ヤマハ・TRX850

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
TRX850
1999年仕様[1]
YamahaTRX.jpg
基本情報
排気量クラス 大型自動二輪車
メーカー ヤマハ発動機
車体形式 4NX
エンジン 4NX型 849cc 4ストローク
水冷DOHC5バルブ並列2気筒
内径x行程 / 圧縮比 89.5mm x 67.5mm / 10.5:1
最高出力 61kW (83PS)/7,500rpm
最大トルク 84.3Nm (8.6kgf・m)/6,000rpm
乾燥重量 188kg
車両重量 206kg
テンプレートを表示

ヤマハ・TRX850(ティーアールエックスはっぴゃくごじゅう)は、ヤマハ発動機が1995年から1999年まで発売していたオートバイ。形式番号は4NX。

概要[編集]

TRX850はハーフカウルと鋼管トラスフレームが外見上の特徴である。発売当初はその操縦性の良さと豊富なレースキットパーツからMTレース等に多用された。しかし他の国産メーカーからもビッグボアのVツインエンジン搭載のモデルが発売されると、それらがTRX850より大排気量、高出力のものであったため、TRX850はサーキットからは姿を消していった。

エンジン[編集]

TRX850には水冷並列2気筒DOHC5バルブエンジンを搭載されている。これはTDM850に搭載されていたものがベースとなっている。バルブ配置は1気筒5バルブ(吸気側3バルブ、排気側2バルブ)。TDMの360度クランクから270度クランクに変更されている(TDMも後のモデルチェンジの際に270度に変更された)。これによりタイヤが路面をつかむトラクション性能が向上した。エンジンのシリンダーはTDMのオープンデッキからクローズドデッキにすることにより放熱性とエンジンの剛性を向上している。これは、エンジンを剛性材として活用するために採用されたものである。また、オイルタンクをエンジン背面に移動することによりマスの集中化を行い、これをTDMの鉄製からアルミ製にすることにより放熱性を向上した。

車体[編集]

TRX850は鋼管パイプによるトラスフレーム構造である。これは公道でのスポーツライディングにおいて乗り手に車体の挙動をわかりやすくする効果を狙った味付けがされている。また、スリムな車体をパラレルツインで実現するためにもトラスフレームを採用する必要性があった。

カラーパターン[編集]

TRX850の塗装はタンク、フェンダー、テールカウルとフレームとホイールとエンジンの4つの部分の色の組み合わせでデザインされており国内向けのカラーの組み合わせは以下のとおりである。

  • 1995 4NX1 ヒートレッド(外装:赤 フレーム:白 ホイール:白 エンジン:黒)
  • 1995 4NX1 ブルーイッシュホワイトカクテル(外装:白 フレーム:赤 ホイール:黒 エンジン:黒)
  • 1998 4NX2 ヒートレッド(外装:赤 フレーム:白 ホイール:白 エンジン:黒)
  • 1998 4NX2 ブラック2(外装:黒 フレーム:白 ホイール:白 エンジン:黒)
  • 1998 4NX3 パープリッシュブルーメタリック(外装:青 フレーム:銀 ホイール:ガンメタ エンジン:銀)
  • 1999 4NX4 パープリッシュブルーメタリック(外装:青 フレーム:銀 ホイール:ガンメタ エンジン:銀)
  • 1999 4NX4 ビビッドレッドカクテル(外装:赤黒 フレーム:黒 ホイール:黒 エンジン:銀)

赤黒とあるのはテールカウルが赤と黒のグラデーションである。 これ以外にカラーオーダー可能な時期があり、オレンジ、ガンメタ、グレー等の外装色がある。また輸出仕様には濃紺姉妹車のTDM850は後にTDM900にモデルチェンジしているものの、直接の後継車種が発売される予定はない模様。

脚注[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]