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河大成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
河 大成
FCソウル所属時。
名前
愛称 ハビ[1][2] (Havi[注 1])
カタカナ ハ・デソン
ラテン文字 Ha Dae-sung
ハングル 하대성
基本情報
国籍 大韓民国の旗 大韓民国
生年月日 (1985-03-02) 1985年3月2日(39歳)
出身地 仁川広域市
身長 182cm
体重 73kg
選手情報
ポジション MF
利き足 右足[5]
ユース
2001-2003 大韓民国の旗 富平高校
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2004-2005 大韓民国の旗 蔚山現代FC 0 (0)
2006-2008 大韓民国の旗 大邱FC 52 (5)
2009 大韓民国の旗 全北現代モータース 26 (1)
2010-2013 大韓民国の旗 FCソウル 112 (19)
2014-2015 中華人民共和国の旗 北京国安足球倶楽部 46 (2)
2016 日本の旗 FC東京 3 (0)
2016 日本の旗 名古屋グランパス (loan) 9 (1)
2017-2019 大韓民国の旗 FCソウル 17 (1)
通算 265 (29)
代表歴
2008-2014 大韓民国の旗 韓国 13 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

河 大成(ハ・デソン、: 하대성1985年3月2日 - )は、大韓民国仁川広域市出身のプロサッカー選手。ポジションはミッドフィールダー(MF)[6]。サッカー選手の河成敏は実弟。

来歴

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同い年の李根鎬とは小学5年生からの仲で、小・中・高と同じ学校へ通った[7][8]。1997年には車範根サッカー賞(車設立の期待の若手に贈られる賞)を受賞[9]。サッカー強豪校の富平高等学校朝鮮語版に進学し、3年時には李根鎬や金承龍と共に3冠を獲得。

2004年、蔚山現代FCに加入。しかし李浩金正友ら実力者からポジションを奪えず、1試合も出場できなかった[7]

2006年大邱FCへ移籍。Kリーグデビューを果たす。2007年には李根鎬と再びチームメートとなり、プレーメーカーとして開花[7]。2008年にはチームを過去最高順位に引き上げた。同年11月、韓国代表としてカタール代表戦で国際Aマッチ初出場[10]

2009年には全北現代モータースでプレー。リーグ優勝の一助となったものの、中盤の選手層の厚さから[11]レギュラー確保には至らず。同年末には全北とFCソウルの間で、河と李弦昇沈愚燃金承龍による2対2のトレードが成立した[11]

2010年、ソウルへ移籍。巧みなパスで攻撃陣を掌握し[12] 同年のリーグ優勝に貢献した。2011年リーグ第30節慶南戦ではプロ入り以来初のハットトリックを達成[13]。2012年からは主将を務めた[14][15]2013年の東アジアカップでも背番号10を背負い、韓国代表の主将を務めた[16][9]。Kリーグ最高のMFとしての評価に加え[9][4]、同年末にはAFCチャンピオンズリーグ準優勝の功績もあって鄭智及びジャバド・ネクナムと共にアジア年間最優秀選手賞最終候補に選出された(鄭が受賞)[17][18]

2014年、中国サッカー・スーパーリーグ北京国安足球倶楽部へ移籍[15][5]同年開催のFIFAワールドカップでは足首の負傷により力を発揮できなかった[19]。北京とは2016年末までの契約を結んでいたが、成績向上を図るべく外国籍選手を入替える方針が採られたため[注 2]、2015年限りでの放出対象となった[20]

2016年、幼少期より憧れていたという[1]JリーグFC東京へ完全移籍[6]。史上初めて、日本・中国・韓国、それぞれの首都のクラブでプレーした選手となった。ボランチの一角として[21] 攻撃のリズムを作ることを期待されたが[22]開幕直前の負傷によって適応の機を逃し[23] 1stステージ終了時でリーグ戦3試合の出場に留まった。

同年6月、名古屋グランパス期限付き移籍[24][25]。移籍後早々にハムストリング筋挫傷による離脱を経験したものの[22]、広い視野と正確なパスで能力の高さを示した[26]。名古屋からは残留を求められたが[27][28]12月に移籍期間満了による退団が発表された[29][30]

当初FC東京は河を復帰させる方針だったが[28]、古巣FCソウルから熱心なオファーが寄せられたため[31]、河とソウル所属の髙萩洋次郎の事実上のトレードを成立させた[32]。2017年よりFCソウルへ復帰[33]。河は同クラブで引退することを希望し[31]3年契約を結んだ[34]

2019年シーズン限りで現役を引退。その後は解説者を務めていたが、2021年11月18日、江原FC監督に就任した崔龍洙のアシスタントコーチとしてスタッフ入りした[35]

所属クラブ

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ユース経歴
プロ経歴

個人成績

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国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
韓国 リーグ戦 リーグ杯FA杯 期間通算
2004 蔚山 42 Kリーグ 0 0 2 0
2005 24 0 0 0 0
2006 大邱 8 11 0 7 0 2 1 20 1
2007 17 1 8 1 2 0 27 2
2008 7 24 4 7 1 3 1 34 6
2009 全北 26 1 4 1 2 1 32 3
2010 ソウル 16 26 5 7 3 2 0 35 8
2011 18 6 0 0 2 0 20 6
2012 39 5 - 2 1 41 6
2013 29 3 - 1 1 30 4
中国 リーグ戦 リーグ杯FA杯 期間通算
2014 北京 16 超級 22 1 - 0 0 22 1
2015 24 1 - 1 0 25 1
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2016 FC東京 14 J1 3 0 0 0 - 3 0
F東23 J3 1 0 - - 1 0
名古屋 8 J1 9 1 - 1 0 10 1
韓国 リーグ戦 リーグ杯FA杯 期間通算
2017 ソウル 16 Kクラシック
通算 韓国 Kリーグ 190 25 35 6 16 5 241 36
中国 超級 46 2 - 1 0 47 2
日本 J1 12 1 0 0 1 0 13 1
日本 J3 1 0 - - 1 0
総通算 249 28 35 6 18 5 302 39
国際大会個人成績
年度 クラブ 背番号 出場 得点
AFCACL
2011 ソウル 16 4 0
2013 13 1
2014 北京 6 1
2015 5 0
2016 FC東京 14 3 0
2017 ソウル 16
通算 AFC 31 2
その他の国際大会
出場歴

代表歴

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2013年9月6日、国際親善試合「韓国vsハイチ」

出場大会など

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試合数

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  • 国際Aマッチ 13試合 0得点 (2008年 - )


韓国代表国際Aマッチ
出場得点
2008 1 0
2009 1 0
2012 5 0
2013 4 0
2014 2 0
通算 13 0

タイトル

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クラブ

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蔚山現代FC
全北現代モータース
  • Kリーグ:1回 (2009)
FCソウル

個人

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FCソウル

脚注

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注釈

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出典

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  1. ^ a b 【2016シーズン始動!】FC東京:新体制発表記者会見での出席者コメント (2) J's GOAL (2016年1月14日)
  2. ^ fctokyo_expressのツイート(690703020783349760) FC東京 広報部 (2016年1月22日)
  3. ^ アジア人選手ベストイレブン:2013年7月 - MF:ハ・デソン Goal.com (2013年8月6日)
  4. ^ a b 韓・中・日 수도클럽 모두 뛰는 하대성, FC도쿄서 새로운 도전 JTBC (2016年1月14日)(朝鮮語)
  5. ^ a b 韩国外援河大成加盟北京国安 北京国安足球倶楽部 (2014年1月6日)(中国語)
  6. ^ a b c ハ デソン選手 完全移籍加入のお知らせ FC東京 (2016年1月14日)
  7. ^ a b c d e "우린 죽마고우" 대구FC 이근호·하대성 NAVER (2008年4月12日)
  8. ^ a b c d 다시 뭉친 소울메이트, 홍명보호 이제 진짜 시작이다 スポーツソウル (2014年5月22日) (朝鮮語)
  9. ^ a b c 박지성-이동국-기성용-하대성의 공통점은? 차붐이 찍은 아이들 NAVER SPORTS (2013年7月19日) (朝鮮語)
  10. ^ a b Qatar vs. Korea Republic 1 - 1 SOCCERWAY (英語)
  11. ^ a b 김승용·심우연⇔하대성·이현승 FC서울-전북 2대2‘빅딜’ 東亜日報 (2009年12月25日)
  12. ^ '조연에서 주연으로' 서울의 상승세 이끄는 하대성 NAVER SPORTS (2010年10月19日)(朝鮮語)
  13. ^ Gyeongnam vs. Seoul 0 - 3 SOCCERWAY (2011年10月30日)(英語)
  14. ^ “서울, '주장' 하대성 임명...훈련 돌입”. osen. http://osen.mt.co.kr/article/G1109337796 12 May 2013閲覧。 
  15. ^ a b FC서울 하대성, 베이징 궈안으로 이적 합의 FCソウル (2014年1月3日)(朝鮮語)
  16. ^ 日韓戦直前特別企画(前編)「対日本不敗の英雄、ホン・ミョンボ韓国代表新監督」 ゲキサカ (2013年7月27日)
  17. ^ AFC年間国際最優秀選手候補に本田、長友ら ゲキサカ (2013年11月15日)
  18. ^ Dae Sung credits teammates for AFC Award nomination GOAL.com (2013年11月26日)(英語)
  19. ^ 河大成:我让北京球迷失望了 北京国安足球倶楽部 (2014年7月1日)(中国語)
  20. ^ 하대성, 中 베이징 떠나 日 도쿄 이적 임박 Dio Deo (2015年12月31日)(朝鮮語)
  21. ^ 元韓国代表主将のFC東京ハ・デソン。ACLでの母国チーム戦にかける思い。 Number Web (2016年4月18日)
  22. ^ a b 今夏Jクラブ間で移籍した10人。巻き返しを期す各クラブの補強策。早くも負傷した選手も…【編集部フォーカス】 フットボールチャンネル (2016年8月2日)
  23. ^ 【名古屋】F東京のハを半年間のレンタルで獲得へ - ウェイバックマシン(2016年7月3日アーカイブ分)スポーツ報知 (2016年6月26日)
  24. ^ ハ デソン選手 名古屋グランパスへ期限付き移籍のお知らせ FC東京 (2016年6月29日)
  25. ^ ハ デソン選手、移籍加入のお知らせ 名古屋グランパス (2016年6月29日)
  26. ^ サッカーダイジェスト No.1370』日本スポーツ企画出版社、2016年、33頁。 
  27. ^ サッカーダイジェスト No.1370』日本スポーツ企画出版社、2016年、22頁。 
  28. ^ a b ハ・デソン、J1残留へ「最後まで死力尽くす」 中日スポーツ (2016年10月27日)
  29. ^ ハ デソン選手、期限付き移籍満了のお知らせ 名古屋グランパス (2016年12月29日)
  30. ^ ハ デソン選手 期限付き移籍期間満了のお知らせ FC東京 (2016年12月29日)
  31. ^ a b 하대성 FC서울 복귀, 다카하기와 트레이드 スポーツ朝鮮 (2017年1月19日)(朝鮮語)
  32. ^ 서울, 하대성 오고 다카하기 떠나고 (2017年1月19日)
  33. ^ ハ デソン選手 FCソウルへ完全移籍のお知らせ FC東京 (2017年1月19日)
  34. ^ ‘중원 사령관’ 하대성, 친정 FC서울 컴백! FCソウル (2017年1月19日)(朝鮮語)
  35. ^ '상암의 왕' 하대성, 스승 최용수 따라 강원FC 코치진 합류” (朝鮮語). News1 Korea (2021年11月18日). 2021年11月18日閲覧。
  36. ^ アジア杯韓国代表予備登録メンバーにJリーガー6名も ゲキサカ (2010年12月7日)
  37. ^ W杯最終予選、韓国代表予備登録96名が明らかに Jリーグからは12選手 SOCCERKING (2016年9月5日)

関連項目

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外部リンク

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