ヤマハ・ドラッグスター

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ドラッグスターDragStar)は、ヤマハ発動機が発売しているクルーザー(アメリカン)タイプのオートバイであり、シリーズ車種として排気量別に開発・生産されている。2012年現在は日本国内仕様のドラッグスター250(DS250)とドラッグスター400/クラシック(DS4/DSC4)、および日本国外仕様のV-starのみが生産されており、それ以外は生産を終了している。

ドラッグスター/クラシック400 (DS4, DSC4)[編集]

ドラッグスターシリーズ最初の車種となる「ドラッグスター400」 (DS4) は、1996年2月XV400ビラーゴの後継車種として登場。ビラーゴと共通の 空冷V型2気筒SOHC2バルブ400ccエンジンを、パルス感を強調するべく大幅にリファインし、低く構えた新設計フレームに搭載。リジッド(サスペンションが全く無い状態)に見えるモノショック式リアスイングアームと相まって、独特のフォルムを作り上げている。カバーをあえて装備しないシャフトドライブも、メカニカルな雰囲気をより強調するのに一役買っている。スポーツタイプの車種と互角、とまではいかないものの、アメリカンらしからぬ素直なハンドリングも特徴である。

1998年2月、派生車種として「ドラッグスタークラシック400」 (DSC4) が登場。400の車体をベースにフロントにワイドタイプの16インチタイヤに前後ディープフェンダー、専用の大型ヘッドライト、鞍型シート、また専用設計のフットペグなどを装備し、ノーマルモデルとは一味違う重厚なスタイルを演出している。

なお自動車排出ガス規制の強化により、2008年9月に一旦生産終了となっていたが、新たに燃料噴射装置三元触媒などを装備した2010年モデルの販売が2009年11月16日より開始された。

ドラッグスター/クラシック1100 (DS11, DSC11)[編集]

YAMAHA Dragstar 1100

ドラッグスターシリーズのフラッグシップモデルとなる「ドラッグスター1100」 (DS11) は、1999年3月に登場。エンジンは「XV1100ビラーゴ」の空冷V型2気筒SOHC2バルブ1100ccをベースに、同社のスポーツモデル「XJR1300」や「YZF-R1」と共通のメッキシリンダー、浸炭コンロッド、鍛造ピストンを組み込み、駆動系もビラーゴから大幅に見直して搭載。400cc版同様の低く構えた車体に1100cc版独特の迫力のあるスタイル、また従来のクルーザーとは一線を画したスポーティーなエンジンフィールとハンドリングで、一躍国産大型アメリカンクラスの人気モデルとなった。

2000年10月には、400クラシックと同様の変更を受けたバリエーションモデル「ドラッグスタークラシック1100」 (DSC11) が追加されている。

2008年9月に国内仕様車は生産終了となったが、日本国外仕様車の V-Star は生産が継続されている。

ドラッグスター250 (DS250)[編集]

ドラッグスターシリーズの末弟モデルとなる「ドラッグスター250」 (DS250) は2000年6月に登場。搭載されるエンジンは「XV250ビラーゴ」の空冷250ccV型2気筒をベースにスロットルポジションセンサーを採用するなど、大幅にリファインしたもの。なお、この250cc版のみ、リジッドタイプではない2本ショック式のリアサスペンションを採用している。

2008年5月30日自動車排出ガス規制対応のマイナーチェンジが行われ、エンジンのセッティングを大幅に見直し、触媒付きのマフラーを装備させて規制のクリアを図っている。

その他のシリーズ車種[編集]

ドラッグスター650

その他のシリーズ車種としては、ドラッグスター400をベースに排気量を650ccにまで拡大した輸出向けモデル「ドラッグスター650」 (V-Star XVS650) や、250をベースに排気量を125ccまで縮小した「ドラッグスター125」 (XVS125) なども存在し、いずれも少量ではあるが過去には日本でも逆輸入車というかたちで販売されていた。

外部リンク[編集]