リーガ1 (インドネシア)
ゴジェック・リーガ1 | |
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加盟国 |
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大陸連盟 | AFC (アジア) |
創立 |
2008 (インドネシア・スーパーリーグとして) 2017 (リーガ1として) |
参加クラブ | 18 |
リーグレベル | 第1部 |
下位リーグ | リーガ2 |
国内大会 |
ピアラ・インドネシア インドネシア・コミュニティ・シールド インドネシア・プレジデンツカップ |
国際大会 |
AFCチャンピオンズリーグ AFCカップ |
最新優勝クラブ | バヤンカラ (1回目) (2017) |
最多優勝クラブ | プルシプラ・ジャヤプラ (3回) |
テレビ局 | Indosiar、O Channel、tvOne |
公式サイト | liga-indonesia.id |
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リーガ1(インドネシア語: Liga 1, 英語: League One)は、PT Liga Indonesia Baruが運営する、インドネシアのプロサッカーリーグの最上位カテゴリ。2015年まではインドネシア・スーパーリーグ (ISL) と称していた。
歴史[編集]
1994年、インドネシアサッカー協会(PSSI)はそれまでに存在したセミプロのガラタマとアマチュアのプルスリカタンという2つのリーグを統合して、プロリーグのリーガ・インドネシア (Liga Indonesia) を設立した[1]。同リーグは最大で4つのディビジョンからなり、最上位ディビジョンはリーガ・インドネシア・プレミア・ディビジョン(Liga Indonesia Premier Division)と呼ばれ、1994-95シーズンから2007シーズンまで13シーズン続いた[1]。
2008-09シーズンから、国内の最上位カテゴリとしてインドネシア・スーパーリーグ(Indonesia Super League、ISL)が創設された。それに伴いリーガ・インドネシア・プレミア・ディビジョンは国内で2番目のリーグとなった。2011年にはPSSIの分裂抗争を受け、新たにインドネシア・プレミアリーグ(インドネシア語: Liga Prima Indonesia, 英語: Indonesian Premier League、略称:IPL)が創設された[2][3]。一方で、ラ・ニャッラ・マタリッティを中心とする派閥(KPSI)はIPLと別にスーパーリーグを継続した[4][5]。国内に2つのトップリーグが並立する事態が生じ、国際サッカー連盟(FIFA)も仲介に乗り出した[6]。2014年にトップリーグは統合され、ISLに一本化された[7]。
2015年、オーナーが同じ2つのクラブがISLに参加していることを問題視するインドネシアプロフェッショナルスポーツ機構(BOPI)の是正勧告をPSSIが受け入れなかったため、青年・スポーツ相はPSSIの活動を凍結する大臣令を出した[8][9][10][7]。2015シーズンのISLは開幕直後に中断された[8][10]。FIFAは規約で禁止している政府によるサッカー協会への干渉とみて、2015年5月から2016年5月までPSSIに資格停止処分を課した[11][10]。
2016年はISLの代わりにインドネシア・サッカーチャンピオンシップ(ISC)というトーナメントが開催された。これはPSSIによる公式な大会ではなく、優勝チームにアジアのクラブ大会への出場資格は与えられなかった[8][12]。
2017年に現在のリーガ1(Liga 1)に改称した[12]。バイクタクシー予約システム「GO-JEK」と旅行会社の「トラベローカ」がスポンサードし、「ゴジェック・トラベローカ・リーガ1」と称する。
2018シーズン所属クラブ[編集]
クラブ | 都市 | スタジアム | 収容人数 | 2017シーズン成績 |
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アレマ | Malang | Kanjuruhan | 42,449 | リーガ1 9位 |
バリ・ユナイテッド | ギャニャール | Kapten I Wayan Dipta | 25,000 | リーガ1 2位 |
バリト・プトラ | バンジャルマシン | May 17th | 15,000 | リーガ1 7位 |
バヤンカラ | ジャカルタ | PTIK | 3,000 | リーガ1 優勝 |
ボルネオ | サマリンダ | Segiri | 16,000 | リーガ1 8位 |
マドゥーラ・ユナイテッド | Pamekasan | Gelora Ratu Pamelingan | 15,000 | リーガ1 5位 |
ミトラ・クカール | Tenggarong | Aji Imbut | 35,000 | リーガ1 10位 |
プルセバヤ | スラバヤ | ゲロラ・ブン・トモ | 55,000 | リーガ2 優勝 |
プルセラ | Lamongan | Surajaya | 14,000 | リーガ1 14位 |
プルセル | Serui | Marora | 5,000 | リーガ1 15位 |
プルシブ | バンドン | Gelora Bandung Lautan Api | 38,000 | リーガ1 13位 |
プルシジャ | ジャカルタ | ゲロラ・ブン・カルノ | 76,127 | リーガ1 4位 |
プルシプラ | ジャヤプラ | Mandala | 30,000 | リーガ1 6位 |
PS TIRA | Bantul | Sultan Agung | 35,000 | リーガ1 12位 |
PSIS | スマラン | Moch. Soebroto | 20,000 | リーガ2 3位 |
PSM | マカッサル | アンディ・マッタラッタ | 12,000 | リーガ1 3位 |
PSMS | メダン | Teladan | 20,000 | リーガ2 2位 |
スリウィジャヤ | パレンバン | ゲロラ・シュリーヴィジャヤ | 23,000 | リーガ1 11位 |
歴代優勝クラブ[編集]
シーズン | 優勝 | 準優勝 | 3位 |
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2008-09 | プルシプラ・ジャヤプラ | プルシワ・ワメナ | プルシブ・バンドン |
2009-10 | アレマ・インドネシア | プルシプラ・ジャヤプラ | プルシバ・バリクパパン |
2010-11 | プルシプラ・ジャヤプラ | アレマ・インドネシア | プルシジャ・ジャカルタ |
2011-12 | スリウィジャヤFC | プルシプラ・ジャヤプラ | プルシワ・ワメナ |
2013 | プルシプラ・ジャヤプラ | アレマ・インドネシア | ミトラ・クカール |
2014 | プルシブ・バンドン | プルシプラ・ジャヤプラ | |
2015 | 中断 | ||
2017 | バヤンカラ | バリ・ユナイテッド | PSMマカッサル |
歴代得点王[編集]
シーズン | 選手 | 所属 | 得点 |
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2008-09 | ![]() ![]() |
プルシプラ・ジャヤプラ プルシク・ケディリ/プルシブ・バンドゥン |
28 |
2009-10 | ![]() |
ボンタン | 19 |
2010-11 | ![]() |
プルシプラ・ジャヤプラ | 22 |
2011-12 | ![]() |
プルシプラ・ジャヤプラ | 25 |
2013 | ![]() |
プルシプラ・ジャヤプラ | 25 |
2014 | ![]() |
ペルセバヤ・スラバヤ | 25 |
2015 | 中断 | ||
2017 | ![]() |
バリ・ユナイテッド | 37 |
歴代最優秀選手[編集]
シーズン | 選手 | 所属 |
---|---|---|
2008-09 | ![]() |
プルシプラ・ジャヤプラ |
2009-10 | ![]() |
アレマ・インドネシア |
2010-11 | ![]() |
プルシプラ・ジャヤプラ |
2011-12 | ![]() |
スリウィジャヤFC |
2013 | ![]() |
プルシプラ・ジャヤプラ |
2014 | ![]() |
プルシブ・バンドン |
2015 | 中断 | |
2017 | ![]() |
バヤンカラ |
スポンサー企業[編集]
- 2008-2011: Djarum (ジャルム・インドネシア・スーパーリーグ)
- 2011-2012: antv (インドネシア・スーパーリーグ)
- 2013-2023: BV Sport (インドネシア・スーパーリーグ)
国外リーグとの提携[編集]
- 2014年1月26日、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)とインドネシアスーパーリーグの主催者である「PT LIGA INDONESIA」とパートナーシップ提携を締結した[13]
脚注[編集]
- ^ a b “Indonesia - List of (Semi-)Professional Champions”. RSSSF. 2018年8月30日閲覧。
- ^ “15 Klub Ikuti Liga Primer Indonesia” (インドネシア語). 2015年4月3日閲覧。
- ^ “ISL dan IPL Akhirnya Bersatu” (インドネシア語). 2015年4月3日閲覧。
- ^ 堀之内健史 (2013年3月21日). “内紛のサッカー界統合 国務相「会議は成功」 火種は依然残る”. じゃかるた新聞 2018年8月30日閲覧。
- ^ エリック・ノヴェアント. “Goal.comアジアカウントダウンto2013:インドネシア”. Goal.com 2018年8月30日閲覧。
- ^ 堀之内健史 (2013年1月23日). “3選手最大8カ月超に 日本人への給料未払い 2リーグ分裂のイ・プロサッカー”. じゃかるた新聞 2018年8月30日閲覧。
- ^ a b アジアサッカー研究所/長谷川 (2015年7月21日). “アジア戦略にもダメージ。FIFAの制裁続くインドネシア”. アジアサッカー研究所 2018年8月30日閲覧。
- ^ a b c “Which footballers have their nationality in their surnames?”. The Guardian. (2016年11月2日) 2018年8月30日閲覧。
- ^ 堀之内健史 (2015年6月1日). “国際大会の出場停止 大統領「組織を刷新」 FIFAが処分決定”. じゃかるた新聞 2018年8月30日閲覧。
- ^ a b c 中島昭浩 (2017年1月17日). “3年ぶり再開へ 18チームで3月下旬開幕 サッカー国内リーグISL”. じゃかるた新聞 2018年8月30日閲覧。
- ^ “FIFA's Gianni Infantino has meeting to discuss lifting Indonesia ban”. ESPN. (2016年4月27日) 2018年8月30日閲覧。
- ^ a b “Football: Indonesia unveils new top-flight league”. The Star Online. (2017年4月12日) 2018年8月30日閲覧。
- ^ Jリーグがインドネシアスーパーリーグとパートナーシップ協定を締結…海外6件目(ゲキサカ 2015年2月13日閲覧)
外部リンク[編集]
- 公式サイト(インドネシア語)
- インドネシアサッカー協会公式サイト(インドネシア語)
- RSSSF.com - Indonesia - List of Champions(英語)
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