アクアマン

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アクアマン』(Aqua man)は、DCコミックの出版するアメリカン・コミックスのタイトル[1]、及び架空のスーパーヒーローの名称。

水陸両棲の海底人であり、水棲生物とテレパシーで会話ができる。

人物[編集]

アクアマン
出版の情報
出版者 DCコミック
初登場 『モアファンコミックス』73号(1941年11月)
クリエイター モート・ワイジンガー(作)
ポール・ノリス(画)
作中の情報
本名 オリン / アーサー・カリー
種族 地上人とアトランティス人のハーフ
出身地 アトランティス
所属チーム ジャスティス・リーグ
ジャスティス・リーグ・デトロイト
パートナー アクアラッド、アクアガール、メラ
サポート・キャラクター トポ
能力
  • テレパシー能力
  • 強化された遊泳速度
  • 水中での適応能力
  • 音波による探索能力

1941年11月の『モアファンコミックス』("More Fun Comics")73号に初登場[2]。原案はモート・ワイジンガー(作)とポール・ノリス(画)。アトランティスの王として設定されている[3]。アトランティスは海底に沈んでおり、住民は彼同様に海底人である。

アトランティス人としての本名はオリン、地上での名前はアーサー・カリー。地上名は養父の名前を頂いたものである。特殊能力は、水陸両棲・テレパシーの他に、時速160キロで泳げ、怪力と耐久力に秀でていることが挙げられる。また、音波による探査能力も有している。性格は短気[4]

アトランナ女王と魔術師アトランの間に誕生したオリンは、水棲生物とテレパシーで意思の疎通ができたが、それゆえに産まれてすぐに追放された。ポームというイルカに育てられた後、灯台守の地上人アーサー・カリーに拾われて地上人の言葉や文化を習った[5]

アトランティスに帰国して王位に就いたのち、ガースという少年をサイドキック(助手)に任命した。彼のコードネームはアクアラッドである[6]。彼は後にテンペストとコードネームを変えた[7]

アクアマンの妻はメラという女性だが、二人の間に生まれた赤ん坊はブラックマンタというヴィラン(悪役)に殺される。メラはアクアマンを責め、消息を絶った。

アクアマンはピラニアの群れに左手を食べられた(『アクアマン』Vol.3#2、1994年9月)後、義手として銛を装着した。その後、義手は魔法の水で作られたものに変わった[8](形や大きさは普通の手と変わらないが、治癒力など魔法の力を秘めている[9])。

ジャスティス・リーグの創立メンバーでもあった。王としての責任からアトランティスの事を優先し、リーグにはなかなか顔を出さないこともある。新人時代は不器用な面を見せていたが、ベテランになってからは遠慮のない不遜さに変わっている[10]。ジャスティス・リーグ・デトロイトというチームに再編成した時はリーダーを務めたが、戦死者も出ており、チームは長続きしなかった[11]。この後、アトランティスはコリャック(アクアマンと、イヌイットのカコの間に生まれた子供)に支配された(左手を銛にしたのもこの頃)。テンペストらの助けで、アクアマンは王位を取り返した。

第7部は、2011年9月からイワン・レイス(画)とジェフ・ジョンズ(作)により連載が開始された。

2代目アクアマン[編集]

アーサー・ジョセフ・カリー(Arthur Joseph Curry)
2006年5月の『Aquaman: Sword of Atlantis』40号に初登場。原案はカート・ビシュークとジャクソン・ジュース。
海洋生物学者フィリップ・カリーの息子。アーサーの母エレインは出産時に死亡。3ヶ月も早く産まれたことから、やむを得ずカリー博士はアーサーに変異原性の血清を打った。それによりアーサは水の中で呼吸して生きられるになった代わりに地上では活動できない体になり、アヴァロン・ケイにある父の研究施設のタンク内での生活を余儀なくされる。
ある日嵐により、彼の居るタンクが破裂し、海に流されてしまった。アーサーは仕方なく海の中に入るが、アクアマンに名前が似てることから、色々な人から彼に間違えられる。
その後本物のアクアマンと対面するが、自分のせいではないにしろアクアマンが死亡し、自責の念に駆られる。二度とアーサーと呼ばれないことをアクアマンに誓い、今後ジョセフと呼ばれることを望んだ。その後、新たなアクアマンとしてジャスティス・リーグに参加してる。
バットマンによるアウトサイダーの候補と思われていたが、メタモルフォと活動中の彼に会った後、バットマンはアクアマンの参加は不利であるという決定を下した。
『ファイナル・クライシス』において、アトランティスの王の代わりを務めたが、周りからアクアマンの再来として扱われ、重責に耐えられず辞任してる。

原作以外[編集]

テレビドラマ、アニメ作品にもゲストやセミレギュラーとして登場する。

テレビドラマ[編集]

ヤング・スーパーマン
複数回ゲスト出演。最初は単独でのゲストだった(シーズン5第4話。通算第92話「新たな盟友」("Aqua"))。
再登場時(シーズン6第11話。通算121話「正義の同盟」("JUSTICE"))には、オリバー・クイーン(グリーンアロー)のヒーローチームに参加していた(『ヤング~』におけるジャスティス・リーグ。ただし命名はされていない)。
以後は、チームの一員としての活動が間接的に語られるに留まっていた。
ファイナルシーズンでは考えの違いからチームを離れ、恋人と二人で活動していた。和解後にチームに復帰している(シーズン10第9話)。

アニメ[編集]

スーパーマン
第50話「海の伝説」にゲスト出演。レックス・ルーサーの研究施設に囚われていたところをロイス・レーンにより助け出される。
海底人を率いる立場であり、「海を汚染している」レックスと敵対した(レックスいわく「アクアマンは環境テロリスト」)。
ジャスティス・リーグ
リーグのメンバーではないが、「水面下の敵」(第6話・第7話)、「異世界からの驚異」(第41話・第42話)の2エピソードで主役を務めた。
「消えた英雄」(第45話・第46話)での扱いを見ると、後にリーグに参加した模様。スーパーマンの葬儀には参列していた。
前作とは顔やコスチュームが異なっている。長い金髪でヒゲを蓄えており、妻子(赤ん坊)や弟、部下も登場した。第7話で左腕を失ったため、以後は義手を装着している(鋭い刃物になっている)。
バットマン:ブレイブ&ボールド
セミレギュラー扱いで登場。上記の2作品では寡黙な方であったが、本作では著しく饒舌となっている。金髪は短いがヒゲはある。妻子も登場したが、息子は小学生程度に成長している。
ワンマンな性格で他人の言葉をロクに聴かないが、憎めない人物である。科学者であるアトムとはソリが合わないが、アクアマン自身は気が付いていない。
リーグのメンバーでもある。サイドキック(助手)のアクアラッドも登場。
ヤング・ジャスティス
リーグのメンバー。第1話以降、何度も登場したが、セリフのないこともある。
アクアラッドがヤングヒーローチームのリーダーを務めているが、本作ではガースではなく、コミック『Brightest Day』に登場するカルダラーム(別名:ジャクソン・ハイド)である。ガースは彼の親友。
弟は善人(ヒーロー)になっている。妻のメラはアトランティスの魔術学校でガースたちを指導しており、第8話「陸と海」で懐妊が告げられた。

脚注[編集]

  1. ^ スコット・ビーティほか 『DCキャラクター大事典』 赤塚京子ほか訳、小学館集英社プロダクション2011年、19頁。
  2. ^ “Happy 70th Birthday”. The Aquaman Shrine. http://www.aquamanshrine.com/2011/09/happy-70th-birthday-aquaman.html 2011年10月9日閲覧。 
  3. ^ Wallace, Dan (2008). “Aquaman”. In Dougall, Alastair. The DC Comics Encyclopedia. London: Dorling Kindersley. pp. 18–19. ISBN 0-7566-4119-5. 
  4. ^ 『DCキャラクター大事典』 18頁。
  5. ^ 『DCキャラクター大事典』 18頁。
  6. ^ 『DCキャラクター大事典』 18頁。
  7. ^ 『DCキャラクター大事典』 19頁。
  8. ^ 『DCキャラクター大事典』 19頁。
  9. ^ 『DCキャラクター大事典』 18頁。
  10. ^ 『DCキャラクター大事典』 18頁。
  11. ^ 『DCキャラクター大事典』 180頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]