吉岡海底駅

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吉岡海底駅
ホーム(2005年6月1日)
ホーム(2005年6月1日)
よしおかかいてい - Yoshioka-kaitei
竜飛海底 (23.0km)
(20.5km) 知内
所在地 北海道松前郡福島町館崎
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 海峡線(津軽海峡線)
キロ程 55.5km(中小国起点)
電報略号 ヨイ
駅構造 地下駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
0人/日(降車客含まず)
-2013-
乗降人員
-統計年度-
0人/日
-2013-
開業年月日 1988年昭和63年)3月13日
廃止年月日 2014年平成26年)3月15日*
*2006年(平成18年)8月より休止(2009年11月7日2012年9月15日29日2013年3月23日を除く)
吉岡海底駅の駅名標(2002年7月16日)

吉岡定点(よしおかていてん)[注 1]は、北海道松前郡福島町館崎にある北海道旅客鉄道(JR北海道)の施設である。海峡線津軽海峡線青函トンネル内の海底部の区間に存在する。

1988年3月13日の青函トンネル開業時に吉岡海底駅(よしおかかいていえき)として設置され、見学整理券を持った見学客のみが乗降できる特殊なとして機能していた(後述)。

概要[編集]

青函トンネル北海道側の定点として、非常時の旅客避難所および保線基地、トンネルの維持に必要な各種機械類の設置を目的として設置された[1]竜飛海底駅(竜飛定点)とともに、青函トンネル内に設置された駅の一つであったが、一般的な意味での「駅」ではなく、海底駅見学整理券を持った見学者以外の一般旅客の利用はできなかった。非常時と係員以外、地上への出入りも不可能であった[注 2]

北海道新幹線の建設工事着工に伴い、吉岡海底駅がその資材基地として使用されることが決定したため、2006年[[3月18日]の]ダイヤ改正をもって同駅への定期列車の停車を中止し、イベント開催時の臨時列車のみの停車となった[2]。2006年8月27日の臨時特急「ドラえもん海底列車」運転終了によって、吉岡海底駅見学コースも全面休止された。同年8月28日からは、団体ツアーなどの臨時停車を除いて、営業列車の停車が一本もない長期休止駅となっていたが[注 3]2014年(平成26年)3月14日をもって正式に廃止された[3][4][5]。駅が廃止された後も、緊急時のために避難設備は残されている[6]

廃止されるまでは、海面下149.5mの日本一低い位置にある鉄道駅であった[7][注 4]

歴史[編集]

  • 1988年昭和63年)3月13日:海峡線の開業とともに、吉岡海底駅として開設。
  • 2006年平成18年)
    • 3月18日北海道新幹線工事のため、定期列車の停車がなくなる。
    • 8月28日:臨時特急「ドラえもん海底列車」が運行終了し、全ての列車が停車しなくなる。同時に臨時駅となる。
  • 2009年(平成21年)11月7日:JR北海道函館支社の日帰りツアー「青函友好!青函トンネルウォーキングツアー」限定で列車が臨時停車。
  • 2012年(平成24年)
    • 9月15日:同支社の日帰りツアー「青函トンネル吉岡海底見学ツアー」限定で列車が臨時停車[8]
    • 9月29日:同支社の1泊2日のツアー「北海道DC号で行く青函トンネル吉岡海底見学ツアーと道南魅力発見プレミアムツアー」限定で列車が臨時停車[9]
  • 2013年(平成25年)3月23日:同支社の1泊2日のツアー「吉岡海底見学と古牧温泉・大間マグロを食す旅」限定で列車が臨時停車[10]
  • 2014年(平成26年)3月14日:吉岡海底駅が廃止[5]。吉岡定点となる。

駅構造[編集]

相対式ホーム2面2線の構造であり、列車の待避などはできなかった。2010年(平成22年)当時は、駅名標は全て外されていた。

本線に設置されていたプラットホームは在来線規格で、幅は84cmと非常に狭い[注 5]。これは、避難用に新幹線規格の状態で設置された従来のホームと在来線列車との間には隙間があり、在来線列車とホームの間で転落する危険があるとの判断から、海底駅見学開始時に運輸省からの指導によってそれらを埋めるために設置されたものである[注 6]。駅の廃止後は新幹線車両の通過に支障を来すため、撤去される。

駅周辺[編集]

横取基地
保守用車の待避・留置場所および資材の搬入口として造られた。現在は線路が敷設されていないが、新幹線建設に伴い、整備される予定である。
避難所
列車火災や停電などの際に、旅客が一時的に避難する場所として設置され、約1,000人を収容可能である。300人が座れるベンチのほか、簡易トイレ、世界初となる海底公衆電話が設置されている[注 7]。海底駅だった頃には、見学者向けに青函トンネルの概要や建設時の様子を伝えるパネルなどが設置されていた。
トンネルメモリアルパーク
青函トンネルの開通を記念して、福島町吉岡地区[注 8]に建設された小さな公園。記念碑、建設に使用した車両が1両と起工式に用いられた石がある。また、竜飛崎を見渡すことができる[11]。当駅は公園前に広がる海の下にある。
公園の裏手にある吉岡小学校[注 9]付近には、当駅へつながる坑道[12]がある。ただし、竜飛海底駅道の駅みんまや・青函トンネル記念館)と異なり体験坑道としての一般公開はされていないため、中に入ることはできない。
福島町青函トンネル記念館は福島町中心部にあるため、当公園や駅とは離れている。

その他の特徴[編集]

海峡線開業直前の1988年昭和63年)2月に廃止された松前線渡島吉岡駅があった付近にできた駅で、隣の知内駅と同じく鉄道が廃止されてから、再度同じ鉄道事業者の駅が開業した稀な例であった。ただし、一般旅客の取り扱いがないため、一概に知内駅と同様とは言い難い。なお、松前線廃止以後では松前郡内にある唯一の駅となっていた。

隣の駅[編集]

北海道旅客鉄道(JR北海道)
海峡線津軽海峡線
現在
津軽今別駅 - (竜飛定点) - (吉岡定点) - (知内信号場) - 木古内駅
2014年3月14日まで
津軽今別駅 - (竜飛海底駅) - 吉岡海底駅 - 知内駅

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2014年3月15日以降、特急「スーパー白鳥」に使用されている789系電車785系電車の案内表示でも、この名称が使用されている。
  2. ^ ただし、『交通公社の時刻表 1988年3月号』には、注釈で、「当分の間、地上との出入りは出来ない」旨が記載されており、開業当初は一般的な乗降を取り扱うことを計画していた可能性はある。
  3. ^ 臨時駅の扱いとなっており、時刻表には「(臨)」と標記されていた。
  4. ^ JRグループの駅で最も低い位置にある当駅に対して、同グループの駅で最も高い位置にある鉄道駅は、長野県南佐久郡南牧村にある海抜1,345.67mの野辺山駅である。
  5. ^ ホームに人が留まっていると危険であるため、見学者の乗降は先進導坑、作業坑への通路に面する扉のみで行われていた。
  6. ^ 将来的な撤去を前提にしていた事から、設置は簡易的なものであった。
  7. ^ 工事用に敷設していた電話回線を利用して、NTTが世界で初めて設置した海底公衆電話である。テレホンカード専用。
  8. ^ 管理条例によると、住所は福島町館崎332番地の3外。
  9. ^ 2010年平成22年)3月までは吉岡中学校。閉校・改修の後、同7月下旬よりこの校舎に小学校が移転した。

出典[編集]

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関連項目[編集]

外部リンク[編集]