。黒人歌手Blendaをフィーチャーし、「POWDER SNOW」と『To Heart』のエンディングテーマ「あたらしい予感」の英語版を収録。曲自体もアレジンジされている。
    • Leaf Piano Collection Vol.1
      • 2002年7月24日に発売されたCDアルバム。『雫』から『こみっくパーティー』までの作品からセレクトされた12曲のピアノアレンジ。『WHITE ALBUM』からは「WHITE ALBUM」、「POWDER SNOW」が収録。

[編集] 書籍

  • WHITE ALBUM 公式ガイド 〜Official Art Book〜 ISBN 4-04-707032-7
    • 角川書店
    • ムック形式のPC版の攻略本。各種媒体で発表されたイラスト、キャラクター紹介、ゲーム中のイベントCGのスクリーンショット、本編の攻略、スタッフインタビュー、ゲームに収録されたボーカル曲のスコアを収録。

[編集] 脚注

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  1. ^ 収録テキストファイルの容量を比較した場合、ToHeart(PC) 約1.6MB、White Album 約1.70MB(改行の扱い、キャラ名の有無、未使用テキストの収録等により誤差は生じる)。
  2. ^ WhiteAlbum PC版 隠しファイル中の記載による。
  3. ^ 緒方理奈役の水樹奈々をはじめとしたTVアニメ版の出演者・スタッフ一同からも酷評されている。ただし男性声優陣からは擁護されているという。
  4. ^ Leafファンクラブ会報より。
  5. ^ PC版攻略本より。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク