ヤマハ・YZR-M1

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2009年型YZR-M1

YZR-M1(ワイゼットアール-エムワン)は、MotoGPに参戦するため、2002年ヤマハ発動機が開発したオートバイロードレース専用車両。

水冷4ストローク直列4気筒エンジンを搭載。それまで使用されていた2ストロークモデル「YZR500」の後継車種にあたる。

M1のMとは、英単語のMissionの頭文字であり、「開発技術を市販車開発へ」と「MotoGPのチャンピオンマシン」という二つの使命を表している。

メカニズム[編集]

2002年 - 2006年

  • 排気量 - 990cc
  • 最高出力 - 約176.52kW(約240PS)
  • 最高速度 - 330km/h以上
  • 車体重量 - 148kg
  • 燃料タンク容量 - 22L

2007年 - 2011年

  • 排気量 - 800cc
  • 最高出力 - 約200PS
  • 最高速度 - 320km/h以上
  • 車体重量 - 148kg
  • 燃料タンク容量 - 21L

2012年 -

  • 排気量 - 1000cc
  • 最高出力 - 約176kW(約240PS)
  • 最高速度 - 350km/h以上
  • 車体重量 - 157kg
  • 燃料タンク容量 - 21L
毎年、様々な改良が重ねられており、外観などに多少の違いを見ることが出来る。

タイヤ[編集]

2002年から2007年までは、ワークス・チームミシュランタイヤ。サテライトチームダンロップタイヤを使用していた。しかし、2006年及び2007年シーズンでのミシュランの開発力不足から、ワークスチームエースライダーのバレンティーノ・ロッシは、ブリヂストンタイヤを使用すること決定し、またサテライトであったテック3・ヤマハチームは2008年よりセミ・ワークス扱いとなり、長年開発を行ってきたダンロップからミシュランにタイヤメーカーを変更すると発表した。

これにより2008年はフィアット・ヤマハのロレンソとテック3・ヤマハエドワーズトスランドの3名がミシュランを、そしてフィアット・ヤマハのバレンティーノ・ロッシ1名がブリヂストンを使用。このため同じフィアット・ヤマハのロッシとロレンソは、互いにタイヤメーカーの情報漏洩を防ぐためにチームメイトでありながら別々のピットを使う体制でMotoGPに臨み、結果的にはブリヂストン・ミシュランの両方で勝利を挙げYZR-M1のポテンシャルを証明した。

2009年はタイヤのワンメイク化があったが、2008年のシステムが上手くいったこともあり、以降もピットをパーティションで分割し使用し続けている。

戦績[編集]

マニュファクチャラーズ・ランキング[編集]

  ヤマハ 優勝/レース 優勝ライダー
2002年 ※注 2/16 マックス・ビアッジ(2勝)
2003年 3位 0/16
2004年 1位 9/16 バレンティーノ・ロッシ(9勝)
2005年 1位 11/17 バレンティーノ・ロッシ(11勝)
2006年 2位 5/17 バレンティーノ・ロッシ(5勝)
2007年 3位 4/18 バレンティーノ・ロッシ(4勝)
2008年 1位 10/18 バレンティーノ・ロッシ(9勝)
ホルヘ・ロレンソ(1勝)
2009年 1位 10/17 バレンティーノ・ロッシ(6勝)
ホルヘ・ロレンソ(4勝)
2010年 1位 11/18 バレンティーノ・ロッシ(2勝)
ホルヘ・ロレンソ(9勝)
2011年 2位 4/18 ホルヘ・ロレンソ(3勝)
ベン・スピーズ(1勝)
2012年 2位 6/18 ホルヘ・ロレンソ(6勝)
2013年 2位 9/18 ホルヘ・ロレンソ(8勝)
バレンティーノ・ロッシ(1勝)
2014年 2位 4/18 ホルヘ・ロレンソ(2勝)
バレンティーノ・ロッシ(2勝)

YZR500(未勝利)での獲得ポイントを含む

ライダーチャンピオン[編集]

  • 2004年 バレンティーノ・ロッシ(ゴロワーズフォルトゥナ・ヤマハ)
  • 2005年 バレンティーノ・ロッシ(ゴロワーズ・ヤマハ)
  • 2008年 バレンティーノ・ロッシ(フィアット・ヤマハ)
  • 2009年 バレンティーノ・ロッシ(フィアット・ヤマハ)
  • 2010年 ホルヘ・ロレンソ(フィアット・ヤマハ)
  • 2012年 ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ・ファクトリー・レーシング)

2014年の参戦状況[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]