中国サッカー・スーパーリーグ 各種表記 繁体字 :
中國足球協會超級聯賽 簡体字 :
中国足球协会超級联赛 拼音 :
Zhōngguó Zúqiú Xiéhuì Chāojí Liánsài 発音:
チョングオ ズーチュウ シェフイ チャオジー リェンサイ 英文 :
China Football Association Super League テンプレートを表示
中国サッカー・スーパーリーグ (中国語 : 中国足球超级联赛 、英語 : Chinese Super League , Chinese Football Association Super League , CFA Super League 、略称:中超、CSL)は、中国プロサッカーリーグ(中国リーグ)における1部リーグのことを指す名称である。
プロリーグ開幕前 [ 編集 ]
プロリーグが始まる前の旧国内リーグ・中国選手権は1951年に始まり、文化大革命 の影響による一時中断(1966年から1972年まで)をはさんで、プロリーグの始まる前年の1993年まで行なわれた。
ステート・アマ の選手で構成された各省の選抜チームが10数の地方代表の座を争った後、各都市持ち回りの全中国スポーツ選手権大会の開催地に集まってリーグ戦を行ない、毎年のチャンピオンを決めていた。
プロリーグ開幕 [ 編集 ]
1994年 に中国サッカー協会 (中国足球協会)が国内のサッカー競技レベルの向上を目指して設立された。
2003年 まで1部(甲A級)は15クラブ、2部(甲B級)は12クラブだったが、更なる試合質の向上を目指して2004年 度からそれぞれクラブ数を12と15に変更。1部を「中国超級」、2部を「中国甲級」と改めて再スタートした。なお中国語の「中国超級聯賽」(中国スーパーリーグ)の略として「中超」と記載されることもある。
その後、スーパーリーグのクラブ数を2005年 は14、2006年 は16に拡大(但し2006年は1クラブが出場辞退のため実質15クラブ)。
試合はホーム・アンド・アウェー の2回総当りである。リーグの外国人枠は最大7人で、内1人はアジア枠である。なお、ACL出場時には、外国人枠は4人(内1人はアジア枠)となる[1] 。
2013年からは、全クラブチームのユニフォーム・サプライヤーが全てナイキ に統一された。
中国国内のビッグクラブである広州恒大は2013年と2015年に2度のアジア王者に輝いている。一方で中国代表チームは低迷し、五輪や2014 FIFAワールドカップ とも予選敗退した。だがAFCアジアカップ2015 ではグループステージ敗退が有力視されていたが、ベスト8の成績で健闘した。
リーグの上位2クラブは翌年のAFCチャンピオンズリーグ グループステージ出場権が、3位クラブには同リーグプレーオフ出場権が与えられる(2020年現在)。
スター選手が参戦 [ 編集 ]
2010年代は豊富な資金力によって有力選手を相次いで獲得しており、2016年にはブラジル代表 のラミレス (江蘇蘇寧 )やコロンビア代表 のフレディ・グアリン (上海申花 )、コートジボワール代表 のジェルヴィーニョ (河北華夏幸福 )、アルゼンチン代表 のエセキエル・ラベッシ (河北華夏幸福 )などといった選手が移籍している。
2016年-2017年の冬季の移籍市場では、リーグ総計で史上最高となる3億8,800万ユーロに達した。一方で、リーグ側はクラブの獲得競争に歯止めをかけるために、同時にピッチに立てる外国人選手の上限を4人から3人に削減する新規則を導入した[2] 。
また、2017年6月に新たな規定を発表。移籍金が国外の選手では4500万元以上、国内の選手では2000万元以上となる場合、その同額を中国サッカー発展ファンドに支払わなければならなくなり、実質2倍の移籍金が必要となった[3] 。
2021年からはサラリーキャップ を導入。年俸上限が国内選手は500万元、U-21選手は30万元となり、国内選手の平均給与は300万元以下としなければならない。また、外国人選手の年俸上限は300万ユーロとなった[4] 。
所属クラブ(2021年) [ 編集 ]
クラブ名
ホームタウン
ホームスタジアム
収容人数
北京国安
北京市
北京国家体育場
80,000
長春亜泰
長春市
長春経開体育場
25,000
重慶斯威
重慶市
重慶市オリンピック・スポーツセンター
58,680
大連プロフェッショナル
大連市
大連体育中心
61,000
広州FC
広州市
天河体育中心体育場
58,500
広州シティ
越秀山体育場
18,000
河北FC
廊坊市
廊坊体育場
30,040
河南嵩山龍門
鄭州市
鄭州航海体育場
29,860
青島FC
青島市
青島体育中心国信体育場
45,000
山東泰山
済南市
済南オリンピック・スポーツセンター
56,808
上海申花
上海市
上海虹口足球場
33,060
上海ポート
浦東足球場
37,000
深圳FC
深圳市
深圳大学スポーツセンター
60,334
天津タイガース
天津市
天津オリンピック・スポーツセンター・スタジアム
54,696
武漢FC
武漢市
武漢五環体育中心
30,000
過去に中国スーパーリーグに参加したクラブ [ 編集 ]
クラブ名
在籍年数
備考
江蘇蘇寧
2009年-2020年
2021年にチーム解散
北京人和
2002年-2015年,2018年-2019年
2021年にチーム解散
天津天海
2017年-2019年
2020年5月12日にチーム解散
延辺富徳
2016年-2017年
2019年2月25日にチーム解散
遼寧宏運
2004年-2008年,2010年-2017年
杭州緑城
2007年-2016年
石家荘永昌
2015年-2016年
上海申鑫
2010年-2015年
大連実徳
2004年-2012年
2012年シーズン終了後、チーム解散
成都天誠
2008年-2009年,2011年
武漢光谷
2005年-2008年
2008年シーズン途中で脱退、チーム消失
厦門藍獅
2006年-2007年
2007年シーズン終了後、チーム解散
上海聯城
2005年-2006年
上海申花と合併
四川冠城
2004年-2005年
開催方式 [ 編集 ]
2004年以降の超級は「1ステージ制」である。また、超級リーグはシーズンの開幕時期を2004年から現在まで、「春秋シーズン制」(3月頃開幕、同年11月頃閉幕)を採用している。
開催日時 [ 編集 ]
基本的に開催期間内の毎週末(土曜日または日曜日)に開催される。
AFCチャンピオンズリーグ (ACL) に参加するクラブについては、ACLの試合がおおむね火曜日または水曜日に開催されることから、試合日・移動日との間隔を考慮して当該クラブの試合を平日に延期することがある。
中国代表 の強化を優先させる観点から、中国代表の出場する国際試合(FIFAワールドカップ ・AFCアジアカップ の本選・予選)あるいはU-23中国代表が出場する国際試合(オリンピックサッカー競技 ・アジア競技大会サッカー競技 )が行われる期間はリーグ戦が長期中断される。
試合方式 [ 編集 ]
16チームによる2回戦総当りのホーム&アウェイ方式による1シーズン(通年制 30試合)の成績で順位を決定する。
勝ち点は勝ち3点、引き分けは双方に1点、負け0点。最終的に勝ち点の多いチームが優勝。同点の場合、勝点が等しいチーム同士の対戦成績(当該チーム間の勝点・当該チーム間の得失点差・当該チーム間の得点数)・得失点差・得点数・規律得点の順で決める。
原則として、下位2チーム(15-16位)が自動的に降格し、翌年は甲級 所属となる。
試合方式の変遷 [ 編集 ]
詳細な試合方式については各シーズンの項目を参照の事。
年度
試合方式
備考
2004-
2回戦総当り、引き分け
2020シーズンは新型コロナウイルス感染拡大の影響により、8チームずつ2つのグループに分かれて予選を行い、各グループ上位4チーム計8チームが優勝を争う決勝トーナメントに、下位4チーム計8チームが降格を争う残留プレーオフに進む形で開催された。
クラブ別優勝回数 [ 編集 ]
個人賞 [ 編集 ]
最優秀選手賞 [ 編集 ]
得点王 [ 編集 ]
国内選手得点王 [ 編集 ]
ベストイレブン [ 編集 ]
最優秀GK賞 [ 編集 ]
最優秀新人賞 [ 編集 ]
最優秀監督賞 [ 編集 ]
最優秀主審賞 [ 編集 ]
フェアプレー賞(チーム賞) [ 編集 ]
関連項目 [ 編集 ]
外部リンク [ 編集 ]